元のスレッド

季節外れの怪談スレ

1 名前:名無しさん :02/09/27 00:03 ID:GentY0R2
おまえらの知っている怪談・不思議体験・都市伝説etc.
教えてください。てか私が勝手に書き込みます。

2 名前:そこそこ男前非童貞20代 :02/09/27 00:03 ID:CZCy8fvY
  ∩∩
 ( ・●・)<        
(◎    )

3 名前:名無しさん :02/09/27 00:04 ID:M.y.L7uU
聴きたい聴きたい

4 名前:774 (1) :02/09/27 00:07 ID:GentY0R2
最初にお願いと注意を。
この文章を読む前に、身近なところに時計があるかどうか確認してもらいたい。
十分、二十分が命取りになりかねないので。では・・・

先月、高校時代の友人がポックリ病で逝ってしまい通夜の席で十数年ぶりに
集まった同級生の誰からともなく
「そのうち皆で呑もうなんていってるうちにもう3人も死んじまった。本気で
来月あたり集まって呑もうよ」という話になった。
言い出しっぺのAという男が幹事になって話しは進行中だが、なかなか全員
(男5、女3)のスケジュール調整がつかない。
どうしようかと思っていたら、さっきAから電話がかかってきた。こんな時間に…
と思ったが酔っ払ってたこともあって、9月に遅い休みをとる奴もいるし、10月に
入ってからにしようか、とか何とか話が弾んだ。今考えるとさっさと電話を切れば
よかったのだが…

5 名前:774 (2) :02/09/27 00:08 ID:GentY0R2
話のついでにAが言わなくてもいいことをつい口に出し、おれは酔った勢いでそれに突っ込んだ。
それは先月死んだ友人に先立つこと十年、学生時代に死んだBとCのカップルのことだった。
十年前AはB(男)の家(一人暮らしのアパート)で、Cと三人で酒を呑んだ。
直後、BCは交通事故で死亡。
Bの酔っ払い運転による事故という惨事だった。Aはその事故の第一発見者でもある。
おれは、2ちゃんねるのことをAに説明し、事故の第一発見者のスレッドに書き込めと
悪趣味な提案をしたのだ。
すると、Aはたちまちに声の調子が変わり「冗談じゃない!」と本気で怒り出した。
おれは、いささか鼻白み「むきになんなよ」と言い返したが、Aの怒りは収まらず
「じゃあ、あのときの話を聞かせてやるが、後悔するなよ」と言って恐ろしく早口で
話し出したのだ。

6 名前:774 (3) :02/09/27 00:09 ID:GentY0R2
おれ(A)がBCと呑んでいたとき、D先輩がいきなりBのアパートを訪ねてきた。
顔面真っ青で、突然「おまえ等、裏返しの話を知ってるか」と話し出した。
そのときおれは、酒を買い足しに行こうとしたときだった。Dさんが止める様子も
ないので、缶酎ハイを買いに出て十五分ばかり中座した。
部屋に戻るとDさんは大分くつろいだ様子で、おれが買ってきた酎ハイを喉を鳴らして
一気に呑んだ。
「なんの話だったんですか?」
「だから裏返しだよ」
「裏返し?」
「裏返しになって死んだ死体見たことあるか?」
「・・・いいえ。なんですか、それ?」
「靴下みたいに、一瞬にして裏返しになって死ぬんだよ」
「まさか。なんで、そんなことになるんですか?」
先輩は、くっくと喉を鳴らして笑った。

「この話を聞いて、二時間以内に、他の人間にこの話をしないと、そういう目にあうんだ」
おれは本気にしたわけではないが、聞き返した。
「不幸の手紙ですか?」
今なら「リング」ですか?とでもいうところか。
「なんとでも言え。とにかく、おれはもう大丈夫だ。モタモタしてないで、おまえらも話しに
いった方がいいぞ」
何かシラけたかんじになったが、買い足してきた分の酎ハイを呑み干して、宴会はお開きになった。
先輩はバイクで去り、BCはBのサニーに乗った。スタートした直後、サニーは電柱に衝突した。
呑み過ぎたのかと思い、すぐに駆け寄ってみると、BCは血まみれになっていた。
そんな大事故には見えなかったので、おれは少なからず驚いた。
いや、もっと驚いたのは二人が素っ裸だったってことだ。
車の中で楽しんでいたのかとも思ったが、そうでないことはすぐに分った。
二人は、完全に裏返しになっていたのだ。おれは大声で叫んだ。
「裏返しだ!裏返しで死んでる!」すぐに人が集まってきて、現場を覗き込んで、
おれと同じ言葉を繰り返した。だから、皆助かったのだろう。

7 名前:774 (4) :02/09/27 00:10 ID:GentY0R2
「お前がヘンなこというから話したんだぞ!」
Aはそういうとろくにさよならも言わず電話を切ってしまった。
おれはこんな話むろん信じないが、一応このレスを書いて予防しておく。
後は、2:00AMまでに誰かが読んでくれればいいのだ。
肝心な部分を読んでいないとカウントできない。読んだ方。一応後何時間あるか、時計でご確認を・・・

8 名前:ビデオテープ (1) :02/09/27 00:12 ID:GentY0R2
私が大学に通っていた頃に友人から聞いた話。
友人と同じサークルで泊まりがけで遊びに行ったグループがいた。
その時、仲間の一人がビデオカメラを持っていて、みんなふざけて色々写したそうだ。
その中の一つのテープに変な物が写っているとのことだった。
場所はどこかのトンネル、時間は夜中の12時くらい。
あたりは真っ暗で、かろうじて街灯の明かりが照らされている。
トンネルの中から、ふざけて手を振りながら歩いてくる仲間の女の子。
その右側奥のほうに7,8歳くらいの男の子が写っている。
手前の女の子は薄暗く写っているのに、その男の子はやけにはっきりと写っていて、
半ズボンをはいていて後ろ向きに立っている事も分かる。
あたりには民家はなく、こんな夜遅くに一人でいるのはおかしい。
しかも、女の子はこちらに歩いてくるのに、その男の子は後ろを向いたままぴくりとも動かない。
仲間内で、幽霊の写っているビデオということで大騒ぎになった。

9 名前:ビデオテープ (2) :02/09/27 00:13 ID:GentY0R2
うわさを聞いて、ビデオを見たいという人が出てくる始末。
撮った奴は得意げにビデオを貸したそうだ。
で、ビデオを見た一人が言う。
『これって怖いよな』
『横顔が見えそうで見えないところが特に』

おかしい。
男の子は後ろ向きに立っているので、横顔が見えるはずはない。

次に貸りた奴が言う。
『振り返ろうと、こっちを見ている右目が怖い』と。

手元に戻ってきたビデオを改めてメンバーで見た。
トンネルの中から歩いてくる女の子。
その右奥の方で男の子が後ろ向きに立って顔を横に向けて右目だけがこちらをにらんでいる。
みんな震えが止まらなかった。

10 名前:ビデオテープ (3) :02/09/27 00:13 ID:GentY0R2
その少年はビデオの中で生きている。
きっと、こっちに振り向いたときに何かが起こるんじゃないか...
私の友人はそのビデオを見ていない。
なぜなら、友人がそのビデオを借りる前に処分されたからだ。

11 名前:カップル(1) :02/09/27 00:14 ID:GentY0R2
ある若いカップルが、車で山道を急いでいました。
日もとっぷりと暮れた暗い山道です。
カーラジオからは、精神病院から抜け出した老人のことが報じられていました。
そんな時、突然車が故障してしまったのです。助けを呼ぶためには山を下って
民家のある村まで行かないといけません。彼氏は彼女をひとり車に残し、山を
おりることにしました。
ひとり残された彼女はドアをしっかりロックし、ひたすら彼の帰りを待ちました。


12 名前:カップル(2) :02/09/27 00:15 ID:GentY0R2
どれくらい待ったでしょうか?車のトランクのあたりから、
ズル、ズル…
と重いものを引き摺るような音が聞こえてきました。それは遠ざかりも近づきもせず、
一定のリズムを刻んでいます。
恐怖に身を震わせながら振り向いてみましたが、暗闇が濃くてよく見えません。
逃げ出したいにも何やらわけの分からないものが蠢く暗闇に飛び出してゆく勇気など
毛頭なく、そのまま時間だけが過ぎてゆきました。

13 名前:カップル(3) :02/09/27 00:16 ID:GentY0R2
彼女は自分のいる車を照らす眩しいライトで我にかえりました。
ズル、ズル…
あいかわらず無気味な音は聞こえていますが、目の前には救助隊が駆け付けていました。
「お嬢さん、もう大丈夫。ゆっくり車を降りてください。
でもいいですか、決して車の後ろを振り向いてはだめですよ」
救助隊にうながされ、車外に足を踏み出した彼女。
しかし、両方の足で立ち上がった瞬間、ふと気になって後ろを振り向いてしまいました。
彼女の目に映ったのは、首をとられて車のすぐ後ろの木に吊るされた、ボーイフレンド
の死体でした。

トランクにだらんと垂れ下がった足が、風にゆられて車をこすっていたのでした。

14 名前:ホテル(1) :02/09/27 00:17 ID:GentY0R2
5人の大学生が1999年の年末に某国に旅行に来た。
彼らは運よく100階建の最上階つまり100階の部屋に泊まれることになった。
大晦日の日、彼らはシンガポールのホテルにチェックインした。部屋に荷物を置き、
街に遊びに行こうとしてロビーを通った時に、フロントの人に「今夜2000年問題が
起こるかもしれないので、12時ちょうどにホテル内すべての電気を消します。
だからそれまでには帰ってきてくださいね。」と言われた。
しかし彼らは遊びに夢中になり、約束をすっかり忘れてしまい帰りが12時を過ぎてしまった。
フロントも真っ暗でエレベーターも止まっている。寒すぎてロビーで寝泊まることもできない。
仕方なく彼らは100階の部屋まで階段で行くことにした。
20階… 30階… 40階…とだんだんと足が棒になってきて、50階でついにバテてしまった。
「オイ、このまま上がっていくと、本当に足が動かなくなる。1階上がる毎に交代で怖い話しをして
気を紛らわそう」と一人が言った。

15 名前:ホテル(2) :02/09/27 00:18 ID:GentY0R2
5人は1階上がるごとに怖い話しをして何とか上にあがっていき、ついに99階にたどりついた。
すると最後の1人が「いいか、俺が今から話すやつは、本当に怖いからな!聞いて後悔するなよ!!」
と言った。(どんな話なのだろう…)仲間達は息を飲んだ。
そして、彼は口を開いた。




「1階に部屋の鍵を忘れた…」

16 名前:看護婦(1) :02/09/27 00:18 ID:GentY0R2
軽い肺炎を患い、二日ほど病院へ入院したときのことです。
昼間は、看護婦さんや同室の患者さんと話が弾んで楽しかったんですが、
夜ともなると話す相手もいなく、さらに悪いことにトイレに行きたく
なってしまったんです。

病室を出ると、廊下は暗くて、もの凄く怖かったのですが、この歳で
怖くておねしょなどしたくはないので勇気を振り絞ってトイレに向かいました。
 小さい方だったので、なんとかさっさとすますことができ、病室へ
戻ろうとしたときです。廊下から、「ガシャガシャ」というガラスの
ビンがぶつかり合うような音が聞こえてきたのです。

「ぐわ! 出てしまったか!」

と、心のなかで叫びつつ、しかし廊下に出ないことには病室へ戻れない
ので、そっとトイレから顔を出しました。
すると、なんと廊下を看護婦さんが、医療器具がたくさん積まれた台車
みたいなのを押して、鬼気迫った表情で疾走してくるのです。

17 名前:看護婦(2) :02/09/27 00:19 ID:GentY0R2
怖いと言うよりもの凄く怪しくて呆気にとられて見つめていると、
看護婦さんは私の前を猛烈な勢いで走り去っていきました。
その看護婦さんの顔は真っ青で、何かに恐怖しているかのような
もの凄い形相だったのを、いまでもはっきりと覚えています。
ああ、違う意味で怖かった・・・・・と思いながら廊下に出て看護婦さん
が走っていったほうに顔を向けたとき、私は凍りつきました。

看護婦さんが走っていった方向の部屋は全て扉が閉まっていて
その先は壁だったのです。
もちろん、扉が開く音など聞きませんでした。
その後、病室に戻った私は朝までずっと眠れませんでした。

なぜって・・・・・。朝までずっと、あの看護婦さんの走る音が
廊下から聞こえていたのですから・・・・・・。

その後、肺炎は完治して病院をでることになりましたが、その二日間
の夜の出来事は一生忘れることができません。

18 名前:774 (1) :02/09/27 00:20 ID:GentY0R2
タクシーの運転手が、或る夜に女性を乗せます。
しかしその女性は夜にも関わらずサングラスをしているのです。
不思議に思いつつも、顔立ち自体はとても美しい女性だったので
運転手は殆ど気にしていませんでした。
そして彼女は或るマンションで普通に降りていきました。
運転手はなんとなく(というか、彼女がとても美しい女性だったものですから)
そのままそのマンションを眺め、或る一室の明かりが灯るのを見、
「ああ、あそこが彼女の部屋か」
などと思ってその場を去ったのです。

その後、運転手は何度か、同じ場所、同じ時間に、
その女性を乗せることがありました。
そして彼女はいつも、同じマンションの同じ部屋に帰っていくのです。

そして或る夜、いつものように彼女が降り、部屋に明かりがついたのを確認したあと、
運転手は少々スケベ心を出し、そっとそのマンションに忍び込んでみたのです。

19 名前:774 (2) :02/09/27 00:21 ID:GentY0R2
運転手は、彼女をどうこうする気などは毛頭なく、
あの綺麗な女性の住むマンション(あわよくば部屋)をちょっと覗いてしまおう、
といった、軽い、イタズラ心でした。
幸い部屋は分かっています。
難なく部屋の前に辿り着き、周りに人気がないことを確認すると
彼はそうっと、鍵穴に目を近づけました。

そこに見えたのは、一面の赤と、少しの黒と、白い色。
小さい鍵穴から覗ける目一杯の範囲には、なんだかそんな色しか見えないのです。
距離感も掴めず、何か物があるのかどうかすらわかりません。
それにしても、一面の赤、というのは尋常ではありません。
運転手は急に無気味になって、慌ててその場を離れました。

20 名前:774 (3) :02/09/27 00:21 ID:GentY0R2
それ以来運転手は、どうにも彼女に会うのが恐ろしく、
いつも彼女がいた道を避けて通るようになり、以来、彼女に会うことはありませんでした。

或る日、運転手はふとその女性のことを思いだし、
同僚に彼女のことを言ってみたのです。
勿論マンションに忍び込んだなんて話はできませんから
「どこそこの道に、いつもこれこれこういう女がいるよな」と言った具合に。
するとその同僚も、彼女を乗せたことがあり
「ああ、いるな」と答えました。
思いがけず話が通じたので、運転手は少し嬉しくなり
「美人だよなあ」と、言ったのです。

21 名前:774 (4) :02/09/27 00:22 ID:GentY0R2
すると同僚はこう答えました。
「ああ、美人だよな。
でも、どうしてあんなに目が赤いんだろう?」



…わかりませんか?
私も最初に聞いたときはピンとはきませんでした。
つまり、
運転手が鍵穴を覗いてるとき、
その女性も、扉の向こうで同じくこちらを覗いていたのです…

22 名前:名無しさん :02/09/27 00:23 ID:GentY0R2
ある雪山に助手と撮影に行った。雑誌の仕事だった。
撮影何日か目に助手が怪我をした。
まだ予定枚数撮れてないので、雪山を降りる事は出来ず撮影続行。
助手の怪我は悪化し、何日後かに助手は死亡。
それでも仕事を終えてなかったので山を降りる事が出来ず
泊まっていた山小屋の側に助手を埋め、一人で撮影を続けた。
朝、カメラマンが目を覚ますと何故か助手の死体が横にある。
「埋めたはずなのにな...」とまた助手の死体を埋めて撮影へ。
これが何日も続くので、さすがにおかしいと思い、最終日
自分の寝姿が写る位置で連続写真が撮れるカメラを設置し、寝た。
次の朝、やはり助手の死体は自分の横にあった。そして下山した。
会社に戻ったカメラマンは、昨夜山小屋に設置したカメラのフィルムを
自分で現像した。 そこに写っていたのは、
起き上がり、寝袋から出、山小屋から出、助手の死体を担ぎ、
自分の横に置く、自分の姿だった。

23 名前:オフ会(1) :02/09/27 00:24 ID:GentY0R2
ネットで知り合った8人の若い男女がオフ会をやる事になった。
ほとんどがリアルでの面識は無い者ばかりで多少の不安もあったが、
結局、みんなで集まって遊園地で遊ぼうという事になった。
そして当日になり、待ち合わせの場所に次々と参加者が集まってきたが、
Aという名前の男がなかなかやって来ない。
仕方がないので7人で行こうかという事になった時、
いつのまにか1人の若い男が近くにいるのに気づいた。
そこで、もしかしたらと思い、声をかけると、
「じゃあ、行きましょうか」と言って彼は立ち上がった。
やけに不自然な言動だったが、
その時はみんなじれていて、たいして気にも止めなかった。
お互いに簡単に自己紹介をした後、みんなで遊園地へ入り、
最初の内はぎこちなかった彼等も、
やがてワイワイと賑やかに遊ぶようになったが、
Aだけはどこか打ち解けないところがあった。

24 名前:オフ会(2) :02/09/27 00:24 ID:GentY0R2
普通に話はするし、他の人に話題を振られても反応はするのだが、
どうも相手を見下して馬鹿にしてるような雰囲気があった。
チャットやBBSでは、もっと積極的に話を盛り上げるキャラだったはずなのに、
そのリアルでの性格のギャップにみんな不審を抱いていた。
しかしネット上でもAは自分の事だけはあまり語らなかったので、
一体どういう人物なのか誰にもよく分からなかった。
その為、一度は盛り上がった場も、なんとなくしらけてしまい、
日が暮れて、今回はこれでお開きにしようという事になった。
ところが、それぞれが別れて帰るという時になると、
Aは、「僕と同じ方向へ行く人がいたら車で送りますよ」と言った。
ほとんどの人は電車で来ていたが、Aは車で来ていて、近くに止めているらしかった。
確かにこれまでのAの冷めた調子には気に食わないところもあったが、
彼の言葉に甘えれば電車賃がタダになる。
結局、Tという男と、Sという女がAの車に便乗させてもらう事になった。
こうして初対面3人の夜のドライブが始まった・・・。

25 名前:名無しさん :02/09/27 00:25 ID:M.y.L7uU
へっへへ、怖くて見れねぇぜ。

26 名前:オフ会(3) :02/09/27 00:25 ID:GentY0R2
Aの車は中古らしいが、かなり手入れがゆきとどいていた。
車はやがて郊外に入り、片側二車線の道に入った。
まだそんなに遅い時間でもないのに、彼等の乗った車以外はほとんど無く、
窓の外には明かりがほとんど見えず、時折ガソリンスタンドや自販機の光が見えるばかりだ。
車内でTとSはたわいない雑談をしていたが、
Aは自分からは何もしゃべろうとはせず、時々話を振っても軽く受け答えするだけだった。
窓の外は暗い林がずっと続いている。
よく見ると、たくさんの石の地蔵が並んでいる。
ライトの光に浮き上がるそれはひどく異様だった。
頭が酷く欠けているもの、
口に亀裂が入って不気味に笑ってるように見えるもの
顔が真っ二つに割れているもの、
1つとしてまともなのが無いのである。
異様な光景に気づいたTとSは気分が悪くなり、さらに嫌な予感がした。
「この辺りは結構出るそうですよ」
珍しくAが自分のほうからボツリと言った。

27 名前:オフ会(4) :02/09/27 00:26 ID:GentY0R2
「・・・出るってなにが?」
「出るんだそうです」
「・・・だから、何が?」
Tが尋ねてもAは何も言わない。
「あのう、この車、さっきから同じところを走ってませんか?」
窓の外を見ていたSが言った。
「ほら、あのガソリンスタンドと自販機、さっきも通りすぎましたよね」
確かに彼女が指差す先にはそれらの明かりが通りすぎてゆく。
「そんなことはないですよ」
答えたのはAだった。抑揚のない棒読み口調だった。
「この道路は一本道ですからね、曲がってもいないのに同じところは走れませんよ。
郊外の道なんてみんな似てますからね。気のせいですよ」
Aは初めてと言っていいくらいペラペラとしゃべり、最後にヒヒヒッと低く笑った。
その笑い声を聞くと、TもSもそれ以上何も言えなくなった。


28 名前:オフ会(5) :02/09/27 00:27 ID:GentY0R2
しばらく沈黙が続いた後、Aは手をのばして何やらゴソゴソやるとテープを取り出した。
「何かかけましょうか」
Aはテープをカーステレオに押し込んだ。
ところが音楽が流れてこないのである。2、3分たっても、まったく何も。
沈黙と圧迫感に耐えかねたTが口を開いた。
「・・・何も聞こえないんだけど」
「・・・・・・」
「・・・ちゃんと入ってるの?」
「・・・・・・」
「・・・ねえ?」
「聞こえないでしょう? なんにも」
「・・・ああ」
「深夜にね、家の中でテープをまわしておいたんですよ
自分は外出してね。家の中の音を拾うようにテープをまわしておいたんです」
「・・・なんでそんなことしたわけ?」
「だって、留守の間に何かが会話しているのが録音できるかもしれないでしょ」
「・・・何かって・・・なんだよ?」
「・・・・・・」

29 名前:オフ会(6) :02/09/27 00:27 ID:GentY0R2
Tは初めて相手が答えなくて良かったと思った。
それ以上、Aと会話してはいけないと思った。
するとSが突然悲鳴をあげた。
窓の外にはまたあの不気味な地蔵が並んでいたのだ。
「おい、とめろ!」
Tが叫んだが、Aは何も言わない。
「とめろ!」
さらにTが叫ぶと、静かに車は止まった。TとSは転がるように車から降りた。
車はすぐに再発進して遠ざかっていった。

残されたTとSが辺りを見まわすと、2人は顔を見合わせて顔面蒼白になって震えた。
そこには石の地蔵など無く、それどころか彼等が遊んだ遊園地のすぐ近くだった。
一本道をずっと走ったのに、どうやって戻ってきたのか全く分からなかった。
それだけではなかった。
あとで他の参加者に連絡を取ろうとしたら、
なんと本物のAは時間を間違えて待ち合わせの場所へ来て待ちぼうけを食らって、
そのまま帰ったといういうのだ。
だとしたら、オフ会に参加したあの男は一体何者だったのか?
後日、Tはほとんど同じ道をたどる機会があったが、
道路の何処にも石の地蔵など無かったという・・・。


30 名前:名無しさん :02/09/27 00:29 ID:GentY0R2
おお、3つもレスが憑いて嬉しいぞ。
引き続きコピペします。

31 名前:名無しさん :02/09/27 00:30 ID:GentY0R2
そんなに怖くないのですがきいてください
私がまだ4〜5歳の頃の話です。
当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。
まだ小さかったので母と女湯に入っていました。
或る日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、湯船の
中でプールよろしく遊んでいました。
今迄気付かなかったのですが、湯船の横から階段状になりドア
が付いているんですね(何処もそうなのかも知れません)
私はふとそのドアが気になって段々を昇りドアの前まで行った。
ドアノブの直下に大きな鍵穴があるのです。

ワクワクして覗きました。・・・・・向こう側は何かに覆われて見えない。
なんだ、ツマらない。いったん顔をあげました。
何を思ったかもう一度鍵穴を覗き込んだのです。
ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました
おわースゴい。夢中になって覗いていました。
ドアの向こうの気配、それとも何かが知らせてくれたのか
突然、私は目を離し身を引いたのです。
そして次の瞬間、鍵穴からはマイナスドライバーの先端が狂ったように
乱舞していました。・・・・・・
私は息を呑みそこを離れ、コワくて母親にさえ話すことが出来ませんでした。

32 名前:名無しさん :02/09/27 00:30 ID:GentY0R2
中学生3人が廃院になっていた病院に行った。
それは大和川沿いにあるリバーサイド病院。
そこでその内の一人の少年が、地下に会ったある部屋から
病院に入ったことを証明する為にカルテを持ち出した。
そして、何事も無く3人は帰途についた。

しかし、その日の深夜。
カルテを持ちかえった少年の家で鳴る電話。
とってみると、

「こちらリバーサイド病院ですが、
手術で使うのでカルテを返してください」

怖くなった少年は急いで病院にカルテを返しに行った。
やはりそこは廃院になっている。
カルテを置いて急いで少年は家に帰った。

すると翌日また電話がかかってきた。

「これから貴方の手術をするので病院に来てください」

33 名前:名無しさん :02/09/27 00:31 ID:GentY0R2
今から数十年前、今の運輸省にあたる政府機関で、
道路標識の統一事業が行われました。
そして、いくつかの標識は一般公募でデザインを決める事になりました。

そのうち「歩行者」をあらわす標識に選ばれたのは、ある写真家が撮った
「手をつなぐ父と娘」の写真でした。
デザインの決定をうけて、標識はすぐに日本中に設置されました。
政府職員は記念品を贈呈する為、モデルになった女の子の家を調べて訪れました。
しかし、女の子は行方不明になっていました。

その写真は、「父と娘」の姿ではなく誘拐犯に連れて行かれる女の子の姿
をたまたま写してしまったものだったのです。


34 名前:名無しさん :02/09/27 00:32 ID:GentY0R2
ある男がアメリカに一人で旅行に行った。
1ヶ月くらい経ちそろそろ旅も終りかというある日、とあるバーに酒を
飲みに行った。 一人で酒を飲んでいたが、見知らぬ女性が話しかけて
きて一緒に飲む事に成った。
1ヶ月近く一人旅をしていたから、寂しくなってきていた男はそれはそれは
女性と楽しくおしゃべりしながら酒を飲んでいた。

ふと気がつくと、どうやら男はいつのまにか寝てしまったらしい。
ついつい酒が進み疲れもあってか寝てしまったようだが、男は目が覚めた。

周りを見渡してみるとバーではなかった。
寂びれたホテルの浴室の、バスタブの中で寝てしまったようだ。
風呂からあがろうとするが、なかなか体が言う事を聞かない。
男はギョッとした。男は「お湯」ではなく「氷水」に浸かっていたのだ。
「何故?」と男は思い、ふとバスタブの壁を見ると
「助かりたければここに電話しろ」という言葉と警察の電話番号が書かれていた。
男はなんとか体を動かし電話して病院へ運ばれた。

病院で初めて分かったそうだが、男の二つあるはずの腎臓が
一つ無くなっていたそうだ。

35 名前:774(1) :02/09/27 00:33 ID:GentY0R2
ある女性(仮にA子)が都内のマンションの一部屋を借りました。
その物件は新築、安い、会社に近い、というふうに文句なしのマンションで、
好条件にも関わらず、A子が借りた部屋以外にも何部屋か空きがありました。
なぜ安いのかは借りた後に分かりました。住民の話によると、最近、6階のとある部屋で
女性が首をつって自殺をしたとのこと。それから、夜遅くに一人でエレベーターに乗ると、
6階で誰もいないのに必ず止まってドアが開くという噂が流れ始めたそうです。
しかし何部屋も空きがある、つまり住民がマンションから去っていくということは、それが
ただの噂ではないという証拠ではないだろうか、とA子は思いました。A子は気味悪く
なりましたがこの好条件の物件を手放したくはなく、自分に“会社はいつも早く終わるし、
夜遅くに帰ってこなきゃ大丈夫だ”と言い聞かせました。

36 名前:774(2) :02/09/27 00:34 ID:GentY0R2
とある日、はじめて残業をさせられました。終わった頃にはもう12時近く。
転がり込める友人宅も近くにはなく、しぶしぶマンションに向かいました。エレベーターの
前までくると、やっぱり乗る気がでません。しかし運悪く、彼女の部屋は9階にあります。
階段を使うにはあまりにも遠すぎます。仕方なく一人でエレベーターに乗り、9階のボタンを
押しました。 いやな音とともにエレベーターが上がります。“お願いだから6階で止まらないで”
と必死に彼女は思いました。が
6階に差し掛かったとき“チーン”という音と共にドアが開きました。

エレベーターからは薄暗いフロアーが見えます。

”うわあぁぁぁ!”とA子はパニックに陥りました。
奥の方にある一つの部屋のドアに木の板がガムテープの様な物で×印に貼り付けられているのが
見えました。
”あの部屋だ”と確信し、必死にエレベーターを閉めるボタンを何度も押しました。
ゆっくりとドアがしまり、また何事もなかったように9階まで上がりました。
A子は走って部屋に戻り、その晩は明かりをつけっぱなしにして寝ました。

37 名前:774(3) :02/09/27 00:35 ID:GentY0R2
子はこの一件により、本気でこのマンションがいやになりました。
ほかの去っていった住民の気持ちが痛いほどわかります。しかし、この物件に値するほどの所は
他にはありません。それほど安く、良い物件だったのです。A子は”もう絶対に夜遅くには帰らない”
と決心して住み続けることにしました。
時は流れ冬を迎え、会社の忘年会の日が訪れました。全員強制出席ともあって、もちろんA子も
出席しました。みんな飲みまくり、終わった頃には夜中の2時すぎでした。みんな別れたあと、
A子は友達の家に転がり込もうと思いましたが、2時すぎにそんな理由で転がり込むのは
ちょっと気が引けました。 酒も入っていたので”大丈夫だろう”という思いでタクシーで
マンションに帰りました。
千鳥足でエレベーターに乗り込み、9階のボタンを押します。

38 名前:774(4) :02/09/27 00:35 ID:GentY0R2
エレベーターが上がり、6階に近づくにつれてA子の酔いが次第にさめてきました。
”もう止まるなよ”という思いとは裏腹に、やはり“チーン”と6階で止まりました。
ドアが開き、また薄気味悪いフロアーが見えます。
A子の酔いは完全に醒め、顔が青ざめていきます。しかし、ふと思いました。
”まてよ。もしかしたらいたずら好きの奴がエレベーターを止めてるのかも”
そう思い、思い切ってドアから身を乗り出してエレベーターのボタンのほうを確認しました。

しかし、人っ子一人いません。
不気味なくらい静まり返ってます。

”うわー! やっぱり誰もいない”と思いエレベーターの中に戻ろうとしたその時
エレベーターの横のドアが収納される面は鏡のようになってます。
そこにA子の顔が映ったのですが、A子の顔の真上に髪の長い青白い女性の顔が映り込んでいました。
A子をじっとにらんでいる女性の顔が。
「・・・・・・・!!!」A子は一目散にエレベーターから走り去り、階段を駆け下りました。
その後、友達の家に押し入り、その部屋を引き払ったのはいうまでもありません。



A子はショートヘアーの女性なのですが、彼女が階段を駆け下りていたとき、ずっと彼女の頬に
長い髪が“ファサ、ファサ”と当たっていたらしいです。

39 名前:774(1) :02/09/27 00:36 ID:GentY0R2
私の実家は鹿児島県のとある離島なんです。凄く田舎で、さらに曾祖父の時代
ですから電気とかもまだちゃんと通ってなかったような頃の話しです。
なんだか私だけ知ってて誰にも話さずにいるのって何だかなので
ここに書きこませて頂きますね(なんだか記憶あやふやなところもありますが)。
ある日、曾祖父は知合いと漁にでたんです。嵐になりそうな日だったらしいです。
魚って嵐の前とかって海でじっとしてるから釣れやすいんですよ。
それで、どんどん釣れるのでどんどん沖にでて漁をしていたらしいのです。
知合いの船とはとっくに離れてしまってもう見えなくなっていたみたいです。
そうしたら、急に風が強くなってきて海が荒れてきてかなりやばい状態になったそうです。
(そのころはもちろん木舟です)
そろそろ帰らないと真面目にやばいとおもって帰ろうとしたそうなんですが、魚がたくさん
釣れるのに夢中で島はかなり遠ざかっているのに気付かなかったそうです。霧は濃くなって
きたし、波は荒れてくるし、相応の覚悟をきめたそうです。

40 名前:774(2) :02/09/27 00:37 ID:GentY0R2
そうしたところ、霧のむこうからなにやら大きな舟の影がみえたんです。乗り移らせてもら
えば助かる!そうとっさに思って、舟がこちらに近づいてくるのを待っていました。
当時木舟には水が入ってきたとき、すくって捨てるように杓子が備えつけられていたんです。
近付いてきた大きい舟の人が上から杓子を渡すようにジェスチャーしました。曾祖父は嫌な
予感がしてとっさに杓子の底を割って大きい舟に乗っている人に渡したんです。

そうしたらその人は杓子で何回も曾祖父の舟に水をすくって入れようとするんです。
もちろん、底が割ってあるので水は溢れます。曾祖父は気が長くなる程ずっと大きい舟の人たちに
杓子で水を入れられていたそうです(木舟って本当に小さいので長い時間されると、やっぱり
沈んでいくんでしょうね)。
それから、霧が晴れてきて、大きい舟はどんどんと遠くなっていきました。曾祖父は必死に
舟を島までこいで帰ったそうです。沖では、みんなもう曾祖父はダメだろうと思っていた
みたいなので、かなり吃驚されたそうですが。

41 名前:774(3) :02/09/27 00:38 ID:GentY0R2
最後に、曾祖父は『あの幽霊舟に、一緒に漁にでた知合いがのっているのが見えた。
そいつは帰ってこなかった』と言っていました。
それから数カ月して曾祖父は亡くなりました。
それから、日本昔話で幽霊船の話を読んで凄くゾッとしましたよ(^^;)
本当かどうかはしらないのですけど、実家の島は毎年よく人が山で行方不明になったり不思
議なことがおこったりするみたいです。

42 名前:774(1) :02/09/27 00:38 ID:GentY0R2
川原で手紙を焼いている男を見た。

次の日も、また次の日も男は同じ場所で手紙を焼いていた。
ある日、偶然その男の手紙の内容が見えた。
「殺してやる」と書かれてあった。

気になったので男に声をかけてみると、その手紙は毎日のよう
に届くイタズラで困っているという。
ふと目を上げると、男のちょうど対岸に黒い影があるのに気がついた。


43 名前:774(2) :02/09/27 00:39 ID:GentY0R2
そのころ、町で1つの噂が流れていた。家が1軒全焼する火事が
あり、その家の奥さんが焼死したが、火元が不審で且つ奥さん
には多額の保険金がかけられており、保険金目当ての殺人ではないか
という噂だった。
次の日も男は川原で手紙を焼いていた。対岸の黒い影は今は
川の中程にあるような気がする。

44 名前:774(3) :02/09/27 00:40 ID:GentY0R2
そんなことがあってしばらくの間、その川原には行かなかったが
ある日ふと思った。あの男はまだ手紙を焼いているのだろうか、と。
気になって行ってみると、やはり男はいた。今日も手紙を焼いている。
私はもうここで手紙を焼いたりしないほうがいいんじゃないですか、
と声をかけた。
しかし、男が不審者を見るような目で、面倒くさそうに構わないでもらいたいと
言ったのでそれ以上何も言わず、その場を離れた。


私は見てしまったのだ。
真っ黒に焼け焦げた人のようなものが男に手を伸ばしているところを。
その指はもうすこしで男の肩にかかりそうだった。

あとは知らない。とりあえず私は1度は警告をしたのだ。

45 名前:774(1) :02/09/27 00:41 ID:GentY0R2
Kさんという若い女性が、両親そしておばあちゃんと一緒に
住んでいました。おばあちゃんはもともとはとても気だての
よい人だったらしいのですが、数年前から寝たきりになり、
だんだん偏屈になってしまい、介護をする母親に向かって
ねちねちと愚痴や嫌味をいうばかりでなく
「あんたたちは私が早く死ねばいいと思っているんだろう」などと繰り返し
たりしたため、愛想がつかされて本当にそう思われるようになりました。
介護は雑になり、運動も満足にさせて貰えず、食事の質も落ちたために
加速度的に身体が弱っていきました。最後には布団から起き出すどころか
身体も動かせず口すらもきけず、ただ布団の中で息をしているだけというような
状態になりました。はたから見ていても命が長くないだろうことは明らかでした。

46 名前:774(2) :02/09/27 00:41 ID:GentY0R2
Kさんの部屋は2階にあり、ある晩彼女が寝ていると、不意に外で
クラクションの音が響きました。Kさんはそのまま気にせず寝ていたのですが
しばらくするとまた音がします。何回も何回も鳴るので、時間が時間ですし
あまりの非常識さに腹を立ててカーテンをめくって外を見ました。

Kさんはぞっとしました。家の前に止まっていたのは大きな一台の
霊柩車だったのです。はたして人が乗っているのかいないのか、
エンジンをかけている様子もなくひっそりとしています。
Kさんは恐くなって布団を頭から被りました。ガタガタとふるえていましたが
その後は何の音もすることなく、実に静かなものでした。

47 名前:774(3) :02/09/27 00:42 ID:GentY0R2
朝になってKさんは、両親に昨日の夜クラクションの音を聞かなかったかどうか
尋ねました。二人は知らないといいます。あれだけの音を出していて気づかない
わけはありませんが、両親が嘘をついているようにも見えないし、
つく理由もないように思われました。朝になって多少は冷静な思考を取り戻した
のでしょう、Kさんは、あれはもしかしておばあちゃんを迎えに来たのではないか
という結論に至りました。彼女にはそれ以外考えられなかったのです。
しかし、おばあちゃんは相変わらず元気なままでした。

翌日の夜にも霊柩車はやって来ました。次の夜もです。Kさんは無視しようと
したのですが、不思議なことにKさんが2階から車を見下ろさない限り、
クラクションの音は絶対に鳴りやまないのでした。
恐怖でまんじりともしない夜が続いたため、Kさんは次第にノイローゼ気味に
なっていきました。

48 名前:774(4) :02/09/27 00:43 ID:GentY0R2
7日目のことです。両親がある用事で親戚の家に出かけなくてはならなく
なりました。本当はKさんも行くのが望ましく、また本人も他人には言えない理由で
そう希望したのですが、おばあちゃんがいるので誰かが必ずそばにいなくてはなりません。
Kさんはご存じのようにノイローゼで精神状態がすぐれなかったために、両親は
なかば強制的に留守番を命じつつ、 二人揃って車で出ていきました。
Kさんは恐怖を紛らわそうとして出来るだけ楽しいTV番組を見るように努めました。
おばあちゃんの部屋には恐くて近寄りもせず、食べさせなくてはいけない昼食も
そのままにして放っておきました。
さて両親は夕方には帰ると言い残して行きましたが、約束の時間になっても
帰って来る気配がありません。

時刻は夜9時を回り、やがて12時が過ぎ、いつも霊柩車がやって来る時間が刻一刻と
迫ってきても、連絡の電話一本すらないありさまなのでした。
果して、その日もクラクションは鳴りました。Kさんはそのとき1階にいたのですが
間近で見るのはあまりにも嫌だったので、いつもの通りに2階の窓から外を見下ろしました。

49 名前:774(5) :02/09/27 00:43 ID:GentY0R2
いつもはひっそりとしていた車から、何人もの黒い服を着た人達が下りてきて、門を開けて
入ってくるではありませんか。Kさんはすっかり恐ろしくなってしまいました。そのうちに
階下でチャイムの鳴る音が聞こえました。しつこく鳴り続けています。
チャイムは軽いノックの音になり、しまいにはもの凄い勢いでドアが
「ドンドンドンドンドンドン!」
と叩かれ始めました。Kさんはもう生きた心地もしません。ところがKさんの頭の中に、
「 もしかして玄関のドアを閉め忘れてはいないか」という不安が浮かびました。
考えれば考えるほど閉め忘れたような気がします。Kさんは跳び上がり、ものすごい勢いで
階段をかけ下りると玄関に向かいました。ところがドアに到達するその瞬間、玄関脇の
電話機がけたたましく鳴り始めたのです。

激しくドアを叩く音は続いています。Kさんの足はピタリととまり動けなくなり、両耳を
おさえて叫び出したくなる衝動を我慢しながら、勢いよく受話器を取りました。
「もしもし!もしもし!もしもし!」

50 名前:774(6) :02/09/27 00:44 ID:GentY0R2
「○○さんのお宅ですか」
意外なことに、やわらかい男の人の声でした。
「こちら警察です。実は落ち着いて聞いていただきたいんですが、先ほどご両親が
交通事故で亡くなられたんです。あのう、娘さんですよね?もしもし、もしもし・・・」

Kさんは呆然と立ちすくみました。不思議なことにさっきまでやかましく叩かれていたドアは、
何事もなかったかのようにひっそりと静まり返っていました。
Kさんは考えました。もしかしてあの霊柩車は両親を乗せに来たのでしょうか?
おばあちゃんを連れに来たのでなく?
そういえば、おばあちゃんはどうなったのだろう?
その時後ろから肩を叩かれ、Kさんが振り返ると、動けない筈のおばあちゃんが立っていて、
Kさんに向かって笑いながらこう言いました。


「お前も乗るんだよ」

51 名前:774(1) :02/09/27 00:45 ID:GentY0R2
ある高校生の男女8人が、一人の家に集まって怖い話をしていたそうです。
夜も更けてきたところで、肝試しに行くことになりました。
でも本当の目的はむしろ、男女ペアになって行くということのほうが楽しみだったので、
場所は安直に彼らの通う高校に行くことにしたそうです。
しかしこの高校は築100年近くたっていたので、行ってみると思ったより迫力があります。
早速男女ペアになって、一組づつ学校の周りを一周することになりました。
校内には入れなかったので、周りを一周するだけならせいぜいかかる時間は20分ほどです。
まず最初の1組が出発しました。皆で冷やかしたりしながらにぎやかに去っていきました。
しかし、20分たっても30分たっても戻ってきません。
2人っきりで何をしてるんだろうかと冷やかしながら、2組目が出発しました。


52 名前:774(2) :02/09/27 00:45 ID:GentY0R2
しかし、やはり彼らも帰ってきません。
3組目が出発することになりました。
このころにはさすがに深刻になってきていて、絶対一周ったら戻ってくるし、他のやつらも
見つけたら連れてくると約束して出発しました。
そしてこの3組目も戻ってきません。
1組目が出発して、既に時間は2時間以上経っていました。
とうとう残った2人のうち女の子の方が泣き出しました。
男の子はしばらく黙っていましたが、やがて「俺が行ってくる。もし30分経っても
俺が戻ってこなかったら警察へ行け。絶対待つなよ。」と言い残して駆け出しました。
そしてその子も戻ってきませんでした。

53 名前:774(3) :02/09/27 00:46 ID:GentY0R2
残された女の子は泣きながら、それでも1時間待ったそうです。
そしてその足で、警察へと向かいました。警察官が探しても見つかりません。
しかし夜もすっかり明けたころ、とうとう7人は見つかりました。
その高校にはグランドの端に、古くなった旧体育館があるそうです。
そこのトイレを開けると、7人全員が首をつっていたそうです。
女の子の証言から自殺する理由がないと思われたのですが、他殺の痕跡はなく
受験生の集団ヒステリーとして片付けられたそうです。

その学校には、これといった怪談話もなかったそうです。

54 名前:階段(1) :02/09/27 00:47 ID:GentY0R2
そのマンションの1室は、人が居着かない場所でした。
入居しても一週間以内に出ていってしまうのです。
その部屋は丁度2階の端っこ、7段ある階段を上ったすぐのところにありました。
大家さんは嫌な感じがして気になっていたのですが、ある日ついに一週間以上経っても
出ていかない人が現れたのです。
大家さんは安心しながらも、気になって訪ねていきました。
住人は出てきませんでした。
様子がおかしいので、大家さんは警察を呼び一緒に中に踏み込み、住人が変死しているのを
発見しました。
死亡原因がはっきりしないと言うことで
警察は原因を突き止めるために今までそこに入居したことのある人達を訪ねたそうです。
ところが一様に、話したがらない。どうにか「刑事さんがそこまで言うなら・・」
と聞けた話は・・・

55 名前:階段(2) :02/09/27 00:48 ID:GentY0R2
夜になると、子供の声がするそうです
初日は「かいだんひーとつのーぼった」
なんだ?と思い起きてみるが、それ以上何事もなく
気のせいだと思ってやり過ごす。
が、次の日
「かいだんふーたつのーぼった」
3日目
「かいだんみーっつのーぼった」
4日目・・5日目・・・6日目
徐々に近くなってくる声
階段は7段しかありません。
それに恐れた住人は皆逃げ出していたのです。
結局、7日目に何が起こるのか
それを知っているのは死んだ彼だけなのです。

56 名前:田中河内介の最期(1) :02/09/27 00:51 ID:GentY0R2
大正時代の始め頃、東京の京橋に「画博堂」という書画屋があって、そこの3階には
同好の志が集まって持ち寄った怪談話をかわるがわる話し合うということがよく行われていた。
ある日、その画博堂に見なれない男がやってきて、自分にも話をさせてくれと言う。
どんな話かと聞くと、田中河内介の話だという。田中河内介は明治維新時の知られざる
尊皇志士のひとりである。
その男は、「田中河内介が寺田屋事件のあとどうなってしまったかということは話せば
よくないことがその身にふりかかって来ると言われていて、誰もその話をしない。
知っている人はその名前さえ口外しない程だ。そんなわけで、本当のことを知っている人が
だんだん少なくなってしまって、自分がとうとうそれを知っている最後の人になってしまったから
話しておきたいのだ」と言う。

57 名前:田中河内介の最期(2) :02/09/27 00:52 ID:GentY0R2
始めはよした方がいいなどと懸念してとめる者もいたが、大半の人々が面白がって促すので
その男が話を始めた。前置きを言っていよいよ本題にはいるかと思うと、話はいつの間にか
また元へ戻ってしまった。河内介の末路を知っている者は自分一人になってしまったし、
それにこの文明開化の世の中に話せば悪いことがあるなどということがあるはずもない。
だから今日は思い切って話すから、是非聞いてもらいたい、というところまで来ると
またいつのまにか始めに戻ってしまって田中河内介の末路を知っている者は、と話し出す。
なかなか本題に入らない。その間に、一座の人が一人立ち、二人立ちしはじめた。
別に飽きたから抜けていくというわけではなくて、用で立ったり、呼ばれたりして立ったのだ
そうだが、私の父も自宅から電話がかかってきて下に呼ばれた。

下におりたついでに帳場で煙草をつけていると、又あとから一人おりて来て、まだ「文明開花」を
やってますぜ、どうかしてるんじゃないかと笑っていると慌しく人がおりてきた。
偶然誰もまわりにいなくなったその部屋で、前の小机にうつぶせになったまま彼が死んでしまった
というのだ。かくしてその人はとうとう河内介の最期を話さずじまいであった。


58 名前:名無しさん :02/09/27 00:53 ID:GentY0R2
登山が趣味だった先生から聞いた話。
北アルプスに仲間二人と冬山登山した時のこと、山小屋で一晩泊まるはずが、
吹雪で三晩過ごす羽目になったそうです。
夜になって、一人の登山客が転がり込んできました。遭難しかけだったそうです。
雪が体中にかかり、寒さでブルブル震えていたそうです。
すぐ火のそばに席をとってやり、暖かいものを出してやりました。
「すぐ行かなきゃ」
そう言う男の話では、三人で登山に来ていて雪崩に巻き込まれ二人が雪の下にいる
と言うのです。
「気持ちは分かるがこの吹雪だ。もう手遅れだろうし、今は自分を大事にしろ」
そう言うみんなの言葉にも耳を貸さず、男はまた出て行こうとします。
なおも引き止めようとすると山小屋の主人が、
「いや、あんたは行った方がいい」と言うのです。

それを聞いて男はまた、吹雪の中へ出て行きました。
なんて馬鹿なことを言ったんだ、と言うと主人は、
「気づかないのか。入ってきた時も息が白くなかった。
部屋で暖をとっても、体の雪が溶けなかったじゃないか。
あれはこの世の人じゃない。未練があるなら行かせてやれ。」
そう言われて初めて、ぞっとしたそうです。

翌朝吹雪も晴れ、下山して通報しました。捜索の結果、雪崩に巻き込まれた二人の遺体と、
行き倒れた一人の遺体が発見されたそうです。

59 名前:774 (1) :02/09/27 00:54 ID:GentY0R2
タクシーに乗る幽霊という話はたくさんありますが、私の友達が経験したのは、
それとは一風変わった、実に不思議な話です。
ぼくの友達の青木君と上山君が大学生の頃というから、もう20年ほど前のことです。
青木君と上山君は、新車の慣らしのため箱根ターンパイクにドライブに行きました。
箱根ターンパイクは天候が不安定で、よく霧が発生して視界が1メートル先も
見えなくなることがあります。やはりその時も、濃い霧のため徐行しながら
のろのろと車を進めていました。ちょっと前まで晴れ渡っていたのに急に濃い霧が
山道を覆ったのです。まるで異次元の中をさ迷っている感じだったそうです。
行き交う車が霧の中からニュッと出てきて危険なので、歩くような速度で走っていました。

60 名前:774 (2) :02/09/27 00:54 ID:GentY0R2
やがて山の峠にさしかかる頃、車の先に歩いている人影が見えました。
霧の中なのではっきりとは判らなかったのですが、どうやら白い服の女の人と
小さい男の子のようでした。はじめは危ないなあと思いましたが、
なんでこんな車しか通らないような所を歩いているんだろうと不思議に感じたそうです。

やがて車が歩いている親子らしい二人を追い越そうとした時です。
二人は歩みを止めこちらに振り向きました。そして道の端に立ち、すり抜けようとする車を
覗き込みました。二人とも無表情でした。助手席に乗っていた青木君は、
ヒッチハイクでもするんだろうと思い、上山君に車を止めてやるように言いましたが、
彼は少しスピードを上げて二人から遠ざかってしまいました。
「なんでそんなことをするんだ、薄情じゃないか。」と窘めると、
上山君は何かいやな感じがしたからだと言ったそうです。
その時の話はこれでおしまいです。

61 名前:774 (3) :02/09/27 00:55 ID:GentY0R2
それから一年ほど経って、二人はその車で北海道に行きました。
函館にカーフェリーで渡り、宿をとりました。夜になって明日の目的地の計画を練るために、
上山君は旅館の駐車場に置いてある車まで地図を取りに行きました。

しばらくして上山君が部屋に帰ってきました。しかし彼は地図を持っていませんでした。
それどころか表情は青ざめ、歯の根が合わないほどがちがちと震えていたそうです。
「一体どうしたんだ?」と問うと、すぐに明日車を置いて東京に帰ると言い出す始末です。
そして酒を浴びるように喰らい、寝てしまいました。青木君は何があったか
分からないまま寝ることになりました。

次の朝、上山君は車から荷物を降ろすと宿にしばらく車を預かってもらうように
言って本当に東京に帰ってしまったのです。
青木君は仕方が無いので一人で旅を続けたそうです。
一体何があったのか、青木君はほとぼりが冷めた頃上山君に聞いてみました。



地図を取りに行った車には、一年前に箱根ターンパイクの峠で会った親子が、
リアシートに並んで座って彼を無表情に見つめていたそうです。


62 名前:名無しさん :02/09/27 00:56 ID:GentY0R2
その中学校では少し前に「紫の鏡」という噂が流行っていました。
E子さんもその話を聞き、しばらくは意識して忘れようとしていたが
そのうちにすっかり忘れてしまいました。
ある日、学校から帰る電車でうつらうつらしていたE子さんの耳に
鏡がどうのこうの…という話が聞こえてきました。またあの噂?と思い耳を傾けると
それは真夜中の12時ちょうどに鏡の前に立つと、明日の自分の顔を見ることが
できるというものでした。

「紫の鏡」を思い出してしまったE子さんは「せっかく忘れかけてたのに…」
と思う反面、その話にも興味を持ち、
「明日の顔ってそんなに今の顔と変わらないんじゃないの?でも今晩試してみよう。
そして何か変わったものが見えたらこの話を友達にも広めよう」と思いました。
その晩12時の時報とともにE子さんは鏡の前に立ちました。
鏡に映っていたのは

 頭蓋骨が剥き出しになった血塗れの人間の頭部でした。

63 名前:入道(1) :02/09/27 00:57 ID:GentY0R2
私の住んでいる地方には「踏ん張り入道」という妖怪
の話が伝わっています。
夜中、一人でトイレに入っていると、どこからともな
く「踏ん張れ〜、踏ん張れ〜」という声が聞えてきます。
もし、この時全部ひり出さずにトイレから出てしまう
と、後でお腹に残った便が脹らんで、お腹が破裂して
死んでしまうのです。踏ん張り入道から身を守るため
には、ある呪文を唱えなければなりません。
この話、地元の子供なら誰でも知っていましたが、まさか
私が経験することになるとは…。

64 名前:入道(2) :02/09/27 00:57 ID:GentY0R2
子供の頃、ある夏の日の夜中私は腹痛で目が醒め、トイレ
に行きました。トイレで気張っていると、突然トイレ中に
「踏ん張れ〜、踏ん張れ〜」という声が響き渡りました。
私は、怖くなり、必死で踏ん張って残りの便をひり出しながら
「踏ん張り入道ホトトギス!踏ん張り入道ホトトギスぅ〜!」
と、呪文を唱え続けました。声が聞えなくなったので、私は
パジャマも上げず、モノも流さずにトイレを飛び出し、母を
たたき起こしました。私の尋常ではない姿を見て、母もすぐ
に目を醒まし、一緒にトイレに行きました。
しかし、トイレには何者の姿もなく、流し忘れたモノが便器
の底に残っているだけでした。ただ、その日は台風の為大雨
で、家中の窓は全て閉めていたのですが、トイレの窓が開い
ていて、底から横殴りの雨がトイレの床を叩きつけていました。

65 名前:鎌(1) :02/09/27 00:58 ID:GentY0R2
田舎でお婆ちゃんが死んだため、小学生の女の子とその父親が田舎へ帰ってきた。
実家へ帰ると、顔に白い布をかけたお婆ちゃんが安らかに眠っていた。
みんなで、生前お婆ちゃんが大好きだったおはぎを作ってお供えした。
地方によっては、今でも人が死んだとき、火葬まで布団の心臓のところに刃物を置く
風習が残っている。
そのお婆ちゃんの地方では、刃物として「鎌」を置く風習があった。

通夜も終わり、親類同士、思い出話で盛りあがっていたが、大雨によって付近の川の
水位が危険水位を越えたため、村の大人達は全員、堤防の応急処置のため出ていって
しまい、家にはお婆ちゃんと主人公の女の子2人だけになった。
出て行くとき、おばさんが「その鎌だけは絶対にうごかしちゃだめよ」と言い残して行った。
女の子は、お婆ちゃんとはあまり面識が無かったため多少の怖さがあり、なるべく
お婆ちゃんの遺体を視界から外すようにしていたが、時間が経つにつれ緊張感もなくなり
さっき作ったおはぎを食べながら大人達の帰りを待っていた。

66 名前:鎌(2) :02/09/27 00:59 ID:GentY0R2
だがその時、不注意からお婆ちゃんにつまずいてしまい、鎌が遺体の上から落ちた。
女の子は慌てて元に戻し、おばさんの「絶対に鎌は動かしちゃだめ」
という言葉を思い出して恐怖に震えていた。

どのくらい時間が経った頃か、女の子は妙な気配を感じて振り向いたら、
そこには、恐ろしい形相で立ち上がり、こちらを見下ろすお婆ちゃんがいた。
女の子は恐ろしさのあまり部屋中を逃げ回ったがお婆ちゃんは鎌を持って女の子を追い掛け回し
切りつけてきた。
「お婆ちゃんに殺される!」そう思って玄関に逃げたところで大人達が帰ってくる気配がした。

父親に泣きついて事情を話したが信じてもらえず、
お婆ちゃんの遺体も元に戻っていて、傷もなくなっていた。
女の子は「あれは絶対に夢じゃない!早く帰ろう!」と父親にすがりついた。
あまりの真剣さについには父親も折れ、火葬を待たずに翌日帰ることにした。

67 名前:鎌(3) :02/09/27 01:00 ID:GentY0R2
火葬が行なわれ、いよいよ棺が火にかけられる。
だが、棺桶の中からドンドンと叩く音がする。
「助けて!開けて!私まだ生きてるよ!」
棺桶の中に入っていたのは、女の子だった。
しかし、周りの親族は気付いていない。

その同時刻に、女の子をおぶって駅のホームで電車を待つ父親。
ホームにいた周りの客から悲鳴が上がった。


父親がおぶっていたのは、白装束を着たお婆ちゃんだった。


68 名前:774 (1) :02/09/27 01:01 ID:GentY0R2
父親と2人暮らしの中学生のS君は、塾の帰り9時頃になると
塾と隣りの雑居ビルの間の細い路地にある公衆電話から、父親の職場に電話をかけ、
そして父親が迎えに来る、という生活を週に3〜4日続けていたそうです。

ある日、いつものように父親に電話をかけ始め、呼び出し音が鳴っている最中、
S君はコイン投入口のすぐ脇に、黒いペンキのようなもので塗りつぶされた後を見つけ、
何だろう?と思い、家の鍵のキーホルダーで、少し削ってみました。
するとペンキの下には、文章らしき一部が出てきたそうです。
「夜、電」と書かれていて、ここまで削った時に父親が電話に出たため、その日はそこで
終わりました。

それから、塾が休みだったり、また塾が終わって電話しても、すぐに父親が電話に出たりと
そのペンキの下の文字の事など忘れかけてしまっていたある日、 いつものように父親に
電話をしましたが、なかなか出ません。
ふと、S君は以前、自分が削りかけていたペンキに気付きました。
「そういえば、こんなのあったな」と思い、再びキーホルダーでガリガリと削ってみました。

69 名前:774 (2) :02/09/27 01:01 ID:GentY0R2
ペンキが徐々に削られていくと、その下には釘のような物で掘られた文章が出てきました。
「夜、電話中に振り向くと」
ここまで削ったとき、父親が電話に出ました。
父親と話しながら、S君は削り続けました。そして出てきた文章は・・・
「夜、電話中に振り向くと シヌ」
S君は凍りつきました。と、同時にどうしても振り向いて、
これは単なるイタズラだと確かめ、安心したいという衝動に駆られました。
S君は息を飲み、ゆっくり、ゆっくりと振り向きました。

次の瞬間、S君の父親が聞いたのは、
受話器の向こうからのただならぬ息子の悲鳴でした。
父親が急いでその路地に駆けつけると、半狂乱状態のS君がいたそうです。
S君は幸いにも命を落とす事はなかったのですが、
全く口を利かない殻に閉じこもった少年になってしまったそうです。

70 名前:名無しさん :02/09/27 01:02 ID:GentY0R2
Aさんは毎晩のように金縛りにあって困っていました。そのことを
同じサークルの先輩に相談すると「寝るときに枕元になんでもいいから
刃物を置いて寝るといいよ」と教えてくれました。
その晩、彼女は教えられたとおりにはさみを枕元に置いて寝たそうです。
明け方眠りから覚める直前、彼女は昨夜は金縛りにあわなかったことに
気がつき、「先輩の言ってたことは本当だったんだ」
と感謝しつつ目を開けました。

彼女の枕元に、昨夜彼女が置いた鋏が突き立てられていたそうです。

71 名前:774 (1) :02/09/27 01:03 ID:GentY0R2
ある男が酒をのんで熟睡している。
ふと顔に何かかかるので寝ぼけながら払いのけた。
しばらくするとまた顔に、かかる・・・・。払いのける。
数回繰り返しているうちに、

・・・・髪の毛だ。・・・・・・・・・・・・・・・長い。

醒めつつある頭で、昨夜を思い出すが女と一緒に寝た記憶はない。
それとも酒の勢いで?
暗がりの中、相変わらず顔にかかる髪の毛を握って、つっと引っ張ってみる。
手の感触から髪の毛の主は「・・・・自分の横に寝ていない」

72 名前:774 (2) :02/09/27 01:04 ID:GentY0R2

「髪の毛が、天井から垂れ下がってる・・・・・?」

男は暖簾のような髪の毛を払い、起き上がって部屋の電気をつけた。
・・・・・・・異常にながい髪の毛が天井から垂れ下がっていた。
髪の毛をたどっていくと、ちょうど水面から鼻下あたりまで顔を出すように

天井から、まっすぐ凝視した女の顔がさかさまに出ていた。
瞬きもなく・・・。

何なのかわからず男はみつめていた。ふと髪の毛を引っ張ってみる。
確かな手ごたえが返ってきた。
わけわからないまま、部屋をでて隣の友人を呼びにいく途中でひざが震え出した。

が、二人して返ってくるとそこにはもう何もなかったのである・・・。


73 名前:774 (1) :02/09/27 01:06 ID:GentY0R2
あらかじめお断りしておきますが、
この話を読まれたことでその後何が起きても保証しかねます。

時は第二次世界大戦の日本敗戦直後、日本はアメリカ軍の支配下に置かれ
各都市では多くの米兵が行き交う時代でした。
ある夜、地元でも有名な美女(23歳の方)が一人、加古川駅付近を歩いていた時
不幸にも数人の米兵に乱暴され、その後殺すにも苦しみながら死んでいくのを
楽しむため、体の両腕・両足の付け根の部分に銃弾を叩き込み道路上に放置したまま
立ち去りました。
瀕死の状態をさまよっていた時、
運良くその場を通りがかった地元でも有名な医者に発見され
腐敗していた両腕・両足を切り落とすことを代償に一命を取りとめました。
しかし、自分の美しさにプライドを持っていた女は生きることに希望が持てず
国鉄(当時)加古川線の鉄橋上へ車椅子で散歩につれられているスキをみて
車椅子を倒し、両腕・両足のない体で体をよじらせ鉄橋の上から走ってきた列車へ
身投げし自殺しました。
警察、国鉄から多くの方が線路中で肉片の収集をしましたが、
不思議なことに首から上の部分の肉片は全くみつからなっかたとのことです。
しかし時代が時代だったもので数日経過すると、その事件を覚えている者は
ほとんど居なくなりました。

74 名前:774 (2) :02/09/27 01:07 ID:GentY0R2
事件が起こったのは、数ヶ月後のある日です。
朝は元気だった者がなぜか変死を遂げるようになってきました。
それも一軒の家庭で起こるとその近所で事件が起こるといった具合です。
警察も本格的に動き出し、事件が起こった家庭への聞き込みではなぜか共通点がありました。
それは死亡者は必ず、死亡日の朝に「昨日、夜におかしな光を見た」というのです。
実際に当時の新聞にも記載された事件であり加古川市では皆がパニックになりました。
加古川所では事件対策本部がおかれ事件解決に本腰が入りました。
そこである警察官が事件が起こった家庭を地図上で結んでみると、あることに気がつきました。
なんとその曲線は手足のない、しかも首もない胴体の形になりつつあったのです。
こうなると当然 次はどのあたりの者が事件に遭うか予測がつきます。
そこで前例にあった「光」を見た者は警察に届け出るように住民に知らせました。


75 名前:774 (3) :02/09/27 01:08 ID:GentY0R2
やはり、曲線上の家庭では「光」を見たといい死んでいきました。
しかし、実は「光」ではなかったのです。
死者の死亡日の朝の告白はこうでした「夜、なぜか突然目が覚めました。
するとかすかな光が見え、見ているとそれはますます大きな光となります。
目を凝らしてみると何かが光の中で動いているのが見えます。
物体はだんだん大きくなりこちらへ近づいてきます。
その物体とはなんと、首もない両腕・両足のない血塗れの胴体が
肩を左右に動かしながら這ってくる肉片だった。
ますます近づいてくるので怖くて目を閉じました」というのです。
次からも、その同じ肉片を見た者は必ず死にました。
そこで次は自分だと予想した者が恐ろしさのあまり
加古川市と高砂市(隣の市)の間にある鹿島神社
(地元では受験前など多くの人が参拝する)でお払いをしてもらいました。
すると
「暗闇のむこうに恐ろしい恨みがあなたを狙っているのが見えます。
お払いで拭いきれない恨みです。
どうしようもありません。

76 名前:774 (4) :02/09/27 01:09 ID:GentY0R2
唯一貴方を守る手段があるとするならば、夜、肉片が這ってきても絶対目を閉じずに口で
鹿島さん、鹿島さん、鹿島さんと3回叫んでこの神社の神を呼びなさい」といわれました。

その夜、やはり肉片は這ってきましたが恐怖に耐え必死に目を開いて「鹿島さん」を
3回唱えました。
すると肉片はその男の周りをぐるぐる這った後、消えてしまいました。
通常、話はこれで終わりますが、やはり恨みは非常に強く、
その男が旅へ出てもその先にて現れました。
その後、その方がどうなったかは知りません。
ただ非常にやっかいなことにこの話は、もし知ってしまうと肉片がいつかは
その話を知ってしまった人のところにも現れるということです。
私(兵庫県出身)が知ったのは、高校時代ですが
私の高校ではこの話は人を恐怖に与えるためか、
迷信を恐れるためか口に出すことが校則で禁止されました。
皆さんはインターネットで知ったので鹿島さん
(地元では幽霊の肉片を鹿島さんと呼ぶ)を
見ないことに期待します。
もし現れたら必ず目を閉じず「鹿島さん」を3回唱えてください。・・・・

77 名前:774 (1) :02/09/27 01:11 ID:GentY0R2
深夜、窓の外に気配を感じて女は目を覚ました。
部屋は2階で、外から侵入できるような階段やベランダなどはないのだが…
不審に思いつつ彼女は窓を開けてみる。

見下ろすと家の前の道に一台の霊柩車が停まっていて、運転手らしい黒服の男が
その傍らに立っている。
この近所で葬式が?誰かが死んだという話も聞かないが…

黒服の男が彼女を見上げて言った。
「あと一人乗れますよ」

ぞっとした彼女はあわてて窓を閉める。
不吉なものを見た気がして、朝までベッドの中で震えていた。

朝になると、霊柩車も黒服の男も現実ではなく夢に過ぎなかったのだろうと思える。
事実、一階に寝起きする両親も夜中に車の気配など感じなかったという。

だが彼女はその夜も次の夜も続けて同じ夢を見る。
夜中に目を覚ますたび、また見てしまう…
そうわかっていながら同じように窓を開け、
同じように黒服の男が繰り返すのを聞いてしまう。
「あと一人……」

78 名前:774 (2) :02/09/27 01:12 ID:GentY0R2
悪夢にうなされやつれた彼女を心配した友達が、気分転換にと買い物に誘った。

デパートは休日を楽しむ人々であふれていた。彼女たちも存分に楽しみ、そろそろ帰ろうかと
地下駐車場に降りるエレベーターを待つ人々の列に並んだ。

扉が開くと、人々は押し合いながらエレベーターの中へと進む。
喧噪に負けまいとエレベーターボーイが必死に声を張り上げ誘導する。
やっとエレベーターに乗り込みかけたところで彼女はあの声を聞いた。
「あと一人乗れますよ」

黒服の男……ちがう、エレベーターボーイだ、しかし…
彼女は呆気にとられる友達を引っ張り、人の波に逆らってエレベーターから離れた。

大勢の人を乗せたエレベーターは彼女たちの目の前で扉を閉め降下していく。
「どうしたの…?」
友達の問いかけは下からとどろいてくる轟音と悲鳴にかき消された。

エレベーターを支えるワイヤーが切れ、中の大勢の人もろとも地下まで叩きつけられた音だった。

79 名前:小屋(1) :02/09/27 01:13 ID:GentY0R2
私の通っていた高校は築120年という気合の入りようでした。
改築が繰り返された校舎は、素人目に見ても
奇妙としか言いようの無い形に湾曲しています。
今では珍しくなった平屋であるにも関わらず階段があり、
廊下のどん詰まりの壁際から天井に向かって伸びています。
そのほかにも玄関を入ってすぐにある音楽室や、
ドアが埋め込まれて立ち入れなくなった教室。
(外から見るとベニヤ板で物々しく目張りされています)
その中でも奇妙極まりないのは「監視小屋」なるものがあるということです。
私は遠方から通っていた為、時々地元の友人の家や
先生の社宅に宿泊させてもらうことがあったんですが、
たまたま泊めてもらえるあてがなかったその日、「監視小屋」に泊まることに
しました。監視小屋は一見、ただの民家のようです。
八畳一部屋で古い型の電話、小さな台所があります。
そしてここがなぜ「監視小屋」と呼ばれているのか、私はその晩、
身をもって知るに至ったのです。



80 名前:小屋(2) :02/09/27 01:14 ID:GentY0R2
小屋には私のほかにもう独りの友人が一緒に泊まることになっていて、
私たちは修学旅行のノリではしゃぎながら布団を敷いたりしていました。
夕食を取りながら談笑しているとき、突然電話が鳴りました。
何事かとびくつきながらも電話に出ると用務員のおじさんで、
女子生徒二人ということもあって心配してくれているようでした。
はしゃぎ過ぎないように色々と注意を促され、電話を切ろうとすると
「あぁ、忘れていたけど・・・西側の窓のカーテンは必ず閉めて寝なさい」
とのこと。
そのときは「はぁい」と生返事で電話を切ったのですが、
よくよく考えると意味が分かりません。
学校の裏手にあたる墓地はその方向ではないのに、おかしいねと話しながら
友人は何の気なしにそのカーテンを開けました。

そこには麻縄で禍々しく祭られた、古びた井戸がありました。

丁度コの字型になった校舎と小屋に阻まれていて、
今まで目にする機会の無かったものだったのに
一瞬ゾクリと悪寒が走りました。


81 名前:小屋(3) :02/09/27 01:15 ID:GentY0R2
「なんか気持ち悪いね」
などと言いながら、私たちは一つの布団にくっつくようにして眠りについたのです。
どれくらい眠ったのか・・・私は肩口の寒さに身体を震わせて目を覚ましました。
ふと見ると友人の姿がありません。小屋にはトイレがなかったので、
教員寮の方に借りに行ったのかと思い、しばらく待ってみましたが戻ってきません。
ドアを開けて外の様子を伺ってみましたが、
校舎からも教員寮からも戻ってくる気配はありません。
「何処行ったんだろう・・」
と不安に駆られながら部屋に戻った私は、
本当に何気ない気持ちで窓のカーテンを開けてみました。
下着姿の友人は、井戸の側にいました。
そして腰の辺りに手をやってゴソゴソしています。
「なぁんだ、裏で用を足すつもりなのか」と呆れながらカーテンを閉めかけた私は、
ふと奇妙な感覚に囚われてもう一度井戸の方に目を向けて声を上げそうになりました。
ゴソゴソしていたと思っていたのは、腰に縄を巻きつけていたのだと気づきました。
そして今はしゃがみこんで縄の先に大きな石を括りつけています。
私は声も出ませんでした。
すると今度は井戸からぬるりと白い手が伸びてきたのです。

82 名前:小屋(4) :02/09/27 01:16 ID:GentY0R2
手は何かを探るように蠢いて、やがて近くの麻縄を掴みました。
友人は深く頭を垂れて項垂れ、最早何の反応も示しません。
縄を掴んだ手はずるりずるりと石を手繰り寄せていきます。
私は夢中で叫んだつもりでしたが、声が出ませんでした。
「あぁ・・Aちゃんが連れていかれる・・っ!!」
そう思ったとき、闇をさいてけたたましく電話のベルが鳴りました。
私はその音と同時に敷いてあった布団に尻餅をつきました。
そのとたんに金縛りのようだった身体がふと軽くなるのを感じ、
気がつくと裸足で外へ飛び出して井戸の側の友人のところへ駆け寄りました。
放心状態の彼女を何とか小屋まで運び込み、どれくらい呼びかけていたでしょう。 しばらくすると友人は我に返り、泣き出しました。
恐怖から解き放たれた私も一緒になって泣き出しながら、
とりあえず誰かに助けを求めようと電話を引っ掴みました。
そのとたん私はしがみついていた友人共々、又しても布団に尻餅をついたんです。
受話器ごと掴んだ電話機はガワだけで、電話線が繋がるどころか
中の機械部分が空っぽだったのです。

83 名前:小屋(5) :02/09/27 01:17 ID:GentY0R2
後から聞いた話によると開校当時、なぜかこの井戸に身を投げて自殺を図る生徒が
後を絶たなかったため、埋め立てようと試みたのですが
関係者が相次いで亡くなるなどの不幸が続き、結局は断念。
改築を重ねて井戸が人目につかないようにしたそうです。
それでも何処からとも無く身投げをする人が現れるので、
それを監視する為に人を置く「監視小屋」が設置されたのですが、
小屋に在駐していた監視役の男性も井戸に身投げを図り、
小屋と井戸がそのまま放置される結果になったのだということです。

「カーテンを開けるな」と忠告した電話は、いったいどうやって
かかってきたのでしょう?
そして彼は、果たしてその監視役の男性その人だったのでしょうか。

84 名前:キャンプ(1) :02/09/27 01:18 ID:GentY0R2
この話は僕が中学生だった頃、友人の家にとまりに言った時に聞いた話です。
友人と僕が怪談話をしていると、友人の親父さんが入ってきて、
「お前たち幽霊の存在を信じてるのか?この世にそんなものは存在しないよ。
でも・・・俺も若い頃一度だけ不思議な体験をした事はあるよ」
と言い、話してくれました。

この話は以前、少し大げさに編集されてしまいましたが心霊関係の雑誌に
投稿した事もある話だそうです。
親父さんはゆっくりとした口調で話をはじめました。

あれは、22才の頃の事だよ。
俺は高校生の頃陸上部に所属していて、その頃の同級生と久し振りに集まって
キャンプに行く事になった。

85 名前:キャンプ(2) :02/09/27 01:19 ID:GentY0R2
場所は、静岡県の某所。
そこには電車、バスを使い更にそのバス停から1時間位掛けて歩くと
キャンプ場へたどり着く。
俺たちは6人で出発した。
バス停に着き、歩いてキャンプ場へ向かう途中、ふと道脇を見ると、
まだ真新しい「花束」が置いてあったんだ。
俺を含めたみんな多分、その花束の置いてある意味を理解していたとは思うけど、
はじめはみんな何も言わなかった。
そして、そこを通り過ぎようとした時、仲間の一人が、
「なあ、みんな、この花束・・・きっと最近、ここで、
事故か何かで、亡くなったんだよな」
と言った。

みんな気にはなってたのか、キャンプのために持ってきた、
お菓子や果物をそこにお供えし、みんなで手を合わせ、合掌してから、
キャンプ場へ向かったんだ。

キャンプ場に着くと、天候もあまりよくないせいか、
キャンプをしているのは自分達を含めて3組だけだった。
河原にテントを張り、キャンプファイアーなどやりながら昔話をしてるうちに、
夜もふけてきた。
そしてそろそろ寝ようかとテントに入ると、雨が急に強く降って来たんだ。

86 名前:キャンプ(3) :02/09/27 01:21 ID:GentY0R2
しばらくすると、他の二組のテントも川が増水するのを避けて、
山すその方へ避難し、テントを組み直していた。
俺たちも 「こりゃ、増水してやばいな」といいながら、ほかの二組同様に
山すそまでテントを移動したんだ。

テントを移動してから再び寝ようとすると、雨が更に強くなり、雷もなっている。
「ひどい雨だ」と思いながら、寝ようとした時、テントに何か、ぶつかる音が聞こえてくる。
「ボン、ボン」と・・・

それは、雨の音ではなく、石か何かを投げられてるような音だった。
「きっと、隣のテントのいたずらだな」と思い、
「いい加減にしろ!」と外に出ると、誰もいない・・・

一応隣のテントの中を覗いたものの、みんな熟睡していて、
とても、いたずらをした気配もない。
もう一組も同様だった。気を取り直しテントに戻り、寝ようとすると、
「ボンッ!ボンッ!」
と先程よりも更に、力強く、テントに何かをぶつけられている。

仲間の一人が、そっと、外を覗いた・・
「あっ!女だ!白いワンピースを着た女がこっちに向かって、何か投げてるぞ!」
と言ったから、捕まえてやろうと、とりあえず全員で外に出て、女を追いかけた。

87 名前:キャンプ(4) :02/09/27 01:23 ID:GentY0R2
女は、逃げた、キャンプ場を飛び出して、行きに通ってきた道を
バス停の方へ向かって逃げた。
俺達は正直な話、相手が女だし、自分達は元陸上部という事もあって、
すぐに捕まえる事が出来ると思っていたが、
初め20メートル程しか離れていなかった距離が、ぐんぐん離されてしまう。
しかもこちらは、全速力で走ってるのに、女は時折、こちらを振り返る余裕すらある。
まるで挑発されてるみたいだ。
体力も限界に来て、俺達はみんな立ち止まった。

「一体なんなんだ、あの女は!」
「まてよ、あの女変だよ、いくらなんでも足が速すぎるし。」
「この辺り、バス停まで降りないと民家もない・・・
かといってキャンプ場の他の二組にいた女じゃないし」

そうだよなとみんな不思議な気持ちでいると、雨がさらに強くなり雷もひどい。
「テントに戻ろうよ」と雨の中を引き返そうとした。
するとふと、道脇を見ると「花束」が置いてあった・・・
そうキャンプ場に来る途中に合掌した場所だ。

「オイ、さっきの女、まさかこの花束の幽霊じゃないのか?
行きに余計な事したからな・・・
黙って通り過ぎた方がよかったよな」

88 名前:キャンプ(5) :02/09/27 01:23 ID:GentY0R2
他の仲間が続く
「でも、俺達ただ、合掌して、お供えしただけだぜ」・・・
半信半疑のまま、雨の中をキャンプ場へ戻った。
そしてキャンプ場へ着き、俺達六人が見たものは・・・

なんと、土砂崩れで跡形もなくテントが潰れていた・・・

俺たちは必死で公衆電話から警察に連絡をした。
警察が来るまでの間、俺たちの隣のテント2組も土砂に生き埋めになっていたので、
必死に助けようとしたが、土砂は深く高さは10メートルを越していた。

結局救ってあげる事はできなかった。

89 名前:キャンプ(6) :02/09/27 01:25 ID:GentY0R2
やがて警察が駆けつけ、地元の報道局も駆けつけてきた。
俺たちは、女の存在も含めて俺たちだけなぜ、助かったのかを話した。
しかし、後から報道されたのは、

「危機一髪、土砂が落ちてくる音に気がつき助かった」と報じられていた。

地元の自衛隊の人達が来て、土砂の中から、隣のテントで寝ていた人の
遺体を運び出す作業が行われている。
俺達は、ただボーっと見ていた。
「もし、あの時、このまま寝ていたら・・・」と思うと、とても怖くなった。
すると、自衛隊の人が「おい、君たち。持ってきた備品とか私物、
この土砂だし全部台無しだと思うけど、一応今から土砂を除けるから、
持って帰れる物は持って帰ってよ」と言われた。

正直、亡くなった人の事を考えたら、私物なんてどうでもよかった。
案の定、私物が次々出てきたが、どれもこれも、使い物にはならなかった。
そして、俺達のテントを張っていた場所から、奇妙なものが出てきた。

90 名前:キャンプ(7) :02/09/27 01:25 ID:GentY0R2
それは、数種類の果物だった。

そしてその果物を見て誰もが思った。
「これはあの時、お供えした果物だ!」

そして俺たちはキャンプ場を後にした。
バス停まで警察の人に車で乗せていってもらう事になった。
途中、花束の所で停めてもらった。
お菓子は残っていたが、やはり果物は一つも残ってなかった。
「きっと、この幽霊が、危険を知らせてくれたんだ。
果物をテントに向かって投げてくれたんだ」
とみんなでもう一度、合掌した。

車に戻り、警察官が話をしてくれた。
「確かにあの場所で、一週間ほど前、キャンプ帰りの女の子3人組が、
事故で1人だけ亡くなってるよ。」

その女の子は、事故に遭った時、白いワンピースを着ていたという事だった。

91 名前:774 (1) :02/09/27 01:27 ID:GentY0R2
とある公園のベンチに毎朝決まって1人の女が通りに背中を向ける形で座っていた。
女はどんな悪天候の日にも公園のベンチに座る事をかかさない。
雨が降っても傘もささず、レインコートもまとっていない。
顔を見たことはないが、まだ若い女のようで、着ているものも高価そうだが、
相当ひどい雨に濡れても平気らしい。
女に誰かが近寄ったり、話しかけたりする光景は見たことがない。
そして、帰宅する時には、ベンチから女の姿は無くなっていた。

やがて季節は変わり、木枯らしが吹き抜けるようになっても、
相変わらず女は早朝のベンチに座っている。
服装もたいして変わっていない。
そんな女を横目で見ながら1人のサラリーマンが通りを歩いていると、
彼が首に巻いていたマフラーが突風にもぎとられて、公園の中に入り、女のすぐそばへ落下した。
その女がちょっと普通でない事を知っている彼は、
すばやくマフラーを拾って、さっさとその場を離れるつもりでいた。
しかし、この時ちらりと視線を女のほうへと走らせてしまった。
(・・・・・!!)

92 名前:774 (2) :02/09/27 01:28 ID:GentY0R2
彼は腰が抜けそうになった。
その女には顔が無かったのだ。
その顔面は刃物でえぐられて黒い穴と化していた。
そこにあるのは顔の残骸でしかなかった。
しかし、絶叫しそうになった彼は、もう一度女をよく見てみた。
まったくよくできていたが、それは惨殺死体でもなんでもなく、
顔の部分をえぐられたマネキン人形だったのだ。
長い間奇妙な女だと思っていたのはただのつくりものであったと知って彼はあっけにとられた。
しかし、公園から出て行く際に振り返ると、そこにいるのが人形だと分かっても、
相変わらず本当の女に見えたという。
今にも身動きしそうな生身の女に・・・。

そして、翌日からベンチから女の姿は消えていた。
まるで誰かが、一部始終を見ていたかのように…。
その誰かとは、いったい誰なのか?
人形は1人では歩けない。
にもかかわらず毎朝女はベンチに現れて、夕方には消えていた。
恐らくはそれよりもずっと前の時間に
精密なマネキンを用意して顔をめちゃくちゃにした上、
毎朝公園のベンチに運び込んでいたのは誰なのだろう?
そしてそれらの行為に何の意味があったのだろうか?
それとも何の意味もないのだろうか?

その以来、その公園に、女が腰掛けている光景は全く見なくなった。

93 名前:774 (1) :02/09/27 01:29 ID:GentY0R2
先輩はバイクが好きで、よく一人でツーリングに出かけています。
6年前のゴールデンウィークに新潟県に温泉旅行に出かけた時のことです。
観光シーズンということもあって旅館やホテルはどこも満室で
なかなか泊まるところが見つからなかったそうです。

ところが、ある有名ホテルで、別館なら一部屋空いているといわれたそうです。
しかも、たまたま掃除をしていないので いつもの半額で泊めてくれると聞いて、
先輩は迷わず決めたそうです。
最初その部屋に案内されたときは、
確かに掃除をしてないようでホコリが多少目立ちましたが、
特に気にしなかったそうです。

94 名前:774 (2) :02/09/27 01:30 ID:GentY0R2
その夜は、温泉に入り食事も済ませ、後は寝るだけとなりました。
夜の零時半ぐらいにベットに入り、
旅の疲れもあってすぐに眠れそうでした。ウトウトしたその時です、

ドン、ドン、ドン・・・

ものすごい勢いでドアを叩く音がしたそうです。
先輩はびっくりしてあわててドアを開けました。
ところが、廊下には誰もいません。
夜中ということもあって長い廊下ががらーんと続いているだけです。
誰かのイタズラと思いまたベットに入りました。そして、またウトウトした時です。

ドン、ドン、ドン・・・

また、ドアを叩く音がしました。
先輩はすぐにドアを開けましたがやはり誰もいません。
再度ベットに入りウトウトするとまた、

ドン、ドン、ドン・・・

95 名前:774 (3) :02/09/27 01:31 ID:GentY0R2
さすがに先輩も頭にきて、犯人の顔を拝んでやろうと思い少しドアの前にいました。

ドン、ドン、ドン・・・

相変わらずドアは激しく叩かれています。
ドアののぞき窓から相手の顔を拝もうと覗き込もうとしたときです。
突然、先輩は誰かに頭を後ろから激しく押され
ドアに顔をぶつけて気を失ってしまいました。


96 名前:774 (4) :02/09/27 01:32 ID:GentY0R2
翌朝、先輩はホテルの従業員に昨夜の出来事を話し問いただしました。
すると従業員はしぶしぶ話してくれたそうです。

数年前、別館で火災があり死者が何人か出たそうです。
その内の一人にあの部屋で泊まっていた二十代の女性がいました。
あの部屋は焼けなかったのですがドアにチェーンロックがしてあり、
しかも血だらけでした。

警察の検証はこうでした。
その女性は深く眠りについており火災に気づかなかった。
彼女が起きた時には既に部屋中に煙が充満しておりやっとの思いでドアまで行った。
ところがカギを外してもドアが開かない!

彼女は火災で気が動転しておりチェーンロックをしていたことを忘れていたのです。
開かないドアの前で彼女は必死に助けを求めていたのです。

血が出るまで何度も何度もドアを叩きながら・・・



その話を聞いた時、先輩はある事に気づき愕然としました。
つまり、昨夜の「あれ」は外からではなく
部屋の内側からドアを叩いていたことになるのです・・・

97 名前:名無しさん :02/09/27 01:33 ID:GentY0R2
子どもの頃、僕は2階建ての借家にすんでいた。
母親も仕事をしていたので、学校から帰っても自分一人のことが多かった。
ある日、夕方遅く学校から帰ってくると、家の中が暗い。
「おかあさ〜ん」と呼ぶと、2階からか小さな声で「はあ〜い」と
応える声がする。もういっかい呼ぶとまた「はあ〜い」。
自分を呼んでいるような気がして、2階へあがる。
階段をあがったところでまた母を呼ぶと、奥の部屋から「はあ〜い」と声がする。
奇妙な胸騒ぎと、いっこくも母に会いたいのとで、奥の部屋へゆっくりと
近づいていく。
そのとき、下で玄関を開ける音がする。母親があわただしく買い物袋をさげて
帰ってきた。「しゅんすけ、帰ってる〜?」明るい声で僕を呼んでいる。
僕はすっかり元気を取り戻して、階段を駆け下りていく。
そのとき、ふと奥の部屋に目をやる。
奥の部屋のドアがキキキとわずかに動いた。
僕は一瞬、ドアのすきまに奇妙なものを見た。
こっちを見ている白い人間の顔だった。

98 名前:774 (1) :02/09/27 01:34 ID:GentY0R2
2、3年前の旅行先での体験。(ちょっぴり長め?)

会社の慰安旅行で九州の温泉へ旅行に行ったときの話。
繁華街から少し離れたところにある公園を三人同僚と歩いていたとき
土産物屋さんを見つけたので同僚2人は店に入ったんですが
私は前日にお土産はすでに買ってたので、お店の近くを
適当に散歩してたんです。するとなんだか
シクシクと泣く声がするんです。近くをキョロキョロすると
やはり小さな女の子が泣いてるんです。小学校低学年くらいの。
やっぱり大人として小さな子が泣いてるのを放っておくのも
どうかと思うので、声を掛けたんです。
「どうしたの?お母さん達と、はぐれちゃったの?」
こちらが問いかけても女の子は泣きじゃくるだけで答えないんです。
なんだか可哀想になってきた私は女の子を慰めていたんです。
すると落ち着いてきたのか泣き止んできたので、
もう一度同じように問いかけると、やっと答えてくれました。
「お父さんとお母さん、死んでしもうた・・・」
「えぇ!?」
驚いて思わず変な声を上げてしまいました。
両親が死んでしまったというのです。もしかしたら心の病気かと
思いましたが、迷子には変わりなさそうなので、
とりあえず交番まで連れていこうとしたんです。すると今度は
「お父さんとお母さんあっちにおる(いる)よ・・・」
などと言い出しました。やはり生きてたのかと思い、
近くに親がいるのなら、連れていこうと思い、「どこ?」と
聞いてみたんです。そしたら、
「ずっとあっち、ものすご遠かと(凄く遠いの)・・・」
遠くにいるということは、この子ひとりでこの場所に来たことに
なります。そう考えると、やはり交番に連れていくことにしました。
すると女の子は駄々をこね始めました。
「イヤイヤ、連れてってさ、ねぇ連れてってお願いさぁー!」
あまりにも強く引っ張るので、そんなに遠くでもないのかな?
と思い引っ張られるままに付いて行ってみることにしたのです。
女の子が足を止め、「ここ!ここ!」と指差すその場所は・・・

99 名前:774 (2) :02/09/27 01:35 ID:GentY0R2
女の子が必死に指差しているのは、
その公園の見所のひとつでもある、とても大きな池でした。
女の子はその池の中を必死に指差しているのです。
「ちょ、ちょっと・・ここにいるってどういうこと・・・」
私が訳がわからず混乱していると、女の子が私の顔を見上げました。

その顔はさっきまでの可愛らしい少女のそれではなく、
黒目の部分が白く変色した眼球が落ち窪み、
顔の肉は緑っぽい色に変色し、ブヨブヨにふくれあがり
顔全体の肉が膨れ上がってどこが口でどこが鼻なのか
良く分からない、醜く変形した顔がそこにありました。
恐怖と驚きのあまり声も出せず、動くこともできない私に向かって
その女の子だったと思われるソレが言いました。
「ねぇぇ、お姉ぇぇちゃぁん、あそこに連ぅれてってぇぇ・・・」
そう言うと、もの凄い力で私の身体が池の方へ
引っ張られ始めたんです。腕とか身体の一部ではなく、
身体そのものがグイグイと引っ張られているのです。
しかも恐ろしいのは池に引き寄せられている間は、
なんの恐怖も不安も無いのです。さっきまではあんなに
恐ろしいと思っていたのに、そのときは恐怖が無いのです。
このまま引き込まれても良いとすら思えるほどでした。

そのときです。土産物を買い終えた友達が声をかけてきたのです。
「ちょっと!そんな淵にいると危ないよ!こっちへ来なさいよ!」
その声が私の目を醒ましてくれました。慌てて友達の方へ
駆け寄りました。正気に戻った私は今起こったことに
心の底から恐怖し、友達の手を握りしめていました。
早くこの場から去りたくて友達を連れてその場を離れました。

そのとき頭の中にあの女の子の声が響いたのです。

「・・・あとちょっとだったのに・・・・・・」

100 名前:名無しさん :02/09/27 01:36 ID:GentY0R2
その町でほんとにあったこと、ということですが、
1人暮らしの女の子がいて、ワンルームマンションに住んでいたんですが、
ある日友達が二人遊びに来て泊まって行くことになったそうです。
夜になり、そろそろ寝よう、というときになって、友達二人は床に寝ることになり、
その家の子はいつものようにベッドで眠ることになったのですが、

しばらくしてベッドの横の床に寝ころんだ友達が、「牛乳が飲みたい」と言いだしたそうです。
結局牛乳は買い置きがなかったので、「ジュースでいいでしょ」となったのですが
その友達はどうしても「牛乳が飲みたい」と言って聞きません。
仕方がないので、3人でコンビニに行くことになり、外に出たのですが、
その牛乳が飲みたいといった子は外に出た途端警察に電話をかけ始めました。
事の真相は、その子が寝ようとベッドの横に寝ころんだとき、
ベッドの下に両手に草刈り鎌を持った男が入り込んで横たわっているのを見つけたらしい。
男はその子の方を見たけど、見られた子は気がついたのがばれるとヤバイ、と思って
気づかないふりをして、なんとかみんなを外に連れ出そうとしたんだそうな。

101 名前:名無しさん :02/09/27 01:37 ID:GentY0R2
女の子2人が韓国へ旅行に行った。
ブティックに入り、一人の女の子が試着室に入った。
だけど待てども待てどもいっこうに試着室から出てくる気配がない。
カーテンを開けるとそこには誰もいなくなっていた。
店の人に警察に連絡してもらい、試着室、店内、近隣を捜索してもらったが
結局見つからず、行方不明のままになる。
残された女の子は一人日本に帰った。

そして3年後、別の友達と韓国へ旅行にいくと「だるま」という看板が目に付いた。
無性に胸騒ぎがしたその女の子はその看板がかけてある建物へと入っていく。
そこは見世物小屋のようで、薄暗い店内の奥の方に女の子が手足をもぎとられ
だるまとして観客の前にさらされていた。
その女の子の顔は見憶えるがあった。間違いなく行方不明になったあの子だ。
うっすらと開けた目が合ったとたん、その目をかっと見開き「助けて!!」と
女の子は叫んだ。
今その女の子は、両親がマフィアから高額な金額で買い戻し、日本に戻り、
病院で過ごしているらしい。

102 名前:名無しさん :02/09/27 01:37 ID:GentY0R2
男がバーで1人でいる女に声をかけた。
2人は意気投合してその後ラブホへ。
一晩明かしたあと男は起きたんだけど、女が居ない。
帰っちゃったかと洗面台で顔を洗おうと行ったところ、洗面台の
鏡に口紅でこう書かれていたらしい。
「エイズの世界へようこそ」 と。

103 名前:名無しさん :02/09/27 01:38 ID:GentY0R2
筑波大学の学生が、夜、マンションの前を通った時、ふと見あげると窓を
開けて外を見てる女子大生らしき女の子が見えた。色の白いかわいい子だった。
星を見てるのかずーっと同じ姿勢でいた。

翌日も、その翌日も同じ場所を通ると、窓が開いていてその女の子が外を見ている。
なんかロマンチックな感じがして、その学生は大変気になってしまった。
ある日決心をして、その女の子の部屋まで行ってみると、
鍵が空いてるし、声をかけても返事が無い。
本人は外を見てる姿はさっき見たから、不在ということはありえない。
変だと思って中を覗くと

その女の子は首をつって死んでいた。

104 名前:名無しさん :02/09/27 01:39 ID:GentY0R2
不動産屋で働く友人から聞いた話。
その友人が担当するマンションの空室に
一部屋だけ他と雰囲気の違う部屋があった。
その部屋に入ると、いつもなにか違和感を感じていたのだが、
ある日その部屋の廊下が、他の部屋より1m位短いことに気づいた。
他の部屋よりも短い廊下が、いつもこの部屋で感じる違和感の原因なのかと
友人は思ったそうだ。
しかし、なぜ短いのだろうかと思い、廊下の突き当たりの壁を叩いてみると
どうやら本来の壁と、今叩いている壁との間に空間があるようだった。
イヤな予感がした友人は支店長の許可をもらい管理人と一緒にその壁を壊してみた。

友人:「白骨死体でも出てきた方がスッキリしたんだけどさ。」

その空間の壁一面にはびっしりと赤いクレヨンで
"お母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さん・・・”
と書かれていたそうだ。

結局その"お母さん”は消さずに壊した壁を元に戻し友人はそのマンションの
担当を後輩に譲ったらしい。

105 名前:名無しさん :02/09/27 01:39 ID:GentY0R2
ある若いカップルに子供ができてしまい、堕そうかどうしようか悩んだあげく、
産むことにした。
しかし、結局まだ若い二人は育てることも出来ず、
相談した結果、その子を殺すしかないということになった。
二人は夜中に湖に行き、おいてあるボートに乗って真ん中あたりまで漕いで行った。
彼女は何度も
「ごめんね、ごめんね。」
と言いながら赤ん坊を湖に落とした。

それから何年かして、そのカップルはようやく結婚することになった。
そして二人の間に女の子が産まれ、幸せに暮らしていた。
その女の子が4歳くらいになったある日、その子が突然湖に行きたいと言い出した。
父親は気が進まなかったが、あまりにしつこく言うので
仕方なく親子3人で出かけることに。
湖につくと今度は「パパ、あれ乗りたい。」とボートの方を指さして言う。
しつこくねだられ、しぶしぶボートを借りて湖に漕ぎ出した。

真ん中あたりに来たところで、女の子が
「パパ、おしっこしたい。」と言い出したので、
仕方がないと思い、周りに誰もいないのを確認して湖にさせようと娘をだっこした。
腰のあたりを持って湖のほうに向けると
娘が振りかえり言った。

「今度は落とさないでね」

106 名前:名無しさん :02/09/27 01:40 ID:GentY0R2
後輩が1週間無断欠勤している。
電話をかけても全くでない。
実家にかけても連絡が無いとのことで、何かあったのではないかと
心配になり、様子を見に行くことにした。

部屋のドアには鍵がかかっていなかった。
部屋に入ると後輩が布団をかぶって寝ている。
どうしたのかと聞くと
「そこにいる女の人が出て行くなと言ってる」
と言う。

後輩の視線の先を追うと
冷蔵庫と壁の間の数センチの隙間に
髪の長いぺらぺらの女がいて
こちらをじっと見つめていた。

107 名前:名無しさん :02/09/27 01:41 ID:GentY0R2
雨の日に、十字路になっている交差点で信号待ち。
道のむこうに、全身がもやもやした影みたいのに包まれた
男性が立っていた。嫌なかんじがする、と思って傘で顔を
隠して通り過ぎようとしたらすーっとその人が寄ってきて
すれ違いざまに

「よく気付いたな」

と小さな声で言って通り過ぎていった。

108 名前:湖(1) :02/09/27 01:42 ID:GentY0R2
カメラマンとモデルが南アフリカの湖に写真集を撮りに行った時の話。

その湖の手前は平地だが奥にはかなり高い断崖絶壁があり、カメラマンは
断崖絶壁をバックにしてモデルの写真を撮り始めた。
モデルの後ろに湖と断崖絶壁、その構図でシャッターを押していると、突然
ファインダーの中に一人の人間が湖に落ちていく姿が飛び込んできた。
慌ててカメラマンは湖に落ちていく人間の方を追いかけてシャッターを押し続けた。

勿論、撮影は中止。すぐに警察を呼んだが湖に落ちた人は助からなかった。
断崖絶壁の上から湖に身を投げた自殺者だった。
警察の話ではこの湖は自殺の名所として地元では有名らしい。
モデルもショックを受けていたが、なんとか撮影を完了しアメリカに帰った。

それから数週間が過ぎた。
現像はすでに終わっているはずなのに、出版元の担当者の方にはカメラマンからの
連絡が無い。痺れを切らした担当者がカメラマンに電話して見ると、
「今回の撮影は無かった事にしてほしい」 の一言。
「わざわざ南アフリカまで行ってそれはないだろう。
ハッキリとした理由を聞かせてくれ。」
担当者はカメラマンからその理由を聞き出そうとするがなかなか答えてくれない。
偶然に自殺者を写してしまった話は聞いていたが、電話ではどうしようもないので
担当者はカメラマンのオフィスを訪ねることにした。

玄関に出てきたカメラマンの顔にはかなりの疲労の色が出ていた。
カメラマンを問い詰めると、
「わかった。写真を見てくれ。そして君がこの写真集をどうするか決めてくれ。」
担当者は渡された写真の束を一枚一枚めくって見る事にした。

109 名前:湖(2) :02/09/27 01:43 ID:GentY0R2
そこには湖をバックにモデルが写っていた。
かなりきれいな湖だし、さらに後ろの断崖絶壁もすばらしい。
しかし、ある写真のところで担当者の手が止まった。
写真の右上に落ちていく人の姿が写っていた。
「ああ、これが自殺者かい?しかしこれくらいどうってことないだろ?」
じょじょに湖に落ちていく自殺者が連続写真で写っていた。
やがて、自殺者の体が湖に触れそうな写真をめくった瞬間。

担当者は大きな叫び声を発し、写真をとり落とした。
その手に握られた写真には写っていたのは


湖から突き出た無数の手だった。

110 名前:774 (1) :02/09/27 01:44 ID:GentY0R2
ある男が、ほんの遊びで付き合った女を孕ませてしまいました。
一応「責任をとって」結婚はしたのですが、もともとそんなに愛情を感じている
わけでもなかったため、男はすぐに結婚生活が嫌になりました。
男は外に女を作り、家では妻に暴力をふるうようになりました。
とはいえ、幼い子供がいるということもあってか、互いに離婚話を持ち出すことは
ありませんでした。

そんなある夜。
いつものようにいさかいが起こり、いつものように男は妻に暴力をふるいました。
ところが打ち所が悪かったのか、妻は転倒したまま動かなくなりました。
死んでしまったのです。
男はパニック状態のまま、妻の死体を山奥に運び、雑木林の腐葉土の中に埋めました。
作業を終えて家に帰った男は風呂で全身を洗いましたが、
いくら石鹸で洗っても洗っても、腐葉土のにおいは取れませんでした。

数日が経ちました。
男の体から腐葉土のにおいは取れず、
それどころか日に日に強くなっていくように感じました。
それに加え、何やら生ゴミのような甘酸っぱい異臭も混じるようになってきました。
男はノイローゼ状態になり、仕事にも出なくなりました。
不思議な事はもう一つありました。
2歳になる子供が、母親がいなくなったことに関して何の疑問も抱いていない
ようなのです。
男はそれにも不気味さを感じました。
いっそ「ママはどうしたの?」ときかれた方が安堵を得られたでしょう。
しかし子供は普段とかわりなく、一人遊びなどして過ごしているだけなのでした。
男の体から出る異臭にも、全く反応を示しませんでした。


111 名前:774 (2) :02/09/27 01:45 ID:GentY0R2
さらに数日が経ちました。
何を食っても甘酸っぱい腐葉土の異臭しかしなくなったため、
男は食事をとらなくなりました。
そして次第に衰弱していきました。
そんなある日、一人遊びをしていた子供が顔を上げて不思議そうに尋ねました。
「ねえ、パパ、ママのことなんだけどさあ」
男はついに来たか、と思いました。不意に異臭が強くなりました。
子供は小首をかしげながら、不思議そうに尋ねました。
「どうしてパパ、ずっとママをせおってるの?」

異臭は背後から漂っていました。

112 名前:名無しさん :02/09/27 01:46 ID:GentY0R2
カップルが山道をドライブしていた。
ふと気がつくと前方に子どもがいる。
男はあわててブレーキを踏んで表に出たが子ども
の姿はない。
前方を見るとそこは断崖絶壁でブレーキを踏んで
いなければ車ごと落ちていたところだった。
女は「きっとあの子どもは私達を助けてくれた良い霊だったのよ」
と言った。
その直後背後から「落ちちゃえば良かったのに・・・」
と声がした・・・

113 名前:名無しさん :02/09/27 01:46 ID:GentY0R2
彼女は、ストーカーのような男に追い回される夢を見ました。
走って叫んで、助けを求めようとしましたが、間もなく捕まってメッタ刺しに!
自分のモノスゴイ悲鳴で目が醒めました。

ある日彼女は、近所の公園の側を歩いていました。
すると、なんと夢で見た男にソックリな男が向こうからやって来るでは
ありませんか!
恐怖のあまり彼女は電話ボックスに駆け込み、友人に電話をかけました。

男は通り過ぎました。

安堵の胸を撫で下ろし、再び歩き始めた彼女。
するとまた向こうからあの男がやって来たのです!

心臓は割れ鐘のように乱れ打ち、腋も手の平も冷や汗でじっとり濡れています。
しかし今度は逃げ込む場所がありません。

彼女は、男の、横を、通り抜けました。

男は そのまま 通り過ぎながら 呟きました
「夢と話がチガウじゃねえかよ」

114 名前:774 (1) :02/09/27 01:47 ID:GentY0R2
ある大学のサークルでの合宿でのこと。
A子は一人だけ、サークルのバスの集合時間に遅れてしまい、
遅れて宿に着いた。
宿に着くとサークルのメンバーが皆暗い顔をしている。
「何かあったのか?」
A子が聞くと1人が話し出した。

サークルのメンバーのうち、A子と付き合っていた男が
やはり遅れてくることになり、バイクを走らせてくる途中
崖がら落ちて事故死したとのだと。
A子は信じられなかった。悲しみに沈むというより、ショックで
呆然としてしまった。
合宿は中止となったが、夜遅いこともありその晩はとりあえず宿に
泊まることとなった。
午前2時過ぎ、A子が寝るに寝られずまんじりともしないでいると、
突然ふすまを激しく叩く音が。


「A子、俺だ、ここを開けてくれ!!」

間違いなく事故死したはずの男の声だ。
A子が恐怖に身をこわばらせていると、
叩く音はどんどん激しくなっていく。
周りのメンバーは言った。

「あなたのことが心残りで、彼の霊があなたを連れに来たのよ。
絶対に開けてはいけない、あなたも連れて行かれてしまう!」


115 名前:774 (2) :02/09/27 01:48 ID:GentY0R2
そうしている間にも、ふすまを叩く音は破れんばかりの音に
なっていく。
「A子、俺だ、今すぐここを開けろ!早く!!」
A子は恐ろしさで身を震わせながらも考えた。
彼は霊になってまで自分に会いに来たのだ。
最後に一目会って、お別れをしに来たのかもしれない。
今、会わなければ一生後悔することになるかもしれない。
それに、何かあっても周りにはサークルのメンバーがいる。
A子はしばらく躊躇した後、皆の制止をふりきってふすまを開けた。


そこには確かに彼がいた。
顔を真っ青にし、荒く息を吐く彼の姿が。
彼は真っ青ではあるが、普段の彼と変わりがない。
「あなた…事故で死んだんじゃなかったの?」
「そんな話、誰に聞いたんだ。」
彼が話すところによると、サークルのメンバーが乗ったバスが
崖から転落し、乗っていた全員が死亡したという。

えっ、と思いA子は後ろを振り返る。
そこにはだれもいなかった。

116 名前:名無しさん :02/09/27 01:49 ID:GentY0R2
海岸にいったAさんは岩場で転んでしまった、傷は浅かったので
すぐに治りAさんもこの事を忘れていた。
その数週間後Aさんは膝にものすごい痛みを覚え病院に検査に行った。
レントゲン写真を見たAさんは驚いた。
ちょうど膝のあたりに何かが大量に付着しているのである。
只事で無いらしいということで切開してみると
Aさんの膝の皿はびっしりとフジツボで埋め尽くされていた。

117 名前:名無しさん :02/09/27 01:49 ID:GentY0R2
ある男に買ってもらったネックレスをしていた女が、
癌になって死んだ。
死ぬ間際、女は見舞いに来た女友達に、それを渡した。
「私は、もういらないからね・・・」

友人は、着けるのは気が引けたので、
鑑定士に出し、それを分析してもらった。
後日、鑑定士から電話が。

「・・どこでこの様なものを手に入れられたのです?
それはいいとしても、これはウランの結晶体です。
こんなもの着けたら、放射能にやられて死んでしまいますよ」

118 名前:名無しさん :02/09/27 01:50 ID:GentY0R2
小4のK君がお母さんと一緒に買い物に行って帰る途中
とおりがかったマンションの1階のベランダに
同い年ぐらいのかわいい女の子が組んだ腕をベランダの縁に
のせてその上に顎をのせてぼんやり外を見ていた、
その子がK君が見てるのに気づき笑顔を作った
K君も笑って返した
そのとき女の子が組んだ腕をものすごい速さで揺らしながら
腕と頭だけになってむかってきた

119 名前:名無しさん :02/09/27 01:51 ID:GentY0R2
Aと、霊が出ると噂の廃墟に肝試しに行ったときの帰り道。
とくに何も出なかったので内心ほっとしながら歩いていると、
Aがいきなり言った。

「俺ら友達だろ」

「え?… うん。」
「なら何があっても逃げるなよ」
「どうしたんだよ?」
Aは黙って足元を指差す。

そこには何本もの白い手がしがみついていた。

「!!!!!」
俺は何も言わず、そこから逃げ出した。
しばらく走ったのだが、そのうち息切れがしてきて立ち止まり、荒く息を吐いた。
苦しいながらも自分のやったことを考えずにはいられなかった。
落ち着いてくると後悔の気持ちが非常に強くなり
俺はAがいたほうへ走り出した。

しかし、Aはいなかった。
俺は泣きそうになって散々探したが、結局Aをみつけることはできなかった。
Aはそのまま行方知れずになってしまった。

120 名前:名無しさん :02/09/27 01:51 ID:GentY0R2
その女性はストーカーに追けまわされていました。
家には悪戯電話が毎日同じ時間にかかってきます。
はじめのうちは
「今日は○×で買い物していたね」
という内容でしたが、次第に
「今日は○時に帰って来たね」
「今、電気を点けたね」
という内容に変わっていき、そのことから
ストーカーはだんだんと彼女の家に近づき、その近くから
電話をしていることが分かりました。

身の危険を感じた彼女が警察に相談したところ、
電話のかかってくる時間が同じなら逆探知が出来るとのことで
次の電話を逆探知することになりました。

次の日も案の定、電話は同じ時間にかかって来ました。
彼女が電話を切って数分後に警察から電話が
掛かってきました。


「○×さん!すぐに家を出てください!
電話はあなたの家の2階から掛かってきているんです!」


121 名前:名無しさん :02/09/27 01:52 ID:GentY0R2
小学校の頃に先生から聞いた話。

先生の友人がバイクの免許を取ったから山道を走っていたそうだ。
で、山道の途中に女の人が立っていたらしい。
女は「山を降りたいけど車がこないので乗せてください」と言ったそうだ。
結局その女をメット無しで乗せていく事になったんだけど、
急カーブでブレーキがギリギリだった為に女が落ちたらしい。
もちろん女は地面を転がっていった。
どうしようもないと思った友人は黙って山を降りた。
だが、山の中腹でバックミラーに四つんばいの女が走ってくるのを見た。
それはさっき落ちてった女で、四つんばいなのにバイクに追いつきそうな速さだったらしい。

結局フルアクセルで振り切った友人は、このことをオカルト好きな奴に広めたんだが
数日後に同じ山で事故死したらしい。

122 名前:名無しさん :02/09/27 01:53 ID:GentY0R2
「Q33NY」
これはニューヨーク貿易センタービルの番地である。
ワードを開いてこれを打ってサイズを72(最大)
更にフォントをwingdingsに変更してみる。

一説によるとこれはあの事件を暗示したものだという。

123 名前:名無しさん :02/09/27 01:53 ID:GentY0R2
タクシーに乗っていたら、やけに焦げ臭いタクシーで
冷房も効きすぎで寒かった。ただ運転手が愛想よかったので
我慢して乗っていた。

交差点の信号待ちでタクシーが止まった。
ふと外をみたら、ショーウインドに
自分が乗ってるタクシーが映ってるんだけど、よくみると
そのタクシーが事故に遭ったみたいにボロボロで、
運転手も焼死体そのものに見えた。

慌てて金を払って降りた。

124 名前:名無しさん :02/09/27 01:54 ID:GentY0R2
タイマーを使って自分のポラロイドを撮っていた人。
気に入らないので何枚か撮っていると、画面の端に人影のようなものが。
お、なんだ、と振り返っても誰もいない。部屋には自分だけ。
ためしにもう一枚撮ってみると見知らぬ男が自分の背後に立ち尽くして
いる写真が。
更にもう一枚撮ると、なんと自分に向かって包丁を振りかざしている
写真が・・・
すぐさま撮影を止めたそうですが、連続写真など撮っていたら・・・・

125 名前:バス停(1) :02/09/27 01:55 ID:GentY0R2
高校のとき妹と学校から帰っていたときの出来事。
俺の通っていた学校はかなり山のほうにあって、繁華街に出る
までは道路の脇は樹木が生い茂る結構深そうな森。
開発があまり進んでいなっかった当時、民家もかなり少なかった。
バスも通っていたが、家と学校が歩いて行けなくも無い距離なのを理由に
親がバス賃をケチるので、兄妹共々毎日歩いて登下校していた。慣れていたので
どうということはなかったが。
その日、かなり日も落ちていたにも関わらず、たまたま妹と帰りが一緒になり、
一緒に帰る友達も既に帰ってしまっていたので、二人で帰ることにした。

二人で話しながら暗い道を歩いていると、妹がある事に気づいた。
「ねえ、兄貴?あんなとこにパス停あったっけ」
そこには見なれないバス停があった。一瞬新しくできたバス停かとも考えが
どうも違うようだ。どう見ても新しいバス停とは思えない。
なぜかというと、そのバス停はあまりにも汚かった。
屋根には所々穴が開き、支柱は赤茶けてほとんど錆びてしまっている。
時刻表など字が消えて読むことすら出来ない。
そもそも、そのバス停の周りには森しかないのだ。一番近い建物まで
数百メートルはあるし、その建物だって小さな民家だ。
こんな何も無い中途半端なところにバス停を作る理由が思いつかない。
毎日通る道なのだからこんなバス停があったとしても今まで気づかない訳が
無いじゃないか。

126 名前:バス停(2) :02/09/27 01:57 ID:GentY0R2
それにあのバス停、なにか変だったのだ。なにが変なのかは説明できないが、
とにかく、なにか陰気で、そこだけ空気が違うような感じがした。
妹も同じ考えだったらしく、どちらが何をいうでもなく
何時の間にか二人とも黙って早歩きになり、その場を去った。
気味が悪かったのだ。

「ねぇ・・兄貴、あのバス停なんか気持ち悪かったね」
あのバス停から大分遠ざかり、そんなことを話して歩いていると
横を歩いていた妹が突然、足を止めた。
「ん?どうした?」
問い掛けても返ってくるのは沈黙のみ。
妹の顔が心なしか蒼く見えた。表情から余裕が消え、
怯えと驚きの混じった表情へ変わっていった。
妹の視線の先には・・・・・・・


127 名前:バス停(3) :02/09/27 01:57 ID:GentY0R2
さっきのバス停があった。
同じ屋根の穴、同じ錆び方、そして同じ不気味な雰囲気。
まさしくさっき通り過ぎたはずの「あのバス停」がそこにあった。
しかも今回は「人」がいるのだ。あのバス停に女がいるのだ。
なぜか雨でもないのに傘をさしている。目立つ真っ赤な傘だ。
何より気味が悪いのはその女、下半身が「無い」のだ。
よく幽霊には足が無いとか言われるが、その女には足どころか
腹から下がゴッソリ「無い」のだ。
完全に下半身が消えてしまっていた。
妹は俺の腕を強く握り、「彼女」が見えないように
俺の肩に顔を伏せて震えていた。
当の俺も情けないことに足がすくんで動けなかった。
しかも俺達の恐怖心はこの後さらに煽られることになった。

俺達は恐ろしくて一歩も動いてないのに、
その女とバス停が、ほんの少しずつだが近づいてきているのだ。
動くところを確認しようとジッと見ていると
まったく動かないのだが、何かの拍子に何時の間にか
近づいてきているのだ。思わず目を擦ってみると、
また距離が縮まっているではないか。やはりバス停ごと。
その女とバス停は、どうも目をつぶると近づいてくるらしかった。
下半身の無い赤い傘の女と、得体の知れない不気味なバス停が
まばたきするたびに俺達兄妹に近寄ってくるのだ。

128 名前:バス停(4) :02/09/27 01:58 ID:GentY0R2
心臓が急激に高鳴り。身体が凍りついたように冷たく感じた。
目をつぶってしまうことも考えたが、一気に女が近くに来そうで
できなかった。かといってまばたきをずっとしないというのも
難しい。少しずつ、しかし確実に女とバス停は距離を詰めてくる。
冷水のようにも感じる汗が頬をつたう。
ついに女が目の前まで迫ってきた。と思ったら女もバス停も
煙が散るように突然消えてしまった。
何が起こったのかよくわからなかったが、とりあえず妹を
安心させようと、声をかけようとすると以外にも妹の方から話掛けてきた。
「兄さん・・・」
「え?(兄さんだと?)」
妹は普段、俺のことは兄貴と呼んでいる。
兄さんなどと呼ばれたことは一度も無いのだ。なにか様子がおかしい。
一言「兄さん」と呼ぶと妹が顔を上げた。

129 名前:バス停(5) :02/09/27 01:59 ID:GentY0R2
顔が違った。完全に別人の顔だった。いや、人間の顔じゃなかった。
目と口から黒い煙のようなものが噴き出しているのだ。
妹の身体を乗っ取ったらしいそいつはニヤリと笑うとこう言った。
「兄さんも一緒に乗って行こうよ・・・ねぇ」
「俺はどこへも行かない!それより妹の身体から出ていってくれよ!」
俺がそう言うと妹の顔がみるみる戻っていった。
妹の意識はハッキリしていたが自分が乗っ取られていた間のことは
覚えていないようだった。もうなにもいないことを妹に告げると、
よほど怖かったのかしゃがみ込んで泣き出してしまった。

今でもあの女の目的は分からない(想像はできるが)
そしてあのバス停はなんだったのかもわからない。

130 名前:名無しさん :02/09/27 02:01 ID:GentY0R2
深夜、ある学生が夜食を買いに出掛けました。
その学生はマンションの最上階に住んでいたので、自分の部屋の戻るのにも
いつもエレベーターを利用していました。
その日もいつものように8階のボタンを押してエレベーターに乗り込んだのですが
次の瞬間、チーン・・・と音がして2階でエレベーターが止まりました。
ところがドアが開いた先には誰も居ませんでした。
イタズラかとも思ったのですが深夜ですし
「珍しいな」と思って気にせずドアを閉めました。
けれどまた次の階へ進んだ途端、チーンとドアが開きます。やはり誰も居ません。
不思議に思いながらまたドアを閉めました。
ところがそんなようなことが1階上がるごとに何度も何度も続くのです。
その度に彼もドアを閉めては上がり、閉めては上がり・・・を繰り返します。
さすがにその学生も少し気味悪くなったのですが、
自分の8階まであと少しということもあり、
少し意地にもなっていたのかそのまま乗り続けました。
ようやく7階まで来た時、また例のごとくドアが開きました。
学生も手馴れた様子でまた閉めようと閉ボタンを押したのですが、
今度はどうしたことか
いくらボタンを押しても閉まりません。
おかしいな、と思った途端・・・

ブーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!

と、定員オーバーを告げるブザーがエレベーター内に鳴り響きました。
その学生は慌ててそのエレベーターから降りると、
ブザーは鳴り止み、ドアは静かに閉まったそうです。
あなたも気をつけて下さい。
深夜のエレベーターには何が乗ってくるかわかりません・・・

131 名前:774 (1) :02/09/27 02:04 ID:GentY0R2
ある秋の日、友達が自分の下宿で飲み会をするよと電話をかけてきました。
ちょっと遠いのですが、近所のあっちゃんを誘って行くことになりました。
男の子が3人、女の子が2人で、初対面の子もいて、
挨拶しながら、だんだんと話は盛り上がって、みんな飲んでいました。
あるとき、男の子の一人が、

「俺の友人に霊感が強い奴がいるんだ。」と話しはじめました。
「奴を呼んでみようか。」「もうこんな時刻だよ、大丈夫?」
などと、彼の話題で盛り上がっていたときです。
突然電話が鳴りました。そのくだんの彼からでした。
「おぉ、タイミングいいじゃん。」
と余計盛り上がった私たちは、彼を加えて騒ぐことにしました。

彼は程なくしてやってきました。
彼は、呼ばれた気がして、電話をかけてきたそうです。
そんな彼を加えた途端、話の方向はもちろん怪談の方になっていきました。

「で、私が。」
「俺も俺も。」とみんなが話が怪談ではずんでいました。

132 名前:774 (2) :02/09/27 02:05 ID:GentY0R2
すると、だんだんと、部屋がピシピシと鳴ってきました。
みんなは、「なんだ、なんだ。」と言いながら、
部屋が鳴るくらい、たいしたことがないと思って、話を続けていました。
しかし、だんだん、部屋だけではなく、外もにぎやかになってきました。
下宿の階段を上り降りする音、
下宿の庭のある芝生を何人も踏んで歩いている音、
ドアの向こうに誰かがいる気配、
しかも部屋がとても寒くなっている(暖房は27度まであげたのに)など、
誰もがなんか状態が正常じゃないことに気がつきました。

「なんだ?外でなんか起きているのか?」
と、そこにすむ友人が、カーテンを開けようとしました。

「だめだ!開けちゃいけない!」と、例の彼が叫びました。
「開けたら、入ってくる。それでもいいのか。」と妙に静かな声で言いました。

しかし、時刻は、夜の12時くらいになっていました。
もう、私は帰らなきゃいけない時刻でした。
「これじゃ、帰れないよ。」と立ち上がりました。
「でも、帰るよ、あたし。親の方が恐いもん。」
「朋子さん今、出れると思っているの?」
「それでも、親の方がこわい。」と言った私に、その男の子は言いました。

133 名前:774 (3) :02/09/27 02:06 ID:GentY0R2
「朋子さん、誰がどこにいるかわかるよね。」
「うん。」
「じゃ、この塩を持って。
それから、友達の彼女の手は絶対に絶対に放しちゃいけないよ。」

私は、その時手に取るように外の状態が分かっていました。
芝生を歩くのは3人、玄関先に2人、階段に3人座っている、
しかも、近所の教会の曲がり角に恐い感じのものが居るのまで、わかっていました。
妙に冷えた冴え渡る感じが自分にしました。
私は、その男の子は、玄関先をきれいにしている間に、
友達の手を取って走り抜けて帰れと言ってくれました。

「いくよ。」
「うん。なんかとんでもないことになったけど、よろしく。」
男の子は深呼吸して、玄関先に向かって何か叫びました。
途端、玄関先がなんか少し明るく暖かくなりました。

「いまだ、いくよ、あっちゃん。」
「わかった、朋子。」
私は、友達の手を握って、走り出ました。
あの角はだめだ、あそこならいける、とジグザグですが、
大通りに出て行くことができました。しかし、終電は、行ってしまった後でした。
私は、あっちゃんの手を握りながら、タクシーに乗ることにしました。
ちょうど、大通りの右側の霧の影から、タクシーが来ました。
私は、手を大きく振って、その車を停めました。

134 名前:774 (4) :02/09/27 02:07 ID:GentY0R2
「あぁ、これで助かったよ。」
とあっちゃんに笑うと、さっそく乗り込みました。
もう、二人とも興奮していて、行く先を言うことを忘れていました。
車は、下宿先を離れていきます。
「恐かったねぇ。」
とあっちゃんと私は話していました。
ふとその時、後ろからクラクションの音がしました。
振り返ると、さっきの彼がものすごい顔で、スクーターを飛ばしてやってきます。
「なんだ?なんだ?」
と私とあっちゃんは、後ろの彼に手を振りました。
なんで、彼は追ってくるんだろう。忘れ物でもしたかな。
まぁ、急いでいたからしょうがないや、と思って前を向いた私は、
行き先を言っていないことに気づきました。
もくもくと進んでいくタクシーの運転手は振り返りません。

私は、タクシーの運転手に話し掛けました。
「高井戸までお願いしたいんですが。」
運転手は答えませんでしたが、まぁ、無口な人なんだろうと安心して、
私は、あっちゃんの手を放しました。
すると、後ろからどなり声が聞こえてきます。

「止まれ!止まってくれ!」
「止まれ!止まってくれ!」

あんまり、うるさく追ってくるので、
私たちは、車を止めてもらうことにしました。
「あのー、友達が後ろから来るんで、ちょっと止まってもらえますか?」
「すみません、ちょっと止まってください。」

135 名前:774 (5) :02/09/27 02:07 ID:GentY0R2
運転手はもくもくとハンドルを握って振り返りません。
私たちは、半ばパニックになりました。
「止まってください!!」
「ちょっと聞いてるんですか?止まってー!!」

叫び続けるあっちゃんと私は、慌てて、車のドアを開けようとしました。
もうパニックでした。タクシーのドアは、安全のため、普通は開きません。
それでも、しつこくがんばっていると、
突然、ガタっと音がして、私は外に放られました。
まるで、止まった車から飛び出したような衝撃しかありませんでした。
そうです。タクシーに乗ってずいぶん時間が経っていたのに、
タクシーを止めたところからちょっとのところに私は転がっていたのです。
タクシーは、そのまま、霧の向こうに
あっちゃんを残したまま、行ってしまいました・・。

私は、あの時のことを今でも悔やんでいます。
私はあっちゃんの手を放していたのです。

絶対に放しちゃいけないと言われていたのに・・。
友達は、後で、私に話してくれました。
私たちが大通りに出てつかまえたタクシーは、みんなには見えていなかったこと、
二人はただ霧につつまれて見えていたこと。

136 名前:774 (6) :02/09/27 02:08 ID:GentY0R2

翌昼、あっちゃんは、その通りのずいぶん先の場所で
錯乱状態で発見されました。
何があったのでしょうか・・。
あっちゃんは、今でも誰とも話せないまま、病院にいます。


あっちゃんが見つかった場所は、多摩霊園の前だったそうです。



137 名前:774 (1) :02/09/27 02:09 ID:GentY0R2
これは、私が中学生の時に同級生から聞いた話です。
その子が小学生の頃、父親の転勤で中古の家に引っ越しました。
中古とはいえ、ほとんど新築同様の立派な一軒家でした。
そして、その子は念願の自分専用の部屋を手に入れることができました。
でも、その部屋には一つ気になることがありました。

北側の壁に大きなシミがあるのです。

見ようによっては、人の形にも見える不気味なシミでした。
しかし、やっと貰えた自分専用の部屋です。
その子はシミを隠せるくらいの大きなカレンダーをぶら下げて、我慢することにしました。
そしてその夜。その子は夢を見ました。
どこからともなく、大人の女性が現れるのです。
その女性は、体が腐り半分ミイラのようになってしまったとても恐ろしい姿だったそうです。
そして、その女性は人差し指でその子の眉間をぐいぐい押すのです。
肉が腐り落ちてしまってほとんどほとんど骨だけになってしまった指で、
痛いくらいに押すのだそうです。

138 名前:774 (2) :02/09/27 02:10 ID:GentY0R2
気づいたら、朝でした。朝食の時に父親がその子の顔を見て言いました。
「お前、おでこに赤いアザができてるぞ、虫にでも刺されたか?」
一瞬「え?」と思ったその子ですが、
すぐに夢のことを思い出し、洗面所に駆け込みました。
そして、鏡に映ったその子の顔には、
眉間にはっきりと赤いアザができていたそうです。
その子は「きっと引っ越したばっかりで慣れてないからあんな夢を見たんだ」
「おでこのアザもちょうど虫に刺されたか何かして、あんな夢を見たんだ」
そう思うようにしてとりあえず。学校へ行きました。
夕方、学校から帰ってきて部屋に戻ったその子は、
初めて通う道に疲れて、しばらく夢のことは忘れていました。
でも、ふと、カレンダーを見た瞬間あの夢の記憶がまざまざと思い浮かんできました。

「引っ越したばかりで疲れているんだ」
そう思おうとしても、妙にあの壁のシミが気になります。
引っ越してきたときは新築の臭いだと思っていた部屋の臭いも、腐臭のように感じてしまいます。
まだ家には誰も帰って来ていません。
恐怖に耐えきれなくなったその子は家の外に出て、親が帰ってくる時間まで公園にいました。
そして、その夜、親に夢のことを話し、いっしょに寝てくれるように頼んだところ、
「引っ越したばかりで疲れてるんだろ。馬鹿なこと言ってないで早く寝なさい」
そう言われ、部屋に戻されてしまいました。


139 名前:774 (3) :02/09/27 02:11 ID:GentY0R2
その子は部屋を明るくして、「気のせいだ」と思いこむようにしてとにかく布団に入りました。
そして気づいたら眠ってしまったそうです。

深夜、何かの気配で目が覚めました。
「怖い、目を開けたくない」そう思い、しばらくの間堅く目を閉じていました。
どのくらい経ったのでしょう。
かなりの時間が経過しても、眉間を押される感覚も物音のひとつもしません。
「見るんだ、目を開けて何もないことを確認するんだ」
そう思い、その子はうっすらと目を開けました。

そこには、昨日と同じ腐りかけた女性がいました。
じっとその子のことを見つめています。

叫び声をあげようとしました。大きな声で親を呼ぼうとしました。
でも体が固まってしまい、言うことを聞きませんでした。
そしてその子はそのまま気絶してしまったそうです。



140 名前:774 (4) :02/09/27 02:12 ID:GentY0R2
朝、暗い気持ちで鏡を見ると、
昨日と同じ場所に昨日よりも赤くはっきりとアザができていました。
かなり顔色が悪かったのか、親が
「お前、すごい顔色悪いぞ、学校休んだほうがいいんじゃないか?」
そう言いました。
でも、あんな部屋に一日も寝ていられないと思ったその子はとにかく学校へ行きました。
その日は最悪の一日でした、あの出来事のせいで学校がちっとも面白くありません。
とにかく、親の帰る時間まで適当に暇を潰し、家に帰りました。
その夜、また親に一緒に寝てくれるように頼みました。
その一生懸命に頼んでる顔を見てただごとじゃないと思ったのでしょう、
父親が一緒に寝てくれることになりました。

そして深夜。またあの女性が現れました。
怖くて体が思うように動きませんが、なんとか隣で寝ている父親を起こしました。
起きた瞬間、父親の顔色が変わりました。
父親にもあの女性が見えているのです。
そして、その子は布団を頭までかぶり、いつのまにか寝てしまいました。

141 名前:774 (5) :02/09/27 02:14 ID:GentY0R2
朝「おい、おきろ」という父親の声で目覚めたその子は、
あの後どうなったのか父親に聞きました。
父親も、同じ体験をしたそうです。
肉が腐り落ちてほとんど骨だけになった人差し指で眉間をぐいぐい押されたそうです。
その証拠に父親の額にも赤いアザができていました。
でも、一つだけ父親は違うものを見ていました。
その女性が北側の壁、ポスターで隠してあるシミの中へと消えていったそうです。

それを見た父親はただごとじゃないと思い、
お坊さんを呼び、その部屋を見て貰いました。
部屋を見たお坊さんはやっぱり
「北側の壁になにかある、一度くずして見た方がいい」
そう言いました。
すぐに大工さんを呼び、お坊さん立ち会いのもとで壁をくずして見ました。
すると、そこには

夢と全く同じ女性の半分ミイラになりかけた腐乱死体が埋まっていたのです。
その女性の眉間には
カレンダーをかけるために打ち付けた釘がざっくりと刺さっていたそうです・・。

142 名前:留守番(1) :02/09/27 02:33 ID:E76Y9Wx.
それは私が一人で留守番をしなければならなくなった日のことでした。
当時私の家は川のほとりにあり、朝になると朝日が一杯窓から降り注ぎ
とても明るく暖かい家でした。
ところが、その日の朝は・・・・

前の晩私は両親を送り出し、一人で晩御飯を済ませテレビを見ていました
すると、屋根の上で足音がするのです。”みしっ、みしっ”
私は猫にしてはずいぶん重そうだし泥棒でも居るのかと思いながら
恐る恐る2階に上がって窓から屋根を覗いたのですが、何もいません。
不審に思いながらも一階に降り、テレビを見ているとまた
”みしっ、みしっ”
また足音らしき音がするのです。

今度私はそっと外に出て、家の外から屋根を見てみました。
その時は外に出れて、屋根を見てみましたがやはり誰もいません。
そんなに、風は強くありませんでしたが、風できしんでいるのかなと思いながらも
気味の悪くなった私は早めに寝る事にしました。
布団に入ってからも
”みしっ、みしっ”
という音は何度か聞こえましたが、無視して布団にもぐり込んで寝てしまいました。

143 名前:留守番(2) :02/09/27 02:34 ID:E76Y9Wx.
次の日の朝、そう確かに時計は7時過ぎを指していたので朝だったはずです。
私は足音の事などすっかり忘れ目が覚めました。
時計を見ると7時過ぎですから、布団を抜け出しカーテンを開けました。
そこからは、朝日が降り注ぐはずでした。しかしその日は朝日がありません。
「あれ?時計壊れたのかな?まさか夜って事はないよね」
時計を確認すると確かに動いています。

テレビをつけましたが、テレビはどのチャンネルも砂の嵐です。
「なにか、おかしい」
そう思った私は急いで電話の受話器を取りました。
”ぷーっ、ぷーっ、ぷーっ”
電話が通じません。
焦った私はもう一度窓の外を見に行きました。

そこは漆黒に包まれ、何も存在しない闇でした。

144 名前:留守番(3) :02/09/27 02:35 ID:E76Y9Wx.
廻りの家も近くの川も何一つ見えません。
私は恐怖よりも先にここを抜け出したい本能に駆られ、
玄関へ急ぎ勢いよくドアを開けた瞬間。

私は絶望しました。

玄関を開けた先に地面は無く、そこにも闇が広がっていたのです。
恐くてとても踏み出せないような、深い闇でした。
私は力無くその場に座り込み流れてくる涙をぬぐう事すら忘れ呆然としていた時
ふっと、ドアが外から開き、ぼうっと顔を上げた私の目に飛び込んできたのは


いっぱいの朝日と両親の姿でした。

反射的に窓を振り返るとそこにもいっぱいの朝日が・・・・・

145 名前:名無しさん :02/09/27 02:36 ID:E76Y9Wx.
これは、私が小学生のころの話です。
私も家庭は母子家庭で、学校から戻ってくると、兄と
二人で留守番の毎日でした。
とある雨の日、家の中で(かくれんぼ)をしようと、
いうことになり、私が鬼で、兄が隠れました。
100まで数えて、兄を探しに行きました。
いろいろと探してから、母の部屋にあった洋服ダンス
を探してみました。
その洋服ダンスは服でいっぱいで、腕だけを突っ込み兄を探しました。

そうすると、(兄)の手に触れ、それを掴み引きずり出そうとしました。
ところが、逆に私の手を洋服ダンスの中に引きずり込もうとします。
そこで、『お兄ちゃん、ずるいで。早よ出てきなーよ』
と、言ったのですがますます私を引きずり込もうとします。
そんな感じで、ワーワーとしていると、『おい!』の一声。
その声で振り向くと、洋服ダンスの中にいると信じていた(兄)が
『何、してんの?』
私は、怖くなり慌てて手を引き抜きました。
その後は、ずっと泣いていました。
あれは一体なんだったのでしょう。

146 名前:名無しさん :02/09/27 02:36 ID:E76Y9Wx.
僕が会社から帰宅しようと電車に乗ったら、見知らぬ女が話し掛けてきた。
その女は日本語を解さないらしく、何を僕に伝えようとしているのか理解するのに
随分と苦労したが、結局分からずじまい。随分熱心に何かを訴えていたのだが。
やはり外国語を勉強するのも大事だなあ、と僕は思った。
たいして面白くもなさそうだと思ったが惰性で買ってしまった文庫本に
知らず知らず熱中していたが、はっ、と思った。乗り越してしまったか。
回りを見渡して初めて気づいた。

誰も乗っていない。

あれ、どこを走っているのかな?と思って窓から外を見てみた。
郊外を走っているはずなのに
明かり1つない真暗闇を電車は走っていた。

徐々に顔が青ざめてくるのが自分でも分かる。
あの女は、この電車には乗るなと言いたかったのではないだろうか…。

147 名前:774 (1) :02/09/27 02:39 ID:E76Y9Wx.
今日ここで、私が9年前から苦しめられつづけている
後悔と恐怖の記憶を、この話しを見た人に、ほんの少しづつ、
持っていってもらえればいいな、と思い、ここにこうして書かしてもらいます。
実際になにかが憑くわけではありませんが、
そう記述する事で、私自身の記憶の影が、ほんの少しだけ、明るくなるので・・・。
9年前の体験、それは私は某保険会社に入社し、
3年目に突入した矢先のでき事でした。
私は係長になり、4人の部下が居て、その中の3人(I君T君Yさん)は、
一週に2回、欠かさず飲みに行くくらいの中でした。
残りの一人は、この物語には関係無いので、省略させてもらいます。

その日も、私達は4人で行き付けの居酒屋で食べた後、
割り勘で支払いを済ませ、帰る途中でした。いきなり、I君が、
りんご一個がちょうど入るくらいの大きさの、見るからにぼろぼろな
木箱を取り出して見せました。それは変なしかけのある箱で、
以前流行ったルービックキューブのように、色(木目)が
きちんと合うようにそろえると、あくと言う箱でした。
彼の言うには、父からもらったもので、ずいぶん昔のものらしいです。
なんでも、戦争前からあったそうです。

148 名前:774 (2) :02/09/27 02:40 ID:E76Y9Wx.
「父はあけれないし、どうせ戦後の焼け跡で拾ったものだから、
と僕に譲ってくれました。」

と言ってました。
その箱を彼は二世代隔てた今でもいまだに開けられずにいるそうです。
僕は、その箱を見たときから、なんとなく言いようの無い悪寒を感じていました。
僕は霊感があるほうなのでしょうか、
時々、上半身と下半身のつりあいがとれてない人とか、
足の足りない(もしくは無い)小動物等を見かけることがあるのです。
なので、僕は、T君とYさんがかわりばんこにその木箱の節目をずらしたり、
引っ張ってみたりしているのを見ていて、なぜかひやひやしていました。
開け放ってしまうことを、僕の霊感が恐れていたんだと思います。
結局、その日はその木箱はあきませんでした。
店を出て、帰りのタクシーがつかまるまでの5分間くらいしか
時間が無かったので、さすがに無理でした。
その後、その日は全員何事も無く帰宅しました。

149 名前:774 (3) :02/09/27 02:41 ID:E76Y9Wx.
次の日、I君が前日私以外の2人に好評だった木箱を会社に持ってきて、
昼休みにデスクワークをしていた私の元へ、Yさん、T君を連れてやってきました。
私は、その途端、付き合いが悪いと思われるのを覚悟で、彼らに忠告しました。
「その箱は、開けないほうがいいと思う。」と。
彼は、いぶかしげな顔をしながら、僕に、
「兄と同じことを言うんですね。」と返しながらも、得意げに、
「きっと近いうちに開けて見せますよ。」と言って、デスクワークを
している私に気を使い、それきり昼休みは話しませんでした。
そしてその日の仕事が終わった後、4人で、桜見をしようと言うことになり、
近くの公園でYさんのお母さんの差し入れで、筑紫のお吸い物をすすりながら、
桜を堪能していました。そんなときに、T君が、
「この素晴らしい風景を、四人一緒に写真に収めておこう!」と言って、
ポラロイドカメラを出し、それでひときわ幹の太い立派な桜をバックに
写真を撮りました。見事なな写真が撮れました。
でも、変なのです。夜だから、余計な光が入る心配も無し、
開けた場所だから、フラッシュが反射して変色する心配も無いんですけど、
写真が、なんとなく薄い赤色を全体的に帯びているのです。
T君は、こういうこともあるさ、と言って、もう一回全員で写真を撮りました。

150 名前:774 (4) :02/09/27 02:42 ID:E76Y9Wx.
しかし、またも、同じ現象が起こったのです。T君は、
「広い範囲で撮るから、余計なものが入るのかもしれない。
フィルムに余裕はあるし、一人づつ撮ろう。」と言って、
私、Yさん、I君、T君の順番で撮ることになりました。
まず、私の撮影です。
コレはうまく行きました。
つぎのYさん、うまく行きました。
問題はそのつぎのI君でした。1度目で撮れた写真は、さっき撮ったのより、
なんとなく赤みが強くなっているようにみえる写真でした。
そこでもう一回。今度は、なんだか、I君の周りに、赤ではなく、
黄色に近い色の薄いビニールのようなものが、なんとなく移っている写真でした。
気味悪がりながらも、Iくんは、もう一回撮るようにT君にお願いしました。
そして出てきた写真を見て、T君は、「なんだあ、なんか変だ!」といって、
私達のほうに駆け寄ってきてその写真を見せました。
その内容は、かなり凄惨なもので、I君の手や顔はほとんど隠されるほどに
数え切れないほどの黄色い手がI君の体に四方八方から絡んできて、
さらに、I君の体の黄色の手に絡まれていない部分(下半身)も、
鮮烈な赤色に染まっていました。
I君は、これを見せられた後、一つの事実を告白しました。
その内容は、次のようなものでした。

151 名前:774 (5) :02/09/27 02:43 ID:E76Y9Wx.
「今日、昼休みの後、印刷室で、コピー気を回してる間、
木箱をいじっていたら、ついに木箱があいたんですよ。だけど、
中からは、ぼろぼろの布袋が出てきて、それに、
「天皇ノタメ 名誉の死ヲタタエテ」
って書いてました。開けてみたら、大量に爪と髪の毛の束が出てきて、
不気味だから、焼却炉に捨ててしまいました。」

私達は、すぐに、それをお寺に持っていって、その話をして、
写真を供養してもらえるように頼んだんですけど、お寺の住職さんは、
「あなたのしたことは、とても危険なことです。あなたがたの持ってきた
その写真を供養しても、霊の怒りは静まりません。
その木箱を持っていらっしゃい。それを供養してあげれば、
中に閉じ込められていた魂も救われます。ぜひ持ってきてください。」
と言って、寺の住職は、ひとまず今日は帰るように促しました。
しかし、結局、I君と会うのは、その日が最後になりました。

152 名前:774 (5) :02/09/27 02:44 ID:E76Y9Wx.
次の日の朝、I君が、昨日の帰宅途中、自宅近くで自動車に衝突され、
胴体が切断され、下半身は、炎上する車のタイヤに巻き込まれたまま
いっしょに焼け焦げ、上半身は、そこから20メートルくらい
離れたところにあり、即死だったとのことです。
その日、私とT君とYさんは、彼の母親から、木箱を譲ってもらい、
それを寺の住職さんのところに持っていきました。
しかし、寺の住職さんは、

「この箱は怨念そのものです。それも、もはや人のものではなくなっています。
この霊たちの怒りを静めるのは難しいです。供養して差し上げたいですが、
時間がかかります。それでもよろしいですか?」

といいました。I君が、霊に憑かれる行いをしてから、たったの半日で
命を落としたのを見ている私達は、それでは行けないと思い、自分達で、
読経を覚えることにしました。その年の12月、私達が霊の恐怖を
忘れかけていた頃になって、Yさんが火事で亡くなりました。
発火の原因は、ストーブの不完全燃焼だったらしいです。


153 名前:774 (7) :02/09/27 02:45 ID:E76Y9Wx.
残された私とT君は、気味が悪くなり、会社に、転勤を希望しました。
事が起きたこの地を離れれば、霊たちも、私達のことを追って来れない
のではないか、と思ったからです。しかし、考えたくありませんが、
すでに私と彼のどちらかが憑かれている可能性もあるわけなので、
お互いの了解で、別々の場所に転勤させてもらうことにしました。
しかし、その考えは甘かったと、あとから思い知らされることになしました。

それから9年が経過しました。まさに悪夢のような9年間でした。
T君は、転勤後、2年目にして結婚。
その後、一人目の子供が、生まれて半月で肺炎で亡くなり、
二人目の子供も、流産で亡くなりました。
それと同じに、二度にわたる流産でT君の妻も体を悪くし、
脳に腫瘍がデキ、植物人間になって、次第に体力が衰えていき最後には
死に至る重い病気をわずらいました。
そして、6年目の秋に、亡くなったといいます。
T君も、精神的に参っていたのでしょう、翌年の春に、
会社の屋上から飛び降り自殺をしてしまいました。

154 名前:774 (8) :02/09/27 02:46 ID:E76Y9Wx.
それから2年がたち、現在に至ります。
このごろになって、頻繁に、激しい動悸に見まわれるようになりました。
さらに、夢に、先に逝った3人が出てくることも度々ありました。
私はこの先どうなるのか、わかりません。
今の持病の動悸も、恐怖によるストレスからくる一時的なものでありたい、
と思いますが、私を除いた3人がすでに他界してしまっていることから、
私ももう、長くないかもしれません。
この長く読みづらい素人文書を最後まで読んでくださった人は、
私に憑いている霊を鎮める手助けをすると思って、
手を合わせて簡単な読経をお願いしたいと思います。

「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と。

155 名前:774 (1) :02/09/27 02:47 ID:E76Y9Wx.
私はマンションのロビーでエレベーターを待っていた。
彼氏の家を深夜12時に出て、車で送って貰ってきたところだ。
エレベーターは3階にあった。2階、1階、そして地下へと
降りて、また、1階に上がってきた。
チン、と音がして、エレベーターの扉が開いた。
どきっとした。
女の人が乗っていた。五十歳くらいだろうか。主婦のようだ。
両手を自分の前で重ねたようにして、うつむいて立っている。
どきっとしたのは、その人が、入り口に背を向けていたからだ。
ガラス張りで外の見えるエレベーターならいざ知らず、
こんな小さなマンションの、五人も乗ったら窮屈な感じのする
このエレベーターに、一人で壁の方を向いて乗っているなんて。

私は乗るのをためらった。
だが、その後ろ姿からは攻撃的な感じは見受けられない。
小柄で、着ているものだって母や近所の主婦達とたいして
変わらない。大丈夫だろう、と判断した私は、エレベーター
に乗ることにした。さりげなく乗り込んでドアを閉め、
4階のボタンを押して、また、あれっと思った。
どこの階のボタンも押されていなかったのだ。
住人ではないのだろうか。エレベーターの操作がわからない?
何階に行くのか聞いてみようか。
だが、私がそんなことを考えている間もその婦人は少しも
動かないままで、声をかけることができないまま4階について
しまった。一緒におりてきたらどうしよう、と思ったが、
自然にドアが閉まる音が背後にしただけで、その人が動いた
様子はまったく感じられなかった。

156 名前:774 (2) :02/09/27 02:47 ID:E76Y9Wx.
眠っている母をおこさないように風呂に入り、
冷蔵庫をあけると、風呂上がりには欠かせないいつもの牛乳
がきらしていることに気づいた。私の喉は習慣で、
こんなにも牛乳を欲している。
マンションのすぐ近くにコンビニがある。夜中に出向くことも
珍しくない。私は財布を持ち、ドアに鍵をかけて
エレベーターに向かった。エレベーターは4階にあったので、
下向きの矢印ボタンを押したらすぐに扉が開いた。
ぎょっとした。
先程の女の人が、まだ同じ姿勢のまま乗っていたのだ。
恐い、と感じた。
今度は乗れない、と思った。
私はその人が振り向いたりしない事を祈りながら
階段のほうへ向かった・・・。

157 名前:名無しさん :02/09/27 02:48 ID:E76Y9Wx.
火葬場で働いてた人の話。

夜中に宿直してると、駐車場あたりにエンジン音が
聴こえたんで見に行くと、ピザ屋のにーちゃんが
笑いながら原付に乗ってぐるぐる回ってたそうな。

「夜間は出入り禁止だから出て行ってもらえる?」
って言おうと思い近づくと、そのにーちゃん笑ってた
んじゃなくて、事故か何かであごが砕けて垂れ下がり、
笑ってるように見えたんだと。

で、その人が腰抜かしてる間に3周ほど駐車場を
回って外へ消えていったらしい。


158 名前:名無しさん :02/09/27 02:49 ID:E76Y9Wx.
アメリカの話。

父親が小さな息子を連れて、ショッピングモールに出かけた。
小さな子供を一人でトイレに行かせてはいけない、と言われていたが、
彼は息子を一人で行かせてしまった。ところが随分時間がかかるので、
気になってトイレの方を見ると、12、3歳の少年達数人が出てくる所だった。
その一人のポケットに血が付いているのを、父親は見逃さなかった。
不吉な予感がして、慌ててトイレに駆け込むと、息子は奥の個室で、
舌を抜かれて便座に座っていた。

当時アメリカには少年達の黒魔術グループがあり、
小さな子供の舌を切り取って来る事が入団条件だったそうだ。


159 名前:771 (1) :02/09/27 02:49 ID:E76Y9Wx.
問1.あなたの前に今大きな壁が立ち塞がってます。
不思議な壁でいろんな色で輝いていますが、あなたが触るとある色に収まりました。
それは何色ですか?

問2.あなたは大好きなアイドルのポスターを手に入れて部屋へ帰りました。
いつもの壁に貼ろうと思うのですが、
そこには既に違うアイドルのポスターが貼ってあります。
破り捨てますか?

問3.壁一面に赤いペンキを・・・・・

少々変った趣旨の深層心理判定、HPだった。
問いを進めて行くにつれ、暴力と変質を感じさせる内容と変ってゆき、
やがて神経をさかなでるものとなっていった。
ラストの問いを前にして、HPの管理者の異常性を確信するに至るのだが、
ここまで来たら診断を見てみたい気もした。

160 名前:771 (2) :02/09/27 02:50 ID:E76Y9Wx.
問66.ここまで答えてくれてありがとう。
これが、最後の質問です。

今、あなたの側に居ます。後ろの壁から見ています。
あなたに触れようと思うのですが、古くからの友人のように肩に触れましょうか?
それとも、あなたに気付かれぬように、風に揺れる絹のように触れ去りましょうか?
今までの、あなたの答えから推測しますに、残虐なほど激しく、気の振れた老婆が
鉈を振り下ろすように、首筋から尾骨にかけて、私の自慢の爪で掻くのがベストだと思います。
ここまで、お付き合いしてくれたアナタ。
これが最後の質問です。

私の腕は、アナタに届く位置にあります。
さあ、お答え下さい。
出来ましたら振り向かないで。

カーテンに写る影は、
確かに壁から伸びていた。


161 名前:774 (1) :02/09/27 02:51 ID:E76Y9Wx.
あるタクシー運転手が○○○(地名)を通りかかると
3人の若い女の子達が手をあげて立っていた。
「お客さん」だ、とすぐに車を寄せ、女の子達を乗せたそうです。
どちらまで、と聞くと
女の子の内の一人がお腹が痛いと言っているので、近くの病院まで
連れっていって欲しいとの事。
見ると、痛がっている女の子はかなり顔色が悪く、苦しそうである。
運転手は「それは大変だ」と、とりあえずここから近くにある
県内でも有名なT病院に向かう事にした。

病院につくと、女の子達は
「私はこの子(腹痛で苦しんでいる女の子)の側に付き添っていたいので、
すみませんが、病院の人を呼びに行ってもらいませんか?」と
運転手にお願いしたそうです。
運転手は引き受け、タクシーを降りて病院の受け付けに向かいました。
そこで看護婦さんに事情を話し、タクシーの中にいる子の様子を見てほしい事を
伝えました。
看護婦さんは承諾し、運転手さんを受け付けに残し駐車場へ。

162 名前:774 (2) :02/09/27 02:52 ID:E76Y9Wx.
……しばらくして看護婦さんは青ざめた顔で戻ってきました。
「あなたは何故こんな事をするのですか!」
看護婦さんは言いました。

運転手さんにはその言葉の意味が分かりません。
「何故こんな事をするのですか!」
再び看護婦さんは言いました。

「どうしてあなたは車に死体を乗せているのですか!!」

看護婦さんが言うには
2,3日前この付近でドライブ中の女子大生が乗った車が事故を起こし、
この病院に運び込まれたのだけれど、全員亡くなってしまったそうです。
そしてその遺体は今霊安室に置かれているのだそうです。

が、タクシーの運転手さんが車に乗せているのはまぎれもなく
その子達の遺体。
「あなたはうちの病院から死体を運んでどうするつもりですか!」
看護婦さんに問いただされても、運転手が乗せた時は彼女達は
生きているようにしか見えなかったそうです。

ちなみに事故があった場所は運転手が女の子を拾った場所であるのは
いうまでもありません。
……一体 彼女達は何がしたかったのでしょうか?


163 名前:名無しさん :02/09/27 02:53 ID:E76Y9Wx.
昔多摩川の上流の方で川で遊んでいた男の子が突然行方不明に。
警察の必死の捜査にもかかわらず、その行方はとして知れない。
何日か経ち警察の捜索も打ち切られそうな雰囲気になる。
そんな様子になってきた頃のある日の早朝、父親が「もうだめかな・・・」
と思いながら新聞をとりに家の外に出たところ、
なんと死後硬直した我が子の死体が玄関先に立てかけてあった。
数年前の実話らしいです。


164 名前:名無しさん :02/09/27 02:55 ID:E76Y9Wx.
私の職場の後輩は,婚約者を家に泊め,両親に紹介しました。
その夜、彼女は後輩の家に泊まったのですが、早朝にあの大地震が起きました。
須磨の彼女の家は幸い無事だったのですが,
ようやく連絡が取れた彼女のご両親は,まだ、余震も激しく危険だから,
しばらく帰るなと娘さんに告げました。
3月になり帰省を望む彼女を後輩は車で送りました.
後輩の家は大阪の岬公園でしたが、須磨まで往復で1日仕事となっていました.
彼女を送り届けた後,後輩は自宅に帰るにあたり
事故だけは起こすまいと慎重に運転し,夜遅く帰宅しました.
しばらくして,警察から後輩に呼び出しがかかりました.
速度違反で阪神高速のオービスに後輩が写っているというのです.
そんなことありえないと後輩は警察に乗り込みました.
彼は神戸の惨状に恐怖し、必要以上に安全運転を心がけていたのです。
しかし、そこで見せられた写真に後輩は絶句しました.

まるで記念写真のように,はっきりと自分が写っているのです.
だが,後輩が恐怖したのは写真に写った自分の姿でした.
後輩は,まるで狂人のように天を向き大口を開けて笑っていたのです.
そして,助手席には見たこともない女性が静かに鎮座していたのです.
青ざめる後輩に警官は言ったそうです.

「時々あるんだよ,こういうの…」

165 名前:名無しさん :02/09/27 02:56 ID:E76Y9Wx.
三重県津市の海岸には、海の守りの女神の像が立っている。
昭和30年7月28日、ここで地元の中学の女子生徒が水泳の授業を行っていた。
ここは遠浅で波も穏やかで、 生徒達は海岸から50mほどのところを泳いでいた。
その授業風景が突然一変した。
泳いでいた生徒達が次々と海中に姿を消し、結果36名が死亡、
生存者は9名のみという大惨事になってしまったのだ。

その事故で生き残った一人、弘子さんによると、
当時いっしょに泳いでいた同級生が「弘子ちゃん、あれ!あれ!!」
としがみついてきたので、2,30メートル沖を見ると
その辺で泳いでいた同級生が次々と波間に姿を消していくところだった。
そこで弘子さんは
水面をひたひたとゆすりながら、
黒いかたまりが、こちらに向かって泳いでくるのを見た。

それはぐっしょり水を吸い込んだ防空頭巾をかぶり、
もんぺをはいた何十人もの女の姿だった。
弘子さんは必死に逃げようとしたが足をつかまれ、ものすごい力でひっぱられた。
弘子さんは為すすべもなく水中に引きこまれていったが
薄れゆく意識の中で
足にまとわりついて離れない防空頭巾をかぶった無表情な白い顔を、
はっきり見続けていたという。

この日は天候も良く、遠浅のこの海岸では子供でも底に足がつくはずだった。

弘子さんは助け上げられはしたが肺炎を併発し二十日間も入院し、
「亡霊が来る、亡霊が来る」と、よくうわごとを言っていたという。

その後の調べによると、この海岸には、事件の起こったちょうど十年前の
同じ7月28日に、米軍大編隊の焼打ちで市民250余人が亡くなっており、
その際火葬しきれない遺体は、この海岸に穴を掘って埋めたという
悲しい過去があったことがわかった。

この海辺は現在は遊泳禁止になっている。

166 名前:名無しさん :02/09/27 02:58 ID:E76Y9Wx.
友人がバイクで事故りました。
兎に角、バイクが好きな男で暇さえあればバイクを乗り回している男です。
かといって、飛ばし屋ではありません。
市内走行をする時などは、極めて慎重な運転をする男で、テクニックも持っています。

事故の現場は彼の自宅近くの交差点でした。
事故が多発する交差点で歩道橋が作られ、信号も取り付けられたのですが、
それでも事故の減らないイヤな交差点です。
深夜、彼はその交差点に直進で入りました。
右折待ちの車がいたのは、確認していました。
彼は速度を落とし、パッシングまでして、その乗用車が動かぬ事を見定めて
交差点に進入しました。すると、その乗用車はいきなり急発進したのです。
「殺す気か!!」
彼は思わず叫んだそうです。避けられるタイミングではありません。
彼を跳ね飛ばすために発進したとしか思えませんでした。

咄嗟にバイクを蹴り飛ばし受け身を取りました。
近所の住民が出て来ます。路上に横たわる彼を見て、
「頭を打っているから動かすな!!」などと怒号が飛ぶのが聞こえます。
「大丈夫か?」との問いかけに、頷く事が出来ました。
誰かがヘルメットを脱がせてくれます。路上に横になり救急車を待つ間、
彼は自分を跳ねた車への怒りが沸き上がるのを感じていました。

ふと上を見上げると歩道橋に鈴なりに首が並んでいます。
その首が彼を見下ろしています。
深夜の住宅街で、こんなに野次馬が集まるのかと彼は思いました。
次の瞬間、彼の胸の内の熱い怒りは氷の塊のような恐怖に変わりました。
歩道橋の欄干に並ぶ老若男女交えた無数の顔。
まともな顔はひとつとして無かったのです。
(皆、ここで死んだ奴等だ。こいつら、俺を待っているんだ)
 そう彼は直感しました。
彼を跳ねた運転手は、バイクが全く見えなかったと証言しています。
嘘ではないだろうと彼は言います。
二度とあの交差点は通らないと彼は言っています。

167 名前:名無しさん :02/09/27 03:00 ID:E76Y9Wx.
私はデジカメで写真を撮ることが最近の趣味で、自分のHPに掲載している。
ちょっとテーマにも煮詰まったので友人と共同で
1つのテーマを決めてそれぞれ撮って、
その微妙な解釈の違いを楽しもうという企画を考えた。
公平を期する為に、テーマは第3者にランダムに決めてもらった。
1回目は「高所恐怖症」
私は実際に高所恐怖症で非常に困ったが、決めたことなのであれこれ考えてみた。
結局非常にありきたりだが、高いビルの屋上などから
カメラのレリーズタイマーを押してワイヤでぶら下げるということを思いつき、
某シャイン他、何箇所かで実行してみた。
先ずパソコン上でざっと数十枚の画像をサムネイルで確認してみた。
小さなサムネイル画像ではよくわからないが、余り面白い写真はなさそうである。
その中の1枚で、全然様子が違う写真があった。
なんだか人が手を広げて‘ガーッ’と構えているように見えるのだ。

あれ?こんな写真撮ったっけ?と思い、拡大表示してみた。

それは様子が違ったのではなく、ちゃんと屋上の写真であった。
しかも屋上のへりに捉まった女性が苦悶の表情で睨みつけている顔のアップであった。


168 名前:名無しさん :02/09/27 03:02 ID:E76Y9Wx.

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 掲示板の使い方を間違えていませんか・・・

   ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧    <<1   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ・∀・)  ∧ ∧ <  スミマセン...ネマス。
 (  ⊃ )  (゚Д゚;)  \____________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (つ_つ__
 ̄ ̄ ̄日∇ ̄\| BIBLO |\
        ̄   =======  \

169 名前:名無しさん :02/09/27 13:00 ID:DIkrwjHE


170 名前:電気(1) :02/09/28 14:43 ID:0IT4iH6w
A子さんはサークルの仲間とその先輩と一緒にB先輩のアパートに
遊びにゆきました。みんなで食べたり飲んだりして賑やかに過ごし
ましたが、深夜をまわった頃解散となり、A子さんも近くに住む
友人とともに先輩のアパートをあとにしました。
歩き始めてからしばらくして、A子さんは先輩の家に忘れ物をした
ことに気付いたのです。あわてて引き返しましたが、すでにアパートの
電気は消えており先輩はもう寝てしまったようでした。

がっかりしながら試しにドアノブをまわしてみると、鍵をかけわすれた
らしくドアが開きました。バッグを置いた場所もわかっていたし、
わざわざ起こす必要もないと思ったので、電気をつけずに小さな声で
「バッグをとりに来ました」
といいながら、そうっとバッグを手にとってそのまま部屋をあとにしました。

次の日、学校でB先輩を見かけなかったA子さんは、心配してB先輩の
アパートに行ってみることにしました。するとアパートのまわりは
パトカーや警官や、それを取り囲む野次馬で溢れているのです。

171 名前:電気(2) :02/09/28 14:44 ID:0IT4iH6w
A子    :「何かあったんですか?」
野次馬の1人:「ゆうべ殺人があったんです。◯号室のBさんですって」

犯人はA子さんたちが帰宅した後、鍵のかかっていないドアから部屋に侵入して
ナイフで数回刺して刺殺したということでした。
あの時、先輩をきちんと起こして、鍵をかけるように言っておくんだった…。
A子さんは後悔の気持でいっぱいになりました。

数日後、事件の直前まで一緒に飲んでいたというA子さんとサークルの仲間が、
事情聴取で警察に呼ばれました。A子さんも責任を感じるあまり、分かる限りの
範囲で質問に答えていました。
最後に警官が小さな紙切れを取り出してこう言いました。
「現場にこんなものが落ちていたんですがね。何か心当たりはありますか?」
その紙には汚いなぐり書きで

『電気をつけなくて良かったな』

と書いてありました。 それを見てA子さんは真っ青になりました。
A子さんが部屋に戻った時点で、先輩はもう殺されていたのです。
そしてあのとき先輩を起こそうとするか電気をつけるかしていたら
自分は犯人と鉢合わせして…


172 名前:名無しさん :02/09/28 14:45 ID:0IT4iH6w
ある病院に残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。
友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんはまだ、
その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろう
とおもい、病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。

結局それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月ともたずに
その子はなくなってしまいました。
葬式も終わり、多少落ち着きを取り戻したお母さんはある日、
病院で撮った写真の事を思い出しました。それを現像に出し取りにいって
見てみると、その写真が見つかりません。写真屋さんに聞いてみると、
「いや、現像に失敗して、、、」というそうです。不審に思ったお母さんは
娘の生前の最後の写真だからとしつこく写真屋さんに迫ったそうです。
写真屋さんもしぶしぶ写真をとりだし、「見ない方がいいと思いますけれど、
驚かないで下さいね。」と写真を見せてくれました。

そこには、三人の女の子が写ってましたが、真ん中の亡くなった女の子だけが
ミイラのような状態で写っていたそうです。
それを見たお母さんはとても驚きましたが、供養して
もらうといい写真を持ち帰りました。それにしても恐ろしい
写真だったため霊能者のところに供養してもらう時に
これは何かを暗示してしているのではないかとたずねました。
すると、霊能者は言いたがりません。やはり無理に頼み込んで
話を聞ける事になりました。その霊能者が言うには、

「残念ですが、あなたの娘さんは地獄に落ちました。」

173 名前:びでおて(1) :02/09/28 14:47 ID:0IT4iH6w
ある4人家族がとある地方の旅館に宿泊。深夜に娘か母親が
トイレで惨殺されているのが発見された。

全身を刃物で滅多刺しにされ、顔面は誰だか判別がつかなくなる程
斬り付けられていた。死体には舌がなかった。
トイレには格子のついた幅30・、高さ10・程の窓と小さな通風孔が
あったがとても人の入れる大きさではない。
カギもかけられていた。誰がどこから侵入してきたのか・・・。

警察はその旅館を経営している夫婦、その息子、近辺の変質者などを
聴取したが、現場が密室だったこともあり、迷宮入りになるかと
思われたが、ある日、旅館経営者夫婦に付き添われたその息子が署に出頭。
「近所の目もあり、なかなか正直に話すことができなかったが、
とんでもないことになったので、お話します」

「息子は盗撮が趣味で再三注意していましたが、事件当夜もビデオカメラで
天井裏から個室を撮影していたのです。撮影していると格子のはまっている
小窓のガラスが開き、ガラスの破片を持った小さな・・・、いや、
このビデオテープに一部始終がはいっていますので・・・。」

174 名前:びでおて(2) :02/09/28 14:48 ID:0IT4iH6w
息子はビデオテープについて尋ねられると、恐怖が蘇ったのか半狂乱に。
精神に異常をきたすほどの何かがこのテープに入っているのかと思い、
捜査員達もテープを再生するのを恐れた。

そのテープには排尿する女性を俯瞰で撮影した映像が収っていた。
和式便器にしゃがんでいた女性が立ち上がろうとしたその時、
小窓からガラスの破片らしきものを握った小さな、15〜20・程の
老婆が音もなく飛び込んできた。女性は悲鳴をあげる間もなく
咽を掻き斬られ、そして顔中を、体中を斬り付けられ・・・。
女性が息絶えると、小さな老婆は死体から舌と頭皮の一部を切り取り、天井を見上げ、


「次はおまえだよ」

と言って小窓から出て行った・・・。舌と、髪の毛のついた頭皮とを持って。

捜査員の中には、嘔吐するもの、泣き出すもの、恐怖の余り失禁する
者もいたという。結局事件は未解決のままだが、警視庁に、件のビデオテープが
今なお保管されていると言う。

175 名前:マンホール(1) :02/09/28 14:49 ID:0IT4iH6w
マユミという名の女子高生が学校に向かって歩いていました。
いつもと同じ時間に、いつもの道をいつもと同じ速さで歩いていく。
すると、ふと目の前に同じ学校の制服が見えた。近づいていくと、
それは同じクラスの生徒で、しかもいつもいじめられている女の子だ。
クラス全員が彼女をイジメていた。
先生もイジメを知りながらも見て見ぬふりをしていた。
女子校なので、結構エグイことをする。無視をする時もあれば、
使用済みの生理用品を机の上に置いたりなんてこともあった。
マユミちゃんも、特に彼女を憎らしいと思ったことはなかったが、
自分だけイジメをしないわけにもいかず、周りにあわせて、
無視やひどいことを言ったりしたりしていた。

だんだん近づいていくと、いじめられっこの彼女がとっても
嬉しそうな顔をしているのが見えた。
幸せそうな笑顔で飛び跳ねている。
マユミは、その姿を不思議に思いながらも彼女のすぐ近くまで来た。
彼女はマンホールの上で跳ねていた。とっても幸せそうな顔をして、
なぜか「九、九、九…」と言っている。
「何してるの?」尋ねてみた。
しかし、彼女は返事をせずに「九、九、九…」といいながら跳ねている。
「無視してんじゃないよ」今度は口調を強めて言った。
しかし、彼女は返事をしないで、相変わらず同じことを続けている。


176 名前:マンホール(2) :02/09/28 14:50 ID:0IT4iH6w
今まで、特別に彼女を憎らしく思っていなかったが、嬉しそうに、
しかも自分を無視したことで、何か急にとてつもなく強い感情が湧き起こってきた。
しかし、それを抑え込んで、「なんで、そんなことしてんのよ?」もう一度尋ねた。
それでも、彼女は何も聞こえないみたいに嬉しそうに跳ねている。
ここにきて、マユミの中で今までと違った感情が生まれた。
ひょっとしたら‘マンホールの上で数字を言いながら跳ねる’ということは
とっても楽しいことではないのか、そんなことを思った。
バカらしいとは考えつつも、微かにそんな思いが頭の中をよぎった。

複雑な思いに戸惑いを感じながらも、
とにかくマンホールの上で楽しそうに跳ねる彼女の邪魔をしたくなった。
いじめられっこの彼女がなんでこんな楽しそうにしているの、なにか納得できない、
そんな感情に身を任せ「ちょっと退きなさい。私がやるから」そう言って、
強引に彼女を押しのけ、マンホールの上に立った。
足をわずかに曲げ、すこし腰を低くしてから思いっきり上に跳びあがる。
その瞬間、となりに押しのけられた彼女がすばやく渾身の力でマンホールの蓋を取った。
マユミは真っ直ぐマンホールの下に落ちていく。
彼女は蓋を閉めて、とっても幸せそうな顔で、再びその上でジャンプして、
今度は「十、十、十…」と言いはじめた。

177 名前:名無しさん :02/09/28 14:51 ID:0IT4iH6w
○美ちゃんは小学校に上がる前にお父さんを亡くしてしまい
お母さんはその後再婚もせず、○美ちゃんのために働きまくっていましたが、
無理がたたって倒れてしまいました。
それでも身体が良くなるとまた働きはじめて、そしてまた倒れて・・・。
そんなことを繰り返しているうちについに起き上がれない身体に
なってしまいました。
そして自分がもう長くないと悟ったお母さんは
お守りを1つ○美ちゃんに手渡し、
「ごめんね○美。ひとりでも頑張るんだよ。
でも、どうしても辛かったり耐えられなくなったら
このお守りを開けなさい」と言いました。
しばらくしてお母さんは亡くなってしまいました。
○美ちゃんはお母さんに貰ったお守りをお風呂に入るとき以外は
肌身離さず持ち歩いていました。

その後、○美ちゃんは親戚に預けられたのですが、その親戚は
○美ちゃんを疎ましく思い、あからさまに邪魔物扱いしていたのです。
そして学校でも両親のいない○美ちゃんはいじめの標的になってしまい
辛い毎日を送ってました。
家でも学校でも邪魔物扱いされ、相談できる友達もいない○美ちゃんは
そのうち死ぬ事ばかり考えるようになってしまったのです。
そんな時○美ちゃんはお母さんの形見であるお守りの事を思い出しました。
「辛さに耐えられなくなったら中をあけなさい」
今がその時だと思った○美ちゃんはあの優しかったお母さんの温もりを
思い出しながらお守りを開けてみました。
するとそこには1枚の紙が折り畳んで入っていました。
なんだこれだけ?と拍子抜けした○美ちゃんが
その紙を取りだして開いてみると。そこには・・・
震えた文字で「○美、死ね」と書かれていました。

178 名前:隣(1) :02/09/28 14:53 ID:0IT4iH6w
大学生のAは人をからかうのが好きで、例えばレストランに仲間4人で入り、
店員が「4名様ですね」と言うとAは「良く見ろよ、5人だろ!」
と言って脅かすのだ。
結構しつこくやるので、Aには本当に何か見えるんじゃないかと思うけれど、
Aは人の反応を見て「うそだよー」とゲラゲラ笑う。
周りの友達もなんども注意するけど一向にやめないのだ。

いつも仲間とつるんで飯を食べていたAは、たまには一人で食べようと
近くのファミレスに入った。Aは窓際の席に座った。
ウエイトレスが来て水の入ったコップをAの前に置いた。
そしてAの向い側にも置いた。誰もいないのに。
Aは「あれ?」と思った。
「もしかしたらここに先に誰か座ってたのかも。それかウエイトレスが単に
間違えたんだ。誰か来たらそのときどけばいいさ」
ウエイトレスがオーダーを取りに来た。Aはナポリタンを注文した。


179 名前:隣(2) :02/09/28 14:53 ID:0IT4iH6w
店には他の客はいなくなってしまったので、Aはやっぱり水はウエイトレスの
間違いだと思った。
しばらくしてナポリタンがAの前に置かれた。そしてAの向い側にも。
Aは激怒してウエイトレスに言った。
「なんでオレ1人しかいないのに2つも出すんだ!」
ウエイトレスはびっくりして
「あれ?さっきは二人いたのに」
レジにいた店員もAと入って来たのは二人だったと言う。
Aは非常に憤慨して店を出ていった。

Aは怒りつつも自分がいつもやっているいたずらをやり返されたようで、
もうこんなタチの悪いことは止めようと心に決めた。
しかし、それが始まりだった。Aが店に入ると今度は店員の方が 必ず一人多く
間違えるのだ。
それは始めての店でも、旅行先の店でも、 誰と行っても。
満員電車の中にもかかわらず、Aの前だけ一人分空くようにもなった。
「もう一人の誰かがオレについてくる…」
Aは外にでられなくなった。家に閉じこもりがちになり、食事は全てコンビニで
済ませるようになった。
ノイローゼ気味になり、体重も減り、別人のようになってしまった。

180 名前:隣(3) :02/09/28 14:54 ID:0IT4iH6w
Aはしばらくその生活を続けていた。外に出られない、出たくないという事ではなく、
「もうひとりの誰か」と接しないためである。
数ヶ月が過ぎたとき、ふと思った。
こんなに時間がたったんだから、もう「誰か」はどこかへ行ったかもしれない。
きっとそうだ。
そう思ったAは久しぶりに外を歩いてみた。久しぶりの外は気持ちよかった。
Aはそのままレストランに入った。レストランの中はわりと人もいて
明るい感じだった。
Aは普通の席はまだ少し抵抗があるので、誰もいないカウンターに座った。
自分がなんでこんなことで悩んでいたんだろうと思わせるくらい
すがすがしい気持ちだった。

「いらっしゃいませ」
店員がカウンターのAの前に水を置いた。

そしてAの横にも、その横にも、その横もその横もその横も…!

181 名前:名無しさん :02/09/28 14:55 ID:0IT4iH6w
5年くらい前夜中の2時30分頃テレビをつけたら
カラーバーが映っていて
ああ、やっぱりこの時間は放送やってないな、寝ようと
ふと思ったその時急に画面が切り替わって
ゴミ処理場が映し出されました。
そしてテロップにNNN臨時放送と出てひたすら処理場を
遠景で映し続けるのです。
なんなのだろうと思って様子をうかがっていると
人の名前がスタッフロールのようにせり上がってきて
ナレーターが抑揚のない声でそれを読み上げていきました。
バックには暗い感じのクラシックが流れ
だいたいそれが5分くらい続いたでしょうか、最後に

「明日の犠牲者はこの方々です、おやすみなさい。」

とナレーションが入りその後すぐ砂嵐になってしまいました。
その後は1度もみたことがないのですが、あれは何だったのでしょう。

182 名前:お猿の電車(1) :02/09/28 14:56 ID:0IT4iH6w
私は、夢をみていました。昔から私は夢をみている時に、たまに自分は今、夢を
みているんだと自覚する事がありました。この時もそうです。何故か私は薄暗い
無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。
すると急に駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。 それは
「 まもなく、電車が来ます。その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよ〜」
と意味不明なものでした。 まもなく駅に電車が入ってきました。それは電車というより、
よく遊園地などにあるお猿さん電車のようなもので数人の顔色の悪い男女が一列に
座ってました。

私はどうも変な夢だなと思いつつも、自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖心を与え
られるか試してみたくなりその電車に乗る事に決めました。本当に恐くて堪られなければ、
目を覚ませばいいと思ったからです。私は自分が夢をみていると自覚している時に限って、
自由に夢から覚める事が出来ました。

私は電車の後ろから3番目の席に座りました。辺りには生温かい空気が流れていて、
本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。
「 出発します〜」とアナウンスが流れ、電車は動き始めました。これから何が起こるのだろ
うと私は不安と期待でどきどきしていました。電車は ホームを出るとすぐにトンネルに入りま
した。紫色ぽっい明かりがトンネルの中を怪しく照らしていました。

183 名前:お猿の電車(2) :02/09/28 14:57 ID:0IT4iH6w
私は思いました。(このトンネルの景色は子供の頃に遊園地で乗った、
スリラーカーの景色だ。この電車だってお猿さん電車だし結局過去の私の記憶にある
映像を持ってきているだけでちっとも恐くなんかないな。)

とその時、またアナウンスが流れました。「 次は活けづくり〜活けづくりです。」
活けづくり?魚の?などと考えていると、急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
振り向くと、電車の一番後ろに座っていた男の人の周りに四人のぼろきれのような物をまとった
小人がむらがっていました。よく見ると、男は刃物で体を裂かれ、本当に魚の活けづくりの様に
なっていました。
強烈な臭気が辺りをつつみ、耳が痛くなるほどの大声で男は悲鳴をあげつづけました。
男の体からは次々と内臓がとり出され血まみれの臓器が散らばっています。

私のすぐ後ろには髪の長い顔色の悪い女性が座っていましたが、
彼女はすぐ後で大騒ぎしているのに黙って前をを向いたまま気にもとめていない様子でした。
私はさすがに、想像を超える展開に驚き、本当にこれは夢なのかと思いはじめ恐くなり
もう少し様子をみてから目を覚まそうと思いました。

184 名前:お猿の電車(3) :02/09/28 14:58 ID:0IT4iH6w
気が付くと、一番後ろの席の男はいなくなっていました。しかし
赤黒い、血と肉の固まりのようなものは残っていました。うしろの女性は相変わらず、
無表情に一点をみつめていました。
「 次はえぐり出し〜えぐり出しです。」とアナウンスが流れました。

すると今度は二人の小人が現れ、ぎざぎざスプーンの様な物で
うしろの女性の目をえぐり出し始めました。
さっきまで、無表情だった彼女の顔は、痛みの為ものすごい形相に変わり、
私のすぐ後ろで鼓膜が破れるぐらい大きな声で悲鳴をあげました。
眼かから眼球が飛び出しています。血と汗の匂いがたまりません。
私は恐くなり震えながら、前を向き体をかがめていました。ここらが潮時だと思いました。
これ以上付き合いきれません。しかも、順番からいくと次は3番目に座っている私の番です。
私は夢から覚めようとしましたが、自分には一体どんなアナウンスが流れるのだろうと思い、
それを確認してからその場から逃げる事にしました。

「次は挽肉〜挽肉です〜」とアナウンスが流れました。
最悪です。どうなるか、容易に想像が出来たので神経を集中させ、夢から覚めようとしました。
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)いつもはこう強く念じる事で成功します。
急に「ウイーン」という機会の音が聞こえてきました。今度は小人が私の膝に乗り
変な機械みたいな物を近づけてきました。
たぶん私をミンチにする道具だと思うと恐くなり、
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)と目を固くつぶり一生懸命に念じました。
「 ウイーン 」という音がだんだんと大きくなってきて、顔に風圧を感じ、
もうだめだと思った瞬間に静かになりました。

185 名前:お猿の電車(4) :02/09/28 14:59 ID:0IT4iH6w
なんとか、悪夢から抜け出す事ができました。全身汗でびしょびしょになっていて、
目からは涙が流れていました。私は、寝床から台所に向、水を大量に飲んだところで、
やっと落ち着いてきました。恐ろしくリアルだったけど所詮は夢だったのだからと
自分に言い聞かせました。

次の日、学校で会う友達全員にこの夢の話をしました。でも皆は面白がるだけでした。
所詮は夢だからです。
それから4年間が過ぎました。大学生になった私はすっかりこの出来事を忘れバイトなんぞに
勤しんでいました。
そしてある晩、急に始まったのです。
「 次はえぐり出し〜えぐり出しです。」あの場面からでした。私はあっ、あの夢だと
すぐに思いだしました。
すると前回と全く同じで二人の小人があの女性の眼球をえぐり出しています。
やばいと思い (夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)とすぐに念じ始めました。。。。。。
今回はなかなか目が覚めません。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)。。。。。。。。

186 名前:お猿の電車(5) :02/09/28 15:00 ID:0IT4iH6w
「次は挽肉〜挽肉です〜」
いよいよやばくなってきました。「 ウイーン 」と近づいてきます。
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ、覚めてくれ)
ふっと静かになりました。どうやら何とか逃げられたと思い、目をあけようとしたその時

「 また逃げるんですか〜次に来た時は最後ですよ〜」

とあのアナウンスの声がはっきりと聞こえました。
目を開けるとやはり、もう夢からは完全に覚めており自分の部屋にいました。
最後に聞いたアナウンスは絶対に夢ではありません。
現実の世界で確かに聞きました。
私がいったい何をしたと言うのでしょうか?

それから、現在までまだあの夢は見ていませんが
次に見た時にはきっと心臓麻痺か何かで死ぬと覚悟しています。
こっちの世界では心臓麻痺でも、あっちの世界は挽肉です……。

187 名前:名無しさん :02/09/28 15:27 ID:hBao26XU
生後数ヶ月の赤ちゃんを1人で養う母親がいた。
母親は、赤ちゃんが眠りについたので、赤ちゃんを家において買い物に出かけた。
しかし、不幸にもその際に交通事故で死んでしまった。
身元不明のため連絡が取れず 無縁仏とされてしまい、赤ちゃんは部屋に1人取り残されて
しまったが、 身寄りがいないため誰にも気づかれずそのままにされてしまった。

数週間後、家賃が滞納されているので大家さんが部屋を訪ねるが返事が無く、
他の住人に聞いてみると、ここ最近姿を見ないということなので、
「こりゃ夜逃げされたな。」と考え、
合鍵を使って部屋に入った。入ってみると部屋の中は締めきっていて薄暗い。
明かりをつけようとしたが電気も止められているらしく、
明かりがつかず薄暗い部屋の中を見まわしてみると、部屋の中は生活感そのままの
感じで家具とかが残っており、 部屋の真ん中にキューピー人形が置き去りにされていた。
「よほど慌てて逃げたんだな」と管理人はそのキューピー人形を拾い上げた。

拾い上げると黒いキューピー人形はバラバラと崩れ去り、無数のゴキブリが散り散りに
逃げて行き、手の中に残ったのは赤ちゃんの骨であった。


188 名前:名無しさん :02/09/28 15:29 ID:hBao26XU
3人の兄弟が山登りに行って遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、1件の民家が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、その家には美人の娘と、
めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。
「よそ者は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、
物置小屋に一晩泊めてもらう事に。しかし、その娘のあまりの美しさに
目がくらんだ3兄弟は、夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。

しかしすぐに親父に取り押さえられ、「お前等、全員殺す!!」と日本刀を抜かれた。
だが3兄弟は土下座して必死に謝った。父親は、「ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」
と、条件を出した。
3人はすぐに小屋の近辺を探した。

はじめに戻ってきたのは次男だった。次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて見ろ」と言った。
次男は言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして次男は裏道を教えてもらい、無事山を降りた。

次に、三男が大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
三男は必死に頑張って、栗をケツの穴に入れ始めた。
もう少しで入るという所で、三男は何故か笑ってしまい、
栗はケツの穴からいきおい良く飛び出した。
三男は、そのまま父親に殺された。

三男は見てしまったのだ。
嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくる長男の姿を・・・

189 名前:名無しさん :02/09/28 15:32 ID:hBao26XU
ある仕事帰りのサラリーマンが道を歩いていると、
目の前のマンホールの蓋がわずかに開いているのに気づいた。
工事の人が閉め忘れていったのかと思いながら通りすぎようとすると、
「・・・出られないよ〜」
と、かぼそい子供の声がした。
なんと、真っ暗なマンホールの中にわずかな街灯に照らされた
子供の顔が見えたのだ。
「・・・出られないよ〜」
闇の中から声が響く。
事故で落ちた子供が助けを求めている・・・そう思った彼は慌てふためいた。
助けを呼ぼうにも周りには誰もいないし、携帯電話も無かったし、
電話ボックスも近くにない。
「・・・出られないよ〜」
その間にも子供は呼びかける。
「分かった、今助けてやるからな」
彼がそう声をかけると、
マンホールの中から細く青白い手が差し出された。

思わずそれを掴もうとした彼は、掴む寸前で、疑問に気づいた。
先ほどから子供の声は淡々としていて、
事故に巻き込まれて差し迫った感じが全く無い。
そして何故マンホールの蓋が開いているのか?
専門家が専用器具でも使わない限り、そう簡単に開くはずがない。
中から子供が押し開けるなんてことは不可能だ。
一体これはどういう事なのか?
彼は差し出した手を少しずつ引っ込め、体もマンホールから少しずつ離れていった。
すると、子供の声が変わった。これまで弱々しかった声が、
太く、感情のこめられていない不気味な声に変化した。
「・・・出してくれるんじゃないのか」
それを聞いた彼は全身の毛が逆立った。
声が変化した瞬間、
マンホールの底から何かが沸き起こって迫ってくるような気配を感じた。
そして彼は一目散にその場から駆け出した。
一度だけ振り向くと、マンホールの蓋がしっかりと閉まっているのが見えたという・・・。


190 名前:名無しさん :02/09/28 15:32 ID:hBao26XU
ある山の中腹に墓地があった。そしてその墓地を移転させてそこに学校を作った。
やがて工事も無事終わり何年かたったころ、ある先生が当直をしていた。
夜、見回りをしに上の階にあがるとき何気なく階段の数を数えたらしい。
「1,2,3,・・・・11,12,13.13??」
13段なんて不吉だなあ、と思いつつその階の見回りをした。
そして下の階に戻るときまた階段の数を数えた。やっぱり13段ある。
気味が悪いのでその先生はさっさと寝てしまった。
次の日、昼間またその階段を通るときに数えてみると14段だった。
不思議に思ってまた数えたが確かに14段だ。
その先生は不思議だと言って同僚たちにその話をしたが、結局よくわからなかった。
それからまもなくその先生は急死したそうです。
この話を聞いてからは、絶対階段の数を数えないようにしています。

191 名前:名無しさん :02/09/28 15:33 ID:hBao26XU
友人3人と一緒に山登りに行った。
全員初心者なので楽なコースを選んだはずだったのだが、途中道に迷ってしまった。
幸い山小屋を見つけて避難したのだが、夜は予想以上に冷え込む。
真っ暗な部屋の中、疲れはてて眠りにつこうとしたとき、
ふとだれかが「このまま寝てしまったら凍死するんじゃないか」と言い出した。
その時リーダー格のヤツが妙な事を提案した。
部屋の4隅に4人がバラバラに座ればいい。
鼻先も分からない闇の中を手探りで反対側の隅まで歩いていって
そこで座っているやつの背中を叩いて合図する。
合図されたやつはまた反対側の隅まで歩いていって、そこで座っているやつの背中を叩いて・・・
それを繰り返して一晩中ぐるぐる回っていれば寝込んで凍死することは無いだろう。

冷静に考えれば馬鹿げた案だろうが、その時は必死だった。
暗闇の中を無言で歩き、誰かの背中を叩くということを繰り返し
それを何時間繰り返したのだろう、やがて空が白み始めた。
全員ほっとして、なんとか下りのルートを捜そうと歩き出した。

歩きながら、一人が言った。
「俺たち、本当に一晩中ぐるぐる回っていたよな」
「ああ」
「隅に誰も居なかった事は無かったよな」
全員が頷いた。
「でもそれって、あり得ない事なんだが・・・」

192 名前:名無しさん :02/09/28 15:34 ID:hBao26XU
ある夜、アメリカのだだっ広い平原の中を一直線に通っている道路で
交通事故があった。
大型トレーラー同士の正面衝突。双方の運転席はぐちゃぐちゃで、
勿論運転手は二人とも即死。
レスキュー隊がなんとか天井をこじ開けて二人分の遺体を収容したが、
トレーラーの残骸はなかなかうまく片付かない。
仕方なく、道路脇にクレーンで寄せ、日を置いて解体されることになった。

数日後・・・。
付近住民から、事故現場で腐敗臭がするとの苦情が次々と寄せられてきた。
死体は片付けたはずなのに・・・。

それから間もなく解体作業が始まった。
確かに腐敗臭がする。いぶかしがりながらも、作業員は解体にとりかかった。

数時間後、二台のトレーラーの間から、
ぐちゃぐちゃに圧縮された一台のフォルクスワーゲンと、
両親と子供二人、一家四人の遺体が発見された・・・。

193 名前:ランナー :02/09/28 15:36 ID:hBao26XU
某大学寮での話。
ある体育学部で陸上の選手だった
学生が、不慮の死をとげてしまった。
その後から彼がすんでいた寮で夜中に彼らしき学生が走る姿が
目撃されるようになった。
その学生が「出る」ときは、まず寮の端っこの部屋の中から
「うわぁっ!」って声が聞こえる。
そして、その隣の部屋からも「うわぁっ!」って声があがる。
驚く声は隣の部屋にどんどん連鎖していき、自分の番になって理由がわかる。
ランナーの幽霊は、壁の中を突き抜けて走っていたのだ。

そんなことが続くので、誰かが「ゴールさせてやろう」と言い出し、
壁にゴールの紙テープを貼り付けておいたら、もう出なくなったという話。

一説にはそのゴールした瞬間の絵が、「グリコ」の元絵になっているという。

194 名前:名無しさん :02/09/28 15:37 ID:hBao26XU
僕の小学生時代の友達の話について書きます。

小学生の頃、よく一緒に野球をしていた友達でN君という男の子がいました。
N君はクラス一野球が大好きで、自分用のグローブとバットを持ってました。
当時、自分のバットやグローブを持っている子はあまりおらず
学校の備品を借りて遊んでいましたから、N君にとってグローブとバットは
宝ものみたいなものだったと思います。

ところが、ある日のことです。
いつものようにみんなで野球をして、だんだん空が薄暗くなってきた頃、
「そろそろ帰ろうぜ」という誰かの言葉で帰ろうということになりました。
みんな家まで数キロは離れた場所に住んでいるのでそれぞれ自転車です。
僕も自転車を取りに行き、特に仲のよかった友達と帰ろうとしました。
そして、学校の校門に向かって走りだした時です。
グラウンドの隅にN君がいつも大事にしていたグローブとバットが
置きっぱなしになっているのに気付きました。
僕はN君に届けてあげようと思い、バットとグローブを拾ってN君を探しました。
校門を出ると、田んぼのあぜ道をN君が走っているのが見えました。

僕は思いっきり腹に力をこめて
「お〜いNく〜んグローブとバット〜〜!!」と叫びました。
するとN君は
「もういらないからあげるよ〜〜」と返したのです。
あんなに大事にしていたグローブとバットをなんで僕にくれるのか理由がわからず、
少し困ってしまいましたが、とりあえず家に持って帰りました。
その夜、N君にほんとうにグローブとバットをくれるのかどうか
電話で聞いてみることにしまいした。

しかし、電話に出たお母さんからN君の死を知らされました。
N君は自転車で横断歩道を渡ろうとしたところを左折しようとした
ダンプに巻き込まれてしまったそうです。

N君は自分が死ぬことを知っていたのでしょうか?

195 名前:名無しさん :02/09/28 15:38 ID:hBao26XU
もうかなり昔の話ですが・・・忘れられないことがあります。

私が幼稚園生ぐらいのとき(もっと小さかったかな)、夕方、
家の近くの海岸を祖母におんぶしてもらい歩いていました。
(私は幼い頃、波を見るのがとても好きだったそうです。)
海岸線に打ち寄せる波と平行に祖母は無言でひたすら歩いてくれました。
そのとき、私はその波に透ける砂の中に何かを見つけたんです。
最初、貝殻かな?と思いました。波の泡が邪魔をしてよく見えませんでした。
しかし、祖母が私の気持ちを察してくれたのか、なぜかその貝殻らしきものに
徐々にすーっと近づいていくのです。
近づいてみて私は驚きました。
それは貝殻ではなく人間の2つの目でした。目というより眼球でした。
砂の中にゴルフボールが埋まるように、眼球が埋まっていたんです。
私のことをじっと見ていました。それに祖母も私にそれを見せつけるかのように、
無言でその場に立ち止まったまま動かないのです。

私はおんぶされていて動けないのと、なぜかその砂の中の目をそらすことができず、
体をただ硬直させるだけで泣くこともできませんでした。
波が何度も打ち寄せるてくるのですが、砂の中の目は水中からでも
私から目をそらさないで見つめていました。

どれくらいその場にいたのか正確にはわかりません。
祖母が、その場を離れ、また海岸を歩きだしたとき
「な、わかったろ」と独り言のように呟いた言葉が
今でも忘れられず鮮明に耳に残っています。

すでに他界してしまった祖母に、あの時のことをもう聞くことはできず、
幼い頃の奇妙な記憶として一生残ることを考えると聞いておけば良かったと
今では後悔しています。


196 名前:電話(1) :02/09/28 15:39 ID:hBao26XU
私が中学生のころのお話です。
当時、実家に住んでいた私は兄弟の部屋と離れ
自分の部屋を好きに使っていました。
部屋を広く使おうと思い、隅に布団を敷き、
枕元に自分で買ったはじめてのステレオを置いて
普段は布団にねっころがりながら耳元のスピーカーから音楽を聴いていました。

あのころは携帯もなく、実家では流行のコードレスフォンを導入し、
私は夜になると自分の電話のように
部屋に持ち込み、一日中友達と電話で話していました。

ある日、部活の事情で家族の外出に同行できなかった私は家で一人、
いつもと同じように布団に横になって友達と電話をしていました。
部活の疲れが出たのか、友達と電話で話していて眠くなったので
電話を切り、部屋の電気を消して眠りにつきました。

夜中に目がさめました。季節はいつだったか覚えてません。
決して寝苦しくて起きたわけではないのですが、起きた瞬間に
体が動かないこと、頭が割れるほど痛かったことを憶えています。


197 名前:電話(2) :02/09/28 15:40 ID:hBao26XU
暗闇の中、数秒で「金縛りかな」という判断はできました。
その瞬間までは別に怖くはありませんでした。

ふっ・・と目の前のコードレス電話の緑色の通話ランプが光るのが見えました。

電話を切るのを忘れてた?違う、明らかについた瞬間を見た。
起きた拍子につけたわけでもなく、鳴ってないんですからかかってきた電話を
とった訳でもない。
間もなく電話の発信音が聞こえてきました。
プゥーーーという音の中に何かボソ。。。ボソ。。。という音が聞こえます。
耳からは少し遠いので聞き取れません。「グズッ、グズッ、」
「・・・・・・・してやれ。」
声・・・?男の声・・・・!
そう思うといきなり背筋に悪寒が走りました。
その瞬間、後頭部の方に位置する大きなスピーカーから
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
というノイズの轟音が堰を切ったように溢れ出してきました。
体は動かない。全身に汗が噴きだし、頭の中で「嫌だ!嫌だ!」と叫び
聞かないようにしても意識をそむけることができませんでした。
だんだんとその中に少しづつ声らしきものが漏れてくるのを聞き取れるように
なりました。
AMとFMの局の雑音が混じったような音。今でいえばダイヤルアップ接続する時の
ようなあの音。
その中に大勢の人の声が耳に入りこんでくるのです。

198 名前:電話(3) :02/09/28 15:49 ID:QddZKPwM
かろうじて聞きとれたのは「ころして」「くらい」「きたよ」「でたい」「つめたい」
などの単語。
あとは読経のような抑揚のあるリズムの声。
体はガタガタ震えながらも熱く、満足に呼吸もできない状態でした。
「嫌だ!やめろ!」頭の中でずっと叫びつづけていると、
10秒ほどで雑音の中ではっきりと、一人の男の声が聞こえてきました。

「このいえのしたにいるおんなのこをはなしてやれ」

「え?」頭の中ではすぐに何を言いたいのかわからずただその言葉を反芻していました。

「このいえのしたにいるおんなのこをはなしてやれ」
「このいえのしたにいるおんなのこをはなしてやれ」
「このいえのしたにいるおんなのこをはなしてやれ」
男の声は何度も何度も繰り返され耳元で怒鳴られているかのように頭に響きました。
私は頭が割れそうな中、精一杯の声を振り絞り「やめてくれーーーー!」と叫びました。
声になっていたかはわかりません。
が、その瞬間声は止み、体は動くようになりました。

199 名前:電話(4) :02/09/28 15:50 ID:QddZKPwM
急いで部屋の電気をつけようと体をゆすって起きようとするのですが頭の痛みが
収まらず、なかなか立ち上がれませんでした。思い出し、
先程の言葉の意味を考えていると更に怖くなり涙が出てきました。
部屋に電気をつけ、カラダの震えがようやく収まってきた頃、

がたん。

部屋の階下で物音がしました。
家族が帰ってきたかも知れない。夜中の話ではありましたが、
期待感からそう思いました。なんとか立ち上がり、重い木製の引き戸まで足を運びました。
不安と期待で迷いましたが確認するためには引き戸を開けるしかなかったんです。
恐怖で指先は震えていました。ほんの少し、5ミリほど引き戸を開けると目の前の階段は
電気がついており、安心感から更に引き戸を開け、様子をうかがいながら
少しずつ扉の外に出て行きました。

が。がり。部屋で聞くよりも少しだけ音がよくわかります。
やはり下の会から聞こえてくる音でした。ただ、実家の床は木製タイル、
歩くときしむ音のように思えました。

部屋から完全に抜け出し、階段の下をうかがいましたが
下の階は暗くてよく見えません。人の気配がしたので階段を中腹まで下りてみると、
ガリ、ガリ、ガリ、ガリとはっきりした音が聞こえてきました。

200 名前:電話(5) :02/09/28 15:51 ID:QddZKPwM
家族じゃないと気付いた時にはもう手遅れでした。
全身が再び神経剥き出しになるような感覚に襲われ、
まだ終わってないんだということを強烈に思わされました。

そこには真っ黒な不透明(半透明?)の男が階段下の廊下に四つん這いになっている
姿がありました。
がり。がり。がり。がり。

真っ黒な男は両手の指で一心不乱に床を掻き毟っているのです。

真っ黒なのでどこを向いているのかわかりませんが、
上体を起こした時の仕草は確実にこちらを見ていました。

とにかくヤバイ!早く部屋に戻りたい一心で階段を駆け上ろうとすると
バタバタとその男が階段に近づいてくる音がしました。
振り返りたくはなかったので部屋に飛び込み引き戸を精一杯閉め、カギを掛けました。
音は何も聞こえなくなり、追いかけてきた気配は気のせいだったかもしれないと思い
一息つき、引き戸に耳をつけて向こうの様子を伺おうとしたその時、
戸を隔てたすぐ向こう側、数センチのところから聞こえてきました。

「このいえのしたにいるおんなのこをはなしてやれ!」

泣いているような声でした。もちろん返事などできません。
じっと黙っていると向こう側でガリガリと再びその音は始まり、
今度はずるずると階段を下りていきながら何時間も床を引っ掻いていました。

私はというと布団を抱え耳をふさぎ、その日は朝まで震えていました。
その後、その家ではしばらく一人になるのを避けつづけていました。

終わります。

201 名前:名無しさん :02/09/28 15:52 ID:QddZKPwM
私の家の廊下の突き当りが袋小路になっていたのを定年になったばかりでヒマ
を持て余している父が「スペースがもったいないので物置にする。」と言い出して
一人で工事しはじめました。
何かに取りつかれたように父は作業をしわずか一日で上下二段で扉つきの物入
れが出来ました。
翌日家に帰るといるはずの父が見当たらなく、また物入れの作業中かと思い
廊下へ出てみると物入れの扉には新たに南京錠が取りつけてありました。
結局その日父は帰ってこず翌日の晩になりました。不安になった母に物入れ
のカギを壊して中を見てくれとせがまれ私も父がカギをつけてまでしまいこんだ物
が気になり丁寧に南京錠の掛っている金具ごと取りはずしました。
中には薄ら笑いでうつろな目をしている父が体育座りでこちらを向いてました。
なぜ外から鍵が掛っていたのかなぜ父が中にいたのか?残念ながらその日以来
ボケてしまった父から答を聞くことが出来てません。
今日も父は物入れの下段に入りこんで楽しそうに宙を見ながら笑っています。


202 名前:リバーサイド(1) :02/09/28 15:53 ID:QddZKPwM
かれこれ4年前の今頃であろうか...
私の友人Hが一人暮らしを始めたという電話を受け、
MとIを誘って、遊びに出かけた。

Hが借りたアパートは、川沿いのよくある「リバーサイド〜〜」などという
名前だけ立派なアパートだった。
鉄筋の3階建てで、Hは3階の角部屋を借りた。
窓を開けると、目の前に入〇川(伏せさせて下さい)が見えて、夏だというのに
涼しく感じたのを覚えている。
H自身も相当気にいっていたようで、部屋の自慢話が続いていた。
私はMに、
「涼しくていいな〜」
と話し掛けた。するとMは、
「いや、涼しいというより寒気がするな...」
と険しい表情をしていた。
Mはいわゆる"霊感"というものが多少あるようで、
本当か嘘かはさだかではないが、よく目撃話を聞かされていた。
ちなみに、私には霊感はなく、見たことなどなかったし、
信じてもいなかった。

Hの自慢話も終わり、みんなでベランダへ出てタバコを吸いながら
まったりとしていた。
丁度、夕暮れでオレンジ色に染まった川がとても印象的だった。
川の向こう岸には犬連れのおじいさんや帰路を急ぐような子供たちや
私達と同じように川をみつめている女性の姿があった。

203 名前:リバーサイド(2) :02/09/28 15:54 ID:QddZKPwM
ふいにIが、「そうだ、麻雀やろうよ」と言い出した。
特にこの後の予定も何もなかったので、麻雀をやろうということになった。
さしあたって、麻雀の前に何かと飲み物や食べ物を買いに行こうということになり、
私とMが、近所のコンビニへ買出し係となって出かけた。
コンビニでいろいろと選んでいるとMが
「なぁ、あの部屋どう思う?」
と聞いてきた。
私には何も感じなかったので、聞かれても困るのだが、とりあえず、
「いや、別に....フツーじゃない?」
と答えておいた。
Mは、
「う〜〜ん....」
と、さっきのような険しい表情をしていたので、
「まぁせっかくの一人暮らし記念なんだし、変な事言うなよ」
と、答えた。Hもそんな事言われたらあまりいい気はしないだろうし。

買出しも終わり、部屋へ戻りテキトーにパクつきながら、麻雀をはじめた。
半荘が終わる頃、時間は21時。一息つこうとTVをつけて談笑を始めた。
麻雀をしているとよくある事だが、部屋の中がタバコの煙で真っ白になっていた。
Hが、
「うおっ霧かかってるよ、黄ばむと嫌だから窓あけるぞ」
といって、出窓と、窓を全開にした。
とたん、クーラーの冷気が外へ逃げ出し、かわりに生ぬるい嫌な風が部屋へ入ってきた。
誰にのぞかれるという場所でもないので、カーテンも半開けにしていたHが、
「あれ?」
と一言。
「どうした?」
と一応聞いてみる。
「いや....あれ、ちょっときてみ、ほら」
と窓の外を見ながら私達を手招きするので、行ってみた。
今思えば、Mはこの時、窓の外を見ていなかったように思える。
「あ、なんだあれ?」Iが言う。
窓の外はヘイを隔ててすぐ川で、向こう岸に川原があり、その後ろに少し
盛り上がったような道になっている、ごく普通の川辺である。
その道には約30mごとに街灯がたっていて、Hの部屋から真向かいが丁度その街灯
にあたる。
見ると、その街灯の下に人影があるのだ。
うすぼんやりとしか確認できなかったのだが、女の影だった。

204 名前:リバーサイド(3) :02/09/28 15:55 ID:QddZKPwM
「...なんか気味悪ぃな....」
「いや、フツーの人間だろ...」
突然Iが、
「オオォォーーイ!そんなとこでなにやってんのォォーー?」
と叫んだ。
川の流れる音で掻き消えて向こう側には聞こえないと思うのだが...
しばらく様子を見ていたが、なんの反応もないので放置することにした。

なんだか、場もしらけてしまったので、その日はそこで解散し、
帰ることにした。

次の日の夕方、私が自宅へ帰るとほぼ同時ぐらいにHから電話がきた。
「よぉ...あんさ、今からウチ来れっか?」
ひどく元気がない様子だったので、聞いてみたのだが、わけを言おうとしない。
「出来ればさ、MとIにも声かけてみてくれや...なるべく早めにな」

Hの電話の事をMとIに言うと、二人とも了解してくれたので、また昨夜と同じ
メンバーでHのアパートを訪れた。
部屋に入るとHが出迎えてくれたので、何かあったのかどうか聞いてみることにした。
「いや、昨日オマエラが帰った後にさ、なんか気になっちゃって、もう一度見て
みたんだよ」
昨夜の人影の件だ。
「そしたらさ、土手の上にいた人影が河原にいたんだよ...」
それを聞いたIは、
「ただ降りただけだろ?何の不思議もねー」
と笑い飛ばしていた。
Mはあいかわらず険しい表情をしていた。
Hがそれでも気味が悪いと言うので、その日はHの家に泊まる事にし、
もしもまた昨夜の人影があらわれたら正体を掴もうということになった。

性懲りもなくまた麻雀などをして、時間は夜中の0:30ぐらいになった頃、
気づいたようにHが、
「よし....開けるぞ...」
と言い出し、カーテンを開ける。
すると、Hの言った通り、人影は土手から河原へ移動していた。
2日も同じような事があるとやはり気味が悪いもので、みんな言葉を失った。
Iが、
「だったら行って確かめればいんだよ!行くぞ!」
と、私の服を引っ張る。
私とIで橋を渡って、問題のその人影の正体を見に行くことになった。


205 名前:リバーサイド(4) :02/09/28 15:56 ID:QddZKPwM
問題の河原に着いたのだが、人どころか何もない。
聞こえるかどうかわからなかったが、Hのアパートに向かって
「いねぇよ?どこにもなーんにもない」
と私が言うと、Hは
「川だ!川にはいってる!!!」
とつんざくような声で叫ぶ。なんだ、じゅーぶん聞こえる。
「俺らもそっち行かぁ!!」
と、5分後、MとHもやってきた。
Hは鉄パイプ持参だった。一体何をするつもりだったのだろうか....
「チクショーーー!!!」
とHは半狂乱になったように、鉄パイプをぶんぶんふりまわし、あたりの石を
水面に投げつける。
と、Mが
「オイ、部屋の窓見ろ...」
と言った。
見ると、Hの部屋の3/4ほど閉まったカーテンから誰かがこちらを覗き見ていたのだ。

Hは誰よりも早く駆け出して行った。
もしも空き巣か何かだとして、あの状態のHが行ったら本当に殺しかねないので、
私達も急いで後を追った。
部屋へ入ると唖然とした顔のHがつったっていた。
「なんか盗られてねぇか!?」
と聞いたのだが、Hは
「いや...大丈夫だ...ナンもいねぇー....」
皆、言葉をうしなった。
正直、気味が悪くて帰りたかったのだが、そんなワケにも行くまい....
その日は予定通り、Hの部屋で泊まった。あまり寝れなかったのを覚えている。

朝、各々帰宅した。
帰宅途中でMが、
「アイツ、引越したほうがいい...なんか変だ。」
とボソっと言っていた。
その日から、私もいろいろと忙しくてHと連絡が取れない日が続いた。
MとIもバイトの研修に行っていたので、皆、忙しかった。

206 名前:リバーサイド(5) :02/09/28 15:57 ID:QddZKPwM
3日後にようやく早帰りできた。早帰りといっても23:00だ。
またもやタイミングよくHから電話がかかってきた。
あ、そういえばあの人影....と全てを思い出してしまった。
電話の向こうのHは尋常ではなかった。
「オイ!すぐ来てくれ!!!早く!!もう、すぐそ...に!!...だ」
なぜかノイズが聞こえる。ノイズに混じって、カリッカリッと変な音も聞こえた。

私はただならぬ恐怖を感じ、家を飛び出てHのアパートへ向かった。
鍵はかかってなく、すんなりと開いた。
部屋の真中で魂のぬけたようなツラをしているHがいた。
「どうした?何があった?」
肩を揺さぶるが、なにも返答が返ってこない。
部屋をみまわすと、窓が全開に開いていて、カーテンが風に揺れてバタバタしていた。
頬をはたいても何も反応がない。
やっぱりの人影が....となぜかそう思い、ふと異様な好奇心に駆られて、窓の外を見た。

窓の外には何もいなかったのだが、そいつはいたんだ。
影だった。顔とかはわからない。影だった。ヒトの形をした影。
"部屋の中"に。
窓にうつる部屋の中の景色。
そこにそいつがいた。
私は目をそらすことができず、凝視していた。
どういう風に逃げたのかは記憶があやふやでよく覚えてはいない。
ただ、今にして思えば、あの電話のノイズは川の音のようにも聞こえた。

207 名前:リバーサイド(6) :02/09/28 15:58 ID:QddZKPwM
次の日、MとIにHの部屋であったことを話した。
Iは腹をかかえて笑っていた。
Mが、心配だからHの家へ行ってみようと言い出し、行くことになった。
私は行きたくなかった。

部屋にはやはり鍵はかかっていなかった。

もぬけの空になっていた。
私達は、きっとHも怖くて実家に帰ったんだろうと思い、
Hの自宅へ電話した。
帰ってはいなかった。

後日、Hの母親から電話があった。
Hがまったく連絡がつかないといった内容だ。
こんな話したところで、信じてくれるはずがないし、
私自身、Hの身に何が起こったのかは知らないのだから。
それから、3人で一緒にはあまり会わなくなった。

あれから4年。
Iが昨年、海外へ転勤したとの話を聞いた。
Mとは何ヶ月かに一度電話で話すぐらいだ。
問題のアパートはいまでも、そこにあるらしい。
Hは、いまだに行方不明のままです。
毎年、この季節になると思い出してしまいます。

208 名前:   (1) :02/09/28 15:59 ID:QddZKPwM
何年か前の蒸し暑い夏の夜のこと。室外機の調子が悪かったのでクーラーを
動かせず、仕方が無いのでベランダの窓を開けて寝付かれないまま本を
読んでいたのです。
生ぬるいとはいえ夜の風が流れ込んできたし、少し離れた場所にある街道の
騒音もそれほど気にはならなかったから。ただもう後数時間で夜が明けるという
時刻もあって、赤信号が重なるのか数分に一度ふと静寂が訪れる瞬間が
あったのです。

「チリン」という鈴の音が風に乗って聞こえたような気がしたのも、
そんなぽっかり空いた隙間のような静けさの中でした。
車の音があれば気がつかないようなかすかな音で、風に運ばれてきた
どこか遠くの音のように聞こえました。
最初はどこかの風鈴か何かだろうと思って読みかけの本に目を落としたのですが、
なにか気になってふと静けさが訪れると無意識に耳を澄ますようになって
いました。
すると、やはり気のせいではなく鈴の音が聞こえるのです。
しかもその音がゆっくりと近づいてくるのがわかったときには
ぞわっと背筋に寒いものが走りました。

209 名前:   (2) :02/09/28 16:04 ID:QRf.lYME
というのもこの部屋はマンションの12階なのです。鈴を鳴らしている何かは
どうやってこちらに近づいているのでしょうか?
実はこのマンション、というかマンション群は郊外のこの辺りでは目立つせい
なのか、は飛び降り自殺が多いので地元では有名でした。
その年もすでに二件飛び降りがあって、一人は住人の中年男性、もう一人は
同じ沿線に住む若い女性だったとか。
そして、年に数回ある飛び降りのほとんどが夜というのも奇妙な感じで、
近所の方とも「やはり昼は下が見えるから怖いのかしら」
など話していたのを覚えています。
もっとも、それまで霊体験などなかった私は、あまり気持ち良いものでは
ありませんでしたが、それほど深く気にしていたわけではなかったのです。

「チリン」鈴の音はずいぶん近くで聞こえるようになりました。ちょうど
2、3階下の辺りで鳴っているような感じです。
ぞっとしたのですが、どうしても気になってしまいベランダに出てみよう、
そう決心しました。
ベランダには胸の高さほどの転落防止のための手すりがあるので、下を見るに
はそこから頭を出して覗きこまなければいけないのです。

そのとき、本当に偶然だったのですが、近くの薬局でもらった鏡が
目に入りました。
安っぽい黄色のプラスチックの枠がついていて、その薬局の名前が入っている
ような手鏡。
後で考えれば田舎の祖母の「鏡にはこの世ならざるものが映るんだよ」
という言葉を覚えていたからかも知れません。

210 名前:   (3) :02/09/28 16:05 ID:QRf.lYME
とにかくサンダルを足に引っかけ、その鏡を持ってベランダに出たのです。
相変わらず生ぬるい風が吹いており、手すりが不透明なので見えないのですが
鈴の音はもうほんの足元近くのように聞こえます。私は左手で手すりの上を
掴み、下の様子が映るように鏡を斜めに持った右手を外に向かって伸ばしました。

その瞬間、鏡がもぎ取られるように手から離れていったのです。
声にならない悲鳴を上げて慌てて家の中に逃げ込みましたが、ガラス戸を
閉める前に下の方でガシャンという鏡の割れる遠い音が聞こえました。
マンションに住む人ではなくてもご存知でしょうが、この高さから落とせば
どんなものでも凶器となりえます。
ですから本来はすぐ確認すべきなのですが、その時は気が動転して
ベットの中で夜が明けるまで震えていたのです。

なぜなら一瞬の間ですが、手すりから突き出した鏡には、
暗闇の底から伸びている真っ白な無数の手が映っていたからです…

それ以来、夜になると全ての窓に鍵をかけカーテンを引く生活が続いていますが、
もしあのときに身を乗り出して下を覗いていたら、地面に叩きつけられていた
のは鏡ではなくて私だったのかも知れない、今でもそう思うのです。

<終>

211 名前:名無しさん :02/09/28 16:08 ID:QRf.lYME
彼女が小学校低学年のとき、よく電車に乗って祖母の家へ
遊びに行っていた。その祖母に「電車に乗る時は、
ホームと電車の隙間に落ちないよう気をつけなさい」と
よく言われた。いつもは優しい祖母も、その時は厳しい
口調で話しかけるため、電車が来るとすぐ顔を俯けて
気をつけるクセがついてしまった。

ある日、いつものように祖母の家からの帰り、一人で
地下鉄を待っていた。電車が入ってくると、彼女は
その空間を見つめはじめた。…電車が止まり、扉が開く。
慎重にホームから車両へ、俯きながら足を踏み出した瞬間。

その隙間から、逆さ向きの笑顔が見えたのだという。
それは首だけの、男性の笑顔だった。


212 名前:高速道路 (1) :02/09/28 16:10 ID:QRf.lYME
ある探偵事務所の行方不明者の未解決事件の話です。

Yさんの話しによると。
その行方不明な男性は長距離トラックの運転手でした。
その日もその男性はトラックで青森の方の高速を走り、
あるドライブインで休憩をとったそうです(そこまでは調査済み)
そのドライブインは昔からやっている元は何かの倉庫を改造した
長距離トラック専用の休憩所があり、運転手はその倉庫にトラックごと入り、
トラックの中で仮眠をとるそうなのです。
前もってその倉庫を管理しているドライブインのオバちゃんに
「何時何分に起こしてくれ」と告げておくと、オバちゃんが
お茶のサービスとともに起こしてくれる仕組になっています。
しかし、その男性はオバちゃんが起こしにいく前に、
倉庫のトラックの中からこつぜんと姿を消しました。
いなくなったのです。

倉庫はいくつかあったのですがひとつだけ使っていない倉庫が
ありました。
普段はその倉庫はシャッターがおりています。
その男性がいなくなったのを発見したのはやはりその倉庫で
仮眠をとっていたトラック運転手でした。


213 名前:高速道路 (2) :02/09/28 16:11 ID:QRf.lYME
いつもならシャッターがおりている倉庫が今日はシャッターがあいていて、
しかも中にトラックが入っていると不審に思い、その男性より一足先に
そこをたつ予定のその運転手は気になってオバちゃんに報告しにいき、
事件が発覚しました。
オバちゃんの話しによると、どういう理由なのだかよくしらないが
(その倉庫を管理していたのは元はオバちゃんの旦那さんで、
旦那さんが亡くなった後、そのオバちゃんが管理をまかされていたらしい)
昔からあの倉庫だけは使うなと言われていた。
それがなぜなのだかよくわからないけど、でも倉庫のシャッターは
鍵がかかっていて、あく訳がないし、その男性がやってくる前も確かに
しまっていたとオバちゃんは主張します。
でも、実際はその倉庫は開いていて、その男性は行方不明。

夜中の高速道路のドライブインです。
車がなくて、どこかへ行ける訳もありません。
Yさんは元刑事のコネクションも利用して、その男性の行方を追いました。
Yさんの敏腕ぶりが効をそうして、その男性は10日後に見つかりました。
意外な場所で。

場所はなんと、瀬戸内海の人一人乗れば精一杯な突起した岩山の上で。
漁に出ていた海女さんが発見してくれたそうです。
地元の警察に、身元不明者として警察の死体置き場に安置されていました。

214 名前:高速道路 (3) :02/09/28 16:12 ID:QRf.lYME
ここからはもうYさんの介入できる範囲の話しではありません。
なぜなら対象者(業界ではマルタイと言います)が遺体で発見されたのですから。
ここからは警察の範疇になります。
しかし、なぜそんな所で見つかったのか?
アシもないのに?
最後に目撃されたのが青森。
遺体で発見されたのが瀬戸内海。
興味を持ったYさんは、元刑事というコネクションを最大限に利用して、
遺体の発見状況の情報を手にいれたそうです。
それによると。

遺体は死後2日ないし3日はたっていたそうです。
しかも遺体はまるで臨月が近い妊婦のように腹がポコンと膨れていたそうです。
そして体には無数のひっかき傷が。
最初お腹が膨れあがっている遺体を見た検視官は溺死して、お腹の中には
水がたまっていて膨れているのだと思ったそうです。
しかし、遺体を解剖してみたところ…驚くべきことがわかりました。

遺体の胃にはまったく水は入っていませんでした。
それどころか、胃から食道、口の中にまで、アワビ、サザエ、ウニ、その他
貝類と海の幸がほとんど消化されないままぎっしりつまっていたそうです。
本当にぎっしり…。

215 名前:高速道路 (4) :02/09/28 16:13 ID:QRf.lYME
そしてもうひとつ不可思議なのは、遺体の体に無数についたひっかき傷。
あきらかに人間…および、なにか爪のある動物につけられた傷らしいのですが、
その傷がなにかおかしい。
人間ならば皮膚をひっかく時は1〜5本の爪跡が残ります。
同じ方向で同じように傷をつけようと思えばそれ以上の爪跡はどうしても不自然になるのです。

ところが、遺体についていた傷跡は1〜5本の爪跡も確かにあったのですが、
それ以上、つまり6〜8本の自然につけられたであろう爪跡が残っていたそうです。
例えば人間であった場合、5本以上の爪跡を皮膚につけようとして
片方の指にもう片方の指を足してつけると、どうしてもそのつけたした部分が
不自然な跡として残るはずです。
ところがその爪跡はなんとも自然。

解剖医は
「これは…指が6本、ないしは7本8本の動物にひっかかれたと想定するのが
自然なのだが…そんな動物ははたしているのかどうか…
動物学者に聞いてみないと私にはわからない」と言ってサジを投げたそうな。

と、いう訳で。
Yさんから聞いたその不可思議な事件の調査表は今でもあります。
ただし、地元警察はこれはなかったこととして
事件そのものを抹消してしまったそうです。
警察データにはただ「溺死」として残っているはず。

216 名前:クリーニングテープ(1) :02/09/28 16:15 ID:QRf.lYME
友人Rの親父は自動車整備工で、子供が生まれると同時に一軒家を買った。
Rは一人っ子で家族3人でその家に暮らして普通に大きくなっていった。
そして中学生になって俺とも仲間になった。
ある日Rが、帰り道でヨド○シカメラに行かないか?と誘われた。
俺たちの中学校は私立だったから帰り道○○駅のヨド○シに行った。
Rは最近ビデオの写りが悪いんだよねぇと言って、
クリーニングテープ(?)とCDを買って帰宅した。

その次の日何故かRは学校にきてなかった。
授業中にRにメールをすると、「今から行くよ」とかえってきた。
昼休みRが浮かない顔で登校してきた。
俺やほかの仲間たちが「どうしたんだよ!」と元気に話し掛けると
Rは重い口を開いて話し出した。
「実は昨日クリーニングテープ買って帰って、早速使ったんだよ。
あれって普通何も写らないじゃん?でも、写ったんだよ・・・。」
「どうせうそだろ〜!そんな言い訳教師に通用しなくない?」
みんなこの時は笑う余裕があった。

217 名前:クリーニングテープ(2) :02/09/28 16:16 ID:QRf.lYME
「まぁ信じなくてもいいや」Rはそう言って続きをしゃべりだした。
「新品だったからビニールを破いてビデオデッキに差して再生したんだ
そして再生したんだけど、10秒くらいして急に明るい画面が写ったんだよ
そしたら急に見たことある風景が写りだしたんだ。どこだと思う?」
もう周りにはゴチャゴチャ言う者はいなく話に聞き入っていた。
「俺の家のリビングだよ・・・。家具の配置から何から何まで同じなんだ
しかも途中で見た事も無いガキが写って来て、昔俺が遊んだ記憶のある
オーレンジャーのおもちゃで遊んでんだよ。誰もいない部屋で
黙々と遊んでんだよ。しかも、もちろんその子供は昔の俺になんて
似てもいないし全く見た事のない子供がさぁ。そして1分くらいすると
急にカメラの方を子供が振り向いたかと思うとテープが切れたんだよ。」

Rの話では、その後やたらと腹がすき、いつもはあんまり食べないけど
大量に飯を食ってその後ソファーで寝てしまい頭が痛く
中々朝起きれないで遅刻したという。
ちなみにビデオに写った少年はソファーの上で遊んでいたという。


218 名前:山小屋 (1) :02/09/28 16:18 ID:QRf.lYME
先生の通う大学では、毎年12月下旬、
東北の山中で2週間の冬合宿登山を行ったそうです。
その年は例年以上に雪が深く、先生たちは近くの避難小屋で
宿泊する事になったそうです。

小屋につくと、既に別のパーティーがいました。
先生は先客が妙に静かなのが気にかかったといいます。
単に静かなのではなく、どうも沈鬱な雰囲気なのです。
夕食後、突然先客のリーダーがこちらに来て話を始めました。
昨日の吹雪の中、一人の新人部員が疲労と寒さで倒れ、意識不明に陥り、
そして、今日の明け方、息を引き取ったそうです。

彼らは、奥にある押入の床板をはずし、遺体をシュラフにくるんで
土の上に安置していました。
先生はゾッとし、『遺体と同じ小屋に寝ている』という
生々しさが胸をよぎったそうです。
早めの消灯後、先生は疲れもあって早々と眠りに落ちました。
何時間経ったでしょう。先生は夜中にふと目が覚めました。

その時、どこからか微かに

『ガリ・・・ガリ・・・』

という音が聞こえてくるのです。

219 名前:山小屋 (2) :02/09/28 16:19 ID:QRf.lYME
身を起こすと、同じ事に気付いているらしい周囲の者も起きています。
全員の眼は奥にある引き戸の方に向けられていました。
しかし、誰もそこを確かめようとはしませんでした。
『ガリガリ・・・』
という音はその後も断続的に聞こえてきます。

いつの間にか、誰もがその壁から遠ざかり、
小屋の入り口付近に集まっていました。
先生は『もう、眠れないな』と思ったそうです。
とうとう意を決した向こうのリーダーが押入に駆け寄り、
勢いよく引き戸を開けると、床板をはがしました。

「何も変わっとらんじゃないか・・・」
まるで自分に言い聞かせるような声だったよと、
先生は話してくれました。

しかし、戸を閉めてしばらくすると、また
『ガリ・・・ガリ・・』
という音が聞こえてきます。
しかも、今度は引き戸までが、
『ガタガタ・・・』
と鳴り出しました。

よく見ると、こちら側に向かって
誰かが体を預けるように
戸が大きく膨らんでいるのです。

220 名前:山小屋 (3) :02/09/28 16:20 ID:QRf.lYME
そして、誰一人眠れない夜が明けました。
というより、山岳救助隊が到着して夜が明けたのを知ったそうです。

「何だ、これは!」
隊員の一人が戸を開けて床板をはがした瞬間、
大きな声を挙げました。
なんと、床板の裏には爪で引っ掻いたようなあとが、
無数についていたのです。

赤いシュラフに包まれた遺体は、
まるで何事もなかったかのように、
全く変わらない状態でそこにあったそうです。

221 名前:ペン (1) :02/09/28 16:22 ID:QRf.lYME
高校3年の女子生徒。
定期テスト直前だった彼女は、深夜まで自室で勉強をしていた。
学習机に向かって必死に問題を解いている。
---瞬間的に集中力が途切れた彼女。持っていたペンを指でいじくる。
ふと、そのペンを自分の背後に投げてみたい衝動にかられた。
本当に、なんとなく。特別な意味はなかった。
そして、机に座ったまま、背後にペンを投げる。

・・・床に落ちたはずのペンだったが、何の音もしなかった。

彼女の部屋はフローリング。ペンが落ちれば当然、音がする。
ぞっとした彼女が、背後を振り向くと、ペンは偶然クッションの上に
落ちていた。
「そんなわけないわよね」一人つぶやき、安堵する彼女。

翌日、学校で・・・
「実はね、深夜の2時頃、背後にペンを投げて、ペンが床に落ちる音が
しないと、原因不明の理由で死んじゃうって話、聞いたことある?
・・・実はね、私、昨日その通りに夜中の2時に、背後を振り向かずに
ペンを投げてみたの・・・」
その話を聞いていた友達は、ごくりと唾を飲みこんだ。
「・・・そしたら、ペンの落ちる音がしなかったの!!」
彼女が大きな声で盛り上げると、友達は悲鳴交じりで、驚きに近い反応を
示した。それを見た彼女は、
「実際は、クッションの上にペンが落ちただけだったの。ははは」
このように、休み時間を利用して友達に昨夜の出来事を、多少脚色して
笑い話に変えて話したのだった。

222 名前:ペン (2) :02/09/28 16:23 ID:QRf.lYME
その夜。
昨日と同様に、深夜までテスト勉強を頑張る彼女。勉強も一段落して
何となしに机の上の置時計を見ると、2時を5分ほど回っていた。
2時という時計の針に、友達が自分の話で恐がっていたことを
思い出させられ、再び右手に握られていたペンを見つめた。
そして、背後に投げてみた。

・・・やはり、音はしなかった。

おかしい。実は彼女は確認していた。
前日のクッションは、すでにベッドの上に移動させていたのだ。
思いつく限りで、彼女の背後にペンの音を吸収するようなものはない。
投げた感覚でペンの落ちる位置は予想できる。そこには何もないのは
確かなのである。
彼女の全身に鳥肌が立った。悪寒が鋭く身体中を走る。
彼女は、一瞬の迷いの後、ゆっくりと背後を振り返った・・・

そこには友人が立っていた。

「・・・あなたの話の通りにやってみたの」

冷たく、低い声で、ささやくようにそう言った友達の右手には、
しっかりと彼女のペンが握られていた。

223 名前:名無しさん :02/09/28 16:25 ID:QRf.lYME
ある男が友人との飲み会の帰りにある公園を歩いていたそうです
(仮に、男の名前はA、公園の名前はB公園として おきます)。
ちょうど公園の中腹にさしかかった辺りで、
背後から「カチカチカチカチ」とゆう音がしてきました。
不気味な感じがし振り向くと、
髪の長い、出刃包丁を持った女がピッタリとくっついてきます。
何故かその女は、しきりに歯を鳴らしていました。(カチカチ…はこの音)
怖くくなったAさんはちょうど近くにある電気のついた公衆トイレに走りました。
ホームレスなどに助けを求めようとしたのです。
しかしAさんが走るのと同時に、
女の「カチカチ…」は決して耳から遠ざかっていきません(女も走っている)。

やっとのことで、トイレにはたどり着きましたが 誰もいませんでした。
追い詰められたAさんは、個室トイレの右から4番目に隠れました。
その個室トイレは天井 近くに換気用の窓があります。
恐怖のあまり震えるAさんですが、
10分たっても20分たっても女のいる気配はしませんでした。
そして腕時計の針が2時45分辺りをさしたとき、猛烈な眠気が襲ってきました。
酒が入っていた事と極度の緊張のせいです。
そのままAさんは眠ってしまいました。

2日後、新聞を読んだAさんは恐怖に凍りつきました。
その記事の名は
「出刃包丁を持った女、警察官にきりつけ逮捕」

内容は、昨晩3時ごろB公園のトイレの個室の窓をのぞいていた女に、
夜勤パトロール中の警察官が声をかけたところ切り付けてきた、とゆうものだった。
あの女は、換気窓からずっとAさんを見ていたのだ。


224 名前:名無しさん :02/09/28 16:35 ID:QRf.lYME
中学生の時、夏休みに家族でキャンプに行った。
そこのキャンプ場は駐車場から5分ほど歩いたところにテントが張ってあった。
テントに着くまでには川があり、やや古めの吊り橋を渡って行った。

夕食後やることもなく虫を捕まえたりしながら過ごしていたのだが、
アウトドアにあまり興味のなかったオレは
車の中にマンガを置いてきた事を思い出し、
取りに行くことに決めた。
父親から車のキーを借りて駐車場まで行きテントに戻る途中、その吊り橋を
渡っていた。木でできていて幅は両手を広げてやっと届くぐらいだった。
足元の板はところどころ隙間があって下を流れる川がぼんやり光っているのが見えた。

橋の中程まで来てちょうどクツのヒモがほどけたので
結び直そうと思いしゃがんだその時、
オレの足のすぐ横にある板の隙間から青白い指がニュっと出しているのが見えた。
その指はまるで橋にすがりつこうとしているかのように板につかまっていた。
オレは全力ダッシュでテントまで戻り、
落としてきたマンガのことも忘れて毛布の中で
震えながら夜を過ごした。

翌朝吊り橋を渡る時にオレの落としたマンガはまだそこにあったのだが、持ち帰ると
ろくなことがない予感がしたのでそこに放置したまま帰ってきた。

225 名前:現場 (1) :02/09/28 16:37 ID:QRf.lYME
今から3年半ほど前に仕事で、老人ホームの設計を依頼された。
その当時俺は東京のT市に住んでおり(今も同じだが)依頼の
場所は、俺の住むT市の隣M市だった。

ちょうどその時はH市の病院の増改築工事の設計の仕事を
しており、掛け持ちでやる仕事としては、立地的に現場から
現場への移動、そして自宅から向かうにも楽な場所で
あったため、快くOKの返事をだした。

そして打ち合わせのために俺は呼ばれ、初めてその現場に
向かうことになった。自宅から車で約15分程で付くだろうと
思い、車でO環状を走り、10分程走り指定された脇道へと
それ、坂道を上ると正面にM斎場があり、M斎場の脇の
私有地を抜け、現場らしき場所にたどり着いた。

今考えるとえると、もの凄い立地条件だ。
斎場からわずか300m程の場所に、老人ホームなんて
あまり気分の良い物ではない、近くには葬儀屋まであるし
それ以外はなにもありはしない。

226 名前:現場 (2) :02/09/28 16:38 ID:QRf.lYME
それから何事もなく打ち合わせも終わり、俺は関係者の
見送りをすませ、最後にその場所から立ち去ろうとすると
一人の爺さんが、老人ホームの建つ方向を眺めていた。

散歩でもしてるのか?気になった俺はその爺さんに
話しかけてみた「お散歩ですか?」すると爺さんは
いやいやと首を振り、逆に俺に話しかけてきた。
「ここには何が建つのですか?」そう聞かれた俺は
看板を指さし「老人ホームが建つんですよ」と答えた。
爺さんは、「ほーこんな静かでいい場所に建てるんですか、
私も出来たらこんな場所で余生を過ごしたいですね。」
そう聞いた俺は、半分嫌味もはいっているのだろうなと
思いながら答えた「場所的には縁起がよくないかも
しれませんね」爺さんは笑っていた。

病院の現場に向かう事もあり俺は、それではと言いながら
車を発進させ後ろを何度も気にしながら俺は、病院へと急いだ。

それからしばらくして、基礎打ちのための掘削に立ち会う事に
なり、俺は現場に向かった。

俺の到着を待っていたのか、掘削のためのユンボ2台の
オペレーターが、俺のほうに向かってきた。
一人はよく一緒に現場で仕事をしているために、笑いながら
「またよろしくお願いします」そう挨拶してきた。
もう一人は今回が初めてのため、緊張した面もちで
「よろしくお願いします。」と挨拶した。

227 名前:現場 (3) :02/09/28 16:39 ID:QRf.lYME
一通りの打ち合わせを終えて、掘削を開始した。

掘削を初めてから3時間ほど経っただろうか、
顔見知りのオペレーターの、ユンボが動きを止めた。
Iくんは自分が掘削したばかりの場所へと降りていった。
どうしたんだろう?俺はそう思いユンボのほうに向かった。
その時掘削で地盤が緩んだのか、ユンボのキャタピラ部分が
崩れだしてしまった。その衝撃で固定していたはずの
ユンボのヘッドの部分が、I君に直撃してしまった。

あわてた俺は、もう一人のオペレーターに大声で
「ユンボのヘッドを引き上げてくれ」そう告げて俺も
I君のいる場所へと降りていった。

幸いな事にI君は腕を強打しただけですんでくれた。
俺は何でいきなり下に降りて行ったのかを聞いた。
するとI君は「自分がヘッドを向けた場所にお爺さんが
居たんです」・・「危ないと思ってユンボを止めたら
誰もいなくて、気になってそこを確認しようと思って
下に降りたらユンボが傾いちゃって」
すいませんと言いながら痛みをこらえているようなので
俺は現場代理人に、I君を病院に連れていく事を告げ
病院に向かった。

治療も終え、骨にも異常がなかった事から、俺とI君は
現場に戻ることにした。


228 名前:現場 (4) :02/09/28 16:40 ID:QRf.lYME
夕方現場に戻ると作業が中断していた。
どうしたのかと思い代理人に事情を聞くと
「いやーさっきI君が怪我した場所を掘ったら妙な物が
出てきてしまって」そう言って指をさした。

指さされた場所を見ると、古びた壺のような物があった。
何なの?代理人に聞くと、「骨なんすよ、骨壺ですね」
俺ははっとして、「他には何も出てない?」と聞いた。
工事現場で致命的な事は、その場所から遺跡が
でてしまう事なのだ。

代理人は「取りあえずあれだけですんで」それを聞き
俺は安心した。骨壺の状態からかなり古そうであり
殺人などはないだろう、不謹慎だけど工事現場では
出来るだけささいな事はもみ消す事になってしまう。

遺跡や事件にかかわるとどうしても、工事日程が
くるってしまう、それは関係者としては避けたいのである。

現場責任者を呼び、相談した結果骨壺を少し移動して
埋葬する事になった。掘削場所から10m程離した
場所に穴を掘り、骨壺をきれいにしてから埋葬した。
当然線香やお花もそえて。

229 名前:現場 (5) :02/09/28 16:41 ID:QRf.lYME
それから工事はトントン拍子で進み、1階部分が
完成した。しかし1階部分が完成してからこの現場では
妙な事が起こり始めた。ある場所に限り事故が多発
しだしてきた。

死亡事故にまでは発展しないが、指の切断、脚立からの
転落による骨折、転倒した弾みで鉄筋に肩をぶつけて
貫通、落下物による頭部裂傷、一歩間違えば・・・
1ヶ月の間にその手の事故が11件も起きてしまい
関係者の間で、「あの骨のせいなのだろうか」と言う
話が出始めた。

俺もその可能性はあるのだろうなと思わざるえなかった。
会議で現場の休日に、お払いをしてもらうことになった。
お払いの当日外部から見えないように、ブルーシートを
使いその場所をぐるりと囲み、お払いは行われた。
これで事故が無くなってくれればいいのだが。

事故は減った、でも無くなる事はなかった。
どうしてこの場所だけ起こるのか、この施設が完成したら
どうなるのか、完成するとここは風呂場になる。
老人の転倒、洒落にならん。

そんな事を考えつつ数日が過ぎた日、I君から会社に
電話があった。俺に話があるらしい、嫌な予感。

230 名前:現場 (6) :02/09/28 16:42 ID:QRf.lYME
病院の現場事務所で待ち合わせる事にして
I君を待っていると、時間通りに来てくれた。
結構深刻そうな顔をしている。「どうした?」俺は
I君の顔を見ながら聞いてみた。
するとI君は「あの事故からへんなんですよ」そう言って
話しはじめた「事故の直後は、こんな夢は見なかったんですが
ここんとこ毎晩同じ夢なんですよ。」おお何か面白そうだ
俺はそう思い続きを聞いた。
「夢であのお爺さんがでて来るんですよ」
「それが工事途中のあの現場に居るんです」居るかもな
そう考えながらも話を聞いてると、とんでもない事を言いだした。

「現場であのお爺さんが、Mさんの背中にしがみついてるんですよ」
それを聞いて俺は思わず、叫んでしまった。
「何で俺なの?ねえ何でよ」たじろぎながらI君は
「嫌、俺にもまったく分からないんですよ」そりゃそうだ
原因がわかれば俺の所にも来ないだろうしな。

だからといってそんな事言われても困る・・・
「どうしてもMさんの事が気になって今日訪ねて見たんですけどね」
それからI君は、現場で線香をあげたいからつき合ってもらたいと
俺に頼んできた。そんな話をされた後に断れるほど俺は、
強くはない。

今から向かえば6時過ぎには、現場には行けるだろうから
すぐ向かう事にした。

231 名前:現場 (7) :02/09/28 16:43 ID:QRf.lYME
現場に向かう車の中で、I君が見たと言う爺さんの話を
聞いてみた「なあI君が見たっていう爺さんなんだけどさ
どんな感じの人なの?」するとI君は夢で何度も見ている事から
詳細に話してくれた。髪の形、年齢層、着ている物、
冷や汗ものだった。俺が最初に話をした爺さんだ・・・

現場に着くまでの間、他の話で紛らわせる事にした。
そして現場に着き、I君は埋葬場所に向かった。
俺のほうはどうしても気になり、外装の完成した風呂場に
向かった。骨壺を移動した事がいけなかったのかな、
そう思いながら風呂場を見渡した。

しばらくすると外からI君の声がした。
「Mさん終わりました、帰りましょう。」それを聞いて俺は
「おー」と返事をして外に向かおうとした。
その時突然足が動かなくなった、どう説明していいのか
こんな感じは初めてだった。
簡単に言うと(プチ金縛り状態)動かん。

しだいに腰まで重くなってきて、とうとうその場に倒れ込んで
しまい、焦りながら何度も立ち上がろうとした。
腰のほうに目を向けても何も見えない。
すると、カタンと音がした。音のするほうを見ると
立てかけてあったスライダー(多段ばしご)が俺の背中に
向かって倒れてきた。直撃はしたものの背中だったため
たいしたダメージはなかった。

232 名前:現場 (8) :02/09/28 16:44 ID:QRf.lYME
スライダーの倒れる音に気が付いてI君が来てくれた。
「大丈夫ですかっ。」そう言いながらI君は俺を助け起こして
くれた。ただおかしかったのがI君で、俺を助け起こした
後に、どうしたんですか、とは聞かずに「Mさんも
線香あげたほうがいいですよ」と言ってきた。
気にはなったが、I君の言うとうりに俺も線香を
あげることにした。

線香をあげたあと、俺とI君は現場を後にすることにした。
その帰りの車中でI君がいきなり俺に謝り始めた。
「すいません、俺のせいで怪我させて」気にしないでいいよ
俺は笑いながらI君に言った。するとI君は
「さっき本当はMさんの背中にお爺さんが乗ってたんです。」
それを聞いたとき俺は思わず急ブレーキをかけてしまった。

ビビった、近くのコンビニに車を止めて俺はI君に聞いてみた。
「俺と爺さんは何か関係あるの?」するとI君は
「自分でもわからないんです、ただMさんはあの現場には
近寄らないほうがいいような気がします。」
そう言われて俺は素直に、完成するまで建物内に入る
事はしなかった。

老人ホームは完成した。大きな現場ではなかったが
それでも事故の件数は俺が担当したなかでは
一番多かった。29件の内28件が風呂場だった。

余談だけど、骨壺の件は現場関係者しか知らない
もう誰もあの場所に骨壺が埋まっている事など
知らない・・・
何も起こらないでね。お願い。
以上。




233 名前:(1) :02/09/28 16:47 ID:QRf.lYME
*自己責任の下で読んで下さい。
*保証、責任は一切持ちません。

5年前、私が中学だった頃、一人の友達を亡くしました。
表向きの原因は精神病でしたが、実際はあるものに憑依されたからです。
私にとっては忘れてしまいたい記憶の一つですが、
先日古い友人と話す機会があり、あのときのことをまざまざと思い出してしまいました。
ここで、文章にすることで少し客観的になり恐怖を忘れられると思いますので、綴ります。

私たち、(A・B・C・D・私)は、皆家業を継ぐことになっていて、
高校受験組を横目に暇を持て余していました。
学校も、私たちがサボったりするのは、受験組の邪魔にならなくていいと考えていたので、
体育祭後は朝学校に出て来さえすれば後は抜け出しても滅多に怒られることはありませんでした。
ある日、友人A&Bが、近所の屋敷の話を聞いてきました。改築したばかりの家が、
持ち主が首を吊って自殺して一家は離散、空き家になってるというのです。
サボった後のたまり場の確保に苦労していた私たちは、そこなら酒タバコが思う存分できると
考え、翌日すぐに昼から学校を抜けて行きました。
外から様子のわからないような、とても立派なお屋敷で、こんなところに入っていいのか、
少しびびりましたが、ABは「大丈夫」を連発しながらどんどん中に入って行きます。
既に調べを付けていたのか、勝手口が空いていました。書斎のような所に入り、
窓から顔を出さないようにして、こそこそ酒盛りを始めました。

234 名前:(2) :02/09/28 16:48 ID:QRf.lYME
でも大声が出せないのですぐに飽きてきて、5人で家捜しを始めました。
すぐCが「あれ何や」と、今いる部屋の壁の上の方に気が付きました。
壁の上部に、学校の音楽室や体育館の放送室のような感じの小さな窓が二つついているのです。
「こっちも部屋か」よく見ると壁のこちら側にはドアがあって、ドアは、こちら側からは
本棚で塞がれていました。肩車すると、左上の方の窓は手で開きました。
今思うと、その窓から若干悪臭が漂っていることにそのとき疑問を持つべきでした。

それでもそのときの、こっそり酒を飲みたいという願望には勝てず、無理矢理窓から
部屋に入りました。
部屋はカビホコリと饐えたような臭いが漂っています。雨漏りしているのか
じめっとしていました。

部屋は音楽室と言えるようなものではありませんでしたが、
壁に手作りで防音材のようなものが貼ってあり、その上から壁紙が貼ってあることは
わかりました。湿気で壁紙はカピカピになっていました。

235 名前:(3) :02/09/28 16:49 ID:QRf.lYME
部屋の中はとりたてて調度品もなく、質素なつくりでしたが、小さな机が隅に置かれており、
その上に、真っ黒に塗りつぶされた写真が、大きな枠の写真入れに入ってました。

「なんやこれ、気持ち悪い」と言って友人Aが写真入れを手にとって、持ち上げた瞬間、
額裏から一枚の紙が落ち、その中から束になった髪の毛がバサバサ出てきました。
紙は御札でした。

みんな、ヤバと思って声も出せませんでした。
顔面蒼白のAを見てBが急いで出ようと言い、逃げるようにBが窓によじ登ったとき、
そっちの壁紙全部がフワッとはがれました。

写真の裏から出てきたのと同じ御札が、壁一面に貼ってありました。
「何やこれ」酒に弱いCはその場でウッと反吐しそうになりました。

「やばいてやばいて」
「吐いてる場合か急げ」

よじのぼるBの尻を私とDでぐいぐい押し上げました。何がなんだかわけがわかりませんでした。
後ろではだれかが「いーーー、いーーー」と声を出しています。
きっとAです。
祟られたのです。
恐ろしくて振り返ることもできませんでした。無我夢中でよじのぼって、反対側の部屋に
飛び降りました。
Dも出てきて、部屋側から鈍いCを引っ張り出そうとすると、
「イタイタ」Cが叫びます「引っ張んな足!」
部屋の向こうではAらしき声がわんわん変な音で呻いています。Cはよほどすごい勢いで
もがいているのか、Cの足がこっちの壁を蹴る音がずんずんしました。

236 名前:(4) :02/09/28 16:50 ID:QRf.lYME
「B!かんぬっさん連れて来い!」後ろ向きにDが叫びました。
「なんかAに憑いとる、裏行って神社のかんぬっさん連れて来いて!」
Bが縁側から裸足でダッシュしていき、私たちは窓からCを引き抜きました。
「足!足!」
「痛いか?」
「痛うはないけどなんか噛まれた」
見るとCの靴下のかかとの部分は丸ごと何かに食いつかれたように、
丸く歯形がついて唾液で濡れています。
相変わらず中からはAの声がしますが、怖くて私たちは窓から中を見ることができませんでした。
「あいつ俺に祟らんかなぁ」
「祟るてなんやAはまだ生きとるんぞ」
「出てくるときめちゃくちゃ蹴ってきた」
「しらー!」
縁側からトレーナー姿の神主さんが真青な顔して入ってきました。
「ぬしら何か! 何しよるんか! 馬鹿者が!」一緒に入ってきたBはもう涙と鼻水で
ぐじょぐじょの顔になっていました。
「ええからお前らは帰れ、こっちから出て神社の裏から社務所入ってヨリエさんに見てもらえ、
あとおい!」といきなり私を捕まえ、後ろ手にひねり上げられました。
後ろで何かザキっと音がしました。
「よし行け」そのままドンと背中を押されて私たちは、わけのわからないまま走りました。
それから裏の山に上がって、神社の社務所に行くと、中年の小さいおばさんが、
白い服を着て待っていました。めちゃめちゃ怒られたような気もしますが、
それから後は逃げた安堵感でよく覚えていません。

237 名前:(5) :02/09/28 16:50 ID:QRf.lYME
それから、Aが学校に来なくなりました。私の家の親が神社から呼ばれたことも何回か
ありましたが、詳しい話は何もしてくれませんでした。ただ山の裏には絶対行くなとは、
言われました。

私たちも、あんな恐ろしい目に遭ったので、山など行くはずもなく、学校の中でも
小さくなって過ごしていました。
期末試験が終わった日、生活指導の先生から呼ばれました。今までの積み重ねまとめて大目玉かな、
殴られるなこら、と覚悟して進路室に行くと、私の他にもBとDが座っています。
神主さんも来ていました。
生活指導の先生などいません。
私が入ってくるなり神主さんが言いました。

「あんなぁ、Cが死んだんよ」

信じられませんでした。Cが昨日学校に来ていなかったこともそのとき知りました。
「学校さぼって、こっちに括っとるAの様子を見にきよったんよ。病院の見舞いじゃないとやけん
危ないってわかりそうなもんやけどね。裏の格子から座敷のぞいた瞬間に
ものすごい声出して、倒れよった。駆けつけたときには白目むいて虫の息だった」

Cが死んだのにそんな言い方ないだろうと思ってちょっと口答えしそうになりましたが、
神主さんは真剣な目で私たちの方を見ていました。

238 名前:(6) :02/09/28 16:51 ID:QRf.lYME
「ええか、Aはもうおらんと思え。Cのことも絶対今から忘れろ。
アレは目が見えんけん、自分の事を知らん奴の所には憑きには来ん。
アレのことを覚えとる奴がおったら、何年かかってもアレはそいつのところに来る。
来たら憑かれて死ぬんぞ。
それと後ろ髪は伸ばすなよ。もしアレに会って逃げたとき、
アレは最初に髪を引っ張るけんな」

それだけ聞かされると、私たちは重い気持ちで進路室を出ました。
あのとき神主さんは私の伸ばしていた後ろ毛をハサミで切ったのです。
何かのまじない程度に思っていましたが、まじないどころではありませんでした。
帰るその足で床屋に行き、丸坊主にしてもらいました。

卒業して家業を継ぐという話は、その時から諦めなければいけませんでした。
その後私たちはバラバラの県で進路につき、絶対に顔を合わせないようすることにし、
もし会っても他人のふりをすることにしなければなりませんでした。

私は、1年遅れて隣県の高校に入ることができ、過去を忘れて自分の生活に没頭しました。
髪は短く刈りました。しかし、床屋で「坊主」を頼むたび、
私は神主さんの話を思い出していました。
今日来るか
明日来るか
と思いながら、長い3年が過ぎました。


239 名前:(7) :02/09/28 16:52 ID:QRf.lYME
その後、さらに浪人して、他県の大学に入ることができました。
しかし、少し気を許して盆に帰省したのがいけませんでした。もともと私はおじいちゃん
子で、祖父はその年の正月に亡くなっていました。
急のことだったのですが、せめて初盆くらいは帰ってこんか、と、電話で両親も言っていました。
それがいけませんでした。
駅の売店で新聞を買おうと寄ったのですが、中学時代の彼女が売り子でした。
彼女は私を見るなりボロボロと泣き出して、BとDがそれぞれ死んだことをまくし立てました。

Bは卒業後まもなく、下宿の自室に閉じこもって首をくくったそうです。
部屋は雨戸とカーテンが閉められ、部屋じゅうの扉という扉を封印し、
さらに自分の髪の毛をその上から一本一本几帳面に張り付けていた
ということでした。鑞で自分の耳と瞼に封をしようとした痕があったが、
最後までそれをやらずに自害したという話でした。

Dは17の夏に四国まで逃げたそうですが、松山の近郊の町で、
パンツ1枚でケタケタ笑いながら歩いているのを見つかったそうです。
Dの後頭部は烏がむしったように髪の毛が抜かれていました。
Dの瞼は、閉じるのではなく、絶対閉じないようにと
自らナイフで切り取ろうとした痕があったそうです。

240 名前:(8) :02/09/28 16:53 ID:QRf.lYME
このときほど中学時代の人間関係を呪ったことはありません。
BとDの末路など、今の私にはどうでもいい話でした。
つまり、アレを覚えているのは私一人しか残っていないと、気づかされてしまったのです。
胸が強く締め付けられるような感覚で家に帰り着くと
家には誰もいませんでした。
後で知ったことですが、私の地方は忌廻しと云って、特に強い忌み事のあった家は、
本家であっても初盆を奈良の寺で行うという風習があったのです。

私は連れてこられたのでした。

それから3日、私は9度以上の熱が続き、実家で寝込まなければなりませんでした。
このとき、私は死を覚悟しました。
仏間に布団を敷き、なるだけ白い服を着て、水を飲みながら寝ていました。


241 名前:(9) :02/09/28 16:54 ID:QRf.lYME
3日目の夜明けの晩、夢にAが立ちました。Aは骨と皮の姿になり、黒ずんで、白目でした。
「お前一人やな」
「うん」
「お前もこっち来てくれよ」
「いやじゃ」
「Cが会いたがっとるぞ」
「いやじゃ」
「おまえ来んとCは毎日リンチじゃ。逆さ吊りで口に靴下詰めて蹴り上げられよるぞ、
かわいそうやろ」
「うそつけ。地獄がそんな甘いわけないやろ」
「ははは地獄か地獄ちゅうのはなぁ」

そこで目を覚ましました。自分の息の音で喉がヒイヒイ音を立てていました。
枕元を見ると、祖父の位牌にヒビが入っていました。
私は、考えました。アレの話を私と同じように多くの人に話せば、アレが私を探し当て、
私が憑依される確率は下がるのではないか。

ここまでの長文たいへん失礼しましたが、おおざっぱな書き方では読んだ方の記憶に
残らないと思ったのです。
読んだ方は、申し訳ないのですが犬に噛まれたとでも思ってください。
ご自分の生存確率を上げたければこの文章を少しでも多くの方の目に晒すことをおすすめします。


242 名前: :02/09/30 06:38 ID:wFM0uyV2


243 名前:名無しさん :02/10/01 01:12 ID:5oshPcRA
友達から聞いた話なんですが。
近所の大通りに面したラブホテルでの話です。
そのホテルには地下の客室があって、ある日チェックインをしたカップルがいました。
彼氏が先にシャワーを浴び、彼女がベッドで待っていると、
彼氏が「あれ?こんなところに扉がある。」と言い出しました。
浴室内のことです。「ちょっと開けて入ってみよっか?」と彼氏が言ったので、
彼女は 「やめなよ〜。」といいました。
しばらく沈黙が続き、シャワーの音だけが聞こえます。
彼氏が全く話さないので不安になった彼女はバスルームの扉を開けました。
するとそこには彼氏の姿はなく、ただシャワーだけがバスルームの床を叩いていました。

隅のほうには四方50cm程の人が一人通れるかくらいの金属製の扉が開いていて
下りの階段が覗いていました。彼女は怖くなりフロントに駆けつけ事情を説明すると、
「おかしいですね、バスルームには扉のような物はありませんが。」といわれました。
「いいから来てください!」と従業員と一緒にバスルームに駆けつけると
そこには何もなかったのです。
それ以来彼氏からは連絡も何もなく行方不明ということになりました。
今ではその地下の客室は閉鎖されているということです。

244 名前:テレビ (1) :02/10/01 01:15 ID:5oshPcRA
夜中、私は一人でテレビを見ながら、いつの間にかうとうととしていました.
ふと気づくと、なぜか部屋の電気は消え、テレビの画面だけが
ぼおっと暗い闇に浮かび上がっています。

テレビ画面にはやたらと長い石階段が映っています。
生放送なのでしょうか.そこも暗闇に覆われています。
そして、まるで私が見るのを待っていたかのように
画面は階段の上へと移動しはじめました。

画面にはまったく登場人物がいません。ナレーションもありません。
静かな暗闇の中、足音だけが
コツ、コツ、と響いています。

やがて石段を昇りきり、鳥居をくぐり、境内の森の中へとカメラは進んで行きます。
しばらくしてカメラは、ふと止まりました。
私は部屋の電気を点けるのも忘れてその真っ暗な画面を凝視しつづけました。

245 名前:テレビ (2) :02/10/01 01:16 ID:5oshPcRA
かなり長い沈黙の後、さっと、白い影と明かりが画面上を横切りました。
そしてまた沈黙が続きます。

やがて、カーン、カーンと釘を打つような音が聞えました。
数分間その音は続き、それが終わった後、また白い影と明かりが画面を横切りました。
また沈黙。
私がテレビを見はじめてから、まだ一言も人間の声が聞えてきません。

さて、しばらくして、カメラはひとつの木へどんどんと近づいて行きました。

その木の幹には藁人形が五寸釘で打ち付けられています。
その藁人形へさらにカメラが近づく。そして…

見なければよかった。


その藁人形には私の名が書かれ、私の写真が貼られたあったのです。

246 名前:ビジネスホテル (1) :02/10/01 01:18 ID:5oshPcRA
お言葉に甘えて残りも書き込みさせて頂く。正直、
ずっと心に封印していた出来事なので、
ここらで吐き出したいというのが本音。たまに思い出すと、ブルーになっていた。
2番目は、出張した先のビジネスホテルでの出来事。ホテル名はご勘弁。
ただ、場所だけを言うと、京都である。
その日は、出張のまとめをするために、ラップトップを持ち込んで
報告書を作っていた。
次の日の朝には、東京に戻らなければならなかったので、夜通しの作業となった。

AM2:00頃だったと思う。ふと、「ミシ、ミシ」という何か木の割れる音が聞こえる。
実家が木造だったことから、慣れ親しんだ音であったので当初は無視していたが、
よく考えたら、ここはホテルで鉄筋のはず。部屋を見渡すが誰もおらん。
音は入り口に近い方から聞こえるので、そちらに向かう。すると、その変な音は突然止まり、
今度は風呂場から、何か落とした音が響いた。
風呂場に向かう。誰もおらん。しかし、また入り口の方から、
「ミシ、ミシ」と音が聞こえる。
怖いという感覚以上に、乗っていた仕事を中断されたことに腹がたったので、
ぶつぶつ文句を言いながらフロントに電話しようとした。
ベッドに座り受話器を手にしたとき、今度は、肝が縮むような音が聞こえた。

247 名前:ビジネスホテル (2) :02/10/01 01:19 ID:5oshPcRA
「あ゛〜」という声が背後から聞こえる。すぐに振り向くとやはり誰もおらん。
流石に怖くなって、部屋中の電気を急いでつけた。
一瞬だけ白い?塊みたいなものが視界に入る。目で追うが捉えられない。
また視界に入る。すぐに目で追う。これを繰り返すうちに、また風呂場で音がする。
誰もいない。再び入り口で、例の「ミシ、ミシ」。
浴衣のまま、廊下に飛び出ると、俺は急いでフロントに向かい、事情を説明した。
一緒にフロントのスタッフに来てもらい、30分ほどしても何もおきない。
部屋をかえましょうかと言われたが、あと数時間で朝になり、
チェックアウトするから、もうこの部屋でいいと答えてしまった。それが
失敗の始まりだった。

フロントの人間が帰った後、ちょっと疲れたのでベッドの上にうつぶせになった。
20分くらい仮眠したのだろうか。コンタクトしたままだったので、
目が痛くなっていた。目薬をうとうと、起き上がろうとしたとき、
後で、なにやら気配がする。
直観的に嫌な予感がしてすぐに振り向けなかった。耳をすますと、
かすかにヒソヒソと話声がきこえる。しかも、1,2人じゃない。
まるで談笑?のように何人ものヒソヒソ声が後で聞こえたのである。
フロントに電話しようとしたが、怖くて動けない。後も振り向けない。
必死に心の中で、お経(ナンマンダブしか知らんのだが。。)を
となえ続けた。しばらくして、その声は突然消えた。
もっとも、それから30分くらいして、はじめて俺は後ろを振り向くことができた。

当然、俺はすぐにチェックアウト。そのまま、朝まで歓楽街を歩き
周り、なるべく人の多いところに向かった。

何かはわからん。あのとき、振り向いたら何が見えたのか。。。
幽霊とは思いたくない。気のせいかもしれん。疲れていたのかもしれん。
ただ、振り向かなくてよかったとは思う。

248 名前:(1) :02/10/01 01:21 ID:5oshPcRA
これは、先輩に聞いた話です。
先輩もある友人から聞き、その友人は交通事故で亡くなったとのことでした。

その話とは、夢の中の話です。

目の前には真っ白い着物を着た少女が座っていた。
後ろを向いて、何かをじっと見ていた。
何を見ているのかと思い、そっと近づいていった。
すると、少女はこっちを振り向いた。
真白い顔におかっぱ頭。
くりっとした大きな目に小さな口元。
とってもかわいい顔だったけど何処かおかしかった。

こっちを振り向いていたにもかかわらず肩が全く動いていなかった。
そう、顔が真後ろまできれいに回っていたのだ。

女の子の首はそのままもとの位置へ回っていった。
そして・・・まるで、機械仕掛けの人形みたいに首がくるくると回り
ポトリと落ちた。
そして、ころころと足元まで転がってきた。
女の子の首を拾い上げると、妙に甘ったるい声で喋り始めた。
「怖がらなくてもいいよ。これは、夢なんだもん。私の欲しいものをくれる。」
「・・・」怖くて声が出せなかった。夢だとわかっていたのに。

249 名前:(2) :02/10/01 01:23 ID:5oshPcRA
「三つあるの。一つ目は、みんなが欲しがるものだけど、みんな形も大きさも違うの。
みんながあの人は持っているにはだろうと思っている人が持っていなくて、
この人は、もって無いだろうという人が持っていたりしてるの。
今日手に入れたと思っても次の日にはすぐなくなったりするものなの。

二つ目は、みんながものすごくたくさん持っているもの。
必要なときにはすぐに無くなり、いらないときにはちっっとも無くならないの。
足りない、足りないと言ってる人も、余っているよといってる人のも
同じだけもってるの。くすくす、変でしょ。

三つ目は、みんな一つ持ってるの。
時には、ふたつもみっつも持ってる人もいるの。
とっても大切なのに、それを持ち続けるためには人のものを奪わなければいけないの。」

「みっつとも、私持っていないの。あなたは、持ってるの?
今度会うときに答えられないと、みっつとも私がもらうからね。くすくす・・・・。」

250 名前:(3) :02/10/01 01:24 ID:5oshPcRA
彼女が笑っている最中に目が覚めたそうである。
そのみっつの回答が解らないけど、お前解らないかと言う話だった。
僕はあまりなぞなぞが得意じゃないから・・・解らないと答えた。
その先輩は、それから数日して夜中に心臓麻痺で無くなった。
それと同じ頃僕も同じ夢を見た。
答えは、いまだに解らない。

皆さんは、解りますか?
僕は、彼女に会うのが怖いのでもう三日も眠っていません。
答えがわかった人教えてください。
もうそろそろ限界です。
僕が彼女に会う前に誰か答えを教えてください。

251 名前:占い :02/10/01 01:26 ID:5oshPcRA
うちの地元には良く当たるコトで有名な占いのお店があります。
私の会社の同僚の後輩(半端な距離…)がそのお店に行った時、
占い師のお姉さんが言いました。
「帰って下さい!貴女の未来は見えません…」

次の日、その後輩は交通事故で亡くなったそうです。


252 名前:肝試し (1) :02/10/01 01:27 ID:5oshPcRA
皆さん一度はしたことある肝試し・・・・・・・・
しかし、ちょっとまちがえると・・本物がでできますよ・・

約10年前ぐらいの時(記憶が定かでない・・・)、
関東エリアにある怪奇スポットに肝試しに、いくことになりました
(なぜかというと。。。単純に女の子がくるから・・・きゃは)
その場所は薄暗く、昔病院だったそうですぅ・・・
私たち(男3人・女3人)は車でいきました・・・・・・・・
私は何処にいくのかさえしりませんでした・・・
しかし私には車に乗った瞬間になにかやな予感(寒気&右肩痛)がしました
”おっどうしたん寒いのか?”
”なんかやな予感してさぁ・・・ところでどこ行くの???”
”行ってからのたのしみー”
”車で1時間ぐらいだから・・・・・・・”
その場所は都内からはずれた場所にありました
そしてつくないなや・・・
”げっ。。だれかいるぞ。。ままままどのとこに”
”うそー見えんよ・・”
横で女の子が1人震えました・・・・・・・・・・
”私帰る・・・・・・・・”
”なぜ?おもしろいじゃん”
”だって。。私にもみえるんだもん。。。。”
やはり、見えてたか。。。。見えるやつにはみえるんだ・・・・
その幽霊は、なにやらじーっとこっちをみて帰れかえれといってるようでした
女の子の言い分もむなしく・・・ささっと他4名はさきにいってました・・・
私は女の子(霊館のある。。以下Cさんと呼びます)の手を引っ張り
しょうがなくさきえさきえと、いきました

253 名前:肝試し (2) :02/10/01 01:29 ID:5oshPcRA
それからやっと門につきました・・・
しかしその病院は閉鎖されていて入ることができません(普通はだめー)
なななんとA君は(この場所&この日を企画した人)門を開きはいってしまったのです
”さぁ!いくぞー”
そこで先の4人がいきました・・・・
その時!第2の怪奇現象が。。。。。
今度は女の子がしていた数珠がきれました・・・・・
”あ〜数珠がきれた・・・そんな。。どうして”
”うわぁ・・それってものすごい妖気があるんとちがう?”
”ちょっとやばすぎるねここ・・・”
既に私の体にも異変がおきてました・・・・
右肩痛・・・
そして門を入った瞬間から誰かが私の背中を押してる感覚、
まるで中に入れといわんばかり
”あ〜帰りたい・・・けど。。4人先にいるし・・・”
そしていよいよ病院の中に入りました、その瞬間に・・・・・・・・・・・
第3の体験が。。。。。。。。
まさにウオンテッドマンション状態

254 名前:肝試し (3) :02/10/01 01:30 ID:5oshPcRA
その瞬間に信じられない状態が(既に4人は中に、はいっています)、
いきなり病室(診察室だと思う)ドアが開き・・・またそこには沢山の幽霊らしき物体が・・・・・・・
私は思わず!
”ぎゃーでた・・・・・・でたよ・・”
”逃げよう・・・もうだめだ・・もうだめだ・・・”
私は錯乱状態におちいりました・・・・
その時Cさんが私の手を握り・・・一瞬に幽霊は消えました
”はぁはぁはぁ・・・”
”いったい俺はどうしたんだろう・・・なぜあんな幽霊が・・”
”見えた?”
”私には見えなかったよ・・けど・・”
”無数のなにか物体が動くのはみえたけど・・・・”
私はいき荒く・・ぜんぜんおちつきを取り戻せませんでした
ただその子が手を握るとなにか落ち着き平常心を取り戻せました
そして一行は先へと向かっていきました・・・・・・
しかし私達2人はいつのまにか4人とは違う方向へと歩いておりました・・・
”あれ?いないよ皆・・・・・・・”
”どこいったんだ?”
”おーーーーーーい!”
”お〜い”
”いくら呼んでもいません・・”
”なぜいないんだ。。”
”引き返そう・・”
しかし、振り替えって見ても・・先と違う風景が・・・
”あれ?さっきこんなものなかったぞ・・”
”うん・・なかった・・”
私たちは迷ったらしく(よく考えると幽霊のいたずららしいです)
しょうがなく・・あるきました・・
そしてある場所にたどり着いたのです・・・・
それはだれもいない、病室でした・・・そこには今まで感じたことない空気でした
そして・・・


255 名前:肝試し (4) :02/10/01 01:32 ID:5oshPcRA
そしてある場所にたどり着いたのです・・・・
それはだれもいない、病室でした・・・そこには今まで感じたことない空気でした
そして、その中には今まで使っていたようなベット
(シーツ&布団がきれいにしてあった)
がありました。
(今考えるとあの病室は実在してないと思いますぅ・・・)
(その病室のある場所、友人には叫びが聞こえない、2人にしかいけなかったこと
(霊感ありの人)を考えると、
その時間、場所自体が実在してない)
そしてその布団を私ははぐり、なにかいないかみました
(奇怪な行動にでたらしいです、覚えてない)
なにもいませんでした、しかしぬくもりだけがーーーー
いるはずのない人のぬくもりが・・・
その時でした(確かそんなようなきがする)
Cさんのいきなりの悲鳴が・・・・・
”ぎゃー・・”
私はちなみに横にいました
”ど。ど。ど。どうしたのーーー”
”あ。。あなたの後ろに幽霊がいる・・・・(-_-;;;”
”(-_-;;・・・どこどこ・・・見えないよー”
その時でした、ずしーんとものすごい霊気を感じ自分のみおかんじたのは
”うわぁ・・・・くるしい”
”なんだこの力みたいなものは・・・・”
私はいままで感じたことのない、霊の力をかんじていました
(あれはものすごい圧力が体をしめつけました)
”うわぁ・・もうだめだ・・Cさん助けて・・・・”
私は助けを求めました・・・・・
やはり彼女の手をつなぐとすーと力が抜けらくになりました・・

256 名前:肝試し (5) :02/10/01 01:33 ID:5oshPcRA
”まだいる?私のまわりに??”
”もういない。。。。けどすぐこの場所でたほうがいい”
”さっきから誰かが私たちを見て、帰れかえれといっている。。。”
”そしてその力は強くなってきてるみたい”
”もう私の限界みたい・・・次は私にきそう・・・”
”帰りましょう・・・・”
私たちは病室を出て廊下を歩き戻りはじめました・・・・
その時にいままでなかった、すごいものを発見しました
それは来る時なかったしみが壁にできていたのです
なんと血の手形らしきものでした
それが無数に存在し、すごい霊気をかんじ、あるいていました
そしてどのぐらい歩いてでしょう・・
いっこうに他の4人には逢えませんでした
そして出口(病院の建物)にちかづいたとき、ものすごい肩痛がはしりました
”うっ。。。なんだこのいたいのは・・どうしたんだろう”
”けどもうでないとだめだ・・・”
私は気にもとめずでました・・・・
そして4人が既に車にいると思って・・・・・・

私達2人はきにもとめず車に急いで向かいました・・・・
”あれ・・いないよだれも・・・まだなかにいるんだ・・・”
”絶対やばいよ。。”
”うわぁ。。もう俺は中にはいけない・・肩と頭が痛くて痛くてだめだ・・”
”とりあえずまとう・・・ここで”
私達はそこでまつことにしました・・・
そして建物のほうをみると。。
4人のうちのひとりが窓に向かってなにかしていました(よくおぼえてない??)
それは何かに呪われたのごとく外に向かって話しをしていた様子でした
その光景は私達2人にものすごい霊気をはしっていたようにかんじていました
そして彼の後ろには幽霊が微笑んでるのがはっきりとみえました・・・・・
私達やむなくその建物にはいることにし、4人を探しにいきました・・・
そこで一つきずいたことがありました
Cさんと私が手をつなぐと幽霊の遭遇しずらいということを
1階・・2階・・3階・・・さがしてもいません・・・6階やっとの思いで、
さっきの彼をみつけました・・そして一発かつを入れつれていきました・・・
しかし、残り3人はいませんでした

257 名前:肝試し (6) :02/10/01 01:36 ID:5oshPcRA
そしてなぜか私には手術室がきになっていました
そして手術室にたどり着いた時・・・・ものすごい霊気が
わたしの頬につきささるようでした
”うわぁ。。ここには入れん・・すごすぎる・・”
窓を覗くと・・3人は倒れていました・・・・
”あ〜たすけんと・・・・”
”どうしよう。。どうしよう・・”
私達3人は迷いながらもはいりました・・・
”うわぁ〜もうだめだ・・”
”なんとかんと助け出し、起こして車の中に連れて行きました・・
”はぁはぁはぁ・・・・・・・・・・・・・”
”おい!大丈夫か?”
”あ〜この世のものとはおもえないものをみたよ・・・・”
”何だよそれ?”
彼はもくもくと話しし始めました・・・
それは私たちと一緒にいない時の話でした・・・・

”あ〜この世のものとはおもえないものをみたよ・・・・”
”何だよそれ?”
彼はもくもくと話しし始めました・・・
彼はもともと霊感もなくましてや、幽霊そのものを信じていませんでした。
そしてこの病院にさえ幽霊がいることさえも・・・・・・・・・・・・
”病院に入った所からあまりおぼえてないんだけど・・・”
”どこかに引き寄せられるようなきがして、歩いていたよ・・”
”そして気がつくと・・今まで見たことないような妖怪らしきものが居て、
襲いかかってきた”
”それから逃げた・・・”
”逃げた先が手術室で、そこには死んだ人が沢山いて、みんなこちらを見てにらんでいた”
彼は話しだと妖怪&幽霊がでたらしいです
けど妖怪は私は見ませんでした
”で思わず気絶してしまった”
”気がつくと今みたいなぁ・・感じー”
彼は黙々と話し、私達2人は理解しながらも恐怖をかんじていました・・・
そしてそろそろ帰ろうかなぁ・・・と思った時に写真を撮ろうという馬鹿がいて
思わず撮ってしまった
後日、急な集合がかかりみんなで見た時・・・・
無数の幽霊が映り・・・・
そして実は病院の中も撮ったらしく・・その写真はものすごい霊の数が映っておりました
実は写真を現像して、みんなで見たあと
私達(俺&Cさん)を除く4人は高熱と吐き気にみまわれ・・・
1〜2週間ねたきりでした

258 名前:肝試し (7) :02/10/01 01:37 ID:5oshPcRA
それいらい肝試しはそのメンバーではありませんでした
その病院は今もあるかどうかは確認しておりません
ただ。。。私は近づけないですね・・・・・・・・
生きたい人は見つけてください

259 名前:名無しさん :02/10/01 01:39 ID:5oshPcRA
飲み会に参加したその男はかなり酔っていた。
まっすぐ歩けないくらいに酔ってはいたものの、どうにか無事に
自宅にたどり着くことができた。
寝ようと思い、まず洗面所へ。
コップに水をくみ歯ブラシに歯磨き粉をつけて歯を磨きだした。

しばらくして男は口から血が出ていることに気づいた。
だが、歯を磨いていて血が出るのは良くあることなので
さほど気にもとめず歯を磨きつづけた。
ごしごしごし・・・
おかしい、血が出すぎだ。
すでに歯磨きで出る量の出血ではなかった。
いったいどういうことだ、と男は慌てた。

ふと、気が付いた。
男が持っていたのはかみそりだった。

260 名前:お札 (1) :02/10/01 01:41 ID:5oshPcRA
皆さんは、呪われたお札と言う噂を聞いたことがあるだろうか。
私の祖母は、田舎で雑貨屋をやっていて、いろんなお客さんや
問屋さんからさまざまな話を聞いているらしいのだが
その中で最近多い話がこの呪われたお札の話である。

例えば、パチンコに馬鹿勝ちした人が、両替し帰る途中に
強盗に合い、よせば良いの争い、ナイフで刺され命を落とし
お金を奪った強盗も巡回中の御巡りさんに追われ、
道路に飛び出し、車にはねられ奪ったお金を握り締めながら
亡くなったとか・・・。

例えば、車を買うためコツコツお金を貯めてちょうど100万になったので
明日、車を買いに行くとお金を銀行から下ろしたが、
100万と言うお金を始めて纏めてもったので、
以前よりやりたかった、お金を枕に寝る。ということをやってみた。
その100万の内ほとんどが呪われたお札だった所為なのか
次の日彼は、そのお金を握り締め、物凄い形相で亡くなっているところを
家族に見つけられたとか。

例えば、宝くじで数百万あたり家族で何に使おうか
話し合っているときに、それまで中の良かった家族だったはずなのに
争いだし、みんなで包丁やナイフ、鋏などを持ち出し
みんなが亡くなるという惨劇になった話だとか。

261 名前:お札 (2) :02/10/01 01:42 ID:5oshPcRA
こういった話が全て呪われたお札が絡んでいるらしいと言うのである。
呪われていなくてもこういった話の中に出てくるお札はそれだけで
人の恨みを受けているとは思うのだけど、
祖母が言うには諸説はいろいろあるらしいのだが、
借金を抱えた女霊能者が自殺するときに持っていたお金に
呪詛の言葉を唱えたとか
ある有名な新興宗教が最後の最後にみんなであるだけのお金に
呪いをこめたとか
とにかくお金に恨みを持っている人は多いらしい。
さらに最初の呪いを篭められたお札と一緒に上記の事件などに
関わったお札にも呪いがうつり、増えていくらしいのだ。

そのお札は、一枚や二枚ではさほど大きな力は無いらしいのだか、
5枚、10枚とたまるとかなりの力を持ち、
それ以上たまると遅くても2,3日の内に不幸な目に会うらしい。
また、一枚以上そのお札を持っているとそのお札が他の
不幸のお札を呼び増えていくらしいのだ。

さて、そのお札の特長は、最初の呪いがかかっているものは
右隅に血のような赤黒い染みがついているのだが
呪いが移っていったものは、透かしの顔が微妙に変化してしているのだ。
光に透かしてみると口が少し開き、目が光ったようにあなたを睨んでいたら
多分それは呪われたお札だからすぐに使った方が良い。
5枚、10枚貯まる前に。

262 名前:名無しさん :02/10/01 01:43 ID:5oshPcRA
都内の木造のぼろっちいアパートに、単身赴任の男性が暮らしていました。
そのアパートのおふろは、浴室内に大きなガス釜があって、ガッチャン!
とたね火をつけてお湯をわかすタイプのものでした。(昔よくあったやつ)
温度調節やタイマーなどは一切ついていないので、すべて手動でやらなくては
ならない不便なものです。
その男性が入浴中に心臓発作を
おこして亡くなり、しばらくたってから
発見されました。
あわてて家族が上京してきたのですが、
なぜかなかなか遺体と対面させてくれません。
奥さんが「どうして会わせてくれないのですか?」
と詰め寄っても 「会っても仕方ないです」
と言うばかり。
男性は煮えたぎるお湯のなかで、自分の血や内蔵に
まみれてばらばらの骨になって浮いていたそうです。

263 名前:名無しさん :02/10/01 01:45 ID:5oshPcRA
英国に住む○○○○・シャーゴルドという7歳の少年が、脳腫瘍という難病と闘っていた。
彼はささやかな願いを人々に託した。
お見舞いの手紙がほしい、というこの願いは、世界中を動かしたのである。
彼の願いは普通の人々や政治家に届き、1年のうちに千六百万通もの手紙を集め
1年後には彼自身の健康も取り戻した。

しかしシャーゴルドの願いは、なおも幾多のチェーンメ−ルとして引き継がれ
広がっている。
今も押し寄せる手紙の大群を前にして、
少年の願いの言葉は別のものにとって変わっている。

「有り難う、でも、もう結構です」

264 名前:交霊術? (1) :02/10/01 01:47 ID:5oshPcRA
一時期ウチの学校で流行った交霊術の一つなんですけど、
暗い部屋で椅子を丸く並べてみんなで内側を向いてやるゲームなんですけど、
リーダーを一人決めるんです。

まずリーダーが右隣の人の肩を二回たたく、
たたかれた人はたたかれた回数だけ右隣の人の肩をたたく・・・
これを10分くらいリーダーが「やめ!」と言うまで続けるんですよ。
普通なら、たたかれる回数は二回のまま終わるハズなんですけど、
何故か三回に増えてゆく・・・という内容です。

部活が終わって興味本位で友人数名とやったんですよ。
そうしたらいつのまにか三回に増えてたんです。
私は、そういうもの(霊とか)を信じていないので、
誰かがイタズラで回数を増やしたのかな・・・?と思ったんです。
リーダーが「やめ!」と言ったので全員目を開けて
何処で増えたか・・・という検証をして、もう一回やることになったんですよ。
今思えば、そこでやめておけばよかった・・・って感じなんですけどね。

265 名前:交霊術? (2) :02/10/01 01:48 ID:5oshPcRA
私の左肩が二回たたかれたので、右隣の肩をたたこうとしたら、
すごく冷たいものに触れてしまったんです。
ですが、目を開けてはいけないルールだったので、
気味が悪くも続けていました。

すると右隣の人から「きゃー」という悲鳴が聞こえました。
リーダーが「やめ!」と言いました。
今度は何処で増えたか・・・という検証をすると、
私のところで増えていたんですよ。さっき触れたつめたいものはなんだったか、
今でも謎です。私は右隣の人に、「さっき悲鳴あげたね」って言ったら、
右隣の人は「え?あんたじゃないの?」と聞き返してきました。
他の人は、その悲鳴を聞いていないそうです。

私と右隣の人にだけ聞こえた悲鳴・・・一体何だったのでしょうか・・・。
ちなみに、次の日も同じコトをしたのですが、何もおこりませんでした。
次の次の日もためしたところ、回数は増えました。どうやら、
午後五時以降にやると、増える確率があるみたいです。


・・・・・・やらないほうがいいと思うけど・・・

266 名前:(1) :02/10/01 01:52 ID:5oshPcRA
日曜日の朝5時ごろ、私はビールを買いに行きました。
私はデザイン関係の仕事をしていますが、その仕事も順調でした。
毎週土曜寝ないでインターネットをするのが楽しみであり、
そして5時になったら酒を買いに行ってプレイステーションをやりながら
飲む事にしていました。
平凡な普通のモテナイ男の典型的なストレス解消法です。

夏の初めの頃なので、外は結構明るくなってました。
しかし、日曜の朝は誰もいないのです、
5時ならそれは時間の流れない空間にいると錯覚するほどです。
やがて、私はビールの自動販売機までたどり着き800円を入れました。
そして某有名ビールのボタンを押しました。ごく普通に。
すると、取り出し口から、
取り出し口が壊れて私に部品があたるのではないかと思うほどの音と
振動がしました。

取り出し口を見ました。
そこには、地球の物とは思えない白い、でこぼこの
しかし規則性のある模様のある物体が入っています。
ちょうどその時、私は後ろに気配を感じ振り向きました。
「おい、あんた飲むんだろうな?」
黒い帽子とタキシードでそして白い肌をした...物体が立っていました。
帽子で目は見えません。というか顔があるのかどうかもわかりません。

267 名前:(2) :02/10/01 01:53 ID:5oshPcRA
とっさに自動販売機の取り出し口を見ました。
白いでこぼこした物体がごろりと音を立て半回転し、何やら文字が見えました。
そこには”悪魔の酒”と書かれていたのです。
次に振り向いた時でした、悪魔が私の額に手をやりました。
その後のことはおぼえていません。
気がついたときには、それだけの記憶を残され、
自動販売機の取り出し口の中に顔を突っ込んでいました。

私はいまだにあの朝のことが頭から離れません。
毎週日曜の朝5時が近づくにつれて恐怖を感じるのです。
悪魔が私の空間と時間を犯してくるような気がするのです。
皆さんも日曜の朝には気をつけてください。
人間がいない、あの空白の時間に悪魔が棲んでいるかもしれません。

268 名前:名無しさん :02/10/01 01:55 ID:5oshPcRA
外国のお話。
ある男が2人、車で海岸沿いの道を走っていた。
初夏の肌寒い日だったので海に入っている人こそ少なかったものの、
それでも家族連れやアベックなど老若男女で浜辺はそれなりの賑わいを見せていた。
どうといったことのない平凡な風景。しかし運転席の男は
その光景にかすかな違和感を覚えてもいた。
やがて海岸が見えなくなった頃、助手席の男が口を開いた。
「気付いたか?」
先ほどまでの陽気な口調とは異なり、
その面もちはいくぶんこわばっている。
「海岸にいた連中、みんな海の方を見ていなかった。
立っている者も座っている者も、全員海に背を向けていたんだ…」


269 名前:願い :02/10/01 01:56 ID:5oshPcRA
A、B、Cという人が海で漂流した。
乗っていた船が難破しゴムボートには3人しかいない。
A、Bは普通の会社員で家に帰れば妻子がいる。
Cは老人で家に帰ってもひとりぼっちだ。

或る時Aが海で流れている小瓶を見つけた。
その小瓶の中には妖精が入っていた。
開けてみると妖精はこう言った。
「出してくれたお礼に願いを一つだけ叶えてあげましょう。」
A、Bは勿論家に帰してくれと言った。
すると彼らは消えた。
Cも同じことを言おうとしたが自分は家に帰っても独り。
だがあの2人と過ごしたこの数日は苦しかったが楽しかった。
そう思うとCはこう言っていた。
「あのふたりをここに戻してくれ。」

270 名前:名無しさん :02/10/01 01:59 ID:5oshPcRA
ある心霊マニアの少女が友人に借りた心霊写真集を読んでいました。
なかなか洒落にならない写真ばかりで、彼女は大喜びでした。
ですが、最後の写真だけはおかしいのです。
ただ単に川が映っているだけで、霊らしきものはどこにもありません。

しかし、心霊写真の類には人から説明されてやっとそれだとわかるものも多い。
そこで彼女はこの写真集を貸してくれた友人に説明してもらおうと、
その友人の家に行きました。ところが、その途上にある川べりで人だかりが。
その川で溺死体があがったというのです。
しかもその死体は今から訪ねようとしている友人だったのです。
そこでその少女は気づきました。
あの写真集の最後の写真は確かこの川と同じだと。
そして、恐る恐るその写真集の最後のページを再び開くと、
そこには友人の顔が無念の表情を浮かべてはっきりと写っていました。

271 名前:名無しさん :02/10/01 02:03 ID:5oshPcRA
すれ違った回送電車の中に狂ったようにドアを叩いている女の姿が見えた。







272 名前:名無しさん :02/10/01 02:04 ID:5oshPcRA
以下は友人が見た夢の中で一番怖かった夢だそうです。

砂漠で彼はたった一人歩いています。
手にはなぜかヤリを持って・・・。
しばらく歩くと、遠くに誰かがうずくまっているのが見えました。
彼はさびしかったので走って駆け寄ります。
うずくまっている人を起こすとそれは・・・

なんと自分自身だったそうです。

彼は怖くなって、手にもっていたヤリでそいつをめったざし
にして殺していました。
彼は走り出しました。
全力で走って少しでも遠くへ逃げようとしたのです。

すると途中で転んで足をくじきました。
どうにもならなくなって、うずくまっていると
むこうからヤリを持った自分がこっちに走ってくるのが
見えました・・・

とここで夢から覚めたそうです。

273 名前:名無しさん :02/10/01 02:05 ID:5oshPcRA
数年前に、本栖湖畔で朝釣りのために
キャンプをしていたときのこと。
夜中のたき火中に、
「たすけてえええだれかあ」と女性の声が湖の方で聞こえてきて、そち
らに目をやると女性が溺れていた。
びっくりしたと同時に、助けなきゃと思い立ち上がったら、
連れが 「おまえ何する気だよ!」って引き留めるから
「助けなきゃ」と言い返したら、
「おまえ、ちょっと冷静になってよく見て見ろ!ここから離れて
いて真っ暗なのに何で顔がはっきり見えているんだよ!」
と言うもんだから改めて見てみた。
そうしたら、水の中でばしゃばしゃ藻掻くこともやめて、
じっとこちらを見ていた。足が立つ場所じゃないのに・・・
確かに暗闇のはずなのに、顔の造作までハッキリわかる。
白く光っているというか。
たき火は埋み火だったから、こちらの光が届くわけもなし。
んで、ゾーっとして言うまでもなく、即刻撤収。
そちらを見ないようにして作業したんだけど、視線をずっと感じていた。

274 名前:名無しさん :02/10/01 02:06 ID:5oshPcRA
K県H市の心霊スポットと言われている某トンネルの話。
昼間は交通量があるそのトンネル付近も、夜10時を過ぎると
車もまばらになっている。
T氏は仕事で夜中の1時頃そのトンネルを車で通過した。
幽霊の噂は知っていたけど、もともと幽霊なんて信じないタチだったので
怖いとは感じなかった。
けれどその日に限って、トンネルを通過した途端激しい寒気に襲われた。
ヒーターを強にして温度を上げても、車内は異様にヒンヤリと寒い。
奇妙に思っていると、前方に着物を着た白髪の老婆が立っているのが見えてきた。
咄嗟に「出た!」と思ったT氏はスピードをあげて、反対車線に入り
その老婆を避けて車を飛ばした。

「ま、まさか、見間違いだ。疲れているから幻覚を見たに決まってる!」
そう言い聞かせながらも寒気は一層強まり、冷や汗が体中から吹き出ていた。
「お決まりのパターンで、バックシートに幽霊が座ってるなんてこと
ないよな・・」とバックミラーをチラリと見てしまったT氏。
「うわあああ!!」
ミラーには四つん這いになって犬のように走って追いかけてくる
さっきの老婆が見えた。
「見間違いだ!見間違いに決まってる!!」そう叫び、アクセルを踏み込み
時速100キロで逃げるT氏。
だが、老婆との距離縮まらないどころか、追いつかれそうになっている。

「助けてくれーー!!」泣き叫びながら猛スピードで逃げる。
「その車止まりなさい!」突然スピーカーで呼び止められた。
いつの間にかパトカーが後方を追いかけてきていた。
老婆の姿はもうなかった。
T氏は路肩に車を止めた。
パトカーもその後ろに停まり、警官が出てきた。

警官「最近あの辺りで事故が急増しているのでパトロールしているんです。
あぶなかったですね。あなた・・。」
T氏「え?!」
警官「おばあさんが車の上にしがみ付いてましたよ。」

275 名前:ツーリング :02/10/01 02:07 ID:5oshPcRA
Kさんは 高校の時に免許を取り、オートバイとつきあい始めて
10年以上たつというバイク好きな人だ。
普段は一人で峠を走らせる事が多く、会社でも特につるむということもあまりない。
そんな彼に、後輩が出来た。
そのHと言う男は人なつこく、もともと面倒見のいいKさんは彼をかわいがるようになった。
ある日 昼食をとりながらバイクの話になった。
「ぼく、バイクって乗ったことないんですよ。乗ってみたいなあ」
と、Hが言うので琵琶湖の方へツーリングにつれていくことにした。

「ひえー」
カーブの度にHは妙な悲鳴をあげる。
初めてバイクにのるHは必死でKさんの腰にしがみついていた。
琵琶湖を1周するうちに、いつの間にか日が暮れていた。
ライトをつけて、右に左に続くカーブをクリアしていく。
Hのしがみつく手にも力が入る。
車が一台しか通れないようなトンネルにさしかかり、対向車を気にしつつ中にはいると、
向こうから対向車のライトが!!
ハンドルを取られそうになりながらも、何とか体勢を立て直した。
Hの腰にかかる手に力が入る。
しばらく走っているとHが不意に言う。
「大切な物を落としちゃいました。さっきのトンネルまで戻ってください。」

トンネルの入り口にたどり着くと、ヘルメットが転がっている。
ああ、ヘルメットが脱げたのか。
近くまで行くと後ろのHが言う。
「おいてかないでくださいよ」
変な感じだったそうだ。
そして、気づいた。道路の上のヘルメットから聞こえるのだ。
目を凝らして見た。
「ぎゃあ!!」
Kさんは瞬間悲鳴を上げた。
ヘルメットの中には首だけになったHが、悲しそうな目でこちらを見上げていた。
「おいてかないで...」

肩越しに振り返ると、首のない胴体だけが必死にしがみついていた。


276 名前:トイレで… :02/10/01 02:09 ID:5oshPcRA
その頃私は小学校3年生くらいでした。
3年のトイレはよく出るらしく、私は見たくないものばかり見ていました。
ある日のことです。
私がトイレに入るとドアを開く音がしました。
私は「あ、そうか。友達が入ってきたんだ」と思い、少しだけドアを開けてみました。

すると・・・・・・なんとそこにいるのは友達の誰でもなく、人形だったのです。

私は驚いてドアを閉めました。
その時はさほど恐怖心がなく、「大丈夫だ。ばれはしない」と心に言い聞かせていました。
しかし
「こつ・・・・・・こつ・・・・・・こつ・・・・・・」
とだんだん近づいてくる足音に、「大丈夫だ」と言い聞かせていた思いは
見事に崩れ去りました。
「もうだめだぁ・・・・・・」と絶望に浸っていると、その音は聞こえなくなりました。
私は安心して気をゆるめました・・・・・・その時です。

「にゅっ」と人形の手がトイレのドアの隙間から出てきたのです。

「!!!!」私は体が固まってしまいました。
その手は私を探すように左右に動いているのです。
私は決心を決めて思いっきりその手を足で踏み潰しました。

「う!!」 人形はうめき声をあげて消えてしまいました・・・・・・。
その後、私は「もう済んだことだしぃ・・・・・・」とか言いながら教室に戻りました。
それから私はトイレではあんまり見なくなりましたね。

277 名前: :02/10/01 02:10 ID:5oshPcRA
高校の生物の先生の体験談です。
当時、彼は独身で一人暮しをしていました。
ある日、彼はとても疲れて帰ってきました。
玄関の鏡を見ると、顔色は青白く生気がありません。
彼はそのまま部屋へと進みました。
そして、ふと思ったのです。

「玄関に鏡なんか置いてない」

戻ってみると、やはり鏡はどこにもありませんでした。
このはなしを聞いた後、
わたしは怖くてしばらく家の玄関の鏡が見られなかったことを覚えています。
なお、この先生は今でも元気で、結婚もしました。

278 名前:  :02/10/01 02:11 ID:5oshPcRA
 

279 名前: :02/10/01 02:17 ID:z3YSdXqE
agt

280 名前:名無しさん :02/10/01 03:55 ID:vRC8IekQ
age

281 名前:パフェ名無しさん002 ◆PAFE/VN2 :02/10/01 22:02 ID:dNM20aY6
「なんの話だったんですか?」「だから裏返しだよ」「裏返し?」
「裏返しになって死んだ死体見たことあるか?」「・・・いいえ。なんですか、それ?」
「靴下みたいに、一瞬にして裏返しになって死ぬんだよ」
「まさか。なんで、そんなことになるんですか?」先輩は、くっくと喉を鳴らして笑った。
「この話を聞いて、二時間以内に、他の人間にこの話をしないと、そういう目にあうんだ」


282 名前:  :02/10/02 02:17 ID:N4s7iFm6
裏返しだ!裏返しで(以下略)

≡≡´⌒(つ・∀・)つ >>281 あなたで多分8人目の書き込みです!おめでたう。

283 名前:名無しさん :02/10/02 03:17 ID:N4s7iFm6
俺が中学生の頃の話。
夜9時ごろ、自宅のトイレで大をしてたのね。
ふっと横の窓を見上げると、変な顔があった。
その窓は、家の外(裏側の、軽自動車がやっと一台通れる程度の路地)
に直接面している窓。
ガラスに顔をべったりとくっつけている感じで、
鼻や頬が押し付けられて平べったくなってた。
一瞬髪の毛が逆立ったんだけど、すぐに、
(ああ、これはのぞきか?)
と思い直した。当時姉が高校生だったので、トイレをのぞく奴がいても不思議はない。
外に面したトイレの窓なので、当然すりガラス。
だから中に入っている人間(俺)が男なのか女なのかよくわからず、
ぴったり顔をつけてのぞこうとしたのだと感じた。
  
それなら怒鳴りつけるなり何なりすればよかったのだろうが、
一瞬腰を抜かしそうになった後だったので、なんだかちょっと行動力がなくなっていて、
そのままそーっとトイレを出た。
俺が振り返っても動き出しても、その「顔」はうろたえるようすもなく
そのままトイレの中を必死でのぞき続けているようだった。
ぴったりガラスに押しつけられているので、異様に大きな顔にも見えた。
太った男のようだった。
トイレの外に出てから、
しかしこのままにしといたら姉貴がかわいそうだなあと思い直した。
どんな奴なのか顔だけでも見といてやろうと、
家族には何も言わずにサンダルを履いて外に出て、家の裏に回った。
路地に出て、トイレの窓のところを見た。
人影はない。そりゃもう逃げてるわな。
ちょっと苦笑しかけて、すぐにあることに気づいて俺はもう一度ぞっとした。
トイレの窓の外には、ドロボウ除けのステンレスの面格子が取り付けられていたんだ。
面格子と窓ガラスとの距離は5センチ足らず。
とてもじゃないが人間が頭を突っ込める隙間はないんだ。
俺はあわてて家の中に戻り、その夜は布団をかぶって寝た。
あのガラスに押し付けられた肉厚な顔のイメージが、しばらく頭から離れなかった。



284 名前:名無しさん :02/10/02 03:18 ID:N4s7iFm6
実際にあった話です。
ある夜友人が彼女と二人で自室で酒を飲んでいた時、外から
「お〜い こっちだよ〜」
と聞こえてきたそうです。
今の聞こえた?と彼女に聞くと彼女は聞こえなかったそうです。
気を取り直し飲んでると、また
「はやく〜 見てみろよ〜」
と誰かが呼んでるのです。
はっきり聞こえてるにもかかわらず
彼女は聞こえないと言い張るので、
事をハッキリさせようと思い勢い良く窓を開けた瞬間、
目の前5センチを植木鉢が落下していったそうです。
そんだけ。



285 名前:名無しさん :02/10/02 03:19 ID:N4s7iFm6
私が働いているビルは、地上12階地下2階建て。
持ち場は地下1階。その日は仕事が多くて3時間残業、
タイムレコーダーを押した後、エレベーターで12階まで
登り、社食横の喫茶コーナー(自動販売)にて珈琲を飲み寛ぐ。
かなり疲れがたまっていたのだと思う。
ソファーでうたた寝してしまった。
起きたときはもう午後9時近く、早く帰らなきゃ。
下りのエレベーターに乗った後、寝起きでぼーと
していたので、1階のボタンを押し忘れ、はっと気付いたときは
地下2階までエレベーターは
降りてきていた・・ところが、なぜか止らない・・
地下2階まで降りた後もエレベーターは止らず、どんどん、どんどん
降り続けていくのです。止らない。急に怖くなって、1階のボタンを
慌てて押したのだけれど、なぜか機械が反応しない。まるでコントロール不能。

いったいどうなっているのか、ほとんどパニック。なぜエレベーターは
止らないで降り続けていくのか。もう500階分?くらいは降りる感覚が続いて
いた頃になって、ふっと我にかえった。そうだ。緊急マイク
で警備に連絡が取れるはずだ。備え付けの
受話器を手に取ろうとしたところで、地震かと思うほどエレベーター
全体がガタンと揺れて止った。あまり唐突で激しい揺れだったので
しりもちをついてしまった。そして扉が音も無く開いた。
なぜかそこは、12階よりひとつ上の屋上階の小ホールだった。
まるで狐につままれた気分で、何が何だかわからない気持ち。
地下の底まで降りてきたつもりだったのに・・?
とにかく、真っ暗な屋上階に1人で居るのは怖い。
再びエレベーターに乗るのも恐ろしい。
しょうがないから階段で1階まで降りていった。



286 名前:ヨッシー :02/10/02 03:22 ID:N4s7iFm6
僕が今年の夏経験した話です。
今年の夏、田舎に帰るかどしようか迷っていた頃
ヨッシーから電話がありました。
「何年も戻ってないけどどうしてるんだ? 今年の同窓会には参加しないのか?
今年は、盛大にやるから先生たちも同級生もほとんどみんな出てくるんだ。
幹事のミエもお前に連絡がつかないとぼやいていたぞ。
電話してやってくれ。」
そんな内容だった。
ミエの電話番号を聞いて、彼女に連絡して今年の同窓会に出席することにした。

同窓会に出席すると同級生や先生達の懐かしい顔があった。
25年目ぶりなので、ほとんど顔と名前が一致しなくてみんなに怒られたり、
あきれられたり
「相変わらず失礼なやつだなぁ。」と仲の良かった先生にも笑われた。
しかし、その中にヨッシーはいなかった。

幹事にそのことを聞くと「ヨッシーって誰?」と聞き返された。
確かにそのあだ名と顔は思いされるのだが、名前は、
苗字も下の名前も思い出せなかった。他の誰に聞いてもわからなかった。
そして、僕に電話をかけた人間は誰もいなかった。
幹事のミエも、そういえば他のみんなにははがきで出席の確認を取っていたので
自宅の電話番号しか教えておらず
携帯に直接かけてきたのはあなただけだったのでビックリした、といっていた。
その場の空気が悪くなりそうだったのでそれ以上話を広げなかったが、
誰も、嘘を言っている感じではなかった。

287 名前:ヨッシー :02/10/02 03:23 ID:N4s7iFm6
2次会でまたそのことが話題になった。
誰もヨッシーを思い出せなかったし、後輩や両親、兄貴にまで電話をかけてみたけど
誰も知らなかったし、僕に同窓会を教えてくれた友人は誰もいなかった。
ただ、母親がヨッシーらしき友人を覚えていた。
一度僕が、汚れた古本を彼からの誕生日プレゼントだと言って持って帰ってきたことが
あったらしい。
あんまり熱心に読んでいるので捨てろとは言い出せなかったが、
プレゼントにゴミ箱から拾ってきたようなものを渡すとはへんな友達だなぁと思ったので
良く覚えているとの話だった。

タニグチがリダイヤルか何か残ってないか?と聞いてきた。
携帯の着信は、10件保存されるのであまり使っていない僕の携帯には
彼の電話番号が残っていても可笑しくはない。
調べてみると確かにそれらしい番号があった。
リダイヤルを押すといきなり扉の向こうで携帯の着信音らしきものがいきなり鳴り出した。
友人の何人かがいきなり飛び出し扉を開けたが、誰もいなかった。
その瞬間僕の携帯がいきなり電池が切れてしまった。
(それ以来壊れてしまった。)
みんな怖くなって2次会は早々に切り上げることになった。

そして、先日ヨッシーからのメールが届いた。
「そのうち、そっちに遊びに行くからその時はとめてくれよな。」と書かれてあった。
返事はまだ書いていない。



288 名前:コインランドリー :02/10/02 03:24 ID:N4s7iFm6
長期出張でビジネスホテルに5日も泊まっていると
下着の替えも無くなってきたので、コインランドリーで
洗濯をすることになった。
全自動の洗濯機にいれている間にラーメン屋で夕食をすませたが
乾燥機で乾かす間は外が雨が降っていることもあり、
コインランドリーに置きっぱなしになっている
古い雑誌を読んで時間をつぶしていた。

近所のおばさんと思われるひとが服を乾かしにやってきた。
おばさんも乾燥機を待つ間暇だったんだろう、
聞きたくもない話を一方的にしてきた。

「あら、一番右側をつかっているのあなた?
いやだ。知らないの?知らないから使えるのよね。
知らないなら、知らない方がいいのよね。
でも・・・結局知ることになるんだったら、
知っておいた方が良いわよね。


289 名前:コインランドリー :02/10/02 03:25 ID:N4s7iFm6
そこでね。事件があったのよ。
私もね、本当ならここに来たくもなかったのよ。
酷い事件だったから。あら、本当に知らないの?
ニュース見なきゃ駄目よ。え!出張で来ていてこの辺の人じゃないの?
そう、今日で5日目。大変ね。
でも、一年近く前の話だってよく覚えておかないと
大変な目に会うわよ。きっと、今晩大変なことになるわよ。

そこでね、育児ノイローゼっていうの?あれ。そういうのってよく聞くでしょ。
私も始めての子の時たいへんだったのよ。
その子がね、今日洗った服を明日着たいってゴネたので本当は来たくなかった
けどここに来たのよ。
で、なんだっけ。そうそう、育児ノイローゼ。
若い奥さんがね、このコインランドリーの上のマンションに住んでいたのよ。
ここの上、マンションになっているでしょ。よく見て御覧なさい。
結構良い場所にあるのに人があまり住んでないのよ。
明かりがあんまり点いていないでしょ。
あの事件からなの。住んでいた人がバタバタって引越していちゃったのよ。

旦那がね、こっちに転勤になって、子供が生まれたばかりだったけど
子供をつれて引越してきたの。
友達も出来なかったみたいだし、実家も遠いのでその辺から
おかしくなったみたいね。旦那も転勤になったばっかりで
しかも、子供が出来たんで無理して頑張って残業ばっかりみたいで。

290 名前:コインランドリー :02/10/02 03:26 ID:N4s7iFm6
それで、ある日奥さんついに切れたらしいの。
お風呂に子供を入れた後、髪が乾かない、乾かないって
ここまでやってきて其の一番右側の乾燥機に子供をいれたのよ。
不幸なことに其のとき誰もいなかったのよ。
30分ぐらいして学生さんが洗濯に来たらしいの。
そしたらね、乾燥機の前で『乾かない、乾かない・・・』ってつぶやいている
奥さんを見つけたの。
そして、乾燥機がゴロンゴロンってものすごい音がしてるので覗いたらしいの。
そして、彼は乾燥機の窓の中でゴロンゴロンってものすごい音をさせながら
回っている赤ちゃんを見たのよ。

あっ!帰るの?そう。洋服も乾いたみたいね。
早く開けたら。大丈夫よ。ここでは、なにもないわよ。
ここではね。
実はね、ここからは噂なんだけど。
そこでね。其の一番右側の乾燥機で乾かした服を着て寝るとね。
枕元に立つらしいの。其の奥さんが、
『乾かない。乾かない・・・。』ってつぶやきながら枕元でじっと見つめてるらしいの。
本当かしらね。でも、其の服を着て寝たらきっとわかるわよ。今晩にでも・・・。

うるさいおばさんだった。きっと、時間つぶしの鴨にされたのだろう。
おばさん連中の噂にすぎない。よくある怪談話の一つだろう。
けど、今夜は寝るのがちょっと怖い。
かなり癪ではあるが。



291 名前:名無しさん :02/10/02 03:29 ID:N4s7iFm6
昔、金縛りでいわゆる耳がキーンとなる状態になった時、
どこかの店内放送みたいな感じのノイズが聞こえてきて、
「順君(友達の名前)、順君、もう少しでこちら側です。」
と女の声で聞こえてきた。
金縛りは最初から信じてなかったが、女の声が気になり、
次の日友達に会うまでもしやという気持ちでいっぱいだったが
奴は元気だった。



292 名前:名無しさん :02/10/02 03:30 ID:N4s7iFm6
友だちのお姉さんが昔、明け方の5時頃タクシーで
芝浦の運河に架かってる橋の上を通った時に
正面から若い女の人が歩いてきたそうです。
近付いてくるその人を見ていたら
どう見ても顔が2つ並んでついていたらしい。
すれ違った時に4つの目で睨まれたけど、
その時は徹夜明けで疲れてたから錯角だと思ってたら、
200m位走った所で突然タクシーが止まり、
運転手が振り向かずに小さい声で
「お客さん、今の見ました?」って言ったそうです。
ちなみに5時だけどもう十分明るかったらしい。



293 名前:名無しさん :02/10/02 03:31 ID:N4s7iFm6
霊感はあると思えない。幽霊も直に見たことは無い。
でも、働きはじめてから、幾つか不思議な経験をした。
うち、一つはもしかしたら「幽霊?」かもしれん。
初めての怪現象は、2年前の西麻布。金曜日の深夜彼女と友人らで、
某イタ飯屋にいったときのこと(Ke○ Chant何とかってやつ)。
ご承知のとおりあそこには墓地がある。彼女と友人達を先におろして、
自分は財布を捜すため一人車に残っていた。
どこかに放り投げたため、記憶は定かでない。そのうち、
「あいつらが冗談で持ってたのでは?」と思い、取り敢えず車を出ると、
何とボンネットのところに財布があった。案の定やつらかと思い、
店で友人らに詰問したところ、彼らはそんなことしとらんとのこと。
ちなみに、財布はべっちょり濡れていた。

小一時間ほどして、彼女が携帯をとりに車に戻ると言い出した。
自分も一緒にいくと言ったのだが、彼女はすぐ戻ってくると言い残し、
一人で行ってしまった。
10分程経っても帰ってこない。必然的に友人らが、先ほどの財布話と
関連付けながら幽霊の話をしだした。ふざけんなと思いつつ、
妙な予感がしたので、急いで自分も車に戻った。
幽霊じゃなくとも、浮浪者も結構いるから、それはそれで危険である。
車に戻ると、彼女が中にいた。でも、寝ている? 動かない?
なおかつ、鍵は中から閉められていた。当然、鍵自体は彼女がもっている。
俺は窓を割らんばかりに、彼女を起こそうとした。

294 名前:名無しさん :02/10/02 03:32 ID:N4s7iFm6
それでも彼女は起きない。というか、薄めでぼ〜っとしている。
正面に回るため、恥ずかしいのを覚悟でボンネットに半身をあずけて、
彼女の目の前で声をあげた。
しばらくして、彼女の目が少しずつ見開いた。
明らかに恐怖の様子、かつ苦しそう。しかも何かわからんが
車の中がどんどん曇っている。その瞬間、俺の焦りは頂点に達した。


後部座席に誰かいる? 一瞬であるが、人影が見えてすぐに下に
引っ込んでしまった。もうそこから俺は半狂乱。
車のドアにバコバコに蹴りを浴びせ続けた。通りがかりの兄ちゃんも
異常さに気づき、急いでドアを開けようと手伝ってくれた。
友人達もさすがに焦ったのか戻ってきた。大混乱。
車の中は、まるで冬場にエアコンを失敗したかのように真っ白
(そんときは5月)。俺は、石で後部座席の窓をぶち破り、
急いで中の鍵を開いた。

295 名前:名無しさん :02/10/02 03:33 ID:N4s7iFm6
そのとき、何か触った。ヌメリとした、何とも言えない、よく
わからない。ドアを開けると、俺は急いで彼女の無事を確かめた。
中はぐっしょり。スプリンクラーを撒いたよう。
結局、友人に頼み、彼女と一緒にタクシーで帰ってもらい、
俺は窓の割れた車で急いで現場をあとにした。
その後、後からきた友人の後日談を聞いて絶句。

霊感のない?俺には気づかなかったが、
友人らは車に乗っていたとき、実は妙な感覚があったという。
丁度六本木トンネルに差しかかったところから、突然、
「席の割り込み?」をくらったように後部座席で
圧迫感を感じていたそうだ。
(なお、当時の配置は 俺:運転席、彼女:助手席、
野郎の友人×2:後部座席)
そういうの早く言え!

後日、あんまり、幽霊とか信じないのだが、
知り合いの住職に頼み一応車の御祓いと御札をもらった。



296 名前:ダイビング :02/10/02 03:34 ID:N4s7iFm6
私はある南の海で仲間たちとスキューバ・ダイビングを楽しんでいました。
空は晴れ渡り海の状態は非常に安定していて絶好のダイビング日和でした。
私は仲間のダイバーと二人で、あるダイビング・スポットを潜りました。
どんどんと深く潜って行ったのですが、ある地点で海底の異変に気づいたのです。

何かおかしい。

297 名前:ダイビング :02/10/02 03:43 ID:N4s7iFm6
よくよく見ると、海底には一面に人間が生えていたのです。
連れのダイバーを見ると、呆然として固まっています。
海底から生えている人間の顔はどれも同じで、美しい少女でした。
どうしたらいいのかわからなくてしばらく眺めていると、
いつのまにか連れのダイバーがすぐ側に来て、私の肩を叩き
ある方角を指差しました。
その方角を見やると、ダイビングの装備をまったくしていない。
至って普通の格好をした老人が鎌で少女たちを刈り取っているのです。

無表情だった少女は、刈り取られる瞬間、何ともいえない
苦痛の表情を浮かべます。
海中でも叫び声が聞えてきそうな表情でした。
しかし、その顔も、やがて切り取られた足下から広がる少女の血によって
見えなくなってしまいます。


298 名前:ダイビング :02/10/02 03:44 ID:N4s7iFm6
そうして老人は少しずつ私たちの方へ近づいてきました。
やがて、私たちのすぐ側までやってきた老人は。
完全に固まっている私たちの方へ顔を向け、にやりと笑い
手にした鎌を差し出しました。
まるで「お前たちもやってみるかい?」とでも言わんばかりに。

次に気づいたとき,私たちは二人とも病院のベッドの上でした。
酸素がなくなる時分になっても上がってこない私たちを心配した
仲間のダイバーが助けてくれたのです。
そのダイバーはわれわれが見たようなものは見ていないといいます。
「海ではいろんな幻覚を見るものだ。.それが海の怖さであり、
素晴らしささ」と、その年長のダイバーは私たちに諭すように言いました。

しかし私ははっきり言えます。あれは決して幻覚などではなかったと。



299 名前:名無しさん :02/10/02 03:47 ID:N4s7iFm6
これは昔のバイト先での話です。

そのときのバイト仲間に暗い雰囲気の女の子がいました。
ちょっとおどおどした感じの無口な子です。
あまり好きなタイプじゃないなと思ったのですが、
私はその子と二人だけになってしまうことが多かったので、
手が空いたときにいろいろと話しかけていました。
しかし,これがまあ,盛り上がらない。
みごとなくらい互いが合う話題がないのです。趣味がまったく違う。

私はスポーツをするのも見るのも好きなのですが、
彼女はスポーツにまったく興味がない。
彼女はゲーマーだけど、私はテレビゲームにはまったく興味がない。
音楽の趣味もまったく違う。
本好きということでは一致しているのですが、本の趣味が微妙に違う。
私は理系だから、ドーキンスやローレンツの本なんかが好きなのだけど、
彼女はニーチェだとかサルトルだとか…。誰それ?って感じです。
しかし、読書は私たちの唯一の共通点のように感じたので
しつこく食い下がってみました。
すると「乱歩とか好き」「あ,私も好き!」「鏡花は?」「ああ,好き好き」
といった感じで盛り上がってきました。

300 名前:名無しさん :02/10/02 03:48 ID:N4s7iFm6
「怖い話は好きなん?」「うん、結構」
「私も好きなんやけど、私自身は怖い体験したことないねん」
「私は一度、すごい怖い体験したよ」「え、そうなん?聞かせて聞かせて」
「うん。いいけど、霊とかそういうのとは関係ないし、少し後味悪いよ」
と意地悪そうな笑みを浮かべて彼女はその話をはじめました。

そんなある日の放課後。
彼女はしつこいいじめっ子たちの目から逃れるために
旧校舎の地下室、すなわち旧校舎の音楽室へと駆け込みました。
かなり不気味なところだったそうで、彼女は自分でも
よくそんなところにいったなと思うそうなのですが、
そういう曖昧な恐怖よりもその時は現実的な恐怖の方が勝っていたから。
と彼女は言いました。
そして彼女はそこでまた別の部屋へと通じるらしい扉を見つけるのです。
あまりに定番なんで、「ほんまにそんな扉あったん?」と茶々を入れたかったのですが、
そのときの彼女の、なんというか、そのぼそぼそと語る様子がすごく怖くて、
とても横やりを入れる雰囲気はありませんでした。

301 名前:名無しさん :02/10/02 03:49 ID:N4s7iFm6
さて、話を戻しますと、彼女は興味半分でその扉を開けました。
鍵はかかってません。そして扉の向こうにはさらに地下へ向かう階段があります。
そこで彼女は扉を開け放しにしてその階段を降りていきました。勇気ありますね。
しかし階段を降りている途中で扉がばたんと閉じられます。
彼女は驚きで階段を転げ落ちそうになりましたがなんとか踏みとどまり、
途中まで降りていた階段を慌てて昇りました。
扉を押しても(入るときは扉を引いて開けました)、びくともしません。
試しに引いてみましたが、結果は同じです。
彼女を追いかけてきたいじめっ子たちの仕業だと思ったので、
がんがんと扉をたたいて叫びました。
「やめてや!出してよ!なんでそんなことするん!開けて!」
いつもならそこで、口汚ない罵詈雑言が飛んでくるところですが、
扉の向こうからは何の音も聞えません。

その扉は金属製の厚い扉なので、向こうの音が聞えないだけだ。
そう彼女は思おうとしたのですが、体はその思いとは反対に
がたがた震えてきて、冷たい汗が腋からつぅーと流れてきました。
いじめっ子たちの仕業なら、いくらなんでもそのうち出してくれる。
しかし、これがもし何かの拍子に勝手に閉まったのだったら?
そしてもし、誰にも発見されなかったら?

302 名前:名無しさん :02/10/02 03:51 ID:N4s7iFm6
扉の向こうの地下室は地下室とはいっても半分は地上に出ているので窓があり、
まだ,薄暗いという程度だったのですが、この部屋には外からの光がいっさい入らず
真っ暗な闇で覆われています。
その闇がまた彼女の不安を増幅させていきました。
彼女は必死で扉をたたき,大声で叫びます。しかし、外からは何の反応もありません。
彼女はしばらく無駄な努力をした後、階段を降り、地下室の床に座り、
少し落ちついて、何とかここから脱出できる方法を考えようとしました。
彼女はふと思いつきました。扉には内側にも鍵がついているはずだ。
内側から開けられないはずはない。
だいたい、外から開けられなくても少し困る程度だが、
内側から開けられなかったら、それこそいまの自分のように生死に関わる問題だ。
学校の施設がそんなお粗末なことをしているはずがない。
自分でも意外な冷静さで以ってそう判断した彼女は再び階段を昇りました。

そして扉を手でなぞって鍵を探しますが、なんだか扉にはところどころ
突起物のようなものがあります。
それはともかく、鍵らしきものはなかなか見つかりませんでした。
すると、彼女の足に何かがコツン、と当たりました。
まさか…。恐ろしい想像を一瞬彼女はしてしまいましたが、
思い切って足下を探るとどうやら懐中電灯のようです。ほっとしました。
もしこの懐中電灯がまだ生きているならだいぶん役に立つな。
彼女はあまり期待せず、手探りでスイッチを入れてみました。
すると、明かりが点いたのです。
よかった。彼女は扉をその懐中電灯で照らしてみました。

しかし。

そこには、その金属製の扉には、
人間の血まみれの、はがれた生爪が食い込んでいたのです。
そして「たすけて」という血文字が扉いっぱいに…。


…そこまで話して彼女はにやっと私を見て笑いました。

303 名前:名無しさん :02/10/02 03:53 ID:N4s7iFm6

しばらく沈黙が流れました。やっとの思いで私はかすれる声で聞きました。
「そ、それで?」
「それで、て?」
「いや、だから…」一番大事なことを聞いてない。
「あ、その懐中電灯で床を照らしたら白骨死体とか見付かったり…とか?
そしたらこの話ももっと怖かったんかもしれんけど、それは見なかったなあ。
まあ、実体験なんて、怖いといってもそんなもんやて。
それじゃ、そろそろ仕事に戻らな」
いや、そうじゃなくて。もっと肝心なこと…

しかしその日は、
いや、その日だけでなくその後も彼女と話す機会はありませんでした。
彼女はその日を最後に何の挨拶もなく、そのバイト先を辞めてしまったのです。
私は最後まで彼女から聞くことができませんでした。
どうやってそこから抜け出したのかを。



304 名前:池袋 :02/10/02 03:55 ID:N4s7iFm6
これはだいぶ前のことなんだけどね。あんま怖くないが。。。。
池袋に住んでいた友達と経験したことなんだ。

池袋という土地は繁華街を離れると急に田舎じみた様相を見せる。
カラスがないて土塀にとまってるあたり、ここが東京だという事すら
忘れさせる。いいかえればずっと昔から変わらない場所。
そういう場所がおおいのは理由がある。工事できないからだ。なぜ?

友人は怖い話しが好きだが幽霊は信じない。結構おおいのか少ないのか、
とにかくそういうヤツだった。当然のごとく全国各地とは言わないが
東京周辺の幽霊スポットは全部周っていた。
何度か誘われたが私は霊感が強いほうなので(霊能者レベルではない)
そういう行為が楽しいだけのものでは無いと知っていたので断り続けた。
しかし、いさめるべきだったのかもしれない。だがあの頃のあいつは、なんかこう、
関わりたくない空気を持っていた。すでに憑かれていたのかもしれない。

しかし、大学卒業間際にそいつが家に遊びこないか?と誘われ無碍にもことわれず
酒を購入しブラっと出かけた。そいつはやや青ざめてにやにやと出迎えた。
「おう、来たな」俺はこいつの家が池袋にあると知っていたが場所はしらなかった。
だから先を行くそいつのあとをとぼとぼ歩いた。
カラスが鳴いた。日はかげりすぐ沈んだ。

305 名前:池袋 :02/10/02 03:56 ID:N4s7iFm6
繁華街をはなれ路地裏、、長い墓地の横の道を歩く。
いいようのない悪寒が俺をつつんでいた。
「ここだ。」私の悪寒は限界にたっし震えた。そこは夕闇に浮かぶ廃屋だったのだ。
「ここどこよ?」
「肝だめし!ここ東京最後の幽霊スポット!」
私はあきれた。友人にかつがれて連れ出されたのだ。
しかし、ここで逃げ返すのも格好悪い。
そこは元は個人病院だったようだ。窓ガラスは割れ
心ない暴走族の書きなぐった落書きが白い壁に赤い字で乱雑に書かれている。
「夜露死苦」。。。
恥かしい落書きだ。

中に懐中電灯をつけて入る。友人の顔は嬉々としている。
私は悪寒がたえまなく襲った。なんでこいつ平気なんだ?
友人はいろんな部屋を観て廻った。大方の家具はなくなっていた。
暗い部屋に倒れた椅子がぼんやり見える。注射器の破片が妙に不気味だ。
友人が二階にあがる。
「床ぬけるかもしれんから俺はいかんぞ!」俺はそう言った。
友人はそれを聞くと笑った。笑いながら上がっていった。
俺は無性に腹がたったが、ひとり残される怖さのほうが勝っていた。
友人が笑っている。。。あのやろう。。。
私は時計を見た。
??七時に入ったはずがすでに九時を廻っている。
こんなにいた覚えないけど。。。すると上で話し声が聞こえてきた。

306 名前:池袋 :02/10/02 03:58 ID:N4s7iFm6
あれ?誰かいたのかな?1人いることに耐えれず、私は二階へ上がった。
二階は左右に病室が続いていた。まっすぐ廊下が伸びている。暗かった。
話し声は暗い廊下の奥から聞こえていた。一瞬ぞっとした。
友人が廊下の奥に背中を向けてたっているのが暗闇にぼんやり見える。
話し声は以前続いていた。
「ええ、、、、、です。」
「あー、そうなんだ、、」
声は友人だけだ。
どうやら廊下の突き当たりにある鏡に向かって話しているようだ。
驚かそうとしてるんだ、と思いつつもその異様な光景に俺はいたたまれ
なくなった。「、、、だよね。怖がってんの。ばかみてぇえええ」
どうやら私の悪口を言っているようだった。俺がひっぱって帰ろうと近づいたら
突然友人が笑い出した「あはははっはははははははははは!」
突然の爆笑に俺はどきっとしたが乱暴に友人の肩をつかみ振り向かせた。
次の瞬間凍りついた。私を振りむいた友人は
無表情で白目をむいてよだれを垂らしていた。
その肩越しに見える鏡。そこには爆笑する友人が私を睨んでいた。

俺は悲鳴をあげた。なぜなら、鏡の中の俺も爆笑していたからだ。


それからよく覚えてないが友人の手をひっぱって出たようだ。
そいつはそれ以来学校に来なくなって、
四年の卒業を間際にして学校をやめた。消息は不明。 



307 名前:名無しさん :02/10/02 04:00 ID:N4s7iFm6
墓参りで親の田舎に行ったとき、近所で自殺とおぼしき事件があった。
地元の漁師が、海に生ゴミを捨てに行ったとき、流れ着いた水死体を発見したらしい。
死んでいたのは20代半ばの女性と、小学校低学年くらいの子供で二人とも溺死だった。
子供のほうは、女性の足にしがみついたまま死んでいたそうだ。

女性はその町の人間で、両親と同居していた。
女性の身元はすぐにわかったが、子供のほうは結局身元不明だった。
もちろんその女性の子供でもない。
不思議だったのは、女性が花嫁衣裳(振袖)を着ていたこと。
その人には彼氏もいたけど、結婚の話は出ていなかったそうだ。
衣装をどこから手に入れたかもわからない。

自殺じゃないかといわれたのは、部屋に遺書のようなものが置いてあったから。
普通の封筒の中に、便箋に筆ペンで
「これで私もお嫁さんに見えるかしら」
と書いたものが残っていたそうな。



308 名前:名無しさん :02/10/02 04:03 ID:N4s7iFm6
当時、Hさんの通う小学校で、恐い噂が広がっていました。
それは
・母親を驚かそうとして冷蔵庫の中に隠れていた子供が、発見された時には
 死んでいた。
 母親は子供が外で行方不明になったと思い、警察に連絡して自分でも外を探して
 歩いたので、結局冷蔵庫を開けたのはかなり時間が経ってからだった。
 外からは簡単に開けることができる冷蔵庫は中からは決して開けられない 
という話でした。

ある時学校の帰りに、不法投棄の多い川沿いの草むらに冷蔵庫が捨ててあるのを
Hさん達は見つけました。
そこで本当に冷蔵庫は中から開けることができないか
試してみようということになったのです。
友人が中に入ることになり、Hさんは中から開けることができない時は
10数えて冷蔵庫を開ける約束をしました。
そして友人は冷蔵庫の中に入ったのです。

309 名前:名無しさん :02/10/02 04:17 ID:MLqP60eg
冷蔵庫を閉めるとブーンというまるで電源を入れたような音がして
Hさんは鳥肌が立ちました。
冷蔵庫に入った友人は中で暴れている様子はありませんでした。
Hさんはブーンという音に震えながら大声で10まで数えて冷蔵庫を開けたのです。

すると中で友人はびっくりする程大きく目を見開いて、
じーっと動かないで座り込んでいました。
揺り動かしても何の反応もなく、結局近所の人に助けを求め、
友人は救急車で病院に運ばれる大騒ぎになったのでした。

310 名前:名無しさん :02/10/02 04:18 ID:MLqP60eg
しばらく入院していた友人が何とか正常に戻ったのでお見舞いに行くと、
本当の事は親や先生に言っても信用してもらえないからと、
Hさんにこっそり話してくれたのです。

「中にもう一人いた」



311 名前:名無しさん :02/10/02 04:20 ID:MLqP60eg
TV局で働いていた男が心霊特番の撮影の為、
いわくつきの人形のあるという田舎の旅館へ赴く。
そこの若い女将が言うには、先祖代々継がれてきた人形で、
見た者は必ず死ぬという。
躊躇する若女将を急かしながら、厳重に封をされた木箱を開ける。
中には、古びた感はあるが、かわいらしい日本人形が収まっていた。
その男とスタッフは拍子抜けしながらも撮影を終え、局へ帰った。
そしてその夜、ちょうどその人形を撮影したフィルムを編集していると、
スタッフの1人から、人形開封に立ちあった若女将が急死したと聞く。

次の日は撮影したカメラマンが。その次の日は別の撮影スタッフが相次いで死ぬ。
男は恐怖を感じた。撮影の時、自分も確かに人形を見たのだ。
人形にある旅館に掛け合って、半ば無理やりに人形を箱ごと焼却炉の中に叩き込んだ。
人の声の悲鳴をあげて燃えていくのを見届けた後、焼却炉の蓋を固く閉めて、
人形が完全な灰になるまでは絶対に誰も見ないように旅館の人間達に警告する。

やっと一息ついた男は局に帰るなり、別のスタッフが急死した事を聞く。
そのスタッフは撮影には同行してはいなかったが、
偶然ではないと感じた男は、そのスタッフが編集していた人形のビデオを思い出した。
あれも処分しなくてはならなかった。
編集していた人間が死んだ為、そのビデオは編集の後、手付かずのままに残っており、
ビデオを見つけた男は処分しようとするものの、これで人形の呪いが解けるか疑わしい。
急いで旅館に電話をかけて、昔、人形を納めていた箱の封印を行った人物を探りあてた。
それは旅館の近くの寺の住職で、連絡をとったところ、
すぐにでもそのビデオを持ってくるように言ってきた為、車に乗ってその寺へ急いだ。

急いで向かう途中、車の行き交う交差点の真ん中に、
和服を着たかわいらしい少女がこちらに微笑んでいるのが見えた。
途端、車がコントロールを失って交差点のど真ん中へ突っ込んで行った。

男が最後に見たのは少女の笑顔だった。



312 名前:踏切 :02/10/02 04:23 ID:MLqP60eg
小学生の頃の話。
踏み切りで電車を待っていた。
夕方頃で、夕日を見ながら踏み切りの警告音(カンカンカンカン・・・ってやつ)
を聞いて電車を待っていた。
うちの近くのその踏み切りは大きな道路を横断していて、夕方になると通過する
列車は多く、5分10分開かないことはざらだった。ことさら急いだ用事もない私は、
ノンビリ踏み切りの反対側の車や、人を見ていた。
たまたまふと目線を落としたとき、私は奇妙なものを見て目を止めた。

踏み切りの線路の部分、うまく表現できないが溝になっている部分、その溝から
四本、人の指がまるでその隙間からこれから人が出てくるかのようにかかっていた。
私は驚いてそのままその指を凝視していた。指は暫く出ていたが、やがて一本ずつ
溝の中に引っ込んでいき、私がもっとよく見ようと
一歩踏み出した瞬間に電車が通った。
踏み切りは開いたが、絶対渡るまいと思って遠回りだけど駅ビルの中を通って
家に帰ったのを覚えている。

313 名前:名無しさん :02/10/02 04:24 ID:MLqP60eg

私のいとこ(女子高生)が先日午前中に自転車で買い物に出掛けた帰り道、
ある住宅街に差しかかった所で家並みの向こうから
一筋の煙が空高く立ち昇っているのが目に入ったそうです。
いとこは「ゴミでも燃やしてるのかな」と、特に気にも留めず
自転車を漕ぎ続けていましたが、そのうちその煙の様子が
どうも妙であることに気付きました。

その黒っぽいグレーの煙は100m以上離れた所から立ち昇っているようで、
いとこにはそのてっぺんまでも見渡すことができたそうですが、
それほど風も無いというのに煙の筋の上半分ほどが何やらやたら
立ち昇る向きを変えるというのです。しかもその向きの変わり方が
ヒュン、ヒュンと棒を左右に振るように素早く、その際煙の筋の輪郭が
乱れることも無く、じっと見ていると数秒間に一回ほどのぺースで
煙は左右に大きく振れ続けていたそうです。

314 名前:名無しさん :02/10/02 04:25 ID:MLqP60eg
さすがにこれは変だ、何だろう、といとこが自転車を降り、
煙を凝視していると、彼女は振れ続ける煙の上端が何か小刻みに
動いているのに気付いたといいます。
彼女がさらにその部分に目を凝らしていると、
遠く離れていてパッと見にはわからないものの、
何とその煙の上端部分がくっきりと人間の上半身の形を成しており、
何か小刻みに動いているように見えたのは、その人間の形をした部分が
丁度両腕にあたる箇所を大きく上下左右に動かしている様であるという事に
彼女は気付いたんだそうです。
それこそ遠くから両手を振って彼女を呼んでいるかのように・・・。

それに気付いたいとこは愕然とし、恐怖でしばらく体がすくんだそうですが、
同時にあの煙は一体何なのか、そもそもどこから立ち昇っているものなのか
出来れば確かめてみたいという好奇心が徐々に頭をもたげて来てどうにも
抑え切れなくなってしまい、彼女はついに意を決して煙の立ち昇る方向へと
自転車を漕ぎ出して行ったそうです。

煙の元を目指しつつ住宅街の中の道を何度か曲がりながらしばらく進むと、
やがて曲がり角の向こうの一軒の家からその煙が立ち昇っているのを
彼女は確認することが出来ました。
が、その瞬間彼女はまたも愕然となってしまいました。
その家の前には白黒模様の花輪が立ち並び、喪服に身を包んだ大勢の人達が
その敷地の内外に溢れていたというのです。
煙はその家の開け放たれた縁側の奥からもくもくと立ち昇っていたそうですが、
その場に居合わせたたくさんの弔問客は誰一人としてその煙を気に懸ける様子も
無かったそうです。明らかに護摩の煙などと違い、
それこそ火事でも起こっているかのような大量の煙だったのに、といとこは言います。
その時その煙に気付いていたのはやはり彼女ただ一人だけだったのでしょうね。



315 名前:名無しさん :02/10/02 04:26 ID:MLqP60eg
太平洋戦争末期、北海道の漁村に、ある日たくさんの日本兵の水死体が流れ着いた。
数は500体近く。どうやら兵士を満載した輸送船がアメリカの潜水艦に攻撃され、
沖合いで沈没したらしい。死体の中に将校のものは無かった。
将校たちは救命艇で脱出できたらしい。

死体を収容していた漁師たちは、奇妙なことに気づいた。
腕のない死体がかなり混じっているのだ。手首の欠けているものもあれば、
上膊部から失われているものもある。海水に洗われて血はにじみ出ていなかったが、
鋭利なもので断ち切られたように断面は平らだった。
中には片腕がない上に、顔面に深々と裂傷の刻まれているものもある。
船から海中に飛びこんだ折に出来た傷かとも思えたが、
死体の半ば以上が腕を切り落とされていることは異様だった。

以下は救命艇に乗り生き残った将校の証言である。

船べりに手が重なってきた。三角波にくわえて周囲から手で押されるので、
舟艇は激しくゆれた。
乗ってくれば沈むということよりも、
船べりをおおった手が、恐ろしくてならなかった。
海面は兵の体でうずまり、その中に三隻の舟艇がはさまっていた。
他の舟艇で、将校が一斉に軍刀をぬき、私の乗っていた船でも、軍刀がぬかれた。
手に対する恐怖感が、軍刀をふるわせたのだ。
切っても切っても、また新たな手がつかまってきた。
腕を切られた兵士は沈んでいく者もいたが、そのまま泳いでいる者もいた。

その将校によると、彼らは言っていたという。
「天皇陛下万歳、」と。
しかしその真偽は誰にも分からない。



316 名前: :02/10/02 04:27 ID:MLqP60eg
私の知り合いの実業家の方で、物を集めるのが趣味の方がいるんです。
その人が集めた物の中に、古い時代の中国で作られたお面があったんです。
そのお面というのが、よくできた物でね。お面をかぶると胸元のあたりまで
飾りがたれるようになっていてね、すばらしい物だったんですよ。
彼もたいへん気にいってね、ベッドルームに飾ることにしたんですよ。

ある夜のこと、彼がそのベッドルームで眠っていると、突然、目の前が真っ赤
になるのを感じたんです。目を閉じたまま、太陽に顔を向けるとまぶたが
真っ赤に見えるでしょう。ちょうど、あんな感じだったそうです。
「火事か!?」
と思って目をあけてみると部屋中が真っ赤に見えるんです。もちろん、本当の
火事ではなく、ただ、部屋の中が真っ赤に見えるんですよ。その様子と言えば
紅蓮の炎につつまれたような状態、まるでそんな感じだったんですよ。
翌朝、彼の店で働いている人から電話がかかってきたんですよ。
「たいへんです。昨晩、店が火事で燃えました」
くわしい話を聞いてみると、彼の部屋が真っ赤に見えた頃、ちょうどその頃に
火事が起こっているんですよ。

317 名前: :02/10/02 04:28 ID:MLqP60eg
それから、しばらくたった日のこと、彼はまた、目の前が真っ赤になるのを
感じたんですよ。目をあけてみると、また、部屋が真っ赤になっている。
今度は血に染まったような色になっているんです。
翌朝、彼の家にかかってきた電話で
彼は従業員の女の子が昨晩、自殺したことを知ったんです。
「なぜ、あんな風に部屋が赤くなるんだろう?
今度、部屋が赤くなったら調べてやろう!」
と彼は思いました。
3度目におこったとき、
彼は窓ガラスの方に赤い光があることに気がついたんです。

そのとき、彼には窓ガラスに男の顔、うらみ顔をした男の顔が
浮かんでいるのが見えました。
怖い物知らずの彼は窓ガラスに向かって歩いていきましたが、
彼が窓の近くに行くと男の顔は消えてしまったんですよ。
もちろん窓の外には何もないんです。しいて言えば、彼の宝物のお面が
窓ガラスに反射して写っているくらいなんです。
気になった彼は霊能者のもとを訪れ、事情を説明したんだそうです。

318 名前: :02/10/02 04:32 ID:MLqP60eg
「あなたの部屋にその事件が起こり始める前に、はいった物はありませんか?」
「中国製の時代物のお面を手に入れ、部屋に飾っていますが?」
「一度、そのお面を持ってきてください」
霊能者にそう言われた彼は、再びお面を持って訪ねていったんです。
そして、霊能者の人にお面のはいった包みを渡そうとすると、霊能者の人が、
「うわーっ!」
と悲鳴をあげたんです。
「あ、あなた、なんてもの持ってきたんです。その包みにはいっているものが
なんだか知っているんですか? それは生首なんですよ!」

彼がお面と信じて飾っていた物、
それは生首を利用して作られたお面だったんですよ。




319 名前:名無しさん :02/10/02 04:33 ID:MLqP60eg
友人の家に泊まったときに聞いた話。ちょうど二十歳くらいの頃、
友人は理由があって大学を辞め、地元に戻っていた。
そこで彼は知り合いから紹介された警備員の仕事をすることになった。
廃校になった中学校に、取り壊しが始まるまでの一ヶ月のあいだ、
泊まりこんで警備をするのだ。
役場の人に案内されて学校に着いたのは夕方だった。田舎の学校というので、
木造の建物を想像していたのだったが、コンクリートの三階建ての校舎だった。
見ると三階の東端の窓から誰かが見下ろしている。

「中に誰かいるんですか」と聞くと
「いいえ。誰も」との返事。
もう一度見上げてみる。誰も見えない。気のせいか。

校舎は二棟あって、
北側に一階建ての管理棟。南側の校庭に面したほうが三階建ての教室棟。
友人は管理棟の用務員室だったところに泊まりこみ、夜中に一度見回りをする。
管理棟から始めて、教室棟の一階から三階まで、一つ一つ教室をのぞいていく。
いちばん最後にたどりつくのが東端の教室になる。
扉にはどれもガラスがはめてあって、中をのぞくことができるのだが、
その教室の扉だけは内側から板が打ち付けてあった。
ゆっくりと扉を開け、懐中電灯で照らしてみる。中は空っぽで、
かすかにほこりの臭いがした。窓際に人影と見間違えるようなものは無い。
教室のまんなかに鉛筆の山があった。削り痕のない、新品同然のものだったが、
どれもまんなかあたりで力を込めて折られている、
そんなのが百本ばかり山になっていた。

320 名前:名無しさん :02/10/02 04:38 ID:MLqP60eg
もともとおかしなものを見やすい性質ではあるんだ」と友人は言った。
「幽霊なんてものは信じないが、見えちまうものはしかたがない」

はじめの二、三日で自分なりの心得ができたという。
まずきちんとした足取りで、きちんと足音を響かせて、まっすぐに歩く。
歩幅も歩調も一定にする。急に振り返るとか、道を変えるとか、
不規則な動作は決してしない。
顔はほぼ常に正面へ向けて、そのつどその視野の範囲内をしっかり押える。
立ち止まるときははっきりと立ち止まり、
脇や隅を確認する時には首の動きに節目をつけてきっぱりとおこなう。
曲がるのもできるだけ直角に折れる。
相手にこちらの存在を知らせるようにするのだ。
存在と距離と接近の速度とを。

「しかし、警備員があんまり騒がしく歩くのもまずいんじゃないのか。
泥棒を取り逃がすだろう」僕は訊ねた。
「泥棒なんて来るわけないさ。盗る物なんか無いんだから。
子供らが忍び込んだり、あとは放火犯だな、気をつけるのは。
なるべくにぎやかにして追っ払うんだ。
まあ、本気で隠れるつもりなら、物陰はいくらでもあるから、
警備員一人くらいやり過ごすのは簡単だしな。
そもそも何か困ったことが起きたときに、役所のほうが
責任を問われないように形として置いているようなものだったから」

321 名前:名無しさん :02/10/02 04:44 ID:MLqP60eg
特に変わったこともなくひと月が過ぎ、最後の夜になった。明日からは
取り壊し工事が始まる。
彼は思った。今日こそは決着をつけなきゃならん。

いつもの時間に見回りに出かけた。
足音を高く響かせ、管理棟、教室棟の一階、二階、三階と、
教室を順々にのぞいていく。
最後の、東端の教室にたどり着いた。
いつものように扉の前で立ち止まり、一呼吸置いてからゆっくりと扉を開ける。
懐中電灯を教室の隅から隅へ一定の速さで動かす。
異常なし。扉を閉め、歩き出す。一歩、二歩、三歩、四歩。
いきなり振り返ってつかつかと扉に歩み寄り、叩きつけるようにして開けた。
懐中電灯を突き出す。

「何か、いたのか」
「いた。俺が。」

322 名前:名無しさん :02/10/02 04:45 ID:MLqP60eg

ガラスや何かに映った影ではなかった。
教室の隅に立って、表情のない顔でこちらを見ていた。
ただこちらを眺めていたという。

「それからどうした」
「しばらく突っ立っていたんだが、
はっと気がついて、相手をにらみつけたままじりじりと近づいていったんだ。
捕まえてやろうと思って。
ところが右足が何かにつまづいて、
つい足元をみると、例の鉛筆の山だった。視線を戻した時にはもういなくなってた」

「恐いとは思わなかった。ただ、無性に腹が立ったな。あいつが毎晩、
俺が馬鹿みたいにどたどたと足音を立てて歩くのを聞いていたかと思うと。」



323 名前:薬指 :02/10/02 04:47 ID:MLqP60eg
女性A(32歳)の体験談です。
Aは綺麗で気立ても良いので、昔から言い寄ってくる男性は多かったんだけど
恋人ができても、いつも長続きしなかった。
デートを重ねると、その男性の欠点ばかり見えてきて
大嫌いになってしまうのだとか。

何人か交際してきたけど、毎回そのパターンで、
Aは自分の性格がおかしいのだとコンプレックスを持ち始めていた。
周囲の知人は、Aは良い性格なのに、なんで上手く交際が続けられないのか
不思議がってるくらいだったんだけど。

26歳頃、心配した両親や親戚がお見合い話を色々持ってきてくれた。
そしてある男性Bに会うことにした。
Bは車で迎えに来てくれて、乗ろうとしたら
Aは左手の薬指をドアで挟んでしまって大怪我をして、すぐに病院に行った。
骨にヒビが入ってしまったらしかった。
Bは、その後も家に来てくれたりして、Aも好意を抱いていた。
でも、怪我はなかなか治らず時々激しく痛んだ。
ある日Bが
「変な奴と思われそうで言い辛かったけど」と前置きをして
実はBは霊感が多少強い事、
Aと会っていると時々男の声が聞こえる事を打ち明けた。
Aに会いに行く前の晩は必ずうなされて、睡眠不足だったことも。

324 名前:薬指 :02/10/02 04:48 ID:MLqP60eg
Bの母親も霊感がある人なので、Aは見てもらうことにした。
母親はAを見るなり血相を変えて、
早くお払いしてもらった方が良いと強く言った。
Aの怪我をしている指に中年男性の霊が噛み付いているのが見えると。

で、Bの母に紹介してもらった神社でお祓いをしてもらった。
その後すぐに指の怪我は完治したんだって。
今まで縁に恵まれなかったのは、その霊が邪魔をしていたから。
でもBとは抜群の相性でBの守護霊が強かったので
霊はうまく邪魔できなくて、イライラしたのか、
エンゲージリングをはめる左手薬指に噛み付いていたんだそうな。

現在AとBは無事幸せに結婚生活を送っている。
霊がいつ憑いたかは不明だけど、綺麗な女性は霊の心も惑わす事が
あるのかもしれない。



325 名前:名無しさん :02/10/02 04:48 ID:MLqP60eg
少女向けのホラー漫画雑誌の編集者の体験談をTVで観ました。
うろ覚えですが書きますね。

女性編集者二人で残業をしていた夜のことです。
二人以外誰もいないはずなのに、1mほど先の机の向こうに
女性の後頭部が見えたのです。
体は机に隠れて見えなくて、後頭部だけが見えたそうです。
見間違いかと思っていると、スッと消えてしまいました。
何だろう?と二人で怖がっていると、その後頭部は
二人の机のそばに、またス!と現れました。
恐怖で固まっていると、また消えてしまい、その後は現れませんでした。
間近でみたそれは、ボブカットで髪の毛一本一本が毛糸のように太く
ゴワゴワしていたそうです。

326 名前:名無しさん :02/10/03 01:18 ID:voxNKHXM

内臓をこわして入院した時の話。
入院当初は昼も夜も眠るとも覚めるともつかない状態が続いていた。
夜の間に二度、看護婦の見回りがあった。
はじめは夜中あたり、
部屋の入口付近からそっと懐中電灯で照らしてすぐに出て行く。
二度目は明け方近く、こちらの方は部屋の中に入り込んできて、
どういうつもりかベッドの周りをぐるぐると回る。
それもずいぶんな早足で、床をキュッキュッと鳴らしながら歩いている。
歩きながら何かを呟いている。
二、三日するうちに、
「もうすぐ楽になるからね、もうすぐ痛くなくなるからね」
と聞き取れるようになった。
一週間くらいして、二度目の見回りのほうは来なくなった。

容態が安定して大部屋に移されたあとで、実は、と家族に打ち明けられた。
このころ、かなり危険な状態だったらしい。
万一のことを覚悟しておいて下さいと医者に告げられていたそうだ。
それで見回りを一つ多くしていたのだな、このときはそう思った。
何日かしてようやく、いや待てよ、と思い至った。
あの部屋のベッドは壁にぴったりと寄せられていたので、
周りをぐるぐると歩くのは不可能ではないか。
そういえば回る速さも、尋常な、人間のものとは思われなかった。
などと細かい点が思い出されてきたが、深く考え出すと恐いことになりそうなので、
病気のせいで変わった夢をみた、とそのへんでうっちゃっとくことにした。

327 名前:名無しさん :02/10/03 01:20 ID:voxNKHXM
退院を数日後にひかえたある日、検査のため別の病棟まで出向いた。
検査を終えて検査室から出て、しばらく歩くうちに道に迷ってしまった。
もともと方向音痴気味だったし、病院の建物が増築を重ねるうちに
入り組んだものになっていたので、自分がどのあたりにいるのか、
いま何階なのかすらはっきりしなくなってしまったのだけれど、
別に急ぐ用事があるわけでもないし、と気ままに足を運んでいた。
廊下のはずれの日当たりのいい所についたてで仕切られた
喫煙コーナーがあった。
誰もいないソファーに腰を下ろして窓の外の景色を、といっても
建物の壁と空の一部が見えるだけだったけれど、眺めていると、
キュッと床を鳴らす音がして、看護婦がすぐそばに立っていた。
窓から下を見下ろして、「ようやくのところだったわね」と言った。
つられるようにして立ち上がり窓の下を見ようとした時、
その声が例の夢に出てきた看護婦のものだと気づいた。
はっとして横を見ると、もう誰の姿も見えなかった。
窓の下には地味な色のワゴン車が建物に寄せて駐められていて、
通用口のようなところから棺が運び出されるところだった。



328 名前:名無しさん :02/10/03 01:25 ID:voxNKHXM
二十数年前の母の体験です。
当時母はN市の総合病院で炊事婦をしていましたが、
入院患者で非常に母を慕っていたA子さんという若い女性がおりました。
そしてある冬の日、母が昼食の配膳をしていると、
A子さんがうれしそうにやって来て
「おばさん!私、明日退院できるの」って母に抱き付いてきたんだそうです。
そのとき母は「顔色も悪いし、慢性肝炎で10年も入院しているのに何で?」
と思いましたが、余りにもA子さんがはしゃぐので「よかったねA子ちゃん」
と笑顔で返事しました。

しかしやはり…その晩彼女の容態は急変し、明け方あっけなく亡くなった
のでした。それからしばらく経った母が早番(午前4時頃)の日、
いつものように職員通用口で靴を履き替えふと人の気配がする非常口を見ると、
真っ暗な中の非常灯の下でA子さんがお気に入りのパジャマ姿で立っており、
無言のままニッコリ笑って深々とお辞儀をし、やがてかき消すように
居なくなったとのことでした。その時母は
「ああ、そういえばA子ちゃんが死んで今日で35日目かー」と思い出し、
般若心経を唱え冥福を祈ったとのことです。

母はかなり霊感が強く、よく「見る」のでこれ位では全然動じないのですが、
全然霊感がない私といるときに急に般若心経を唱えるのは
止めてもらいたいものです(74歳ですがボケてはいません、念の為)。



329 名前:名無しさん :02/10/03 01:28 ID:voxNKHXM
東京大学と日本女子の寮のあいだに、いつもにぼしが落ちている。
どうやら東大生が「とべっとべっ」とつぶやきながらにぼしをまいてるらしい



330 名前:トイレの鏡 :02/10/03 01:32 ID:voxNKHXM
今年の秋のことです。
友だちと二人で、駅のトイレに入って鏡を見ていました。
鏡にはトイレの個室が3つ写っていました。
すると突然トイレの中から男の子がジャンプしました。
私は驚いて後ろを振り返りました。
友だちと二人で顔を見合わして
「今誰かとんだよね」
といい、そのトイレから人が出てくるのを待っていました。
しかし出てきたのは中年のおばさん1人だけでした。
そのあとトイレの中を見ても男の子はどこにもいませんでした。
怖くなって二人で叫びながらトイレを飛び出しました。
落ち着いてから、私が、
「男の子いなかったねー」
と言うと友だちは
「え!?私が見たのは女の子だったよ!」
と言いました。
しかも私は一番左のトイレで見たのですが、
友だちは真ん中のトイレで見たというのです。

私たちが見たものはいったいなんだったのでしょう。



331 名前:名無しさん :02/10/03 01:35 ID:voxNKHXM
私が経験したもののなかでも、あまり怖くない奴を・・
高校の時の話です。
家人は朝から地区の集まりで私以外出払っており、
私と、友人Dとで二階にある自室で遊んでいたときの事です。
玄関から「ただいま」と母の声が、続いて「おおぼうず、かえったぞ」
と父の声が聞こえました。

聞いていた時間よりもかなり速かったのですが、
とりあえず「おかえりー」と私。
友人Dも「お邪魔してます。Dです。」と玄関に向かって声をかけました。

ただそれだけの事なのですが・・・
本物の父母が帰ったのはそれから2時間ほどしてのことでした。
日ごろ、こういった話を
「みたことがないから信じない」
と否定していたDですが、
この日以来「信じない」とは言わなくなりました。

332 名前:名無しさん :02/10/03 01:39 ID:voxNKHXM

このお話は6年ほど前、福井のあるお店にいたときに
アルバイトの大学生に聞いた話で彼の体験談です。
彼は私立大学の5年生(涙)、馬術のスポーツ推薦で入学した学生です。
結構ここの馬術部は名門で、1年のときは専門の寮で生活をしていたそうです。
そんな寮で体験した話だそうです。

彼はある日、寮の自分の部屋のソファーで寝ていたのですが、突然ドアが開き
誰かが部屋に入ってきたそうです。しかし彼は
「また誰か先輩が来たな。 めんどくさい寝たふりしとけ。」
と思って寝たふりをしていたそうです。
体育会系の寮生活は1年生には大変だそうです。

しかし寝たふりをしている彼に突然金縛りが襲い掛かりました。
「やべ〜  誰か来て助けてくれ!」
と思ったそうですが当然そんな都合よく来るもんでもありません。
だいぶ長い時間金縛りにあっていたそうですが、そのうち
「もしかして これ自分でとけるんじゃないのか?」
と恐ろしいことを考えたそうです。

そして彼はチャレンジします。
懇親の力をこめて組んでいた両腕をじりじりと必死に離していきます。
すごい力で締め付けられているのですが、彼の力の方がわずかに強かったそうです。
そしてついに両腕を伸ばしきりました。
その瞬間締め付けていた力がなくなったそうです。
(でも金縛りってそんなことできるもんなんでしょうか?彼は特別では?)

333 名前:名無しさん :02/10/03 01:40 ID:voxNKHXM
自力で金縛りを解ききった彼は意気揚揚にソファーから立ち上がり
「ふざけんなよ 金縛りなんてこんなもんだい。バカ!」
みたいな悪態を一人でついたその時。

「ぐあぁぁぁぉ〜・・・・・・・・・」

彼曰く、電気を帯びたような、なんとも言えない男の叫び声が
顔の目の前の空間から聞こえて彼は姿の見えないそれにソファーにおしつけられました。
そして今度は両腕を強引に開かれそのまま金縛りになってしまいました。

「ごめんなさい! ごめんなさい!」
彼は心の中で謝ったそうです。でも姿の見えない彼は相当ご立腹だったようです。
手を開かれた彼の上半身をまるでストレッチのように強引にひねり始めたのです。
「痛い、かんべんしてくれ!」
彼は殺されると思ったそうです。
そしてもうこれ以上は危ないと彼が思ったとき、
ふっと外部からの力がなくなり金縛りが解けました。

もう彼は部屋から逃げ出すので精一杯です。
走り出した部屋のドアはなんとしまっているんです。誰も入ってきてないんです。
そしてさらにびっくりすることに
彼の体はこのドアをすり抜けて廊下に出てしまいました。
これには彼もびっくりです。(あたりまえです。)
廊下に出た彼はなぜか自分の体はまだ部屋の中に残っているんじゃ?
と考えたそうです。
「マズイ 戻らなきゃ!」
部屋の中の恐怖よりも自分の体に戻れなくなるという恐怖が強かったそうです。
そしてまたドアをすり抜け部屋に入ろうとした瞬間・・・・・・。


334 名前:名無しさん :02/10/03 01:42 ID:voxNKHXM

ド〜ン!

凄まじい音と共に彼は廊下に倒れました。
そうドアにぶつかったのです。
今回はすり抜けられなかったのです。体は実体だったということですね。
その音を聞いて他の部屋の人が廊下に出てきました。
彼は今の出来事を説明しますが誰も信じません。まあそうだと思います。

それ以来彼は金縛りに会う度に怖いと思うよりも、
抵抗しちゃいけない、と思うそうです。
それ以来その姿の見えないものは来てないということですが、
あの声は一生忘れない、といってました。

「いやあ〜 金縛りに逆らっちゃいけませんよ。」
彼は言いましたが、
腕力で金縛りに対抗しようという人はまずいないと思いますよ。
でもホントだとしたら結構怖い話しですよね。



335 名前:ドライブ :02/10/03 01:45 ID:voxNKHXM
もう5年程前の出来事です。
当時付き合ってた彼女と、2人で鳥羽水族館に行った時の事でした。
僕は買ったばかりのスポーツカーに彼女を乗せて、
鳥羽水族館に行き、楽しんだ後、付近をドライブしていました。
パールロードとゆう名の道路を通った時の事です。

時刻は、6時半頃だったでしょうか・・・
平日とゆうこともあってか、僕の前には、見渡せる限り、車が走ってませんでした。
「going my way」
そう叫びながら、軽快に車を走らせていました。
辺りが多少暗くなってきた頃。後方から1台の車が近づいてきました。
そして真後ろに来るやいなや、パッシングをしてきました。
バックミラーで確認すると、その車はタクシーでした。
結構スピードを出していたのですが、ピッタリと後ろに付けられていたので、
僕は、走行車線の方へ進路変更し、タクシーに先に行かせようとしました。

すると・・・
そのタクシーは抜き去るどころか、減速して、
僕の車の後ろにピタリと進路変更してくるのです。
僕の車とタクシーの他に車は走ってません・・・
「何なんだ?」
と思ってると、またもや、タクシーが後ろからパッシングをしてきます。
「この車に異常でもあって、合図してくれてるんじゃない?」
と彼女が言うので、車を路肩に停めて、車を一通り見回してみました。
別に異常なし。
その間にタクシーは先に行ってしまったのですが、
何メートルか先の所で、僕たちを待ってるかのように、停車しています・・・
僕は気にせず先に走りだしましたが、
またも後方から、近づいてきては、パッシングをしてくるのです。

336 名前:ドライブ :02/10/03 01:46 ID:voxNKHXM
いい加減、腹も立ってきたのですが、
もうすぐ最終出口に近づいてきたので我慢することにしました。
タクシーが真後ろに付いてから、約5キロの間、
結局10回以上パッシングされていたので、
出口についたら、車から降りて文句を言ってやろうと思っていました。

出口について車から降り、後ろのタクシーに文句を言いに向かいました。
運転手と後ろに乗ってた客が僕をじっと見つめています。
僕はタクシーの窓をコンコンと叩き、
「さっきから、何か用か!」
と言うと、運転手が言いました

「走行中、お宅の車の窓の外から、何回か女の人が車の中へ入ろう、
入ろうとするのが見えたので、その度にパッシングをしたんだ。
あきらかに普通の人間じゃない女だったけどな・・・」

すると後ろに乗ってた客が

「俺も見たから嘘じゃないよ・・・この変じゃ珍しい事ではないけどな」
と教えてくれた不思議な体験でした。



337 名前:名無しさん :02/10/03 01:51 ID:voxNKHXM
これは私が10年ほど前に体験した実話です。

ちょうど肌寒さを感じるようになった10月上旬頃、
友人2人と私とでドライブをしようということになり、
その頃江東区というところに住んでいましたので、
そこから京葉道路を走って千葉方面に向かい、 土曜日だったこともあって、
どこか静かな所へでも行こうということになったのです。
しかし、あの体験は東京から出る前に起こりました。

京葉道路を走っている時、もう1人誘おうと誰かが言い出したので、
京葉道路から細い路地に抜けてその友人の住む家へと向かったのです。
時刻は午前1時頃でした。
細い一方通行の道を走っていました。
街灯も薄暗く、まったく人気のない寂しい道でした。

「おい、おまわりだ。」
と、後部座席にいた1人が言います。
運転していた私は、別にやましいことは何もないだろ、と言いました。

338 名前:名無しさん :02/10/03 01:52 ID:voxNKHXM
ちょうどその時、友人の家はこのへんだったような、という感じで
徐行運転していたので、その警官とすぐにすれ違うようなことはありませんでした。
回りは真っ暗だったので、警官がほんの数メートル先に来たとき、
私たちも彼が警官であるということに気付いたのです。
警官は自転車に乗って道の端をゆっくり走っています。
ちょうど通り過ぎる、というところまで来た時に、

「待ちなさい」

と声がかかりました。
窓は全て開いていたので、その警官の声がはっきりと聞こえたのです。
私は、別に逃げる理由もなかったので
(呼び止められる理由もなかったのですが)素直に車を一旦止めました。
警官が自転車に乗ったまま近づいて来ます。
ここで先に申し上げますが、この時何の異変も感じなかったのは、
驚いたことに、彼と直接喋った私だけでした。
他の2人は、既に異変に気付いていたのです。

339 名前:名無しさん :02/10/03 01:54 ID:voxNKHXM
「何処へ行くんだ。」
と警官が私に(私たちだったかもしれません)
こう尋ねたので私は即座に 「友人の家へ。」と答えました。
「友人は何ていう人?。」
と警官が質問してきたので、私は「×××君です。」と答えました。
(内心では、その×××君に何かあったのか、もしくは、
この辺りで何か事件でもあったのかとハラハラしていました。)
「△△△君は知ってる?」
と尋ねてきたので、私は「知りません。」と答えました。

この瞬間です。私がおかしいと思ったのは。

警官の顔が異様に青白いのです。
そして、制服がやけに古めかしい。
目がキツネのように細いということは、さして気にもとめなかったのですが、
まばたきひとつしない、ということに対しては、さすがに不気味さを感じました。

「そう、わかった。行っていいよ。」
警官はそう言って自転車でその場を去って行きました。
「なんだ、あれ。」
と私が言って後ろを振り返った時、後部座席の2人が
真っ青な顔をしてガタガタ震えているのです。
「おい、どうし・・」たんだと言おうとして車の背後へ目をやると、


あの警官が後ろの窓に顔をはり付けて中を覗き込んでいたのです。

私は、恐怖と怒りが入り混じった妙な気分になり、
ドアを開け表に出たのですが、信じられないことに、警官の姿はありませんでした。
いえ、暗い中でも存在位置が確認できるくらいの数メートル先で、
自転車にまたがったまま、後ろを振り返るように、じっとこちらを見ていたのです。

そしてしばらくすると、自転車をこいで行ってしまいました。

車へ戻ると、2人はまだ震えていました。
2人は警官が窓にはり付いて中を覗き込んでいたことには気付いていませんでしたが、
制服のズボンが血だらけだったということには、とっくに気付いていたそうです。

あの場所で過去に何があったのか、今でも全く判りませんし、
調べようとも思いませんでした。



340 名前:名無しさん :02/10/03 02:15 ID:voxNKHXM
入社して、2年目が過ぎたころの話です。
その会社にY子と言う女性がいました。
僕が残業で少し遅くなった夏の日の事。疲れた体で会社を出る。
すると一人の女性が立っていました。
「Sさん今帰りですか?」
僕に話しかけて来たのが、Y子でした。上目使いがとっても色っぽく
僕は彼女に少し気がありました。そして、僕は彼女と一緒に帰る事にしました。
その途中、たわいのない話から彼女は
「Sさん彼女とかいないの?」と唐突に彼女は聞いてきました。

「特にいないよ」というと彼女は積極的に僕とつきあいたいといいだしました。
断る理由もなかったのですが、
あんまり突然だったのでいい返事は出来ませんでした。
それからたわいもない話をして帰りながら、僕はてっきり、
彼女は会社の近くの駅を利用していると思っていたのですが、
バス通勤をしていたのです。
僕は彼女をバス停まで見送りバスが走り出すまで見届けました。
その時小さな恋の始まりを予感しました。

341 名前:名無しさん :02/10/03 02:16 ID:voxNKHXM
数日後、彼女から飲みにいきませんかと誘いがあり、一緒に行くとことにしました。
そのときに彼女はお酒をたくさん飲みました。その勢いで僕にこううち明けました。
「私、前からSさんが好きでした。もしこんな私でよければ.....」
色っぽい上目使いで彼女の2度目の告白でした。
僕も断る理由もなく心より受けました。
最終バスが来ると言うことで、寂しい思いを残し僕たちは店を後にしました。
彼女はバスに乗り込み
僕にバスが小さくなるまで後部座席で小刻みに手を振っていました。

バスが彼女を乗せ出てしまうと、僕はこれからの二人の事を考えると
ワクワクした思いで電車に乗り込み帰りました。
降りる駅に着きました。僕は、車両の一番端に乗ってしまったので、
ホーム先端から階段がのびてるホーム中央まで歩いて行かなければなりませんでした。
家路を急ぐサラリーマンやOLの姿があり、
僕は最後に階段を上ればいいと思いゆっくり歩いていました。

342 名前:名無しさん :02/10/03 02:17 ID:voxNKHXM
すると、反対側のホーム端から見覚えのある姿が、Y子の姿がありました。
僕は不思議に思いましたが彼女が目の前にいるという事実が
総ての考えを覆しました。彼女は
「あなたに逢いたくて、バスを留めて飛び降りちゃった」と・・。
しかし彼女の表情はあまりはっきりしません。
すごくうれしかったのですが、
僕は彼女に帰るように言い聞かかせ彼女は帰っていきました。

夜中電話が激しくなり響き、彼女の死を知らせる電話がありました。
彼女はバス停で僕と別れた後に、
後ろからぶつかってきたトラックと座席に挟まれ即死だったと言うことでした。
彼女は僕にいつまでも手を振っていなければ、助かったのかも知れません。



343 名前:クッション :02/10/03 02:19 ID:voxNKHXM
これは友達から聞いた話です。
ある日道で外人の軍隊の格好をした人が露天を出していたそうです。
並べてある商品を見てみるとクッションがあったそうです。
ちょうど彼はクッションがほしかったらしく、また安かったのでそれを買いました。
その日、早速そのクッションで寝ていると夢の中で昼間の外人が追っかけてきて、
髪の毛をつかまれるところで目が覚めたそうです。
それが何日も続き、毎晩同じ夢を見て、同じ時間に目が覚めるそうです。
しばらくそれが続くと彼はとてもやつれてしまったそうです。

そんな彼の姿を見てその彼の彼女が
「気分を変えればそんな夢もみなくなるんじゃない?」ということで、
カバーを変えることにしました。
彼女が新しい布を買って来て、古いカバーをはずしてみると、そのクッションは
なんか茶色っぽいシミがついているような感じの色でした。
怪しく思いそのクッションを開けてみると、
中には毛根ごと引き抜かれ血に染まった金髪の髪の毛がギッシリ入っていたそうです。

それ以来枕を変えるとその夢はもう見なくなったとのことです。



344 名前:名無しさん :02/10/03 02:20 ID:voxNKHXM
私がまだ学生だった頃の体験です
友達のAが「いとこでペンションをやっている人がいるから
卒業記念にみんなで泊まろう」
と、いうことになりました。ペンションのあるところは、
あまり遊ぶところがなかったのでみんなで退屈してると
オーナーが「少し歩くと山があるから登りに行くといいよ」と教えてくれました。

私たちは山に登ってとても満足してしまい満足ついでに
「帰りは違う道で帰りましょう」と、
今度は違う道から山を下りることになりました
しばらく行くと、手すりがなくなり、霧が出てきてしまいました。
それでも私たちの歩く前にカップルの声が聞こえているので
その声を頼りに霧の中を歩いていました。
ところが、手すりの次は足下が悪くなっていたのです。

友達の一人が「ちょっとまって!おかしいよ!」と叫びました。
その時、今までの霧が嘘のように晴れて、目の前には崖が・・・・・・
あの時友達が叫んでいてくれなかったら、私はここにはいないでしょう。

霧が晴れたにもかかわらずカップルの声は
私たちの前でおしゃべりをしていました。誰もいないのに・・・



345 名前:名無しさん :02/10/03 02:23 ID:voxNKHXM
僕が中学三年生の時の話です。その日は日曜で、家族はみんな
出かけていて、僕一人が家に残り部屋で勉強をしていました。
お昼ごはんを食べようと思い、台所へ行こうとしたのですが、
部屋のドアが開きません。その時僕が住んでいたのは中古の
マンションで、部屋のドアには前の住人が鍵をつけていたのですが、
僕は普段鍵をかけることはありませんでした。二三日前からドアの調子が悪く、
ノブを回すと引っかかるような感触があったのですが、
この時はいくらノブを回しても空回りするだけで、
押しても引いてもドアが開きません。
工具類も手元に無かったので、夕方家族が帰ってくるまで閉じ込められた
格好になります。幸いトイレは少し前に済ませたばかりだったし、
ペットボトルの水が半分ほどと、お菓子の袋があったので、
夕方まで過ごすぐらいだったら不都合はなさそうでした。

三時ごろ、ベッドに寝ころがって本を読んでいるとき、部屋の外に
人の気配を感じました。床のきしむ音、何かがこっそりと歩き回っている
音が聞こえるのです。はじめは気のせいだと思っていました。しかし
そのうちに、小さな子供のものと思われる笑い声や、床をどたどたと
鳴らして走り回る音が聞こえてきたのです。よその部屋の音が響いている
のでは絶対にないと思いました。ひょっとするとどこかの子供が勝手に
あがりこんで暴れているのかとも考えましたが、玄関の扉には
鍵がかかっていたはずだし、旧式の鉄製の扉で開け閉めのときに
大きな音がするので、部屋で寝ていても聞こえないはずがありません。

346 名前:名無しさん :02/10/03 02:25 ID:voxNKHXM
子供は二人いるようでした。ますます大きな音をたてて駆け回り、
かん高い叫び声を上げています。部屋の中から声をかけるかどうか
迷っていたのですが、そのうちにふっと物音がしなくなりました。
不思議に思いドアに耳を近づけて外の気配を探ろうとしていると、
突然ドン!と耳元でドアを叩かれ、僕は驚いてひっくり返ってしまいました。
けらけらと笑う声がします。再びドン!と叩く音がして、

「死んじゃうよ」
と聞こえました。
またひとつドン!と叩かれ、

「みんな燃えちゃうよ」
と別の声がしました。

「焼け死ぬよ」
「逃げ送れて死んじゃうよ」
「閉じ込められて燃やされるよ」
「息ができなくなるよ」
「たくさん死んじゃうよ」

かん高い声で叫びながらドアを叩き、そのうち笑い声だけをあげながら
狂ったようにドアを叩きまくり、興奮して足を踏み鳴らし騒ぐのです。

347 名前:名無しさん :02/10/03 02:25 ID:voxNKHXM
夕方になり帰宅した家族に部屋から出してもらうまで、僕は部屋の
隅で布団をかぶったまま震えていました。部屋の外に変わった様子は
ありませんでした。玄関にもベランダに出る窓にも鍵がかかっていたし、
物が動かされたり、荒らされたりした様子も無かったのです。

僕達が引っ越してくる前、下のほうの階で火事があったそうですが、
ほんのボヤ程度でけが人も出なかったようです。近くで大火事が
あったという話も聞きません。戦争中この地区はひどい空襲に遭って、
防空壕の中の女子供が全員焼け死んだりもした、
と郷土史の本にはありました。五十年前の話です。

子供はどちらも小学校低学年くらいで、男の子か女の子かもはっきり
わかりませんでした。無邪気な声でした。学校や公園で、
遊びに夢中になった子供が興奮して叫び声を上げるのを聞くと、
今でもあの時のことを思い出します。



348 名前:名無しさん :02/10/03 02:27 ID:voxNKHXM
聞いた話です。
嫁と姑の仲がとても悪くいつも対立していた家がありました。
ある日姑が行方不明になり警察に捜索願を出しましたが、
姑は見つかりませんでした。でも嫁はそのことをうれしく思っていました。
やがて捜索は打ち切られ、その事件から3年たった事件当日、
その家で火事がおきました。そのとき夫と子供は逃げたのですが
妻は逃げおくれました。
火が消し止められ、消防団員と警察官がなかにはいっていき、
家のなかを見回したとき恐ろしいものが目に入りました。

妻の両足に行方不明だったはずの姑がしがみついて焼け死んでいたのです。



349 名前:名無しさん :02/10/03 02:29 ID:voxNKHXM
東京の大学に進学してそのまま東京の会社に就職した私は、
数年ぶりに実家に帰省しました。
残り少ない休日を、高校の友達と遊んだりしてぶらぶらしていました。
車で帰省したのは初めてだったので、実家の近所を車で走り回っていました。
そして、あの日 友達を送っての帰り道
ふとしたことから、知らない山道に入り込んでいました。
東京と比べると田舎のことですから、あたりに灯りは全くない。

時刻は夜中の2時をとうに過ぎているから対向車も走ってこない。
そして、民家を見かけなくなってから10分くらいしてから、それを感じました。
カーステから流れる音楽に混ざって


『がさがさ』


音が聞こえてくる。



350 名前:名無しさん :02/10/03 02:29 ID:voxNKHXM
はじめはノイズが入っているんだと思っていました。
別に気にもとめずにそのまま車を走らせていると、
どうやら、後部座席のほうから音がしていることに気づいた。

何も積んではいないし、おかしいなと思いはしたんです。
それでも、やっぱり

『がさがさ』

音はやまない。
ちょうど、トンネルに入った直後に一段と音が大きくなったので、
運転しながら片手を後ろに伸ばしてみました。
その時の感触は今でもこの手にはっきりと残っています。



髪の毛...鼻...

人の頭でした。

私はそのままガードレールに激突したようです。
次に気がついたときには病院のベッドの上でした。



351 名前:名無しさん :02/10/03 02:31 ID:voxNKHXM
呪いのわら人形をご存知ですか?
それに関する話です。

私は仕事がら転勤の多く、各地を転々としていました。
時にはアパート、時には貸家
私が山口の萩というところに転勤になったときの話です。
安く家を貸してもらえるというので、しばらくの間家を借りることになりました。
ただ問題だったのがかなりの山奥で、大きい家なのですがかなり古いもの
だということでした。

住み始めてから1ヶ月がたとうとするある日、私の娘が庭で妙な箱を
見つけてきました。家の中も庭も、家に住み始めてから最初の連休のとき
くまなく見て回ったはずでしたが、庭に箱などありませんでした。
そう思ったのは何よりその箱が特徴がある箱で、見て解りそうな
目立つものだったからです。

私には霊感はほとんどないのですが、
その箱が異常に不吉な感じがしていました。
この時私の選択が正しければ、恐怖を体験しなかったと思います。
私はこの不吉な箱を燃やしてしまったのです。
ただ一般人的な考えからは必要無いものは燃やすか捨てるか、
そういう選択しかなかったのです。その当時は・・

352 名前:名無しさん :02/10/03 02:32 ID:voxNKHXM
数日して、悲惨なことが起こりました。
私の友人の一人が車で事故を起こしました。
車は炎上、友人が病院に運ばれたときは全身火傷で、
すでに息がなかったということでした。
その数日後、またも私の友人が家で焚き火をしている際
火が服に移り右腕と右顔半分を火傷する大怪我をおいました。

病院に入院した友人に会い、事情を聞きました。
友人の話では、事故が起きる数日前、体が焼かれる夢を見た
とのことでした。私は迷信など信じない性格でしたが、
このときひょっとしたら・・・と思いました。

それから家に帰りすぐ庭を調べました。
ごみを焼却するごみ穴を調べました。あの箱は焼け残っていました。
箱を調べようと手を伸ばしたとき、ものすごい寒気が体を襲ったのを
覚えています。箱の中からは人形が出てきました。

353 名前:名無しさん :02/10/03 02:32 ID:voxNKHXM
全部で3体。そのうち一体は丸焦げ、一体は半分が焼けた状態でした。
一体はまったく焼けていません。人形はごく普通の日本人形で、着物を着た
女の人形です。焦げかけた人形を手に取ったとき、
焦げた人形の和服がぼろぼろと落ちました。

その人形の裏をみたとき、恐怖のあまり腰を抜かしてしまいました。
そこには友人の名前が書いてあるのです。クロ焦げの人形のほうは
名前が見えませんでしたが、大体解りました。
焼けなかった人形に私の名前が書いてあったからです。

何もかもが不思議でした。誰がなぜこんな事を、
私と友人もこれといって共通点はありません。他にも友人はいるのですから。
誰かに恨まれる覚えはありません。なぜこの家にそんなものがあるのか・・・
家に私を恨んでいた誰かが住んでいたのか・・私の知っている人間には
山口に住む人はいません。

何もかもが不思議でした。

私はそれからすぐその家を出ました。
あの人形は寺に預けました。寺の人の言葉が今でも心に残っています。

「供養しようと思った、でも供養できるものではない
この人形についた怨念は、人間のものではない」



354 名前:パクリ三太夫 :02/10/04 09:49 ID:dUgmrQCw

             /ヽ       /ヽ
            / ヽ      / ヽ
  ______ /U ヽ___/  ヽ
  | ____ /   U    :::::::::::U:\
  | |       // ___   \  ::::::::::::::|
  | |       |  |   |     U :::::::::::::|
  | |      .|U |   |      ::::::U::::|
  | |       | ├―-┤ U.....:::::::::::::::::::/  
  | |____ ヽ     .....:::::::::::::::::::::::<        なに、このスレ
  └___/ ̄ ̄      :::::::::::::::::::::::::|
  |\    |           :::::::::::::::::::::::|
  \ \  \___      ::::::


355 名前:テレホンカード :02/10/05 03:55 ID:euOI7r8I
私は今は公務員なんですが、両親は寿司屋を営んでいます。
そのせいか、お客さんとして来る会社の重役さんとも話す機会が
結構ありました。
あるとき、○○○ウの総務部長だか課長だかが来ていましたので
挨拶をしに行きました。その人は40後半の女性の方でした。
でも、浮かない顔をしています。
「どうしたんですか?」
と、聞いた話がこれでした。

その人は大きな会社の総務をしているだけあって、倹約家でした。
社員が使うためのテレホンカードを、わざわざ金券ショップで買って
きて、他の社員に配っていたそうです。
(ばらばらなもの50枚で幾ら、というもの)
で、そのときに余ったテレホンカードを自分が使う事にしました。

なんとも君の悪い絵柄だったそうです。
『中年の女の人が、花畑の中でうっとりと微笑んでいる顔のドアップ』
確かに気味のいいものではないです。

まあいいか、と、総務課長だからか自分もオバサンだからか、
余り気にせずに使っていました。
数回使っているうちに、公衆電話で使っていると
いきなり切れてしまう事が度々おこったそうです。
その時点では、全くおかしいとも思わなかったらしいです。


356 名前:テレホンカード :02/10/05 03:56 ID:euOI7r8I
暫くすると今度は、そのカードで話している最中に、
お経のような声が混じって聞こえたそうです。混線かな、
とも思ったそうですが、さすがに気味が悪かったそうです。

それでも気にせず、早く使い切ってしまえと思ったころ、
今度は女の声が混ざるようになりました。
これも混線かと思ったそうですが、
「死にたかないねぇ。」
「あたしゃ心配・・・」 
「一人はやだよねぇ。」
「・・・会いたいねぇ。」 
と、ゆっくり、はっきりと聞こえたときは、大慌てで
家に逃げ帰ったそうです。
(但し、もったいないからカードはしっかりと持って!)
帰ってから、娘さん(高校を卒業した位だと思う)に、
「このテレカ、何か変なんだけど・・・。」
と、娘さんに渡して、見せるなり、
「母さん、こんなの持ってちゃ駄目だよっ!!」
と叫んで、投げ出したとのことです。理由を聞くと、
「わかんないの? この花、全部菊でしょ? 
鼻を見てよ!脱脂綿詰まってるじゃない! 
これ納棺の時の写真のドアップだよ!!!」

・・・すぐ焼き捨てたそうです。(娘さんに頼んで)

「金券ショップには気をつけなさいね。最近、
個人でテレカが作れちゃうから、変なのも混じってるからね。」
私は最後にこう云われました。



357 名前:名無しさん :02/10/05 03:57 ID:euOI7r8I
私は仕事の性質上宿泊出張が多く、今までに泊まったホテルや旅館の数は
それこそ500は下らないと思います。ホテルや旅館にはいわゆる怪談が
つきものですが、私も数は少ないものの、いくつかの不思議な出来事に
遭遇しています。以下のお話も、そんな私の体験談のひとつです。
20代も後半の時のことですから、今から15〜6年前にもなるでしょう。
出張先で宿泊した東北地方のA市内にある巨大なビジネスホテルでのことです。

お得意様との商談も昼のうちに無事成立。仕事からの解放感もあったのでしょう、
私は一人夜の盛り場へと繰り出し、へべれけに酔っぱらってしまいました。
ホテルにチェックインしたのは、午前零時をゆうに回っていたと思います。私は
完全に酩酊状態でしたので、フロントでキーを受け取ってから部屋にたどり着く
までの記憶は一切欠落しています。

358 名前:名無しさん :02/10/05 03:59 ID:euOI7r8I
強烈なのどの渇きで眼を覚ましたのは、おそらく午前3時頃だったと思います。
ネクタイ姿のままベッドの上に倒れ込んでいた私は、乱暴にワイシャツを脱ぎ
捨てるとバスルームに向かい、水をそれこそ浴びるように飲みました。
酔い覚ましの水にふーっと一息ついて、水道の蛇口を閉めた時です。
水音が途切れて静まり返った室内のどこかから、かすかに人のうめき声の
ようなものが聞こえたのです。
「・・・・・?」
一瞬ドキっとしたものの、私はすぐに冷静さを取り戻し、ニヤリと笑いました。
「ははあ、やってやがるな・・・。」
根が決して嫌いではない私のことです。早速バスルームに備え付けのガラスコップ
を壁にあてがい、左隣りの部屋の物音に聞き耳を立ててみると・・・。思った通り、
何かがきしむような音と女性のあえぎ声をかなり鮮明に聞き取ることができました。
想像力を働かせつつ、そのまま5分間ほど楽しんでいたでしょうか。
しかし男女の会話まで聞き取れる訳でもなく、単調な“行為”の繰り返しに
さすがに馬鹿馬鹿しさを感じた私は、そのままベッドにもぐり込んで、
さっさと部屋のあかりを消してしまいました。

さて翌朝のチェックアウトの時のことです。
部屋のドアを開けて廊下に出た私は、妙な違和感を感じたのです。
「・・・・・?」
そしてその原因はすぐに分かりました。
ドアを出たすぐ左手が非常口になっていたのです。
つまり・・・、昨夜は酔っぱらっていた為に分からなかったのですが、
私の泊まった部屋は廊下の一番端に位置し、左隣りの部屋などは
存在していなかったのです。
にもかかわらずあの女性のあえぎ声は、
間違いなく左側の壁を通して聞こえてきたのです。

359 名前:名無しさん :02/10/05 04:00 ID:euOI7r8I
「じゃあ、昨夜のあの物音やあえぎ声は一体どこから・・・?」
いぶかしく思いつつも、私はエレベーターホールへと歩き始めました。すると、
私の後方に人の気配のようなものが感じられ、やがてコツ、コツ、コツ、コツという
音が聞こえてきました。リノリウムの廊下の床をハイヒールを履いた女性が歩いて
いるのでしょうか?

コツ、コツ、コツ、コツ ・・・。
それにしても何か妙です。何故ならこのホテルの部屋のドアは重量感のある鉄製で、
ドアを開閉する時にはかなり大きな音がするはずなのですが、そんな音は一切
聞こえなかったのです。つまりこの足音の主は、
客室から出てきた訳でもないようなのです。
それでは非常口は・・・? いや、非常口のドアは客室のドアよりも
さらに無骨で頑丈な鉄製で、開閉時にはさらに大きな音がするはずです。
では、
足音の主は一体どこから現れたというのでしょうか?

360 名前:名無しさん :02/10/05 04:01 ID:euOI7r8I
ここまで考えた私は、えもいわれぬ恐怖にかられ、思わず早足になりました。
すると後ろの足音も、私の歩調に合わせるように早足になるのです。
コツ、コツ、コツ、コツ ・・・。コツ、コツ、コツ、コツ ・・・。
得体の知れぬ“何ものか”が、確実に私の後を追いかけてきているのです。
「これは、相当にヤバい・・・!」と感じた私は、もう後ろを振り返ることもでき
ませんでした。というより、絶対に振り返ってはいけなかったのです。

コツ、コツ、コツ、コツ ・・・。
薄暗いホテルの廊下に響くこの足音の為に、エレベーターまでのわずか4〜50m
ほどの距離がどれほど長く感じられたことでしょう。
ようやくエレベーターホールにたどりついた私は、大急ぎで下りのボタンに指を
触れました。しかし上層階の方で乗降があるのでしょうか、エレベーターはなか
なか降りてこないのです。
コツ、コツ、コツ、コツ ・・・。
そうしている間にも、ハイヒールらしき足音はどんどん私との距離をせばめ、遂に
その足音が止まりました。そう、足音の主らしき“何ものか”は、私の真後ろに
立っているのです。かすかに感じられる邪悪な気配・・・。

361 名前:名無しさん :02/10/05 04:05 ID:euOI7r8I
「なーに、気のせいだ。後ろを振り向きゃなんのことはない、旅行カバンを持った
ごくあたり前の女性客が立っているだけだろう・・・。」
気休めにそんなことを考えてはみたものの、恐怖にとらわれた私を納得させるには
その結論はあまりにも不充分なものだったのです。
そう、昨夜私が耳にしたあの物音。
存在しないはずの部屋から聞こえてきた女性のあえぎ声・・・。
「いま私の背後にいるのは、あの女性ではないだろうか?
そして彼女が、もしこの世のものではないとしたら・・・!」

なんて馬鹿なことをと皆さんお笑いになるかもしれませんが、
その時の私はすっかり度を失っていたのです。
「絶対に振り向いてはだめだ、絶対に・・・!」
そんなことを強く心の中で念じながら、遅々として進まぬエレベーターの階数表示を
凝視する私。その間にも、私の背後に立つ“何ものか”は、
ますますその存在感を強めていくように感じられるのです。

やがてチーンという音をたててエレベーターの扉が開きました。
中には、旅行カバンやスーツケースを持った数人の宿泊客が乗っていましたが、
私は彼らが一瞬ハッとした表情を浮かべたのを見逃しませんでした。
確かにその時の私は、おそらく真っ青な顔をしていたに違いありません。
そんな尋常ならざる私の表情に彼らは驚いたものかとも瞬時考えましたが、
彼らの視線は、私を通り越して
その背後を見詰めているようなのです。

362 名前:名無しさん :02/10/05 04:08 ID:euOI7r8I
「やっぱり何かがいるんだ!」

そう確信した私は思わず背後を振り返りそうになったのですが、
理性がかろうじてその行動を食い止めました。
恐怖を押し殺すように先客たちに軽く会釈をしてエレベーターに乗り込むと、
同時にドアが閉まりエレベーターは降下し始めました。
その後、フロントのある1階に着くまでのエレベーター内の異様な雰囲気を、
私は生涯忘れることはできません。

私から意図的に視線をそらし、天井の方をじーっと見詰める若い女性。
不自然な咳払いをする中年男性。そして何故か怒ったような表情で
私の頭からつま先までを無遠慮に眺める若い男・・・。
「ドアが開いたあの刹那、彼らは“何”を見てしまったのか?
私の背後には、一体何が立っていたのか・・・?」
私は乗客の一人をつかまえてよほど聞いてみようかとも思いましたが、
結局やめました。
彼らの表情から私に対する強い敵意のようなものが感じられたこともありますし、
何よりも、もし聞き出してしまったら何か取り返しのつかないことが
起こるようにも思われたからです。

昨年の夏、久しぶりにA市を訪れました。そしてあの巨大なビジネスホテルは、
かなり老朽化が進んでいるものの現在もちゃんと営業を続けているようでした。
勿論宿泊したのは別のホテルです。
あんな恐ろしい思いを二度とは体験したくはないですからね・・・。

363 名前:名無しさん :02/10/05 04:47 ID:W.Ie4ZHE

都内某所の川沿いにある、ある会社の建物で
友人が経験した事を書かせてもらいます。
それは、その友人が残業で遅くなったときの話です。
建物は2x階建てで、1x階にパンや飲み物の自動販売機があり、
その友人は20階で働いています。

その日も残業をしていて遅くなり、
周りに残ってる人も残り少なくなってきていました。
まだまだ帰れそうもなかったので、1x階にパンを買いにいこうと思い、
エレベーターに乗るために、エレベーターホールに行きました。

364 名前:名無しさん :02/10/05 04:48 ID:W.Ie4ZHE
すると1台のエレベーターが空いていたので、
「あっ!」っと言って駆け出しました。
その声と駆けてくる音が聞こえたのでしょう、
中からエレベーターが閉まらないように、エレベーターのドアを
手で押さえてくれた人がいました。

友人は“あっ、人がいたんだ。待ってもらっちゃって、悪い事をしたかなぁ。”
と思いながら、エレベーターに向かって、走っていきました。
で、エレベーターに乗って、目的の階のボタンを押して、
(閉)ボタンを押しながら、
「すみませんありがとうございました」といって周りを見ましたが、誰もいません。
かといって、乗った階で誰かが降りたのを見てもいません。

365 名前:名無しさん :02/10/05 04:49 ID:W.Ie4ZHE
“えっ?あ、あの手は何だったんだ?見間違えなら、すぐ閉まっただろうに。”
“それに、乗り込む直前までは、しっかり手がみえていたのに・・・。”
その友人は、特に霊感が強いなどという訳でもなく、幽霊なども信じていないので、
“まっ、いっかぁ。”と思いながら乗っていたそうです。

でも、その手の持ち主と一緒に乗っていたのではと、考えてしまうと、
私は、その話を聞いたときに、あまりいい感じはしませんでした。
エレベーターを開けていてくれた親切な人は、いったい誰だったのでしょうか。

366 名前:名無しさん :02/10/05 04:50 ID:W.Ie4ZHE

それは中1の夏の授業納めの日、私だけ提出物が遅れていて学校に遅くまで
のこっていました。わたしが帰ろうとすると、先生に旧校舎の図書館から本を
運ぶのを手伝ってくれ、とおねがいされたので、仕方なく本を運んでいました。

あとちょっとでおしまいとゆうところで先生が呼び出され旧校舎の図書館には
わたしひとりになりました・・・。
本を全部まとめてそこから運んで行ったのですが、
ふと横を見るとボロボロの本が落ちています。
中身は、すごく汚くて何が書いてあるのかよく分からなかったので、
気にすることなくそのまままとめてある本と一緒にはこんでいきました。
階段を上りドアを開けると校庭にでる仕組みになっていて、
2時半をすぎていたので急いで階段を駆け上がりようとしたそのときです・・・。
いくら上っても上ってもドアが見えてこないんです。

何十分そこで階段を上り続けていたでしょうか・・・・。
持っていた本を置き、必死の思いで階段を駆け登りました。すると、
驚いた事にすぐにドアが見えました。(このドアは、木製のドアでした)
ドアのノブをまわし、重く感じていた腕でドアを力いっぱい開けました。
すると、 目の前に髪の毛が肩くらいまであって、肌は青白く、
ガリガリにやせ細り血だらけの高校生くらいのひとがこうつぶやいたのです。

「見ないでよ・・・私の日記・・・・・・・・」

このあとの意識はなく、きがつくと図書館の中で倒れていました。時刻を見ると
もう3時を過ぎています。本をもたずに急いで図書館を出ると、ちょうど先生が
来ていて、こう言われました・・・ 

「あれ?さっき帰ったんじゃなかったか?」
実は私も、肩くらいまで髪の毛があり、結構やせています・・・。

367 名前:名無しさん :02/10/05 04:51 ID:W.Ie4ZHE

私は7月中旬に合宿に行ったのですが、私と友人(仮にMさんとしておきます)
は人数が合わなくて5人部屋に2人で宿泊する事になりました。
2人で荷物を下ろし一息ついている時でした。
誰かに後ろから抱き付かれたような感覚に襲われ前に倒れこんでしまいました。
それを見ていたMがいきなり変な事を言うのです。
「あんた何処の子?人の部屋に勝手に入って何してんの?」
その瞬間、私は何か冷たいものを感じました。

「誰がいるの?」と私がきくと、Mは驚いたように私を見ました。
「何?きづいてないの?隣に女の子が・・ほら・・かわいいよね。」
そのMが言った言葉に私は身体が動かなくなるのを感じ、すぐ横を見ました。
そこには腕が2本私に伸びていたのです・・・。
そのあと私の服の背中に血のように赤い液体の小さな子供の手形が付いていました。
それも首の方にずっとつづいて・・・・・。
Mにその女の子はどんな子だったのかと聞くと、

「今時珍しいけどさー。おかっぱで白い・・・ワイシャツ・・って言うのかな?
そんな服に紺色のもんぺみたいなのはいてたよ・・・?戦争時代じゃないのにねー!」

と言いました。合宿の終わりの日、私は部屋のすみでその子を見ました。
その子は私をずっと見た後(4分ぐらいだったと思います)
私に向かって、声を出さずに口を動かして、何か言いました。
その6分後です。私が事故にあい、 一時意識不明になったのは・・・・。
そして意識が戻った時、私はあの子の声のない言葉が
「シンジャエバイイノニ」と言った事に気づき、凄まじい恐ろしさに襲われ、
その後2日間、誰かにずっと見られているような気がしてなりませんでした・・・・・。

368 名前:病室にて :02/10/05 04:57 ID:W.Ie4ZHE

これは僕の住んでいるアパートの隣のおばさんから聞いた話です。
もう10年くらい前の事なんですが、隣のおばさんの旦那さんが舌癌で入院していて、
お見舞いに行ったある日の事。
病室に行くと旦那さんは検査中らしく病室にいなかったんですね、
「とりあえず戻ってくるまで待っていよう」と 椅子に腰掛けて待っていた時、
(その病室は二人部屋で隣にもう一人患者さんが居て、
パイプに白い布が張ってある簡単なついたてで仕切られているだけなのですが)
看護婦さんが検温に来たんですが隣の人が亡くなってしまっていたそうなんですよ。
慌てて看護婦さんは先生を呼びに病室を出ていってしまい
その部屋にはおばさんと遺体だけになってしまったんですね。
なんかいやだと思いつつもその場に座っていたんですが、
なにか「ぺたぺた」と物音が隣からするので
「なにかしら?」と そのついたての方を見ると
下に20cm位の隙間があるのですが、そこから見えた物は一方的に入口の方から
遺体の方へ入ってくる何十人もの裸足の足で、上の白い布の部分には
影もなにも写って無かったそうです。

369 名前:名無しさん :02/10/06 00:56 ID:CRn1cqNM

もう20年ほど前になるでしょうか、まだ弟が小学生だった頃、
家を新築するために一時的に仮住まいをしました。
弟は当時からだが弱く、しょっちゅう熱を出しており、
その時も40度近い熱を出して寝込んでいました。

父が単身赴任をしていたもので、その日は母と当時中学生だった僕が交代で、
面倒を見ていたのですが、深夜突然弟が怯えだし
「仲間が殺される!順番に殺される!」
と叫ぶのです。その時は高熱にうなされて怖い夢を見ているんだろうと思って、
なだめて寝かしつけていたのですが
少し眠っては叫んで起きるを繰り返すのです。
とうとう朝方になって
「今度は僕の順番だ!眠るのはいやだ!次は僕が殺される!」
と言って眠るのを拒否します。

幸い朝8:00ごろに医者が来て、解熱剤と鎮静剤を注射してくれたので
ぐっすり眠り、夕方には熱も下がり数日後には元気になりました。
で、その時のことを弟の話しても何も覚えていなくて
「気持ち悪い話をするなよ」
と言う始末。ここまでは何でもない病気の話ですがその続きがあります。
それから数年後、近所のおじいさんからたまたま聞いた話なのですが、
その仮住まいをしていた場所というのは、戦前まで屠殺場だったらしく
いつも殺される牛の断末魔の悲鳴が響いていたそうです。

弟が夢で見たものはその光景だったのでしょうか?



370 名前:名無しさん :02/10/06 00:57 ID:CRn1cqNM
私の大学では、とても有名な学者さんのお孫さんが授業を受け持って
おられました。(ご本人も有名な方ですが)
私も授業を受けていたのですが、 その授業で先生がして下さったお話です。
先生は、留学生のゼミも受け持っておられたのですが、その中の韓国人の
留学生の方から聞いたそうで、韓国ではかなり有名な話だとか。
(ほんとうのところはわかりませんが)

韓国では、日本とは比べ物にならないほど「大学受験」が盛んです。
その時期になると、人々は寄るとさわると受験の話で盛り上がるんだそうです。
その日も母親と、受験生の息子が家で、
母 「お前、受験は大丈夫なの?」
息子「うん、受かると思うよ」
という会話をしていたところ、

「受からない」

という声が、家の外で聞こえました。

371 名前:名無しさん :02/10/06 00:57 ID:CRn1cqNM
母親がおどろいて外を見ると、窓の外に見知らぬ老婆がいました。
先ほどの言葉は、この老婆のものでした。
母親が「どうして、うちの息子は受験に失敗するの?」と聞くと、
「それは、運命だから」と老婆は答えました。
母親はそれでも「では、合格するためにはどうしたらいいのですか」と
必死でくいさがると、老婆は次のように云いました。
「これから×日間(ある一定の期間)お前の家のトイレ(くみとりと思われる)
に、お前が飼っている動物の血をたらしなさい。×日間続ければ、息子は
合格する」と。

そして、「そのときには、絶対にトイレの電灯をつけてはいけない」と。
母親はおどろき、悩みましたが、息子の合格のためにと、そのことは息子に
内緒にして、老婆に言われたとおりのことをしました。
しかし、家は貧しかったために、とうとう飼っている動物がいなくなり、
仕方なく母親は、自分のフトモモなどを傷つけて、事を行いました。
そんなことを続けていくうちに母親が貧血でたおれてしまいました。

372 名前:名無しさん :02/10/06 00:58 ID:CRn1cqNM
母親の様子を不審に思った息子は、母親を問い詰めて、とうとうあの老婆と、
母親の行為のことを聞き出しました。息子は母親の愛情に胸がいっぱいに
なりながらも、「これは自分のことだから」と、その行為をかわりに自分が
行うことにしました。
でも、息子は聞くのを忘れていたのです。
「けっして電灯をつけてはいけない。」
というあの忠告を。
息子はナイフを手に持ち、トイレに向かいました。電灯をつけてドアを開け、
ナイフをモモにあて、ふと、便器をのぞくと

 あの老婆が、口をあけてそこにいたのでした。



373 名前:名無しさん :02/10/06 01:00 ID:CRn1cqNM
この話は私がまだ小学生の頃にあった出来事です。
私の家でおこったことなんですが・・・
その頃は小学生だったので家族よりもはやく寝ます。
眠くなって布団にはいりました。
少し経つと何故か大きい窓の外から『トントン』と、音がしてきました。
はじめは別に気にもとめず「うるさいなぁ・・・」としか思っていませんでした。
家族は私の寝ているすぐとなりの部屋に全員いました。
ひとりで寝るのは怖かった時代なのでドアをあけていました。
だからみんないることがわかりました。

それじゃあその音は誰が出しているのでしょう。
5分ぐらいたってもまだ「トントン」と音がするので、
寝返りをうって外を見てみました。
そうしたらなんと『手』だけが見えました。

寝ている場所は一階なので『手』だけ見えると言うことは、
地面にねころんで手をだしているとしか考えられないのです。
布団にもぐり込んで恐る恐るもう一度みると
『手』はありませんでした。私は怖くなって家族のいる部屋にかけこみました。

やはりその音を聞いたのは私だけでした。
一体あの『手』は何だったのでしょうか・・・



374 名前:名無しさん :02/10/06 01:01 ID:CRn1cqNM
これは私が大学1年の冬に体験した実話です。
上信越自動車道がまだなかった頃、大学の友人3人と友人の車で、
長野へスキーに行きました。
松本ICを降りて長野市へ向かう途中の峠での出来事です。
私には霊感がまったくないものと思っていましたが、見てしまったんです。
峠を上っていく途中、反対車線の歩道を肌蹴たワイシャツ1枚で降りてくる、
若い女性が見えました。大雪でしたので視界が悪く目の錯覚と思い、
友人に確かめてみても全員見えるようでした。

最初は霊と思わず、暴行された女性ではないかと観察しながら友人と話し、
「助けよう」という結論になりました。
私はその女性に違和感を感じておりましたが、何かわからず
助けることに同意してました。車を止め、助けにいこうとしたその時、
一人が顔面蒼白になり悲鳴を上げて「逃げろ!」と叫び、
その声で私達も車内で悲鳴を上げ車はスリップしながら爆走しました。

「逃げろ!」と叫んだ奴と私の違和感は一致していました。
外は猛吹雪なのに若い女性の体には雪ひとつ積ってなく、
髪も濡れていなかったのです。



375 名前:名無しさん :02/10/06 01:01 ID:CRn1cqNM
妹の友人(Aさんとしておきます)の家では
一部屋に三つくらい一段のベッドを置いて、
それを寝室として家族で使っていたそうです。

ある夜、Aさんはベッドで寝ていると強烈な視線を感じたそうです。
めちゃくちゃ怖かったそうですが、好奇心もわいてきて、
寝返りをうって、薄目で視線の主を探したそうです。

寝返りをうって向いた先には、ベッドがあったのですが、
そのベッドの下には・・・床に挟まれるようにして、
「マネキン」がジーッとAさんを見ていたそうです。

口を大きく開き、歯を「カチッ、カチッ」と鳴らしながら。



376 名前:物置 :02/10/06 01:02 ID:CRn1cqNM
3年前、中学1年生のある日、私が居間でプレステをしていると、
廊下をバタバタと走る足音、
階段の下の物置が開き、すごい勢いでバタンと閉まる音。
私は妹が誰かに怒られて逃げてきたのかと思い、
悪い私は「閉じ込めてやろう」とイタズラ心が動き出した。
廊下に出て物置を抑えつけると、気付いた妹はドンドンと扉をたたき出した。
もちろん、こんな事で私も止めはしない。
すると今度はノブを回して開けようとしている。
いつもなら泣き出しちゃうのにすごいなぁ。と思いつつも、まだおさえる私。
それにしてもやけに力が強い。
7歳の子が私と同じくらい、、、それより強い力で扉を押している。

私もおかしいな、と思い放そうかどうか迷っていると、
「ただいまー。」
父が玄関から入って来た。妹も一緒だ。
「なんで?」と思うと同時に中から扉を押す力が消えた。
2人は公園に行っていたと言う。
今のことを話し、怖くて父に開けてもらうと誰もいなかった。
あれはなんだったんだろう。
そしてもしあの時、扉を放してしまっていたら・・・。



377 名前:名無しさん :02/10/06 01:03 ID:CRn1cqNM
その日、彼女は幼稚園のお泊り会でした。
彼女の友達は足を骨折しており、1人で行動するには大変なものでした。
ある時彼女の友達がトイレへ行きたいと言うので、おんぶしていきました。
そして、トイレの鏡に自分の姿が映った時、背筋が凍りました。
おぶられてた友達が市松人形になってらしいです。



378 名前:名無しさん :02/10/06 01:05 ID:CRn1cqNM
ある新婚夫婦がマイホーム購入の為、不動産屋を訪ねたところ、
敷地や状態のワリには格安の物件を見つけ、購入する。
そこは古い和風屋敷の一軒家で、値段とは釣り合わない良条件の為、
腑に落ちないところもあったが、やがては慣れて夫婦ともにその家に落ち着く。

一年ほどたった頃、妻がふと、電気代の領収書がおかしい事に気付く。
合計料金が高いのだ。
季節は夏だったが、風通しも良い日本家屋の為にクーラー等もいらず、
なおかつ自分自身もかなり気をつけて節電していたはずだった。
妻は電気会社に文句を言い、電気会社は当社の計算に間違いは無い筈です、
と、つっぱねる為に結局は後日に職員が確認に来るということになった。
真夏に昼間に来た職員は二人掛かりで汗だくになって全ての電線コードを
調べるが、どこにも異常は見つからない。

379 名前:名無しさん :02/10/06 01:06 ID:CRn1cqNM
妻も渋々に納得し、職員も帰り支度を始めた時にもう一人の職員が、
茶の間を通る一本のコードが途中で二つに分かれているのに気付く。
再び調べにかかった職員は、そのコードが茶の間の床下の続いているのを見て、
妻の承諾を得て畳を引き剥がし、床下を確認する。
しかし床下から伸びたコードは土中にまで続いており、
異常を感じた職員達は仕方なく、借りたシャベルで掘り起こし始める。

「なんじゃこりゃ。土ん中に冷蔵庫が埋まっとる!」
驚いた妻と職員達は、
とにかくその古い冷蔵庫を土だらけになった茶の間に引っぱり上げ、その扉を開けた。
扉を開けた妻は絶叫して腰を抜かし、職員達は庭へ走りゲーゲー吐いた。


冷蔵庫の中には凍りついた若い女性の裸の死体があった。
長く凍った髪の毛は内壁に張り付いてざんばらにひろがっており、
その顔は恨めしそうに外を見やっていた。



380 名前:名無しさん :02/10/06 01:10 ID:CRn1cqNM
二組のカップルが肝試しに行った。
目的地はもう誰も住んでない団地のようなところ。
そこは地元の肝試しスポットになっている。
で、一組ずつエレベーター(なぜかまだ使える)で最上階まで行って、
階段で降りてこようと言う事になった。
まず四人は記念撮影をした。

それから、1組目のカップルがエレベーターで上がっていった。
でもなかなか下りてこない。遅い。おかしい。
そう思った後発のカップルは自分たちも上がって様子を見ようとして
エレベーターを呼んだ。
ドアが開いて乗り込もうとしたら、中で先発カップルが倒れていた。
なにがあったのかは不明。
後発カップルは急いで救急車をよんだ。
彼女の方は既に死んでいた。
彼氏の方は、三日間わけのわからない事を喋って、入院先の病院の
屋上から飛び降りて死んだ。

後日、後発だったカップルはそのときに撮影した写真を現像した。
その写真はエレベーターホールで、セルフタイマーで撮影した。
後発カップルはエレベーターの前で、先発カップルはエレベーターに乗っていた。
後発カップルは普通に写っていた。
しかしフラッシュをたいたはずなのに、エレベーターの中は真っ暗で
先発カップルは写ってなかった。



381 名前:七つ曲がり :02/10/06 01:11 ID:CRn1cqNM
これは、私が電車で乗り過ごしてしまい歩いて帰った時の話です。
私は電車が1時間こないことを知って一人で歩いて帰ることにしました。
その夜は満月がとっても綺麗だったから、夜道は月明かりではっきり見えてました。
変態が来ても追い返したことがある私は、
変態などへっちゃらだったので平気で人のいない道をとおってきました。
そして、海の見える幽霊が出て有名なとこにきました。

ここを通らないと帰れないので仕方なくこの「死の七つ曲がり」を通ることになりました。
とても月夜がきれいだったのでぼけっとみてたら、海のほうから霊気が。
いつもの癖で、ふっとみるとガードレール下に真っ白い手がでていたのです。
「うは・・・目エ合わせたらくるな・・・」なんて思っていましたが、
それがおいでおいでしてたのです。
きゃ〜!!なんてパターン通りの幽霊だ。
とかおもってたら私を照らすライト・・・あれ?

きづいたら国道のど真ん中を私は歩いていたのです。
照らすライトはここからもう一個先の曲がり角からだったので
ひかれずにすみましたが。もしこのまま幽霊に近づいてたら
海にひきずりこまれるか、車にひかれていたでしょう・・・。
そのライトで手は消えてしまいました。私は急いで道の端っこに寄りました。
事故で死んだ人の手?とか思い次ぎの曲がり角のところにいったのですが
それ以来何もでなくなりました。
私が道の真中を歩いてたのは幽霊にひきよせられたのか、なぞのままです。

なんで「死の七つ曲がり」なのかっていうのはそこは七つの曲がり角があり
観透視が悪くて事故が多発している場所、死者まででているらしい。



382 名前:名無しさん :02/10/06 01:13 ID:CRn1cqNM
こっくりさんの外国版(名前忘れたけど)
外国では10円玉を使わず、透明なガラスのコップみたいなものを
逆さにして使うそうです。
それである2人の男が交霊実験と称してそのこっくりさんをやってみたところ
本当に霊(?)が降りてきて二人にいろいろとお告げをしてきたそうです。
それで一人の男が「あなたは霊ですか?名前はなんというのですか?」
と聞いたところ
コップは動き『私は霊ではない』と答えが返ってきました。
不審に思い「じゃあ、あなたは一体何者なのですか?」と聞くと

『悪魔だ。』と答えが返ってきたのです。

さすがに2人の男もギョッとしたのですが質問を続けました。
「それでは今、あなたはどこにいるのでしょうか?」・・・すると。

『机の下にいる。』

ということは今悪魔はこの机の下に「いる」っていうことなのか?
もう完全にブルってしまった一人の男を尻目に、
もう一人の男が興味本位で確かめてみることにしました。
男は座ったまま机の下を覗きこむという体勢をとっていたのですが
しばらく経ってもなかなか顔を上げません。
心配になったもう一人が「大丈夫か?」
とその男の肩に手をかけて起こしてみたところ
なんとその男の首というか「頭」がなくなっていたそうです。



383 名前:トンネル :02/10/06 01:14 ID:CRn1cqNM
今から20年近くも前の話。
免許とりたての厨房の自分と、友人数人で夜のツーリングへ出かけたはなしです。
長崎の某トンネルを抜け、数台の原チャで走っていたのですが、
とある白○トンネルの前で自分の原付が突然不調になったんです。
いきなり、15〜20k。
そのときは、先頭を走っていたのに、トンネル前で最後尾。
しかたなく、そのまま走っていたんですが、
みんな見えなくなり一人でトンネルにはいりました。
初めてそのトンネルを通ったんですが、むちゃくちゃ長い。
出口が見えない。
そのまま走っていると、バックミラーにテールランプの灯りが映っていました。
対向車は、すれ違っていません。
やばい、と思い、ミラーは見ないようにして、
凄く長い時間トンネルを走っていました。
トンネルをようやくの思いで出るとすぐ自販機の明かりが煌々と照っています。
中からはそんなもの見えません、出口は真っ暗だったんです。

はぐれてしまった仲間を追いかけて、捕まえるとかなり長い時間待っていたようで、
口々に事故ったのか?と聞いてきたのでトンネルの不思議な出来事をはなしました。
すると、
トンネルは、そんなに長くない。入り口から出口の自販機の明かりが見える。
ということです。
もう一回戻り、(というか、当時はその道しかありませんでしたので)
通過すると確かにものすごく短いトンネルでした。
数年後、怖い話、として知り合いの女の子たちへしゃべったんですが、
そのうちのひとりの子が泣き出しまして、
『あたしの叔父さんがあそこで事故で亡くなった。ごめんなさい。』
まるで、作ったようですが、こういうこともあるんだなぁ、と。




384 名前:名無しさん :02/10/06 01:15 ID:CRn1cqNM
トンネルなら俺もある。実際には俺の友達なんだけど
丹沢湖にゲンチャでツーリングに行った時に湖の周りをレースみたいに
ぐるぐる走っていたらちょっとはずれた所に古ーい汚いトンネルをみつけた。
見るからに気持ち悪く出そうだったが
友人と記念に入ろうと言うことになりゲンチャで入っていった。
中は暗く路面は悪く運転に気を使って走っていくと出口に付いた。
ほんの50m位の短いトンネルで出口の先は行き止まりで林になっていた
記憶がある。早く出たかった俺は先頭に立ち友人をバックミラーで
確認した後いちもくさんに戻った。なんとか転けずに出た俺は
安心感からか出口でたばこを吸いながら待っていた。
だが友達は出てこない。おかしいなと思いながらたばこを吸い終わる、
が出てこない

あーそうか脅かそうと思ってるなあいつ、と考えた俺は
そのまま意地になってそこにいた。
20分くらいたったろうかいいかげん切れた俺はトンネルに向かって
友人の名前を怒鳴り散らした。
そしたら10mくらい入ったところに急にライトが見えた+エンジン音が聞こえ
青い顔した友人がでてきた。

話を聞くと俺の後ろに付いて戻ろうとしたら急にエンジンが止まり、
電気もつかなくなった。
あわてた友人は必死にキックでかけようとしたが掛からない。
でバイクを押して戻ることにして必死に歩いたがちっとも出口が見えない。
気が狂いそうになり俺の名前を何回も叫んだそうだ。
(もちろん待ってた俺は聞いてない)
そのうち足が重くなり、 金縛り見たいになって動けなくなった。
でもう駄目だと本気で考えた時俺の声が聞こえて急に
体とバイクが動くようになったと泣きながら話した。
事実友人の声は枯れていてとても嘘とは思えなかった。
後日友人はおまえがあのとき呼んでくれなかったら
シャレにならなかっただろうなーともらしてました。



385 名前:旅館 :02/10/06 01:16 ID:CRn1cqNM
石川県のとある温泉旅館に行った二人のOLの話です。
二人はまだ宿を決めていなかったので最寄り駅で見つけた温泉旅館の
チラシをみて電話をした。ちなみにそのチラシはみすぼらしくすり切れた
藁半紙に印刷されていた。幸い空き室があるということで、二人はその
宿の世話になることにした。

二人は少し離れた目的地まで歩いていくことにした。が途中で荷物の
重たさと予想以上の距離にタクシー代をけちったことを後悔していた。
そんなこんなで二人はようやく宿に到着した。
贅沢ではないが、こじんまりとしたいい感じの秘境といった感じだった。

部屋に通された二人はひと休みし、まだ夕食まで時間があるのでA子は
露天風呂に、B子は町にお菓子などの買い出しに行くことにした。

386 名前:旅館 :02/10/06 01:17 ID:CRn1cqNM
A子は離れにある露天風呂へ行くために庭先を歩いていた。
とそのとき誰かに見られている気がした。ふと脇の小屋を見ると白髪の
老婆が窓格子からA子を食い入るように見つめていた。
A子は気味が悪かったが、さほど気にせず温泉へと向かった。

B子は買い出しを済ませ宿へと向かう途中だった。
先刻のこともありB子はタクシーで戻ることにした。
車に乗り込み運転手に行き先を告げた。が、運転手の反応は意外な
モノだった。
「え?あんなとこに旅館なんてないよ。」そんなはずはない。
自分たちはそこに泊まってるのだからと説明し、とりあえずそこに
向かってもらうことにした。目的地付近へはすぐ着いた。しかし
それらしき旅館は全く見あたらない。あるのは鬱蒼とした茂みの中
の疲れ切った小屋だけだった。

他に考えられるモノがないということで、気味が悪いが,A子を見つ
けなければならないのでB子は中へと入って行った。タクシーの
運転手は何かあったときの為に一応待っていてあげると言ってくれた。

387 名前:旅館 :02/10/06 01:18 ID:CRn1cqNM
中は二人がチェックインしたときとはうってかわって、そこは
廃墟だった。二人の部屋らしき部屋にはいると荷物はきちんと整理
されていた。その時背後でドアが開いた。B子が振り向くとそこには
白髪の老婆が立っていた。「お食事の準備ができてます。お連れ様は
もう食堂に来られてますよ」と告げた。B子は老婆に導かれ食堂へ向かった。
そこにはお膳を前に正座をしているA子ともう一人、白髪の老婆が座っ
ていた。

B子は一刻も早くA子を連れてここを出たかった。B子はA子の横に座り、
早く帰ろうと促した。がA子は反応しなかった。不思議に思ったB子は
A子の肩を押した。A子は力無く崩れ落ちた。死んでいた。
B子は対面する老婆に死んでる。早く救急車を呼んでと言った。すると
その二人の老婆は言った「次はお前の番だよ。」

B子は一目散に駆け出した。必死に走りタクシーの待つ方へと走った。
運転手もそれに気づきエンジンをかけた。運転手の真っ青な顔が見えた。
何故かはわからないが、とにかくB子は車に飛び乗った。
助かった。車は猛スピードで駆け抜けた。運転手は言った。
「何があったかは知らないけど、あんたの後ろからものすごいスピードで
人魂が二つ追いかけてきてたよ。」



388 名前:名無しさん :02/10/06 01:19 ID:CRn1cqNM


夢に出てくる知らない人は
もうこの世にはいない人なんだって




389 名前:名無しさん :02/10/06 01:20 ID:CRn1cqNM
夜に高速走ってるとき、その時は雨があがってから2時間位経ってい
て路面の所々に水溜りが残っていて黒く見える(わかるかな?)
状態だったんだけど、いきなりその中の一つの黒い水溜りが
100Mくらい先で立ち上がって中央分離帯?の所に走って行った。
その後横を通るときそれを見たら人間だった。こっちを見て
   笑 っ て た ・ ・ ・
男だった・・・と思う。びっくりして速度を落としていたけど
70Kmくらいはでていたのでチラッとしか見えなかった。



390 名前:名無しさん :02/10/06 01:20 ID:CRn1cqNM
中学生の頃、俺は運動部系の体格に似合わず吹奏楽部に所属していた。
約40名の部員のうち、男子は自分を含めてたった3,4人しかいなく、
俺はクラリネットを担当していた。夏休みになってから、
県大会へ向けて強化練習合宿をすることになり、
山にある宿舎で1週間の合宿が始まった。
宿舎にはクーラーがなくて異常に蒸し暑く、
しかも窓から虫が入り込んでくることがしょっちゅうあって、環境はかなり悪かった。
それでも何としても県大会で好成績を収めたかったので、皆で我慢して練習を頑張った。
そして、あのおぞましい事件は合宿5日目の夜に起こった。

391 名前:名無しさん :02/10/06 01:21 ID:CRn1cqNM
その日の夕方の練習が終わってから、
部員全員で宿舎の近くにある湖で花火をすることになった。
同じパートのS子が、「虫に刺されるから」という理由で
どうしても花火に行きたくないと言うので、
仕方なくS子を置いて湖に出発した。
S子の友人であるA美、K恵と一緒に湖への道を歩いていると、
突然A美が「やっぱりS子も連れてこようよ」と言い出し、
宿舎に引き返すことにした。
宿舎へ戻るとA美は個室に行ってS子を呼んだ。しかしS子がいない。
3人で手分けして宿舎を探してみたが、S子はどこにもいなかった。
どこかですれ違ったかもしれないと思い、再び湖に向かった。
湖に着くと、すでに花火が始まっていた。
そこでもS子を探してみたが、やはりいなかった。
顧問の先生にS子がいなくなった事を言うと、
S子は確かにさっきまでここで花火をしていたという。

俺は少し不思議に思ったが、とりあえず3人で湖の周りを探してみることにした。
湖のボート乗り場までやって来た時だった。何気なく向こう岸を見ると、
S子らしき人間が湖のほとりに立っていた。
「おーい、S子!」A美とK恵が大声で叫んだが、向こうは何の反応もない。

392 名前:名無しさん :02/10/06 01:23 ID:CRn1cqNM
俺はよく目を凝らしてS子の方を見てみた。向こう岸までやや距離があり、
しかも暗くて視界が悪かったのではっきり見えなかった。
・・・しかし、ドーン!という大きな打ち上げ花火の音と共に
湖が鮮やかに照らし出された時、俺たちはS子を見てぎょっとした。
確かにそれはS子だった。
彼女の着ている白のワンピースにははっきりと見覚えがあった。だが。
S子の顔は信じられない程グシャグシャに潰れていた。
血だらけで、目や鼻、口の位置が全くつかめない。
それが本当に顔であるかどうかも分からない。
まるで顔面だけミンチにされたかのようだった。
「イヤァァァァァ!!!」A美が叫んだ。K恵は涙をこぼしながらただ震えていた。
S子はグシャグシャの顔面をこちらに向けたまま、
もはや存在しない目でこちらを凝視していた。
顔はないのに、俺たちの方を見ているという事だけは分かった。
その時俺はあまりの恐怖で、2人を湖に置いたまま森の方に逃げ出してしまった。
全て忘れて、ひたすら全力で走っていた。
皆が花火をしている場所まで戻ってくるのに5分と掛からなかったと思う。
その時の俺は完全に気が動転していたので、
今でも皆に何を喋っていたのか覚えていない。
少し落ち着いてから、俺はA美とK恵をボート乗り場に
置いてきてしまったことを思い出し、
それを伝えて部員全員でボート乗り場まで探しにいくことになった。
部員はみな半信半疑で冗談を言う人も多かったが、
顧問の先生だけは険しい表情だった。
部員が「本当にS子どうしちゃったんだろう」と先生に訊くと、先生は
「きっと大丈夫だ・・・顔がグシャグシャってのはいくら何でもあり得ないよ、はは」
などと軽く笑いながら言っていたが、顔は引きつっていた。
部員全員で湖の辺りを探したが、結局S子は見つからず、
ボート乗り場で倒れているA美とK恵だけが見つかった。

393 名前:名無しさん :02/10/06 01:25 ID:CRn1cqNM
その日は夜も遅かったのでそのまま宿舎に引き返すことになり、
S子の行方は分からずじまいだった。
次の日になって顧問は警察を呼んで、湖周辺を捜索してもらったところ、
信じられないことにボート乗り場の近くの水の底からS子の死体が見つかった。
しかもどういう訳か、
死体の首は鋭利な刃物で切り取られたかのようにして無くなっていたそうだ。
突然の出来事にうろたえ、泣き出す部員がほとんどだった。
部員には警察の質問がいくつかあったが、
「最後にS子さんと接触した場所はどこだったか」という質問に対しては、
ほとんどの部員が宿舎と答えたが、
先生も含めて5人は、花火をしている時に湖で見たと答えた。
しかし5人とも彼女と直接話したりした訳ではなく、ただ姿だけを見たと言うのだ。

合宿は中止になって、部員達はバスで学校に戻り、そのまま解散ということになった。
警察はこの出来事を殺人事件として調査を続けたが、
結局その後、湖では何も見つからず、
事件の真相は謎のままだった。A美とK恵は精神的にまいったせいか、
夏休みが終わっても部活どころか、学校にすら来ることはなかった。
そしてある日顧問の先生に呼ばれて、こんな話を聞かされた。

あの日の夜、先生は花火をしている時にS子の姿を確認しているが、その後見失い、
しばらくしてから湖の向こう岸にいる彼女を見たそうだ。その時は花火の光もあり、
何かの見間違えだと思っていたそうだが、
S子の顔面は赤ペンキで塗りつぶしたかのように真っ赤に染まっていたという。



394 名前:名無しさん :02/10/06 01:26 ID:CRn1cqNM
年下の友人が体験した話・・・
おととしの冬の話。その年下の友人の男友達が鎌倉の某スポット(サザエ)に
肝試しに行って、ビデオ撮影したらしく、
それをみんなで見ようと男3人・女2人で友人の家に集まって見た。
その肝試しした子達は別に行った時なんともなっかたらしいんだけど、
ビデオには映ってた。
四角い正方形っぽい窓から顔が覗いてた。
友人の男友達が見つけて巻きもどしして発見したらしい。
そこは2階・・・。普通の人が窓を覗くには無理な高さ・・・。
そしてビデオカメラが違う所を映していって、また窓が映る場面があった。
本当に一瞬なのだが、窓から「そいつ」は入ってきてた。
うつむいた感じだったらしい。
その肝試しにもビデオを友人の家で見た時も両方いた女の子がいて、
その窓に変なのが映った場面より後の映像で、
その女の子が映る時は背中になんか白い?
というか光をおびてる玉みたいなのが、くっついてたらしい。
そしてそのビデオを見終わった後みんなで恐がっていた時、その女の子が豹変した。

ぶるぶる震え始めた。目の動きが変になってきた。妙に汗をかきはじめてきた。
周りの子がさすがにやばいって感じて、
救急車を呼ぼうとしたらその女の子にとめられた。
「大丈夫だから・・・。」
女の子はちょっとしたら体調もよくなり、その後いろいろ話したり、
酒を飲んだりした後解散したらしい。
その後・・・女の子は・・・マンションから飛び降りちゃったらしい。
そのビデオ、女の子が自殺した後その友人達がもう1回見たんだって。
窓の場面・・・何も映ってなかった。その女の子の背中の場面も何も映ってなかった。
ただ・・・


女の子が自殺した場所が、ビデオの最後の場面に、
ほんの一瞬、ちらっと、映ったんだって・・・。



395 名前:名無しさん :02/10/07 04:34 ID:9hwSqF6o
大学時代のことです。

気が狂ったように勉強してやっと希望大学に入学出来たものの、
授業についていけない日々が続き、心身共に疲れ切っていました。
思い描いていた大学生活とは、実際の日々はかけ離れており、
ふとした時に自殺すら考えるようになりました。
これではいけないと、気晴らしに実家へ戻ろうと思い立ち、
その日のうちに飛行機を予約、北海道へと旅立ちました。

入学後、たったの3ヶ月で20キロ近くも痩せた私を見て母は驚愕し、
何も聞かずに寝所を整えてくれました。
厳格だった父も私の様子を見て、「無理をするな」と、
普段聞いたことのなかった言葉をかけてくれました。

実家に戻り2日が過ぎた頃、
枕元にさえ教科書を置いておくことが習慣になっていた私は
勉強をほうり出し、実家へ逃げ帰って来たことを少しずつ後悔しはじめました。
しかしあれは今から思えば、一種の強迫観念に駆られていただけだと思います。
やみくもに勉強したところで、頭に内容など入るわけがない。
母は私にそう言い、気晴らしに裏山を散歩することを勧めてくれました。
母の助言に耳を傾け、素直に母親はありがたい存在だと思いました。
今までそんな小さな、大切な感情ですら、
私は忘れてしまっていたのだと気付き、無性に悲しくなりました。

396 名前:名無しさん :02/10/07 04:35 ID:9hwSqF6o
小学校低学年の頃以来、踏み込んだことのなかった裏山は
相変わらずそこに、そのままありました。
懐かしい思いをほのかに抱きつつ、
私は雑草の生い茂る小径を進んで行きました。

平坦な道を200メートル程、
左右に連なる針葉樹の群れを仰ぎながら進んだでしょうか。
先を行こうとする私の前に、突如一件の家が出現しました。
見るからに空家の、半ば崩れかけた外装、藁葺き屋根の、
北海道では昔、よく見られた光景です。

子供の頃、何度となくこの道を行き来し、
何人もの友達とこの裏山で遊んでいたのに、
私はこの廃屋らしきものの存在を忘れてしまったのか?

何かに引き寄せられるように、私はその廃屋へ近付きました。
玄関へ通じるはずの引戸はもうとっくに朽ち果てており、
かろうじて一ケ所の蝶番で繋がっているだけでした。
私はそこをくぐり抜け、表現のしようのない興味を胸に、
その廃屋の中へと入っていったのです。

397 名前:名無しさん :02/10/07 04:36 ID:9hwSqF6o
玄関を入ると右側に、二階へ続く階段、
左は長い廊下で、その先にはいくつもふすまがありました。
三和土の上を見ると、くすんだ鏡が自分を写しています。
階段の柱には、古ぼけた振り子時計がかかっており、
驚くことにそれはまだ時を刻んでいました。

時計が秒を刻む音が、なぜかしらどこか遠くから聞こえるような気がしました。

今思えばあれはきっと、何か強い衝動が私を動かしたとしか言い様がありません。
普段とても臆病な自分が、その廃屋の階段を上って行きました。
急な階段を上っている時、心臓の鼓動と振り子時計の秒針の音が
うるさいくらいに、まるで警告のように耳に響いていました。
階段を上り切った左手にふすまがあり、右手から差す日の光に、
ものも言わず、無気味に照らされていました。
すべての光景が黄色がかって、その場所だけが、
その瞬間だけが止まっているかのような錯角を覚えました。
開けてはいけないという、先刻からの警告が確実なものとなり、
その意志とは正反対に、私の両手はふすまにかかり、それを開け放ちました。

398 名前:名無しさん :02/10/07 04:36 ID:9hwSqF6o
畳の敷き詰められたその部屋は思いのほか広く、
部屋の奥には、仏壇の前に祭壇らしきものが奉られていました。
誰もいないはずのこの廃屋の祭壇には、果物や菊の花がたくさん供えられていて
その中央に、花に囲まれるように、女性の遺影がありました。
何かに引きずられるように祭壇へ近付いた私が見たその遺影は

見覚えのある高校の制服を着た、うつむき加減の、まぎれもなく私のものでした。

399 名前:名無しさん :02/10/08 01:57 ID:pOBdjANI










 後ろに誰かいます



400 名前:名無しさん :02/10/08 02:52 ID:u7iJASjE
学生の頃のバイト先での話です。
駅前のビルにテナントとして入ってたゲーセンで働いていたんですが、
そこは1階と2階が店になってて、
地下は我々バイトクルーの休憩所と物置になってました。
そのビルは何十年か前に閉鎖されたデパートを買い取ったもので、
店として使っている場所の他はゴミや残骸が放置されていたりして、
正直気持ちのいい所ではありませんでした。

あの日はシフトの都合で私は一人で休憩となりました。夕食の吉牛を買って、
地下の休憩所で食べていました。
この休憩所は昔は食料品売場だったそうですが、今は店などは取り払われ、
隅の方に瓦礫が積まれていました。だだっ広い地下の元食品売場は、
自分たちが使う一角以外は蛍光灯も取り払われていました。
以前からクルー仲間から
「ここは出る」とか
「××が辞めたのは見ちゃったからだ」と聞かされていました。
一人きりでそんな所にいるのは正直気持ち悪かったのですが、
まだそれほど夜も遅くなかったので平気だろうと自分に言い聞かせ、
あとはあまり考えないようにしていたのです。

401 名前:名無しさん :02/10/08 02:53 ID:u7iJASjE
牛丼を食べ終えて一服しようとした時でした。
遠くでカツーンと何かが倒れる様な音がしました。
イヤな感じがして、奥の方を見ました。「〜ケテ〜」と、子供の声が聞こえました。
これはヤバいと思い、一階の店に戻ろうとして椅子から立ち上がりました。
その瞬間 バーンと鉄扉を叩くような音がして金縛りの様になってしまい、
動けなくなってしまったのです。
秋だというのに汗が流れ落ちるのが分かり、声だけが切れぎれに聞こえてきました。
「〜ケテ〜 〜ケテ〜 〜ケテ〜 〜ケテ〜 ・・・」 
そしてフッと声が聞こえなくなり、突然背筋にもの凄い悪寒が走ると
 バンバンバンバン! という鉄扉を叩く音と共に
「開けてー!開けてー!開けてー!開けてー!開けてー!開けてー!
開けてー!開けてー!開けてー!開けてー!開けてー!」
子供の叫び声がすぐ後ろで聞こえたのです。その瞬間金縛りが解け、
もう後も見ずに店へと逃げ戻りました。
逃げている間も扉を叩く音と声は響き続けていた様な気がします。


402 名前:名無しさん :02/10/08 02:54 ID:u7iJASjE
階段を駆け上がり店に戻ると、私の異状に気付いた他のクルーが寄ってきました。
口々に「どうした!」とか「出たのか」と聞いてきました。
ですが荒い息も整わないうちに社員の店員がやって来て、
私を事務所へと連れていき、色々と話を聞かせました。
曰く、昔デパートの食料品売場だった時に
冷凍庫に子供が閉じこめられる事故はあった。
でももうすぐ本社の社員が上の階に入ってきたり、
地下にもテナントが入る予定だから余計な事は言わないように、と。
そのバイトは試験期間になるまでそれからしばらく続けました。

今でも時々あの地下の休憩所と、子供の悲痛な叫び声を夢に見る事があります。



403 名前:名無しさん :02/10/08 02:55 ID:u7iJASjE
いつもは部屋を真っ暗にすると玄関のドアの覗き穴から廊下の蛍光灯の
光が入ってきて部屋の中をぼんやりと照らしてるんだけど、時々夜に
目が覚めたりしてドアの方を見ると覗き穴から光が入ってない事がある。
部屋は廊下の一番奥にあって前を人が通る事はないと思うんだけど。

時々あるんだけど、ほんのり恐くて確認できない。



404 名前:名無しさん :02/10/08 02:56 ID:u7iJASjE
会社の先輩(女性)の、学生のころの実体験。

学校から帰ってみると、家にだれもいなかった。
先輩はとくに気にすることもなく、父親の3畳ほどの広さの書斎に
ある電話で友達とおしゃべりをはじめたが、その途中で、電話相手の
友達がなにか音しない?と言った。
カチカチカチカチ
と、ちょうど電話機のフックを連打する音に似たその音は先輩の耳にも
ききとれたが、混線でもしてるんじゃない?とあまり気にかけなかった。
そのカチカチ音も、30秒くらいの間隔で数回鳴り続けたあとで止まった。

1時間くらい話したころ、玄関を開ける音がし、廊下にドサッと買い物袋
を置く音がした。母親が帰宅したのかな?と思いつつそれでも喋っている
と、背中のすぐ後ろの扉がドンドンドンドン!とすごい勢いでノックされた。
「うるさいなあ!もう!」
先輩は、ノックの主は長電話ギライの母親だと思っていたので、扉をドカッ
と蹴り返した。ノックの音は止まった。かわりに女の声がした。
「でーーーーんわーーーーを切りなさい」

405 名前:名無しさん :02/10/08 03:27 ID:u7iJASjE
でんわ、のところまでは、のびたテープのような低い声。
しかし”切りなさい”は逆にテープを早回ししたような甲高い声。
異常に気づいた先輩は怖くなり、友達に頼んでしばらくそのままおしゃべり
を続けてもらった。

日も暮れかけたころ、再び玄関を開ける音がし、廊下にドサッと買い物袋
を置く音がした。廊下に小走りの足音が響く。
ドンドンドンドン!
先輩はもう喋ることもできず震えていた。扉の向こうで声があがる。
しかし今度は正真正銘、母親の声だった。

「お父さんが倒れて運ばれたんだよ、
 こっちは必死にあんたに伝えなきゃと思って電話してたのに!」



406 名前:名無しさん :02/10/08 03:30 ID:u7iJASjE
私が大学生だった頃の話です。
ある日私は クラブのコンパで夕飯は いらないと母に言いました。
すると、そこにいた弟と妹も、その日は 約束があり
家で夕飯は食べないとの事でした。
それを聞いた父と母も、「それなら私たちも 外食しよう。」と
その夜は 家族全員が外出する事になったのです。

夕方、私は 荷物を置きに、一旦家に戻りました。
その時すでに家には誰もおらず、待ち合わせの時間も
迫っていたため、すぐに家を出ようとしたときです…

電話が鳴りました。

私 「はい、○○です。」
  「もしもし、ボクごろう。」

…それは 明らかに4,5歳の幼児の声でした。

  「いまからいくからね」

407 名前:名無しさん :02/10/08 03:30 ID:u7iJASjE
???誰だ?ごろう?こども?知らないよ…

私 「えっと〜、どちら様ですか?」
  「ボクごろう…いまからいくからね」
私 「え?もしもし?ボクどこのごろう君?」
  「………」

その名前にも、年齢にもまったく心当たりがなかった私は
間違い電話だと思いました。

私 「もしもし?ボクどこに電話してるの?ウチは…」
  「かせの○○でしょ?」

確かにウチは『加勢と言う所の○○と言う苗字』です。
私は 少々あわてました。
母達の知り合いの子供なのではないか?何か約束をしていたのではないか?

  「…ボクいまからいくからね」
私 「あのね、今日は みんな出掛けてて、ごろう君来ても誰もいないよ?!
   私もこれから出掛けちゃうし。お父さんか、お母さんに代わってちょうだい!
   …もしもし?…もしもし?!」

  「ボク……いまからいくからね。」

突然、私は 気味悪くなりました。

408 名前:名無しさん :02/10/08 03:34 ID:u7iJASjE
その子は 幼児独特のたどたどしい、ゆっくりとしたしゃべり方で
何度も私が来てはダメだと言っているのに、あせる風もなく
同じ言葉を 同じ調子で繰り返すのです。

自宅の電話番号は 電話帳に載せていないので『加勢の○○』と言うのなら
知人の子に違いないのですが…

  「いまから………いくからね…」
私 「もう切るよ、出掛けるからね。来てもダメだって
お父さんとお母さんにもそう言ってね。」
  「おとうさんもおかあさんもねー 
       交 通 事 故 で 死 ん だ」

私は電話を切ると、ものすごい勢いで夕暮れの街に飛び出しました。
ぐずぐずしてると、その子が来てしまうような気がしたのです。

…私の家族は 災難を免れたんだ…

どうしてそんな事を 思ったのでしょう…それは ただのいたずら電話だったかも
しれないのに…
私の中の原始的感覚が、いまだにこのときの事を 激しく恐怖するのです。

409 名前:名無しさん :02/10/08 03:37 ID:u7iJASjE
そして、これも偶然なのかもしれませんが、この話を 数人の友人にしたところ…

友 「…ちょっと!もう止めようよこの話!!やばいよ、あんた気が付いてる?
   さっきから急に人がいなくなっちゃったよ!周り見て!!
   あんなに沢山人がいたのに…今、私たちだけだよ!!」

私達は大阪の あるデパートの中の喫茶店で話をしていたのですが
ふと気がつくと、夕方であれほど混みあっていた、その辺り一帯が急に
人けが無くなってしまったのです。

私は あの脳裏に焼きついた幼児の声を 早く忘れたいです…。



410 名前:名無しさん :02/10/08 03:39 ID:u7iJASjE
これは俺が2年前の6月14日に体験した本当の話です。
俺が前住んでたアパートでの出来事。
その日俺はバイトで疲れて熟睡していた。
「ガタガタッ」
という異様な音で俺が目を覚ましたのは、
午前3時半を少し過ぎた頃だった。
「新聞には早すぎるな・・・?」
と俺は思ったが、
眠かったので無視してそのまま寝ようとしたが、
いつまでたってもその音は鳴り止まない。
不審に思った俺は、
上半身を起こして玄関の方を見た。
まだ夜も明け始めていなかったので、
部屋の中は真っ暗だった。
まだ暗闇に慣れない目を細めながら、
玄関の方をじっと見ると、
新聞受けのあたりで何かが動いているのが見えた。
背筋が寒くなるのを感じながら、
俺は意を決してベッドから起き上がり、
まだ「ガタガタッ」
と音をたてている玄関の方に近づいた。
玄関でその光景を見た俺は言葉を失った。

新聞受けからドアノブに青白い手が伸びていて、
それがドアノブを執拗に上下させていたのだ。
(えっ!なんでこんなとこから手が出てるの?!)
と俺が絶句して立ちすくんでいると、
その青白い手はグニャ〜っとあり得ない方向に曲がり始め、
ドアノブの上の閉めてある鍵まで伸びてきて、
その鍵を開けようと手首をグルグルさせ始めた。
恐くなった俺は、
立てかけてあったビニール傘の先でその手を思いっきり
何度も突き刺した。
リアルな肉の感触が傘を伝わってくるのを感じながら、
それでも思いっきりかさを突き刺していると、
その手はふっと引っ込んでそれっきり静かになった。
玄関の外には人の気配はなく、
覗き穴を見ても人らしき影はない。
「うわー、出たー!」と思いながら、
その日は布団を被って震えながら眠りに付いた。



411 名前:名無しさん :02/10/08 03:39 ID:u7iJASjE
帰省した時に姑に頼まれて姑の部屋を掃除してたら
私達のケコーン式の時の写真が飾ってあったのね。
その写真をよくよくみたら私の写ってる所だけ数カ所小さな針穴
みたいなのが空いててすごく気味悪くてね。
まだ新婚だったから誰にも言えず黙ってたんだけど
また後日部屋に入ってみたらその写真ごとなくなってたのね。

そしてつい最近。姑が糖尿病で失明しかかっているって聞いて
ちょっとゾッとした。だって写真の両目が一番針穴の数が多かったから。
偶然なんだろうけどね



412 名前:名無しさん :02/10/08 03:42 ID:u7iJASjE
俺の母に聞いたのだが。
当時女子高に在籍していた母の水泳授業中の話。
授業が始まり、一番最初の生徒が飛込んだ所、
中央近くでぷかりと仰向けで、浮かんできた。
驚いた教員がすぐさま飛び込み助けようとした
が、教員もまたその動きを止めて浮かび上がった。
その後、二人の生徒が飛込んだが、同じ様に浮かんで
来たので、あわてて駆け付けた他の教員により、制止
がはいった。
原因は、なぜか高圧電線が切れてプールにたれていた
為の感電であった。4人が死亡。飛込もうとした母は
間一髪命びろいをした。



413 名前:名無しさん :02/10/08 03:43 ID:u7iJASjE
ある男がホテルに泊まった。
その男はテーブルの上に一枚のカードを見つけた。
しかし男は老眼で細かい文字がよめない。

老眼鏡を忘れた彼は食事のとき、ウエイターに読んでくれるよう頼んだ。
するとウエイターは青ざめ、支配人を呼び
支配人は彼にいますぐココを出るようにいって彼をホテルの外にたたき出した。
怒った彼はコンビ二へ行き店員に聞いてみた。
このカードの文字を読んでくれ。
しかし店員は青ざめ彼を店からたたき出した。
彼は眼鏡屋に入り老眼鏡コーナーに向かった。
しかし店主は彼の手に握られたカードを見ると店からたたき出した。
もう唖然とした彼は交番に向かった。
警官にそのカードのことを説明すると
にこやかだった警官が青ざめ、彼を交番からたたき出した。
彼はあまりのことに憤慨し道行く人すべてにカードを見せていく、
しかし誰一人として目を合わせようともしない。
一人の女性につかみかかり読むように頼んだ。
しかし彼女が叫ぶと周りにいた民衆が彼のことを袋叩きにした。


414 名前:名無しさん :02/10/08 03:46 ID:u7iJASjE
彼は家に帰ることにした。
家に帰れば老眼鏡もある。
彼は電車に乗ろうとしたが駅員に外に出され駅にもはいれない。
彼は無人のカプセルホテルに泊まり、
カードの文字をどうにかして読もうとした。
しかし彼には無理だった。
朝。
彼のいるカプセルから絶叫が聞こえた。
そのカードは彼をあざ笑うかのように
カプセルのすきまから外に出て行った。
彼は最後にそのカードの文字を読んでしまっていた。

絶叫だけが残った。



415 名前:名無しさん :02/10/08 03:48 ID:u7iJASjE
明らかに道がないと思われるところに一般登山者と思われる者が歩いて
いても絶対について行くなといわれたことがある(槍ヶ岳で)



416 名前:名無しさん :02/10/08 03:54 ID:u7iJASjE
ある新婚夫婦の元に、待望の赤ちゃんが生まれました。
しかしその子供は、泣き声すら上げない無口な子供でした。
「もしかしてこの子は、口が利けないのではないか」
当の夫婦は勿論、同居している老夫婦もひどく心配しましたが、
医者に見せても理由はわからず、当分の間は様子を見ることにしました。

そうこうする内に、2年の月日が経ちました。
そんなある日、喜ばしい出来事が起きました。
ハイハイしていた子供が、祖父の顔を見て
「お・・・じい・・・ちゃん」
とたどたどしくも口にしたのです。
それきりまた子供は口をつぐみましたが、やっと口を利いてくれた事に
両親も祖父母も泣き出さんばかりに喜びました。

次の日、祖父が亡くなりました。

417 名前:名無しさん :02/10/08 03:57 ID:u7iJASjE
喜びの後の突然の悲事に、家族は哀しみにうち沈みました。
葬儀が終ってからも、祖母は何日も泣き暮らしていました。
そんな祖母を見て、子供はおぼつかぬ足どりで立ち上がり、
よろよろと近付いて
「おばあ・・・ちゃん」
と名を呼びました。
慰めてくれてるのかい・・・・
祖母は涙ながらに孫を抱きしめました。

次の日、祖母が亡くなりました。

418 名前:名無しさん :02/10/08 04:01 ID:u7iJASjE
父親も、ここに至って何かがおかしいことに気が付きました。
祖父母とも、我が子が名を呼んだ次の日に命を落としているのです。
妻にもそう話してみましたが、妻は偶然だと相手にせず、
逆に自分の子供をそんな目でみるのかと責められるありさまでした。

それからしばらく経ち、子供が一人歩きできるようになった頃・・・・・
流し場に立つ母親の背中をじっと見つめ、子供が
「おかあさん」
と母親の名をしっかりした口調で呼びました。
破顔する母親とは対称的に、父親は蒼白な顔で我が子を見やりました。

次の日、母親が亡くなりました。

間違いない・・・・・この子は呪われている。
そして、次に名を呼ばれるのは自分しかいない。
父親は恐怖に怯えながら、それでも我が子を放り出すわけにもいかず、
死刑宣告を待つような陰鬱な日々が続きました。

419 名前:名無しさん :02/10/08 04:04 ID:u7iJASjE
そして、ついにその時が来ました。
布団に身を埋めて震える父親の枕元に、寝ていたはずの子供が屈みこみ、
目をカッと見開いて叫びました。
「おとうさん!」
極限の恐怖の中で、父親は意識を失いました。


次の日、隣のおじさんが亡くなりました。



420 名前:風呂場 :02/10/08 04:05 ID:u7iJASjE
地方の営業で旅館に泊まって、一人で風呂入ってたときフッと上を見たら、
高い位置にある窓から風呂場を覗きこんでる婆さんと目が合った。
『熱くないですか?』と聞いてきたから、ああコレは旅館の従業員なんだなと
思って『いい湯加減です』とか答えて、その晩は部屋に戻った。
翌日、旅館をチェックアウトしてバスに乗り、しばらく進んだところで後ろを
振りかえったら、昨日入った風呂場の窓(婆さんが覗いてたヤツ)が見えた。
窓の下は切り立った崖になっていて、人ひとり立てるスペースは全く無かった。



421 名前:名無しさん :02/10/08 04:07 ID:u7iJASjE
女性の仲良し4人組が旅行の計画をたてていたが
1人が事故で亡くなり、3人で行くことになった。
旅先で記念写真を撮ると、死んだはずの友達も一緒に写っている。
「皆と一緒に旅行がしたかったんだよ」
気の毒に思った3人はその写真をテレホンカードにして、
使わずに持っていることにする。
しかし3人のうち2人はそれを使ってしまい、相次いで死んでしまう。
最後の1人は友人の死によるストレスで、徐々に精神に異常をきたしはじめた。
ある日彼女は電話ボックスに飛び込み、件のテレホンカードで実家に電話をかけ
助けを求めようとした。私も連れていかれる、助けて。電話はなかなか繋がらない。
そのとき付近を走っていたトラックが事故を起こし、
積み荷を固定するロープがほどけ
鉄パイプが電話ボックスを突き破り彼女の頭に突き刺さった。
無機質な音とともにテレホンカードが出てくる。
テレホンカードの中で微笑む彼女の頭には使用済みの穴が空いていた。
テレホンカードに写った4人目の女性が明るくつぶやく。

「だって、みんなと一緒にいたかったんだもん」



422 名前:名無しさん :02/10/08 04:10 ID:u7iJASjE
昔、1人暮らしの部屋で午後9時ごろテレビを見ていたら、
「コンコン」ってガラス窓を叩く音がした。
何だと思って開けてみると、外にかなり疲れた感じの
40くらいの女の人が立ってた。
「何?」って聞いたら、
「主人に殺されそうです、かくまって下さい」
と言って中に入ってこようとした。
俺はヤバイ人だと思って、
「警察に連絡したらどうですか?今は彼女も居るし、困りますから。」
って言って、台所の彼女の方を見たら、彼女もこっちをじっと見てた。
「ね、だから警察の方が・・・」って言ったら、
「警察はダメなんです」と言ってそのままどこかに消えた。
俺は、洗い物をしていて、その女との会話が聞こえていない
彼女が変な誤解をすると困ると思って、
「何だろあの人、いきなり入れてくれだって、わけわかんないよ。」
とぶつぶつ言っていたら、彼女が、
「さっきから何やってんの?」だって。
もう想像つくと思うけど、いくら俺が説明しても彼女は、
「女なんかいなかった」の一点張り。
しまいには「もういいよ、つまんないから」ってネタ扱いだよ。
でも、彼女がこっち見ていたのは間違いないし、
角度的に窓の真正面で、しかも入って来ようとしてたあの女が
見えなかったはずもないと思うんだけどね・・・。
いやぁ、不思議な事ってあるもんだねぇ。



423 名前:名無しさん :02/10/08 04:12 ID:u7iJASjE
実話でなく夢だけど
よく筒状のウォータースライダーみたいなのすべってて
下が行き止まりで戻るにもすべって上れない
って夢をよく見ます
怖いです



424 名前:名無しさん :02/10/08 04:16 ID:u7iJASjE
ザイルを結び合った二人が岩壁登攀中、一人が転落し、岩壁に
打ち込んだハーケンでかろうじて止まった。
転落した方は空中でぶら下がり、岩壁に手が届かず、自分では登れない。
もう一人はパートナーと自分の体重を支えるので精一杯。
この場合、ぶら下がっている方は、自らの手でザイルを切らなければならない。
切れば、普通、命はない。
ただし、岩壁に残った方の命は助かる。
岩壁に残った方は、パートナーにザイルを切らせないよう、命がけで
あらゆる努力をしなければならない。

クライマーは常時、どんな姿勢でも取り出せる所にナイフを
携帯しなければならない。

クライミングを始めるに当たり、初めに習ったのがこれだ。
教えてくれた男は、数年前、死んだ。



425 名前:名無しさん :02/10/08 04:17 ID:u7iJASjE
ホームでの飛び込み自殺は、あれはほ
とんどは自殺ではないという。

電車を待っていると、反対側のプラットホームから
するすると伸びてくるものがあって、それは、金とも銀と
もいえる不思議なひもである。

他の人には見えないらしい。
興味を持ってそのひもに触ると、一瞬にしてぬめりと
した赤いひもに変わり、それは押しつぶされた小さな顔
の連なりになるという。

振り離そうとおもっても、すでに遅く、くいついて
離れない。
この時、「せえの」という掛け声が聞こえ、
線路がわに引きずり込まれるらしい。

落ちる人が恐ろしい顔つきになるのは、電車がきたと
いう恐怖からではなく、このひもを操っている向こう側
にいるものの正体を見るからだそうだ。



426 名前:幽霊滝の伝説 :02/10/11 04:00 ID:/TkX.2yg
伯耆の国、黒坂村の近くに「幽霊滝」と呼ばれる滝がある。
なぜ、そう呼ばれるのか、わたしはその由来を知らない。
滝壷の近くに、氏神をまつった小さな社があり、
土地の人たちは滝大明神と名づけている。
そして、社の前に、信者の賽銭を入れる小さな木の箱がある。
その賽銭箱についてこんな物語がある。

今から三十五年前のある底冷えのする冬の晩、黒坂のとある麻とり場に
雇われている女房や娘たちが、一日の仕事をおえたあと、麻とり部屋の
大きな火鉢のまわりに集まった。
それから、女たちは怪談にうち興じた。
話が十もあまるころになると、たいがいの女どもは、薄気味わるくなってきた。
すると一人の娘が、ぞくぞくするような恐怖をさらに強めようとばかり、
「今夜、あの幽霊滝へ、誰かがひとりで行くことにしたら!」と、大声で叫んだ。
この思いつきにみんなはわっと声を上げたが、たちまち興奮した笑い声につつまれた。
「行った人に、あたし、今日とった麻を全部あげる!」と、
なかの一人が、茶化すようにいった。
「私もあげる」と、もう一人が大声でいった。

427 名前:幽霊滝の伝説 :02/10/11 04:01 ID:/TkX.2yg
「私も」と続いて声があがった。「みんな、賛成」と、さらに一人が言いはなった。
すると麻とり女のなかから、安本お勝という大工の女房が立ち上がった。
女は、二歳になるひとり息子を暖かそうにくるんで、背中に寝かしつけていた。
「みなさん」と、お勝はいった、「ほんとに、今日とった麻をみんな私に下さるなら
幽霊滝に行ってきますよ」
彼女のこの申し出は、驚きと無視でむかえられた。しかし何度も繰りかえすので、
とうとうみんな本気になった。麻とり女たちは次々と、もしお勝が幽霊滝へ行くなら
その日とった分をあたえることに同意した。
「でも、ほんとにそこへ行ったか、どうしてわかるの」だれかが鋭い声で訊ねた。
「そうね、では、お賽銭箱を取ってきてもらいましょうよ」
と、麻とり女たちから「おばあさん」と呼ばれている老女が答えた。
「持ってきますとも」と、お勝は叫んだ。
そして、眠った児をおぶったまま、表へとび出した。

凍りつくような夜だったが、晴れていた。
人通りのない道を、お勝はいそいだ。見ると、身を切るような寒さのため
どの家の表戸も固く閉めてあった。村を出て、両側ともひっそり静まりかえった、
凍った稲田にかこまれた街道を、彼女は、ただ星明かりに導かれて、
ぴちゃぴちゃと、走った。
小半刻も、ひろい道を走りつづけただろうか。
それから、崖の下へ曲りくねっている狭い道へ折れた。進むにつれて、
小道はますます暗く、ますます悪くなった。しかし彼女はよくその道を知っていた。
やがて、滝の低い響きが聞えてきた。
さらに二、三分すると、小道は谷あいにひらけ低い響きは、
いきなりものすごい轟音になり、前方に、一面の暗闇のなかから、
長く鈍く光る滝の流れが、ぼんやり現われてきた。
ほのかに社が、賽銭箱が、見えた。彼女は駆けよって手をかけた。

「おい!お勝さん!」

突然、滝の砕ける音を圧していましめる声が聞えた。
お勝は、恐怖に気を失いかけて・・・立ちすくんだ。

428 名前:幽霊滝の伝説 :02/10/11 04:05 ID:/TkX.2yg
「おい!お勝さん!」またもや、声がひびいた・・・
今度は、もっと脅すような口調であった。

しかし、お勝は実は大胆な女であった。
すぐに気をとりなおすと、賽銭箱をひっつかんで、走りだした。
街道へ辿り着くまでに、もう恐れるようなことは何も耳にも目にもしなかった。
そこまで来て、彼女はちょっと立ちどまり、ひと息ついた。
それから彼女は、休まずに − ぴちゃぴちゃと − 走りつづけて
黒坂村に着くと、麻とり場の戸をどんどん叩いた。
お勝が、息を切らし、賽銭箱をかかえてはいってきたとき、女房や娘たちは、
どんなに驚きの声をあげただろう!息を凝らし て女たちは、彼女の話を聞いた。
滝のなかから何者かが、二度も、彼女の名を呼んだ話を聞いたときは、
同情のあまり悲鳴をあげた。
なんていう女だろう!胆ッ玉の太いお勝さんだこと。
麻をあげるだけのことはあるわ。
「でも、坊やは寒かったでしょうね、お勝さん!」と、おばあさんは叫んだ。
「さ、火のそばへ連れてきなさい!」
「お腹がすいているでしょう」と、母親が大声で叫んだ。
「すぐ、乳をやらなくちゃ」

「かわいそうなお勝!」とおばあさんは、子供をくるんである
ねんねこを解くのを手伝いながら言った。
「まあ、背中がぐっしょり!」それから、かすれた声で悲鳴をあげた。
「あッ!血だ!」

解いたねんねこから床に落ちたものは、血に染みた子供の着物から突き出た
非常に小さな二本の褐色の脚と、非常に小さな二本の褐色の手
ただ、それだけであった。


子供の首は、むしり取られていたのである。



429 名前:名無しさん :02/10/11 04:06 ID:/TkX.2yg
友達から聞いた話です。

私の実家は日本有数の豪雪地帯です。
冬は農閑期なのですが昔から男衆は出稼ぎには
行きませんでした。臨時収入があるからです。
その村の裏手は冬山登山のメッカで男衆は
案内役を買って出ます。ガイド料としての
収入もあるのですが実は更なる収入源があるのです。
ガイドはわざと難所に誘導し、連絡を事前に受けていた
別の男衆達が、なんと人工なだれを起こすのです。
そして警察に連絡、山狩りが召集され、ガイド料の
何倍の捜査協力手当てが舞い込むカラクリなのです。
全ての冬山登山観光地がそうであるとは言いませんが
登山される方は「死人に口無し」と言う言葉を
忘れないで下さい。

冗談にしても怖いと思いました。



430 名前:本屋 :02/10/11 04:09 ID:/TkX.2yg
むかし、本屋に勤めていました。
典型的な郊外型ロードサイドの大型店で、
レンタルビデオサイトとCDレンタルサイトがくっついている書店でした。
ぼくはレンタルビデオサイトの方で働いていました。
給料が悪くて、すぐ辞めちゃったんですけどね。
店舗の底面積の七割を占める書籍販売スペースは、九時には閉まってしまい、
明かりがついているのはレンタルビデオサイトだけになります。
店の従業員はアルバイトを含め、十五人くらいだったでしょうか。
書籍販売スペースが閉まると、その大方は帰ってしまい、残されるのは、
ぼくとアルバイトの男の子、二人だけになります。
レンタルビデオサイトは2時までの営業でした。
当然、夜も更けてくれば客の数も減りますし、店の半分は真っ暗だし……
想像していただければわかると思いますが、人影のない、闇に沈んだ本屋なんて、
なかなかぞっとしない雰囲気なものです。心細い気分になった事は何度もあります。
また、そんな気分を見計らったように……でるんですよ、“幽霊”が。

“幽霊”という言葉が適切かどうかはわかりません。
ただ、ぼくとアルバイトの男の子はそう呼んでいました。
どういうことかというと、深夜0時を回ったあたりで、
決まって自動ドアが軋みながら開くんです。
ぼくらは顔もあげずに、ビデオの棚の整理かなんかしながら
「いらっしゃいませ」と声をかけます。
ところが……妙なんです。たしかに扉が開いた音がしたのに、人の気配がない。
ビデオの棚の影から恐る恐る入り口を窺うと、そこには誰もいません。
ビデオサイトの入り口のある壁は一面、ガラス張りになっていました。
また、郊外型店舗の常で、そこはかなり広い駐車場スペースを持っていて、
店の前の見渡しはいいのです。
ドアを開けてすぐ身をひるがえしたとしても、
とても身を隠す余裕なんてありません。
それなのに誰もいない……こんなことが、毎夜毎夜つづきました。
しかも、夏に限ってです。

431 名前:本屋 :02/10/11 04:11 ID:/TkX.2yg
一度、“幽霊”が入ってくる瞬間を見定めてやろうと、バイトの男の子とのあいだで
話が決まりました。“幽霊”が毎夜訪れるようになって、
五日ほどが過ぎたあたりでしょうか。
夜、早い時間帯のうちに整理仕事をすませて、二人で交代してレジにつき、
一人は必ずドアを注視しているようにしました。
(ドアはレジから見て真正面にあります)
そして、それはたまたま二人ともレジに立っているときに起こったのです。
入り口の自動ドアが、ゆっくりと開きます。
ドアのむこうは真っ暗な闇です。人影はむろんありません。
ぼくらだけが幻覚を見たのではない証拠に、たまたまドアのそばにいたお客さまが、
ぎょっとしたように立ち尽くし、ドアのあたりを注視しています
(その時、店内にはそのお客さま一人だけでした)
ドアは、開いたときと同じようにゆっくりと閉まります。
二十秒ほどして、私とバイトの男の子は申し合わせたように同時にわっと悲鳴をあげ
レジの左右に飛び逃げました。
なにか、濡れたハンカチでも押し付けられたような感触を確かに頬に感じたのです。
しかも、二人同時に。
ドアが閉まってからの二十秒のあいだ、私も、バイトの男の子も、何ひとつ見ず、
何一つ聞いていません。にもかかわらず、わたしたちは確信していました。
その二十秒のあいだに、
目に見えない「何か」はドアをくぐり、ゆっくりと足をすすめ、
ビデオの棚の前を通り過ぎ、わたしたちの前に立ったのだ、と。

その夜の残りをどう過ごしたのか、よく覚えていません。
誰か同僚に助けを求めようにも、深夜のことです。
また、物見遊山で心霊スポットにきているわけではなく、仕事場ですから、
放り投げて逃げ出すわけにもいきません。
ギンギンのへヴィメタルをすごい音量でかけながら、わたしとバイトの子は
お互いすがりつくようにしながら残りの勤務時間を過ごしました。
その夜、家にたどり着くまでの間、車のバックミラーやルームミラーを怖くて
いちども見られなかったのを思い出します。
見てしまえば「終わり」で、きっとそこにとんでもないものが映っているのだろうと
信じていたような気がします。

432 名前:本屋 :02/10/11 04:14 ID:/TkX.2yg
さて……。
なんども書きますが、その本屋はぼくにとっては「職場」です。
人には言えないような恐怖体験をしたからと言って、
すぐに逃げ出せるわけではありません。
その次の夜も、次の次の夜も、ぼくは職場に出なければなりませんでした。
もちろん、店長には昼のシフトに変えてくれと願い出ましたが……
なかなか急にそんな身勝手な申し出が受け入れられるものでもありません。
そうして、“幽霊”が出ることは二度とありませんでした……
と書きたいところですが、律儀なことに、この“幽霊”は夜ごと、
店の自動ドアをくぐってやってくるのでした。ドアが空開きをした瞬間、
レジにいるときには逃げ出すようにしていましたので(ヘタレですが)、
二度と幽霊に触られることはありませんでした。
それでも、気持ちのいいものではありません。
そうこうしているうちに……奇妙な話ですが、ぼくも、バイトの子も、
“幽霊”の存在にすっかり慣れてしまったのです。

医者が、死体を見ていちいち悲鳴をあげていたら商売にならないでしょう。
それと同じように、これは仕事だという意識は、不思議とわたしたちに
変な落ち着きを与えてくれたような気がします。
たまに不意打ちをくらうようなら怖いもんでしょうが、毎夜、それも十二時過ぎと
時間を決めてくる訪問者に、徐々にわたしたちは恐怖を感じるのが
ばからしくなってきました。

そうして半月もした頃には、わたしたちはすっかり落ち着きをとり戻していました。
“幽霊”という呼び名は、いつのまにか常連客を指し示す隠語になってしまい、
怯えるようなこともなくなりました。奇妙に思われるかもしれませんが、
仕事でばたばたしている最中に、怖い気分にひたりきるなど、
なかなかできることではありません。
そのうちぼくもバイトの子も“幽霊”に奇妙な親近感を持つようになってきました。
ドアが空開きした瞬間、毎度いらっしゃいませと声をかけるのは当たり前。
そのうち、何もない空間に頭を下げたり、
さもそこに人がいるかのように会話を続けて
まわりの客が青ざめているのを見て楽しむ、なんていうろくでもない遊びまで
やらかす始末でした(いま思うとこれはこれで幽霊より性質悪いなぁ)。

433 名前:本屋 :02/10/11 04:16 ID:/TkX.2yg
そして、すっかりぼくらが“幽霊”の存在に馴染んだころ、それが起こったのです。

その夜、いつものように仕事を終えて家に帰り着き、
シャワーを浴びて、床についたとたん、電話が鳴りました。
時刻は、午前四時くらい。電話の相手は店長でした。
「もしもし、**くん?」
「はい、そうですけど……どうしたんですか」
「こんな時間にすまないが、いまから一緒に店に戻ってくれないか。
店から電話があったんだ」

ぼくはすぐ了承して、電話を切りました。「店から電話があった」というのが
どういうことかといいますと、この店は警備会社と契約していて、
店の入り口が無理矢理破られたり、なにか異変があると、
警報が通常の電話回線を通して店長の家の電話を鳴らすようになっていたのです。
警察には警備会社から連絡がいっている筈だが店が心配なので様子を見に行きたい。
そのときぼくにもついてきて欲しい、店長が言うのはそういう意味だったのです。

ぼくは車を飛ばして、すぐに店に戻りました。
時間が時間ですから、店の周囲は真っ暗です。
店の玄関の前をさりげなく通り過ぎましたが、
入り口が無理矢理破られたような後はありません。
店の裏手に車をまわすと、すぐに店長が近づいてきました。
店長は夜目にも真っ青になっていました。従業員が使う、裏手の勝手口のロックが、
こじあけられているというのです。十中八九、泥棒と見て間違いありません。

434 名前:本屋 :02/10/11 04:18 ID:/TkX.2yg
警備会社の車はまだ到着していませんでした。店長と二人、
警備会社の怠慢を罵りながら、わたしたちは店長の車の中に身を潜めていました。
泥棒がまだ中にいる可能性を思うと、とても中に足を踏み入れる気はしませんでした。
息が詰まるような時間でした。五分が過ぎ、十分が過ぎたころ、急に店長が
ぎょっとしたような顔をしました。
でも、おかしいのです。その顔がやけにはっきりと見える。
さっきよりも青ざめて見える。
何がおかしいのか、最初はわかりませんでした。
それからそのことに気づいて、心底ぎょっとしました。店長の顔がはっきり見える。
周りがさっきよりも明るい。
わたしはゆっくりと店の方に顔をむけました。
店の中のすべての灯りがともされ、店は闇の中、煌煌と輝いていました。

誰かが、中にいる。

店長はすっかり興奮しきっていました。泥棒になめられた、と思ったんでしょう。
明かりをつけてゆっくり店内を物色する泥棒など、確かに聞いたことがありません。
警備会社を待ったほうがいいというぼくの制止も聞かず、
店に入るといって聞きませんでした。仕方なく、ぼくも後を追いました。
勝手口を入ると、従業員の休憩室があります、その突き当たりのドアを開けると、
レンタルビデオサイトのレジの中に出ます。
顔から火が出そうなほど興奮しまくった店長が、
従業員ロッカーからバットを持ち出し、
勢い良くそのドアを開けます。と、店長の足の勢いがそこでぴたりと止まるのです。
ぼくはおそるおそる、店長の肩越しに、店の中をうかがいました。
店の中は蛍光灯の明かりで煌煌と輝いています。
いつも、深夜には明かりを消している書籍販売スペースにも
明かりがついていますから、いつもの勤務時間より明るいくらいです。

435 名前:本屋 :02/10/11 04:20 ID:/TkX.2yg
それなのに、そこにはなんとも言えない雰囲気が漂っていました。
うまく言葉では表現できません。興奮していたからそう感じていたのかもしれません。
とにかく、いつもの日常を営んでいる職場とはまるで違う、
湿ったような雰囲気をぼくはそこに感じました。
臭いを覚えています。オゾンのような臭いが漂っていました。いつもの、
埃っぽい店の臭いとは、まるで異質なものでした。
霊感なんてまるでない店長ですが、店への執着がぼくよりあるぶん、
異変を感じ取るのも早かったのかもしれません。
ただ、勢いよくドアを開けたものですから引っ込みがつかなくなったのでしょう。
店長はバットを握りしめたまま、ゆっくりと店の中に足を踏み入れていきました。

ぼくと店長は、まず、レンタルビデオサイトを見回ることにしました。
想像はつくと思いますが、本屋・ビデオ屋の店内なんて、
その気になれば死角だらけです。
書棚・ビデオ棚の影に、いくらでも身を隠すことができます。
明かりがついた以上、誰かがいることは確かなのですから、
ぼくは気が気ではありませんでした。
店長が手振りで、反対側の棚に回るように指示します。
両側からはさみこもうという作戦でした。新作ビデオの棚、洋画、邦画、アニメ…
ひとつずつ棚の影を見て周ります。人影はありません。

436 名前:本屋 :02/10/11 04:21 ID:/TkX.2yg
言い忘れていましたが、レンタルビデオサイトと書籍販売スペースのあいだは、
深夜は、緑色のネットで隔てられています。
ぼくと店長は、ネットをくぐり抜けて、書籍販売スペースに足を踏み入れました。
レンタルビデオサイトに人がいない以上、人がいるとすれば、ここと、
奥の返品用書籍倉庫しかありません。
まず、ぼくと店長は入り口そばのレジに向かいました。もちろん、
夜はお金など置いてある筈がありませんが、泥棒が何を考えるかなんてわかりません。
むりやり、レジをこじあげているかもしれないと思ったのです。
ところがすぐに、店長の足がまたぴたりと止まりました。
煌煌と輝く蛍光灯の下、レジの前に、何かが落ちているのが見える。
黒々とした、かたまりです。
わたしと店長は、我が目を疑いました。

ズボンです。
ベージュ色のスラックス、男物でした。それが、レジの前に
くしゃくしゃに丸められて捨てられている。
しかもそのズボンから異臭が漂ってくる……
疑いようのない臭いでした。このズボンは糞尿にまみれている。
呆然としてズボンに目が釘付けになっているとき、
店長に激しく肩をゆさぶられました。
店長は前を指差しています。
床の上に、真っ白な靴下が片方だけ落ちていました。
さらにその先にもう片方。その先には……書棚の影に隠れてよく見えませんが……
シャツらしきもの。まるで、誰かが慌てて服を脱ぎ散らかしながら、
店の奥に突進していったように見えます。
それも、怯えながら。

437 名前:本屋 :02/10/11 04:22 ID:/TkX.2yg
その時点で、ぼくは気分的にすっかりやられていました。
店の奥に行くと言ってきかない店長の腕を振り払い、従業員休憩所に戻って、
震える手でコーヒーを入れました。
店長はわたしの説得を諦めたらしく、一人で店の奥に足を進めました。
わたしは逆に警備会社を待とうと店長を説得したのですが、
店長は恐怖でなく、好奇心を呼び覚まされたようでした。

そのまま、休憩所でひとりで時間を過ごしました。
長い時間でした……五分だったか。二十分だったか。
そのあいだ、何も音がしない。誰の気配もない。
壁にかけられた時計が時を刻む音だけが、小さく部屋のなかに
響いている。
やがて、足音が聞こえました。足音はゆっくりと近づいてくる
と、部屋の前で止まりました。

438 名前:本屋 :02/10/11 04:23 ID:/TkX.2yg
ゆっくりと部屋の扉が開き、青ざめた顔をした店長が顔を出しました。
「ちょっと……店の奥まで来てくれないか」
店長は、完全に憔悴しきった顔をしていました。店長の顔色から、
本当に神経を衰弱させる何かが店の奥にあると知って、
わたしは恐怖しました。ただ、そのときの店長の態度は、
こちらに有無を言わせぬくらい強い態度でした。

「泥棒だったら、警備会社を待った方が……」
「警備会社? 警備会社が床掃除までしてくれるのか?」

床掃除?店長の言葉に納得いかないものを感じながら、
わたしは渋々、店長につづきました。
レジの前を過ぎ、新刊書棚の前を過ぎ、マンガコーナーの前を過ぎます。
店の一番奥は、辞典や参考書の置かれたスペースになっていました。
店長の足はまっすぐそちらに向いていました。
店の奥に向かうと、すぐに異変に気づきました。
店の床が濡れている。

439 名前:本屋 :02/10/11 04:34 ID:/TkX.2yg
店舗のつきあたりまできたとき、わたしと店長は同時に立ち止まりました。
恐怖というよりも……呆れて、声が出せなかったのです。
まるで、消防車のホースで水をばらまいたように……壁に並んだ参考書や辞典、
そのすべてがびっしょりと濡れていました。
「湿っていた」程度ではありません。本棚のあいだから
ぽたぽたと勢いよく水が滴り落ちているのが見えるほどです。
呆然としながら、さらに店の奥に足を踏み入れ、
わたしはこんどこそぎょっとしました。店の床に、全裸の男が横たわっている。
店長がすぐに男に近寄り、声をかけました。男に立つようにうながしています。
ですが、男は全身水びたしで、しかも
全裸で震えていました。震え方も痙攣を起こしたように激しく
……とても立ち上がれる様子ではありませんでした。

その男の顔を見て、わたしはあっと声をあげました。
その男は有名人だったのです。
もちろん、その店につとめる私たちのあいだでだけで、です。
このスレの前の方にもありましたが、本屋というのは本当に神経を病んだ方々が
多く訪れるところです。その男も常連の一人で、
どういった精神の病かは分かりませんが、
店のマンガを平気で外に持ち出して読んだり、
雑誌をぼろぼろにしたりと、問題の絶えない客でした。
そのたびに、彼の年老いた母親が店に謝りにくるのです。
「いったい……どういうことですか、これは」
思わず口からそんな言葉が漏れました。店長に答えられるはずがありません。
彼もまた、激しい混乱のただ中にあることはすぐに見てとれました。

440 名前:本屋 :02/10/11 04:36 ID:/TkX.2yg
結局、彼が夜、店に無理矢理、強盗
(というか本人にはその意識すらなかったと思いますが)
に入ろうとしたのだろうという結論に落ち着きました。
それにしても、納得のいかないことがある。
いったい、この水はどこからやってきたのか? 
その店にはスプリンクラーがありませんでした。あったとしても、
火の気もないのに店の一部だけに水が撒かれるなんておかしな話です。
それに水は、まるで店に不法侵入した彼を責めたてるように、
彼のまわりにだけ撒かれていたのです。
バケツかなにかで自分で撒いたのかと思いましたが、
そんなものはまわりにはありませんでした。
第一、一番近い水道からそこまで100メートル近くあるのです。
どう考えても、普通では考えられない事態でした。

彼は震えながら、ごめんなさい、もうしませんを繰り返すだけです。
そのうち、警備会社の人間が駆けつけてきました。
とにかく、彼をソファに寝かせてやろうということになり、男手三人で、
硬直して震えている彼を運びました。
そして、レンタルビデオサイトの前まで戻ってきたときです。
軋んだ音をたてて、自動ドアが開きました。
誰もが、ぎょっとして、入り口の方に顔を向けました。
時刻は、午前五時です。
普通の客がくるはずがありません。
そして案の定……そこには誰の姿もありませんでした。
そして……
背筋がぞくぞくするような感触とともに、わたしははっきりと理解したのです。
いまのは“幽霊”が入ってきた音ではない。
出て行った音だ。たった今まで、“幽霊”は店の中にいたのだ。

441 名前:本屋 :02/10/11 04:38 ID:/TkX.2yg
それからは大騒ぎでした。警備会社の増援がくる。警察がくる。
店に押し入った男の家族がくる。結局性質の悪いいたずら……
それも精神を病んだ人の……ということになり、
事は大きくならず、内々で処理されることになりました。

わたしと店長は、そのまま徹夜で店の清掃をつづけました。
拭き掃除をつづけている間、「いったい、なぜ」という問いは、
お互い発しないままでした。
結局、参考書のほとんどが水でやられていて、
店の損害はかなりの額にのぼりましたが……
そのすべては彼の仕業ということになり、
母親が賠償することでケリはつきました。

それで終わりです。その夜のことは、二度とわたしや店長の口に
のぼることはありませんでした。それは、それからまもなく、
わたしはその店を辞めてしまい、辞めてからは二度と足を向けていません。

いまでも、あれは何だったんだろうと思います。いったい、深夜、
あの店で何があったのか。夜ごと訪れる“幽霊”の正体は
何だったのか。結局、何一つわからないままです。
“幽霊”が泥棒を退治してくれた……そう取ることも可能だと思います。
が……ぼくにはそうは思えない。
水浸しで震えていた彼の顔一杯に浮かんでいた恐怖。あれを見てしまった以上、
あの“幽霊”が良いものだとはとても思えないのです。

わたしの話はこれで終わりです。
長い話におつきあいくださり、ありがとうございました。



442 名前:名無しさん :02/10/11 04:40 ID:/TkX.2yg
夢の中で私は見知らぬ町にいた。そしてなぜかチャリンコに乗っていた。
だんだん日も落ちてきて、私は「家にかえらなきゃ。」と思ったのだが、
なんせ見知らぬ町なので帰り方が分からない。
「とりあえず駅に行けば帰れるだろう。」
とチャリで走りながら駅を探すのだが、全然見つからない。
商店街のおばちゃんや道行く人に尋ねるも、嫌〜な半笑いで
「駅はね〜、ここから3歩前に進んで2歩後ろに下がったとこにあるよ。」
(水前寺清子か?)などとワケの分からないことばかり言われる。
どうやら教える気はないようだ。
そうこうしている内にだんだん暗くなってきて「困ったなぁ。」
と思っていると、道路を客のたくさん乗ったバスが走っている。

私は「バスの終点はきっとどこかの駅に違いない。」
とそのバスを追いかけることにした。バスはどんどん坂を上り、
山道へ入って行く。
最初は一生懸命にひたすらバスを追いかけていた私だが、
次第に「なぜこんな山の中に入って行くんだろう。おかしい・・・・。」
と思い始める。
そしてそのバスがどこ行きかを確かめるために
(〜行きって上の方に表示してあるでしょ。)、それまでは少し離れて
走っていた私はチャリのスピードを上げバスの後方に近付く。

すると、それまではフツーに座っていた乗客が一斉に立ち上がり、
バスの後ろの窓のところに集まり皆で窓をドンドン叩き出し、
口をパクパクさせている(何を言っているのかは聞こえない)。
私はワケが分からず首をかしげていると、
乗客の1人が新聞をこっちに向かって広げた。
で、そこには「助けてください。」と書いてある....とゆう夢でした。



443 名前:名無しさん :02/10/11 04:42 ID:/TkX.2yg
友人の家に連絡なしで突然行った時のこと。
薄暗い夕方。
夕凪。暗くなりつつあり、外はまだ明るいが、家のなかでは明かりが必要なくらい
湿った温度でしたが、汗をかくほどではなく、歩いて友人の家にむかいました
友人宅に着きましたが、留守のもよう
そこで庭にまわり、窓から友人の部屋を眺めると、

一体目。電灯の紐。
二体目。ドアノブから。
三体目。ピアノの蓋から、紐がたれ。
三体の、作り物には見えない、小さな人間たちが、首を吊っていました。

電灯の紐をくるんと首にまき、ゆれている一体目
ドアノブのとこに、輪状の紐をかけ、ぶらさがり、ゆれている二体目
ピアノの蓋を閉め、その閉めた所に紐をはさみ、輪にしてそこに首をかけ揺れている三体目



444 名前:猿の手 :02/10/11 04:44 ID:/TkX.2yg
一人の軍人がある老夫婦を訪ねた。
軍人は、航海の途中で手に入れた猿の手のミイラを持っていた。
その猿の手には魔力が宿っていて、3人の人間の願いをそれぞれ3つだけ
かなえてくれるとのこと。
もう既に自分を含め、二人の人間が猿の手で願いをかなえている。
最初の持ち主の初めの2つの願いは分からないが、最後の願いが
「自らの死」であったので、これが自分に廻ってきたのだ、と軍人は言った。
彼自身も願いを3つかけたところ、全て現実になったという。
猿の手には今、最後の持ち主の望みを3つだけかなえる力が残っているのだ。

軍人はその後、それを売ろうかとも考えたが、真偽の分からない怪しいものを
買おうという店もなかろうと気づいた。
今日まで持ってはいたが、こんな薄気味の悪いものはやはり処分するに限る。
そう言うと彼はやにわに燃え盛る暖炉の中に猿の手を放り込んだ。
老人はあわてて暖炉の中から猿の手を拾い出す。
それほど素晴らしいものなら捨てることはなかろう。私に譲ってはくれまいか。
軍人はしばらく考えて、断った。それを譲ることはできない。
しかし自分は1度暖炉の中にそれを捨てたのだ。後は誰がどうしようが
私の知るところではない。ただ、願いをかけるならよく考えてからするがいい。

軍人が帰った後、猿の手の真偽について話したところ老夫婦の間で意見が分かれた。
老婦人のほうは殆ど信じていなかったが、
老人はこんな機会はめったにあるものではないと思い
物の試しにと1つの願いをかけた。
 
「我に二百ポンドを与えたまえ」



445 名前:猿の手 :02/10/11 04:55 ID:/TkX.2yg
翌日、老夫婦の息子が働いている工場からの使いが、突然老夫婦のもとを訪れる。
老夫婦は息子に何かあったのかとひどく心配になる。
悪い予感は的中する。
その男によると息子が事故に巻き込まれたという。
「まさかうちの息子が!でも、そんなにひどいケガではないんでしょう」
使いの男は言った。
「大変不幸な事故でした。しかし幸いもう息子さんは苦しまれてはいません。」
その言葉は何を意味するのか…やがて意味を悟った老夫婦は呆然となった。
息子はその日、機械に巻き込まれて命を落としたのだ。
 
放心状態の老夫婦に男が事故の見舞い金を手渡す。
その金額はちょうど二百ポンドだった。
 
つまらない欲を出して願いをかけ、結果最愛の息子を失ってしまった。 
それからしばらくの間死んだような状態で生活していた老夫婦だったが
老婦人がはっと思いついた。 あの猿の手で息子を生き返らせればいいではないか。
それを聞いた老人は反対する。あの子が埋葬されてもう10日も経つのだ。
しかし老婦人は、最初の願いが叶って二百ポンドが実際に手元に届いたことから
絶対に息子は生き返ると譲らず、すぐにでも願いをかけてくれと老人に迫る。
半狂乱のような老婦人の勢いに押されて老人は猿の手に祈ってしまう。

446 名前:猿の手 :02/10/11 04:57 ID:/TkX.2yg
その日の真夜中。
老夫婦が寝ていると不意に階下で物音がする。
初めはネズミか何かかと思ったがそれにしては規則的な物音だ。
老夫婦が部屋を出て耳を澄ますと、それはドアをノックする音だった。
ノックの音だと知った老婦人は歓喜し、階下へ走ろうとするが
老人が必死に制止する。 
ノックの間隔は急かすように、次第に短くなっていっているようだ。

老人は言った。
仮に息子が生き返ったとして、息子の遺体は
本人であるかどうかの確認が、ほとんど服でしか出来ないぐらいの状態だったと
いうではないか。ふた目と見られない姿で現れたらどうするのだ。
老婦人は答える。何を言っているの。
どんな姿であれ私たちの息子に代わりはないでしょう!

ノックの音は狂ったような連打になっている。
老人の制止をふりきり、老婦人は階段を下りて玄関に向かう。
老人は猿の手のもとへと駆け寄った。あれを家に入れてはいけない。
老婦人の手がドアノブに触れようというまさにそのとき、
間髪を入れず老人は猿の手をつかみ、狂乱の態で3度目の最後の願いを祈った。
「やはり息子が死んだままでいますように!」
 
老人が我にかえるとノックの音は止んでおり、代わりに老婦人の
落胆とも悲嘆とも分からない低いうめき声が階下からもれている。
老人は階段を降りて行き、ドアを開けた。


ドアの向こう側でゆらめく街灯が、誰もいない道をしみじみと照らしていた。



447 名前:名無しさん :02/10/11 05:04 ID:/TkX.2yg
これは知人から聞いた話です。長くなりますが、しばらくお付き合いください。
その知人が知人が彼女と一緒に中央線で八王子方面へ向かっていた時のことです。
(どこから乗ったかは不明です)二人はずっと立っていましたが、
しばらくすると席に座っていたある若い女性の様子がおかしいことに気が付きました。

その女性は最初は首をゆっくりグルグル回し始めました。それから電車が駅に着き
停車すると、首を回したままドアの方まで歩いて顔だけ外に出して
また戻ってくるそうです。
さすがに周りもその異様さに気づき、その女性を皆が見ていました。
ですがその女性の首の回る速度は上り、目は白目をむき、
口からは泡が吹き出していたそうです。
そして知人の彼女は見てしまったそうです。
その女性と知人の彼女との間を一人のおばさんが通ったらしいのですが、その瞬間に
その女性の肩の上におじさんが座って手で女性の首をグルグル回していたのを・・・

知人と彼女は途中で電車を降りたのでその後のことはわからないそうですが、
多分終点に着いたら死ぬのでは・・・ということでした。



448 名前:名無しさん :02/10/11 05:07 ID:/TkX.2yg
ある深夜、A子さんが仕事を終え、自宅マンションに帰り、
エントランスにある、集合ポストの中の郵便物をチェックしていました。
その時、帽子を目深にかぶった人物とすれ違いました。
A子さんは、仕事柄時間が不規則なため、マンションの住人をほとんど把握
していませんでした。
そのため、その人が、ここの住人なのか、住人の知り合いなのかも分からず、
大して気にもとめないで、部屋に帰りました。

そして次の日の朝。
マンションの外や廊下がやけに騒がしく、A子さんは外の様子をうかがってみると、
パトカーが数台とまり、ただ事ではない状況でした。
テレビをつけてみると、自分のマンションの一室で殺人が起こったことを告げる
ニュースが流れています。
A子さんは、被害者の住人のことはもちろん知らないし、
「物騒だな」ぐらいの気持ちでそのニュースを眺めていました。

すると、突然インターホンがなり、応対してみると
制服を着た警官が一人立っています。
その警官は、今ニュースでやっている事件について、怪しい人物を見なかったかとか、
何か気づいたことはないかといった、よくある質問をしました。
そこでA子さんは、きのう玄関で見た人物を思い出しましたが、
帽子で顔は見えなかったし、よくよく考えてみると、性別すら分からなかったので、
こんな証言は大して役に立たないだろうと、
その人物については黙っていました。
その後、刑事が来て、先ほどの警官とほぼ同じ内容の質問をしにたずねてきましたが、
A子さんは「何も知らない」で通し、その人物を見たことは、
自分の中でなかった事にしました。

449 名前:名無しさん :02/10/11 05:09 ID:/TkX.2yg
そしてしばらくたったある日。
A子さんはニュースで先日の殺人事件が解決したことを知ります。
「これでやっと安心できる」とほっとしつつそのニュースを見ていると、
つかまった犯人の顔が映し出されました。
(どこかで見たことあるな…)
A子さんは犯人の顔にどうしても見覚えがあり、
必死に記憶をたどりました。
そこでA子さんは愕然とします。
あの事件が発覚した日、最初にたずねてきた制服警官こそがあの犯人だったのです。
印象は違えど、確かに同じ顔。
A子さんは何が何だかさっぱり分からず、ただ呆然とするばかりでした。

A子さんはとりあえず、署にあの日最初に自分の部屋に訪ねてきた
警官について問い合わせましたが、制服の警官をよこした事実はないとの事でした。
A子さんはさらに混乱したのですが、何とか落ち着いて次のような結論を出しました。

・あの夜玄関で見た、帽子の人物こそが犯人だった。
・犯人は、姿を見られたことであせり、
 とりあえずポストでA子の部屋番号を確認した。
・事件が発覚し、自分のことを警察に言われることを恐れた犯人は、
 警察より先回りして、A子の元へ行き、自分のことを覚えているか、確認した。

ここまで考えて、A子さんは、こんどこそ恐怖におびえました。
もしあの時、帽子の人物について正直に証言していたら…



450 名前:名無しさん :02/10/11 05:12 ID:/TkX.2yg
みなさん、初めまして。
「つりさがり」というものをご存知でしょうか?
おそらく初めて耳にする言葉だと思います。
昭和44年の頃でした。青森県の某霊山で、この「つりさがり」の
伝説を聞いたのが最初のことでした。
霊山の奥深くに、真昼でも薄暗い森があるのですが、
そこの木々に茶巾袋をいくつも吊り下がっているところがあります。
これらの茶巾袋の中には、お茶の葉のようなものが入っており、
香りがしごく良いものです。これが「つりさがり」と呼ばれたのは、
かなり昔のことらしいのです。3年前に他界した祖母から聞いた
のですが、この「つりさがり」というものは、村にとってタブーの
ものであり、誰しもがその真相,意味を話したがらないそうで、
決して人の目につかない場所にあるとのことでした。
私が「つりさがり」に興味を持ったのは、去年のことで、
実際に「つりさがり」を確認してきました。
そこで、村人がタブーとしている真相をここで記すことにします。

「つりさがり」とは、昔、村八分を受けた者達の首を入れた袋の
ことです。それを霊山の人里離れた場所に吊り下げておき、
供養するというものです。お茶の葉は、遺骨が風化したもの。
香りは遺骨に繁殖した菌の臭いとのことらしいです。

今もその霊山では、多くの自衛隊の方が「つりさがり」を見るようです。
指揮官は、必ず「それはそういうものだから触れるな」としか答えない
とのことです。



451 名前:名無しさん :02/10/11 05:14 ID:/TkX.2yg
私は初等教育学科で勉強していて、この科は文字通り小学校教諭を
目指す人たちが専攻しています。
授業の中には、「学校給食」やら「体育」やらといったモノもあって
私は体育が苦手でした。中でも「鉄棒」の授業はお手上げ状態で
毎日放課後になると、同様に鉄棒を苦手とする友達と連れ立って
鉄棒の練習に励んでいたのです。
練習していた場所は地下にある体育室で、練習する時間といえば
夜の七時すぎから八時すぎの一時間ほど。
(短大だったので短い期間で取得単位が多かったので
一日の授業の数は高校並でした。)

いつものように鉄棒の設置をして練習・・・
この日も、あまり成果の得られぬまま練習を終え
更衣室に入って着替え始めたのですが・・・
(ちなみに私と友達2人の計3人)
おしゃべりしながら着替えをしていると
がちゃがちゃ・・・・という音と共にドアノブが動き始めたのです。
少し驚いて、私達は小さな悲鳴をあげましたが
誰かのイタズラなんじゃないかと思いなおし
ドアの外側に向かって声をかけてみました。
「誰かいるの?どうしたの?」
ドアノブの音は収まったものの
反応はありませんでした。

452 名前:名無しさん :02/10/11 05:15 ID:/TkX.2yg

元来気の強い私が、もう一度声をかけてみました。
「誰っ!私達をからかってるんでしょ!!??」
やはり反応はありません。
私達3人は、かなり怖くなってきました。
すでに着替えは終わっていたので
早々に立ち去ろうとカバンを肩にかけてドアに近寄ろうとすると

またです!

がちゃがちゃがちゃ・・・

しかも最初は音も小さく回転もゆっくりだったのが
段々と音も回転も激しさを増してきて
ドアノブが壊れるんじゃないか!?という勢いでした。
あまりの怖さに悲鳴も出ません。

どのくらいの間、その状態が続いたのかは覚えてないのですが
ドアノブの音と回転が収まった時
友達の一人が、「きっと幽霊だ!怖いよ怖いよっっ!!」といって
泣き出したので「大丈夫!大丈夫!」と背中を叩きながら
よせばいいのに、私がバカな事を言ってしまったのです。

453 名前:名無しさん :02/10/11 05:25 ID:/TkX.2yg

「原因がわからないから怖いんだよ!原因を確かめよう!」
私がドアノブの外側。
残りは更衣室の中に残って様子を見てみよう・・・と。
怖かったのですが、恐怖感が原因追及することで
収まるような・・・妙な感覚が私に沸いてしまったんでしょうか?
とにかく、そういう事にして・・・私はドアの外側に立ちました。
わずかな時間ですが、
何故「がちゃがちゃ」と動くのか確かめてやろうと
私はドアノブを凝視して(睨んでいた)いました。

ふいに更衣室から
「いやぁぁぁっっ!!!!」と友達の叫び声が。
びっくりして更衣室の中に入ると
2人の友達は半泣き状態でした。

私が見ていた外側のドアノブに異変はありませんでした。
しかし更衣室側のドアノブは
再びあの現象を起こしていたのだというのです。

がちゃがちゃがちゃがちゃ・・・・・・・

もう原因追求どころの話ではありません。
3人固まるようにして更衣室を飛び出ると
体育教官室まで走って逃げていきました。
助手の先生にワケを話しましたが、笑い話にされてしまって終わり。
それ以降、放課後の鉄棒の練習は怖くて出来ませんでした。
未だに原因は、わからず終い。
もうあんな体験はうんざりです。



454 名前:某国にて :02/10/11 05:28 ID:/TkX.2yg
私はある国で勤務している大使館員です。
もちろん、いまは海外からアクセスしています。
今年の夏、家族(妻、子供(5歳、3歳))を車にのせて、
国境の山岳地帯に夏休みの旅行にでかけました。
世界でも有名な山の隣町です。
観光シーズンだったのですが、事前にホテルを予約していたので、
何の問題もなく旅行を楽しんでいたのですが、
明日そこを出発しようとする日、それは起こったのです。

455 名前:某国にて :02/10/11 05:29 ID:/TkX.2yg

その日は午前中、ホテルの付近の山を散策していました。
昼になり、家内が突然、○○山(有名な山)を見に行きたい、と言い出しました。
その山はケーブルカーで山頂近くまでいけるのですが、
以前一度登ったことがあるので、私は乗り気ではありませんでした。
しかし、家内があまりにしつこく言うので、
車を30分ほどとばして、その山まで行ったのです。

ケーブルカーを登っていると途中から天候が荒れてきて視界が悪くなり、
ケーブルカーでも休憩所でも観光客は私達だけでした。
それでも、こんなふうに山を独占できる機会はそうないね、と
家族で写真をとったりしながら数時間を過ごし、山を下りてホテルに戻りました。

満車に近いホテルの駐車場に車を入れてすぐ、
もっと良い場所が空いたので車を回そうとしたのですが、
なぜだかエンジンが全くかかりません。うんともすんとも言わないのです。
もう夕方でその日はどうしようもなく、食事をして
(最後の日になるはずの)ホテルでゆっくりとしていました。

456 名前:某国にて :02/10/11 05:31 ID:/TkX.2yg

ところが、どうにも部屋が気持ち悪いのです。
ベッドの上でいろいろと考えてみると、
そういえばこのホテルに着いてから妙に寝付きが悪いことを思い出しました。
毎日、毎日、人が死ぬ夢を見ているのです。
隣の家内にそれを話すと、不思議だ、自分も同じだ、と言います。
家内が続けて言うには、このホテルに着いた初日、真っ赤な朝焼けで起きた。
あんまり綺麗だったのでもう一度見ようと思い毎朝早く目を覚ましているのだが、
今考えると、窓は北向きで不思議だ。
遮光カーテンを通しても窓のサンが壁に映っていたが、
そんなことってあるのだろうか…、と言い出しました。
そこで、びくっとしました。不意に部屋の電話が鳴りだしたのです。
とると無言電話でした。時間は12時すぎです。
こわくなってきたので、もう寝ることにしました。

でも、やはり見た夢は人が死ぬ夢でした。
全身汗をかいて目が覚めると、時間は2時半ころ。
うつらうつらしながら考えました。
なぜ、毎日人が死ぬ夢ばかりみるんだろ。
もしかしたら、誰かが本当に死んでいるのかも…

457 名前:某国にて :02/10/11 05:33 ID:/TkX.2yg

そう思った瞬間です。
全身がぞくぞくっとして(こんなことは初めてなのですが)
身体がいわゆる金縛りのようになり、目の前が真っ白になりました。
そして光の中から、一人の男の顔が、こちらに近づいてきたのです。
光が強くて輪郭だけしかわかりませんでしたが、30歳前の若い感じでした。
そして彼は私に話しかけるのです。
それが不思議なんですが、早送りの映画の字幕を見ているみたいというか、
イメージが目の前に溢れてくる感じでした。

彼は言ったことをまとめれば、次のようでした。
『お前の車は動かない。しばらくウチには帰れないだろうが、
すっとここにいなければいけなかった俺の気持ちが分かるか?
俺はお前みたいに子供を持つこともできないうちに、
こんなことになってしまったんだ』

書いているうちに、当時のことを思い出して身体が固くなってきたので、
ゆっくりと書きます。
この話は、関係者の方もおられる話なので公にするのは不謹慎かもしれせんが、
なぜだか多くの方にお話しすることが自分の役割のような気がするのです。
決して事件を面白ろ可笑しく仕立てるつもりはありません。
また、関係者の方がもしこれを読んでおられたら、本当に申し訳ありませんが、
ご容赦のほどお願い申し上げます。

458 名前:某国にて :02/10/11 05:34 ID:/TkX.2yg

続けます。
そこまで彼が言い終わったとき、ふっと身体の固まりがとれました。
不思議とその直後は冷静で、隣にいた家内に声をかけました。
起きている?今ものすごいことが起きた…
そこまで話した時、ふと誰かが窓から見ている気がしました。
窓を見ると、完全には閉じていなかった遮光カーテンの隙間から、
真っ赤な街灯が見えます。街灯?、
それは狂ったように窓の周りをぐるぐるとまわっています。ひとだま?
家内と窓を凝視したまま、身体が固まってしまいました。

恐る恐るカーテンをあけると、窓の外はうごめく赤い火の玉で一杯でした。
急にものすごい恐怖心に襲われました。
なぜだか喉が無性にかわいている自分に気付き、
置いておいた1リットル近いミネラルウオーターボトルを一気のみしました。
子供は大丈夫だろうか?
急に続き部屋に寝ている子供が急に心配になり、
家内と二人で子供のベッドに走りました。

459 名前:某国にて :02/10/11 05:50 ID:mw9PAsK6

幸い、子供はすやすやと寝ていましたが、
もう自分のベッドに戻る気もしないので、
そのまま添い寝をしようと寝ころんだ瞬間、
二回目の金縛りにあい、光の中から再び彼が目の前に現れました。
彼は言いました。
『山に登る人間が、山で死ねば本望だというのは嘘だ。
自分は早く日本に帰りたかったんだ。』

突然電話のベルが鳴り、私は正気に戻りました。
隣では家内の顔が恐怖でひきつっています。
電話をとると…
やはり無言電話でした。
そして三回目の金縛りにあい、今度は彼は言いました。
『いろいろ迷惑をかけてすまないけど、
僕(俺でなくて僕と言いました)は本当は悪い人間じゃないんだ』

金縛りが解けて、私は家内に言いました。
悪い人じゃないって言っているよ…
言った瞬間、
ビシビシビシと部屋中から家鳴りがして、家鳴りは朝まで続き、
ほとんど眠れないまま家族で夜を明かしました。

460 名前:某国にて :02/10/11 05:51 ID:mw9PAsK6

翌朝になって、ホテルのフロント頼んで車の修理業者を呼んで貰いました。
一応念のためフロントに確認しましたが、
やはり誰も私の部屋に電話しなかったということでした。
昼近くになっても車は直りません。
その日は午後にも出発し次の目的地の海岸に行く予定でしたので、
修理業者に確認すると、故障している理由が判らないといいます。
ようやく夕方になって修理業者から電話があり、
車の鍵穴が壊れていてスターターが回りっぱなしになり焼き切れている、
何か無理なことはしたのか?、
部品を取り寄せるから修理には2日かかるということでした。
ホテルの方は、なぜだか私の次に同じ部屋に泊まる客が体調不良で
キャンセルになったとのことで、再び同じ部屋に泊まることになりました。

幸いその後の2日間は何もなく、車もどうにか直って、
2日遅れで次の目的地の海岸街に着きました。
その街で、別途休暇を取っていた同僚一家と一緒になり、
食事を共にしながら2日前の出来事を話すと、彼は青くなって聞き返しました。

461 名前:某国にて :02/10/11 05:54 ID:mw9PAsK6

「それって何日のこと?、君知らないの?、
その日、遭難していた日本人登山者の遺体が30年ぶりに発見されたんだよ。」

ちょうど家族でケーブルカーで登った山から、全く同じ時間に、
氷河の中から日本人登山者の遺体が発見されていました。
遺体は約30年かけて氷河とともに1000メートル下り、
地元の警察に発見されたのでした。
その方のお名前は、私の長男の名前と同じでした。

同僚は強く言いました。
「今、地元の総領事官が遺族と連絡をとっているが、
この話は担当者に話しておいた方がいいと思う。何だかそんな気がする。」
しかし私は、こんな話を皆にすればするほど何だか自分が馬鹿に思われそうで、
同僚の忠告を話し半分に聞いていました。
翌日、海岸で子供を遊ばせている頃には、その忠告のことはすっかり忘れていました。

462 名前:某国にて :02/10/11 05:56 ID:mw9PAsK6

予想外のトラブルがあったため、明日はもう休暇の最終日。
海のバカンスはたった一日だけでした。
家族とホテルのテラスで夕食をとりながら、
それにしても不思議な旅だった、と振り返り、
でもまあ、あまり人に話すと変だと思われるから地元の総領事館に電話するのは
やめておこう、と話しかけた瞬間、
ズボンのポケットに入れておいたカメラが足下の砂浜に落ち、
綺麗に真っ二つに割れました。海の休暇の写真はダメになってしまいました。

おいおい、と思いながら夕食を終えてエレベーターに乗り込むと、
ボタンを押してもないのに動き出し、開いた扉の目の前には、
山のホテルと同じ部屋番号がありました。
家内はすでにそうとう怯えていましたが、何とか気を取り直し、
翌日出発しようと車の鍵を回すと…動きません。

何度やっても動きません。前と同じ症状です。いやもっと酷いようです。
ホテルを通じて修理業者を呼ぶと、予想していたとおり
巨大な力で鍵穴がねじ曲がっていてスターターが粉砕されている、
酷い状況なので修理には数日かかる、ということでした。

463 名前:某国にて :02/10/11 05:58 ID:mw9PAsK6

電車で家に戻ろうと駅に問い合わせても翌日の便しかないとのこと。
どうしようもないと諦めて、職場の大使館の上司の許可をとり、
休暇を一日延ばすことにしました。
そしていろいろ考えるうちに、
もしかしたら総領事館の担当者に連絡を入れないから
いつまでもこんな目に巻き込まれているのかもしれない、
被害者は遺族に自分のメッセージを伝えたいのかもしれない、
と思うようになりました。

翌朝一番で総領事館に電話をしました。
休暇中の職員が多い中で、残っている担当者は
この案件でてんてこ舞いのようでした。幸い知り合いの領事が担当でした。
これまでの経緯を話したところ、相当驚いており、
数日後に遺族の方がこちらに来るので話しておく、と言われました。

そして電車を使ってどうにか家へ戻りほっとしましたが、
車は修理工場に置いてきたままです。
3日位で直るというはずが、何日たっても直りません。
毎日催促しているうちに、工場の担当者が
「注文した部品が届いたが、みると箱の中が空だったので再注文している」
などと言い出す始末です。
そんな中、総領事館の担当者から電話がかかってきました。
2日後にご遺族がこちらにくることになったが、ご遺族は君と話したがっている。
どうやらご遺族も日本で不思議な体験をされているようだ、との連絡を受けました。

464 名前:某国にて :02/10/11 06:00 ID:mw9PAsK6

そしてご遺族が当地に来られる前の日のことです。
夜も12時になろうという時、一本の電話がかかってきました。
起きていた家内が電話をとり、しばらくして青い顔でやってきました。
何か変な電話。無言なんだけれど、電話の向こうからウチの中の音が聞こえる…。

私がかわって聞いてみると、
たしかに、ウチには変わった音のする時計があるのですが、
その時計がなる音が電話の向こうからします。
しばらく家内が我慢比べのように電話を聞いていましたが、
突然、ひやぁ、と素っ頓狂な声をあげました。
低い男の声で「さようなら」って言われて電話が切れた、というのです。

465 名前:某国にて :02/10/11 06:16 ID:mw9PAsK6

翌朝、修理工場から、車が直ったとの連絡がありました。
出来過ぎたような話ですが、電車に乗って取りに行くと、確かに直っていました。
その後、総領事館のはからいで、ご遺族の方と電話で話しました。
遭難者のご両親は既に亡くなり、弟さんと、
当時一緒だったパーティーの方が来られていました。
遭難者は当時20歳代前半の方でした。

ご遺族の方に一通り体験したことをお話しすると、しばしの間のあと、
今日は彼の言葉が聞けて本当によかった、
自分たちがもう遺体を引き取って帰るのでご安心下さい、とのことでした。
当時、浮き石に足を取られて滑落した被害者は、
大きなクレバスに落ちたそうです。クレバスは非常に危険なため、
クレバス中に食料一式を落とし、救助活動は即日打ち切りとなったそうです。

一緒に滑落し、ロープに腕がひっかかって助かった当時一緒のパーティーの方は、
今までなんともなかった腕が今年の滑落した日から突然腫れ上がったが、
ミイラ化した遺体と対面して、腫れがうそのように消えた、とのことでした。
中には、夏頃日本に帰るから、と本人が夢枕に立った方もおられました。

それからは、私の身の回りには何も起きていません。
なぜ自分がこのような目にあったかは良くわかりませんが、
自分の「役目」は果たせたような気がしています。
長い時間おつきあい下さり、皆様本当にありがとうございました。



466 名前:名無しさん :02/10/11 06:19 ID:mw9PAsK6
現在、私の実家は改築工事の為に解体されている。
それは今は亡き祖父母の家で、今までにも何度も
増改築を繰り返して来たが土台の痛みが酷く、
去年祖母が他界した事もあって、
ついに全面的な改修に踏み切ったのである。
話は解体工事の当日に遡る。
母は、大工に飲み物を差し入れたりしつつ、工事を眺めていた。
或る時、サイレンを鳴らし、一台のパトカーが表通りを走って来た。
続き、救急車、消防車のサイレンも聞こえ始める。
「何か事故でも起こったのだろうか?」
野次馬根性丸出しで表通りに出た母。
だが、何とそのサイレンは全て母の前で止まったのである。
ドヤドヤと駆け降りて来た彼等は母に尋ねた。
「Yさんのお宅はどちらですか!?」
それは、既に13回忌を迎えた祖父の名前だった。

聞くに、
『老人用の携帯型緊急用アラームが鳴った為、
急いで駆け付けた』との事。
しかも一切の状況が掴めない為、
警察、救急、消防全てがやって来たと言うのだ。
呆気に取られた母だったが、
既に祖父母が他界している事、
そういった発信機は家に全く無かった事、
第一、家が無い事を説明し、帰ってもらったそうだ。
だが、駆け付けた救急隊員等は、
「絶対にここからの通報で間違っていない筈だが…」
と、最後まで納得していなかったという。

『解体工事中、電話線に妙なパルスが入り込んでしまい、
偶然緊急通報として受け取られたのではないか』
この話を聞いて、そう言った者もいた。
だが、我々の見解はただ一つ。

『そんな、あの世からアラーム鳴らさんでも…』



467 名前:名無しさん :02/10/11 06:20 ID:mw9PAsK6
私が小学生のときに体験したことです。
クラス替えがあって初めて仲良くなった友達の家へ
遊びにいきました。見た目は普通の一軒家なのですが、
中に入った途端、強烈な違和感を感じました。
まるで、人が住んでいる気配がしないのです。
モデルルームみたいなんです。生活感が感じられないのです。
気味悪いなーと思ったのですが、二階にある友達の部屋へ、階段を
上っていくともっとすごいものを見てしまいました。
二階には部屋が二つあるのですが、そのうちの一つの部屋のドアのノブと、
階段の手すりが、ビニール紐でぐるぐるまきに縛られているのです。
何十にもしつこく巻かれていました。私が唖然としてそれをみていると、
友人は「そこ、お姉ちゃんの部屋なんだ。自分がいない間、誰にも部屋に
入られたくないんだって」といいました。
私はなんとなく納得しました。友人の部屋は割りと普通でした。

友人の部屋で遊んでいても、私の頭からあの部屋のことが
頭から離れませんでした。そこで、友人がトイレに行った隙に
ベランダに出て、となりの部屋を覗き込んだのです。(ベランダ
はとなりの部屋とつながってた)
すると・・・夕日がさんさんと照る時間で、太陽の光がまぶしい
くらいなのに、部屋の中は真っ暗なのです。
それもそもはず。その部屋は、内側からベニヤ板でふさがれていた
からです。いくらなんでも、人に見られたくないからって
そこまでするものでしょうか?
しかも、サッシの隙間から、かび臭い匂いが漏れ出していました。
古い図書室の匂い・・・。
「何やってんの!!!!!」
友人に怒鳴られて、われに返りました。
「帰ってよ!!!」と怒られて、私はしぶしぶ帰りました。
それから、数ヶ月して彼女が転校するまで、一回も口を利いて
もらえませんでした。もっとも、彼女はその日から
あまり学校に来なくなっていましたが・・・。
これで私の怖い話は終わりです。
ちなみにその家は、彼女たちが引っ越してすぐ取り壊され、
今は駐車場になっていますが、幽霊がでるという
うわさもあるみたいです。



468 名前:名無しさん :02/10/11 06:21 ID:mw9PAsK6
友達Aから聞いた話

Aは学生時代、友人Bと他県の教習所に通っていた。
(なぜ他県かというと、県内で免許を取ると学校にばれるから)
その教習所で地元の女の子2人組、C子、D子と仲良くなった。
教習所に通っている間、いつも4人で遊んで仲良くやっていたが、
AとBには地元に付き合っている彼女がいた。
C子とD子とはその場限りの遊びのつもりだったので、
免許が取れた後はすっかり会わなくなった。
何度か電話がかかってきたが、居留守を使ったりして話す事すら無かった。

それから暫くしてAの夢の中にC子が出てきた。
C子はうつむいて
「もっと沢山遊びたかったのにねー・・・せっかく仲良くなれたのにねー・・・」
と呟きながら消えていった。
AはC子になにかあったのかなと思いC子に電話してみたが繋がりらない。
D子にも電話しましたがこっちも繋がらない。
連絡が取れないならしかたないと、あまり気に留めていなかった。

469 名前:名無しさん :02/10/11 06:22 ID:mw9PAsK6

それかまた暫くしてD子から電話がかかってきた。
D子は沈んだ声で言った「C子死んじゃった・・・」

なんでも2人で歩道を歩いていたら、そこに居眠り運転のトラックが
突っ込んできてC子は即死、D子も意識不明の重態に。
幸いD子は順調に回復し退院となったが、退院してすぐC子が亡くなった事を
聞かされ、なぜ自分だけが助かってしまったのかと、
半ばノイローゼ気味になっていた。

Aはこの事をBにも話さなきゃなーと思っていた矢先、
別の友人からBがバイクで事故ったと聞かされた。
前の車を追いこそうと反対車線に出たところ対向車と正面衝突。
Aは急いで病院に行ったが、Bは意識不明のまま1週間後に亡くなった。
AはBが死んだ事をD子に話すべきか迷ったが、
4人のうち2人が死んでしまい、少し心細かったせいもありD子に電話してみた。
しかしまたしてもD子の電話が繋がらなかった。
不安になったAはD子の実家に電話をかけたところ、D子は行方不明となっていた。
ちょうどC子の事で電話をかけてきたすぐ後から。

470 名前:名無しさん :02/10/11 06:23 ID:mw9PAsK6

この時からAは少しおかしくなってしまった。
なぜ自分だけが今生きているのだろう。皆に申し訳無い。
そんな思いに毎日押しつぶされそうになっていた。
その後、何日間かの記憶はもうろうとしてはっきりと思い出せなかった。
その何日間かの出来事を母親が教えてくれた。

 〜母親から聞いた話〜

Aはすっかり生気をなくし、食事もろくに取らず部屋の篭りっきりだった。
ある日Aが部屋から出てきて、
「かーちゃん、友達が来てるからお菓子持ってきてよ」と言いながら、
ジュースとグラスを4つ持って部屋に戻っていった。
母親は「いつの間に来たんだろう」と思いながらも、お菓子を持ってAの部屋に。
部屋のドアを開けると、誰もいないテーブルにジュースの入ったグラスが4つ。
窓の方に目をやると、Aが窓から身を乗り出し今にも飛び降りそうになっていた。
Aの住んでいるマンションは8階、落ちたら即死である。
母親は慌ててAをつかみ部屋に戻そうとした。
Aは「みんな待ってくれ!俺を置いて行かないでくれ!」
と叫びながら宙に手を伸ばしていた。
なんとか部屋に引き戻したものの、同じ事が何日も続いた。
さすがの母親もこれにはまいり、人づてで結構有名な霊能師を紹介してもらい
お払いをする事になった。
霊能師によると、
「成仏しきれない霊にもう少しであの世に連れて行かれるところだった」と。

それからAは正気を取り戻し現在に至るのだか、この話の最後にAは言った。
「D子は未だに行方不明だけど、もう死んでるよ。だって時々3人で来るから・・・」



471 名前:名無しさん :02/10/11 06:32 ID:mw9PAsK6
ある男がひとりで登山に出かけたまま行方不明になった。
3年後湿地帯でその男の遺骨が発見され、遺留品も回収されたが、
そのなかには、テープレコーダーがあった。
テープには大声で助けを求める、男の声が録音されていた。
男はどうやら何かけがをして、動けなくなったらしかった。
テープことはマスコミにも公表されたが、遺族も警察関係者も
公表をひかえていた部分があった。
そのテープには助けを求めるメッセージとは違うものも録音されていた。
何かに非常におびえた男の声だった。
どうやら夜に何かがおこっているようだった。
男は必死にテープにむかって口述している。

472 名前:名無しさん :02/10/11 06:33 ID:mw9PAsK6

一日目
「夜になると人の声がする・・・
呼ぶ声がする・・・
こんな夜中に誰もいないところに・・・
だれもいないのに・・・」

二日目
「たすけて・・・
声がする。
夜になるとあいつがやってくる・・・
暗闇から呼んでいる・・・
昨日より近くなっている・・・
おそろしいよ・・・
おねがい、たすけて・・・
とてもこわい、とても・・・
だれかたすけて・・・」

三日目
「近くまで来ている・・・
たすけて・・・
人が・・・ヒッ・・・
・・こわい・・
近くまで来ている・・・
おねがい、たすけて・・・
おねがい、おねがい
よぶ・だれも・・・
ひ・あいつ・・ちか・・・・こわいよ・・たす
すぐそばまで・・たすけ・
こえが・・・
おねがい、・・た・・・・て」

こうしてテープはそこで切れている。
それ以後、男はテープに何も録音していない。
警察はこのテープをくわしく分析した。
テープはずっとその男の声だけで、他の怪しい物音は
入っていなかった。
しかし、三日目のテープが最後に切れるところで、
これまでとは違う音が録音されていた。
そのことに関して、分析家も理解不能だった。
それは、遭難した男の声とは違う、別の人間の声だった。
レコーダーのすぐそばで発せられている。
耳元でささやかれたかのように、はっきりと。

「オイ」



473 名前:名無しさん :02/10/12 01:52 ID:AJzwZH9I
「人の死期を算出する方法」

まず死ぬ月だが、これは生れた月に関係がある。
晴天の日に生れた人は、生れ月に二を足した月。4月生まれだと6月死亡。
曇り、雨、雪の日に生れた人は、生れ月に関係なく8月に死亡する場合が多い

死亡年齢の算出方法は、母方の祖父の死亡年齢をもとに計算する。
祖父が死亡している場合は、その死亡年齢に0.08を掛け算して、これを
祖父の死亡年齢に加える。でた数字があなたの死亡推定年齢である。

祖父が生存している場合は、今の祖父の年齢に0.08をかけ、これを年齢に
プラスすると、死亡している場合と同じ。祖父が一年長生きすると同時に
あなたの死亡推定年齢も一年延びる。
ただし祖父の年齢が75歳以上に達している場合は三を足すだけでよい。
あなたの母方の祖父が80歳で健在なら、あなたは83歳で死亡するのです。



474 名前:名無しさん :02/10/12 01:53 ID:AJzwZH9I
その晩は雨が強く降っていた。
現場に着き、トンネルの手前で車を脇に寄せ、一時停車。
その手の感覚は鈍いほうだが、不気味な雰囲気は感じた。
「恐い場所だ」という先行イメージのせいもあるだろうが。
しばらく休憩の後、ゆっくりと車を進めトンネルに進入開始。
こういう体験は始めてなので、ワクワクするような妙な高揚感を感じる。
友人達もいい年して遊園地の乗り物を前にした子供の様な表情で目を輝かせていた。
それほど寂れた場所ではないとは思うのだが、後続の車は来なかった。
なので、スピードをかなり落として進んだ。何かが起こる事を期待しながら。

しかし、特に何もおこらずトンネルの終端まで着いてしまった。
トンネルの壁などを観察していた友人達も、別に妙なモノを見た訳ではなさそうだ。
もう1度いってみよう、と提案が出て皆賛成した。
車をトンネルの端でUターンさせた。

今度も、何も起こらなかった。不満なので(と言うか、暇なので)
何度が往復してみよう、という事になった。
雨が強くなってきたのか、雨粒が車を叩く音がうるさくなってきた。
3,4往復ほどしただろうか、友人の1人が、「おい、もう帰ろう」と言い出した。
何も変わった事も起こらず、飽きてきたのだろう、と思った。
だが、何か声の調子がおかしかった。トンネルの出口が見えるあたりで
一旦車を止め、後ろを振り向いた。
帰ろう、と言い出した友人は肩を縮め、寒さに震えるような格好をしている。
もう1人は、その様子を見てキョトンとしている。
「え、どうした?何か見えたのか?」と聞いたが、
「いいから、とにかくここを出よう」と言う。
”何か”を見たのか?期待と不安で動悸が激しくなってきた。
雨は一層酷くなり、ボンネットを叩く音が耳ざわりに感じる。
とにかく、一旦ここを出て、どこか落ち着ける場所を探す事にした。

475 名前:名無しさん :02/10/12 01:55 ID:AJzwZH9I

国道沿いのファミレスに寄り、ようやく一息ついた。
夏も近い季節だというのに凍えるように震えていた友人も、
ようやく落ち着いてきたようだ。
「なぁ、もう大丈夫だろ?何を見たんだよ」
「聞こえなかったのか?あれが」友人は怪訝そうな顔で僕達を見た。
妙な怪音の類か?それとも声?しかし、僕には心当たりはなかった。
もう1人の友人も、何が何やら、といった表情をしている。
「別になにも・・・まぁ、運転してたし、雨もうるさかったしなぁ。」

「聞こえてたじゃんか!」いきなり声を張り上げられて、驚いた。
深夜なのでファミレスにはほとんど人はいなかったが、
バイトの店員が目を丸くしてこちらを振り向いた。
しかし、彼がなにを言っているのか理解できない。
「何が聞こえてたって?はっきり言ってよ」
気恥ずかしさと苛立ちもあって、少し強い口調で言ってしまった。

しばらく重い沈黙が続いたあと、彼が口を開いた。
「雨だよ、雨の音。」
「俺達はずっとトンネルの中に居ただろ!なんで雨が車に当たるんだよ!」



476 名前:自殺名所の”管理”人 :02/10/12 01:56 ID:AJzwZH9I
後輩の塩崎が「よいバイトがあるんすよ」と寄ってきたのは
残り数日で大学恒例の長い長い夏休みに入るという頃だった。
「何だよ。屍体洗いとか、新薬の実験はいやだぜ」
と茶化すと、シオ(塩崎)は笑った。
「大丈夫ですよ、公園の管理人なんですから」
シオも私と同じ映画サークルだったから毎度毎度、
製作費用造りにヒーヒー言っているクチだった。

「いくら?」
「十日で二十万。その代り、泊まり込みですけどね」

その当時はコンビニの時給が430円から始まる世界だったから、それは
もうもの凄い美味しいバイトだった。
「これから面接があるんス」
シオはそう言うと、ひとり私を残してホールを出ていった。
翌日、顔を合わせたシオに、私はバイトの結果について訊ねた。

「どうだった?」
「ええ」

シオは複雑な心境を、顔にそのまま出して頷いた。
シオの話ではバイトは一日二万円、
その代り途中で辞めたら全額パァーという過激なものだった。
「変な条件だな。公園の管理だろう?」
するとシオは顔を上げて、嘆願するような表情になった。

477 名前:自殺名所の”管理”人 :02/10/12 01:57 ID:AJzwZH9I

「だって****ですよぉ」
「え?あの自殺の名所の!」

私はつい叫んでしまった。
ハードだ。なんてハードな仕事なんだろう。
事情により名は伏せるが、****は断崖絶壁から
人がバラバラ落ちるのが有名すぎて、小説の舞台になったりもしている場所だ。

「どうすんだよ」
「やりますよ」

シオは暗い顔で言った。

管理事務所は公園の中にあった。
観光協会の人が案内してくれた絶壁の景色も、
夕方になると、オレンジ色の日差しの中で凄みを増した。
「もう汚名返上だよ」
協会の田辺さんはそう言った。
彼が言うには、自殺者のおかげですっかり家族連れが来なくなってしまった。
この暗いイメージのままでは、みんなの生活が成り立たなくなってしまった。
それ故、毎年夏になると、二十四時間体制で自殺者を防止しようとしているのだ。

478 名前:自殺名所の”管理”人 :02/10/12 02:34 ID:AJzwZH9I

「去年はふたり助けたんだよ」

しかし途中で逃げ出すバイトが多く、しかたなく高額ながら
後払いという形式にしたのだ。
「ずっとやるわけでないから、あんたの後釜探せないからね」
シオの役割はこうだ。
夕方、管理事務所の人が帰る頃から部屋で待機。
旅館の方から不審な人物の連絡を受けた協会が、シオの部屋に電話を入れる。
そして、シオは公園をチェックする・・・・というわけだ。
「普段は協会の人がやってらっしゃるんですか?」
田辺さんはシオの問いに答えた。

「おっかなくて、やんね」

頂上から長い階段を下ると、岩盤剥き出しの岸についた。

「ここが通常の落下地点だ」
「屍体は必ず1回は波で外海に出てしまう。
戻ってくるのは一割くらいで、そうするとここにたどりつく」

田辺さんは、顔が赤くなったり白くなったりするシオを連れて、
洞窟の中に入っていった。洞窟の中は広く、
奥には驚くほど大量の蝋燭と社がひとつあった。
「この洞窟の岸に、打ち上げられる。満潮時には
波がここまでやってくるから、いま入ってきた入口も潜ってしまうわけだ」

479 名前:自殺名所の”管理”人 :02/10/12 02:35 ID:AJzwZH9I

シオはさっきから肩を軽く引っ張られるような気がしていた。
田辺さんも、しきりと肩のあたりを揉んでいる。
「じゃ、部屋に行くか」
田辺さんは入口とは逆に洞窟の奥へ進んでいった。

「ここだ」

そこには錆び付いた鉄の門があり、鎖がグルグルと巻き付けてあった。
苦労して開けると岩を削った白い階段が続いていた。
田辺さんが近くのスイッチを捻ると階段の天井に吊るされた裸電球が点いた。

「上だ」

田辺さんはヌラヌラと染み出す水で濡れる岩肌に手をつきながら
階段を昇っていった。
シオは既にショックと恐怖で頭がフラフラしていたが、
取り残されないようについていった。

「ここは崖をくりぬいて造った階段だ。屍体を引き上げるときに
アッチの階段じゃ危なすぎてな、それで造った」
「上は何ですか」
「公園に出る。さあ、ここだ」

このときのショックを、シオは後に「背骨が抜けそうだった」とこぼした。
そこは階段の途中にあった。

480 名前:自殺名所の”管理”人 :02/10/12 02:36 ID:AJzwZH9I

「ここですか」

うむと田辺さんは頷くと、すりガラスの引戸を開けた。
四畳ほどの広さの部屋だった。
なんとも言えない嫌な湿気が充満していた。
「年に何年も使わないからな。湿気てんだ。でもTVあるから」

電話は協会との連絡専用で外部にはかからない。
田辺さんはそれだけ言い残すと部屋を出ていった。
シオはひんやりとした部屋に一人残された。
一日目、二日目は何もなかった。それが始まったのは三日を過ぎてからだった。
昼は町に出てぶらぶらし、夕方頃には戻っているというパターンを造った
シオは、その日、映画を観て(これは協会からタダ券を貰えた)、パチンコを
してから戻ってきた。
戻ってTVを見ていると、下の鉄扉をガンガンと殴る音がする。
誰か連絡に来たのかなと思って時計を見ると、いつの間にか十時を過ぎていた。

「ハ〜イ」

引き戸を開けて声をかけるが返事はない。引き戸を閉めると、再びガンガン
と叩く音が階段の奥から反響してきた。

「誰かいるんですか」

声をかけてハッとした。
この時間には入り口が水没している。
外から洞窟に入れる者はいなかった。
シオは部屋へ戻ると敷きっぱなしの布団の中に潜り込んだ。
ジュースをガブ飲みするとTVのボリュームを上げて横になった。

481 名前:自殺名所の”管理”人 :02/10/12 02:37 ID:AJzwZH9I

そのまま少しウトウトとした頃に電話が鳴った。
飛び起きて出ると無機質な合成音の声がした。

「時報をお知らせします」

なんだと切ろうとして外線は通じていないことを思い出した。
何かがペタリペタリと上がってくる音がした。
シオは布団を巻き付けると壁に身体を押し付けて、
さらにTVのボリュームを上げた。
「何か」は暗い階段を上がってきた。すりガラスにはボンヤリとした影が映った。
シオは眠れずにいた。
四日目の夜、協会から電話が入った。

「赤い服の女性を探してくれ」

公園の中に人影はなく、また該当する女性の遺留品もなかった。
部屋の中に戻るとTVが反対の側においてあり、テーブル上は、なぎ払われた
ように畳の上にすべて落とされていた。
電話は放り出され、受話器が外れていた。
シオは驚きながらも、協会に連絡を入れた。

「夕方からここにいますけどそんな連絡してませんよ」

年配のおばさんが答えた。

その夜、下の扉を叩く音と女性のもの凄い悲鳴が聞こえる。

482 名前:自殺名所の”管理”人 :02/10/12 02:39 ID:AJzwZH9I

五日目。

身体の調子がダルくて睡眠不足から目が痛くなったシオは、布団を公園に
運びだしベンチで眠った。
起きたときには夕方になっていた。
部屋に戻るとドドドッとべらぼうな数の人間が駈け降りる音がして、
部屋が揺れた。
身構えていると上の方から声が聞こえてきた。

「弱虫・・・・」
「うるせぇ」

すると「それ」は笑ってシオを挑発した。

「見せてやろうか見せてやろうか」

シオはそのとき、誰かに足を掴まれた。
驚いて布団を剥ぐと今度は下の方からゲラゲラと笑い声がしたという。

翌日、田辺さんが訪ねてきた。
「できるかね?」
シオの様子を見て心配そうに声をかけてくれた。
シオは、これまで見たことを田辺さんに話した。
「いろんな事情の人間が死んだから、君みたいな元気の良いのが羨ましいんだろう」


483 名前:自殺名所の”管理”人 :02/10/12 02:40 ID:AJzwZH9I

シオは連日の睡眠不足から「船酔い」のような状態になっていた。
横になると胃が騒いで吐きそうになるし、座っていると目が回るようだった。
いつのまにか寝てしまっていた。
目を覚ますと午前二時になろうというところだった。
今度ははっきりと女の声が聞こえた。

「弱虫」

「うるさい」

シオが乱暴に言い返すと、ゲラゲラと笑い声が聞こえた。

突然停電した。
同時にすりガラスがドンドンと叩かれた。
懐中電灯で照らすと引き戸の向こうに人が
立っていた。背広姿で、足はあった。
でも頭の部分には何もなかった。
シオは布団をバリケードにするように壁に背中を押し付けた。

「こんばんは」

突然、耳もとで声がして、後ろから抱きつかれた。
背後は壁である。
シオは悲鳴をあげた。
肩にかけられた手がズブズブと自分の中に突っ込まれていくような気がした。
鋭い痛みとともに、なんだかわけがわからなくなってしまった。
失神したシオは何か異様なものを感じて目を覚ました。
日の出が見えた。


ボグッと勢いよく水に顔を突っ込み、シオはむせた。
あたりを見回すと、自分は海の中にいた。背後には洞窟。
驚いて引き返すと鉄の扉の鍵は外され、扉は開いていた。
鍵はシオの部屋の中と協会にしかないはずなのに、だ。
全身ズブ濡れになりながら、シオは外の階段を登っていった。
あの洞窟の中には二度と戻りたくなかった。
シオの様子を見て田辺さんは仰天し、途中で帰るのを許してくれた。
お金も六日分、交通費込みで払ってくれた。

以後、そのバイトは募集されていない。



484 名前:名無しさん :02/10/12 02:44 ID:AJzwZH9I
Aくんの家にBくんが遊びにきたんだけど、遊んでいる途中にCくんから
「ねえ、聞いた?さっきBくんの家が火事になって一家全員焼け死んだらしいよ」
という電話がくるのね。
んでAくんが「え?何いってんの?Bくんならここに……」
っていってBくんのほうを見たら
そこには黒焦げになって座っているBくんの死体があった。




485 名前:名無しさん :02/10/12 02:45 ID:AJzwZH9I
いじめられっ子がいじめっ子にセミを食わされて、その日の夕食が
エビフライなのを見て吐いちゃって(セミと似てるから)死んじゃって。
で、セミ人間として生まれ変わったいじめられっ子がいじめっ子を
地中深くに連れて行く。



486 名前:信号手 :02/10/16 02:17 ID:poB7q3ts
「おーい、そこのひと!」

と、私は呼びかけた。
その男は、ぐるぐる巻きにした手旗を片手に持って、鉄道の信号所の入り口に
立っている。一方、私のほうは、崖のようになった切通しの上に立っていた。
声が上から聞こえたのは、分かっているはずなのに、男は私のほうを見あげないで、
くるっと振り返り、線路の先のほうへ目を向けた。
その態度には、どういっていいか分からないが、妙なところがあった。
深い切通しの下にいるので、男の姿は影になっている。
私のほうはずっと上にいて、夕焼けの赤い色に染まっていたので、
彼の姿は見えにくかったのだが、それでもそのそぶりは妙に見えた。

「おーい、そこのひと!」

また呼ぶと、男は線路の先のほうを見ていた姿勢から、くるりと向き直り、
今度は目をあげて私のほうを見た。
「そこへおりる道はありませんか?ちょっと話をしたいんだが」
私がそう聞くと、男はなんとも答えず、ただこちらを見あげているだけだった。
こちらも同じ質問を繰り返す気になれず、黙って見下ろしていた。
ちょうどそのとき、かすかに地響きがして、あたりの空気が震え出したと思うと、
それが激しい振動に変わり、列車がすごい勢いで突進してきたので、
私は思わず後じさりした。

487 名前:信号手 :02/10/16 02:22 ID:poB7q3ts

列車が轟音とともに走り去り、舞い上がってきた蒸気が地面をかすめ流れていった。
もう一度下を見下ろしてみると、男は信号の手旗を巻いているところだった。
私はさっきと同じことを聞いてみた。
男はちょっとのあいだ、じっと私を見ている様子だったが、巻いた手旗で、
私のいる崖上のニ、三百メートル先のあたりを指した。
私は「分かった」と、声をかけて、そちらへ行ってみた。
彼が指したあたりに、段々を掘りつけたジグザグの小道が見つかったので、
そこをたどっておりていった。
この切通しは、岩を切り崩して作られたらしく、下へ行くほど
じとじとと水が滲み出し、じめついていた。
男の姿が見えるあたりまでおりていくと、
彼は列車が通過したばかりの線路のレールの上に立っていた。
まるで、そこに、私の姿が現れる、とでも思っているような様子だ。
その様子が余りに妙だったので、私は一瞬、立ち止まったほどだった。

線路の走っている下までおりて、近寄ってみると、男が血色の悪い、浅黒い顔を
しているのが分かった。黒いあごひげを伸ばし、長めの濃い眉をしている。
彼の受け持ち場所である信号所は、さびしい陰気なところだった。
両側には水のたれている岸壁がそそり立ち、
その真ん中に空が細く見えているだけだ。
線路がのびているずっと先まで、この両側の岸壁は湾曲しながら続いている。
その反対方向は見通しが短く、
陰気な赤信号灯と、真っ暗なトンネルの入り口が見えるだけ。
トンネルの入り口は、赤信号灯よりも陰気な感じで、
そのどっしりとした造りには薄気味の悪いものが感じられた。
めったに日も射さないとみえ、いやな匂いがしていた。
おまけに冷たい風が吹き抜けるので、
この世の外にでも来たような気がして、ぞっと寒気を感じた。

488 名前:信号手 :02/10/16 02:24 ID:poB7q3ts

男はトンネルの入り口の側にある赤信号灯のほうを、妙な目で見ていた。
まるでその危険信号灯に、何か異常でもあるかのように、その周りを見回してから
私のほうへ目を戻した。
「あの信号灯も、あなたの受け持ちなんですか?」と、私は聞いてみた。
彼は低い声で答えた。「そうにきまっているでしょう」
その陰気な目つきと表情を見て、これは人間じゃなく幽霊ではないだろうかと、
私はふと思ってしまった。
あとから考えてみると、
あの男の考えていたことがそのまま私に伝染したのかもしれない。
だがそのときは、彼の目の中に私に対する恐怖が潜んでいるのを見て
私のばかげた考えは消えてしまった。
私は無理に作り笑いを浮かべて言った。

「なんだか、怖いものでも見るように、私を見ていますね」
「前に見かけたことのある人じゃないかと思ったもので」と、彼は答えた。
「どこで?」
彼はトンネルのそばの赤信号灯のほうを指差した。
「あそこで?」と私はまた聞いた。
穴のあくほど私を見ている彼の目が、そうです、と答えていた。
「あんなところで、私が何をするんです?
私は前にここに来たことは絶対にありませんよ」
「私の見間違いかもしれませんが」

その後はうちとけた態度になり、
いろんなことを尋ねる私の質問にも、気軽に答えてくれた。
ここでの仕事は、そんなに多くはない、ということだった。信号の切り換え、
信号灯の点検と整備、ときどき鉄のハンドルを回す仕事。
せいぜいそんなところらしい。
それから信号所に案内してくれた。
信号所の中は、ストーブに火が燃えている。業務日誌をつけるための机。
ダイヤルや、文字盤などのついた電信機。それと、連絡用の小型ベルもあった。
私の尋ねることに対し、彼は沈んだくらいまなざしで、
私とストーブの火をかわるがわる見ながら、物静かに語った。
鉄道の仕事のことだけでなく、自分の若かった頃のことや、
消え去った希望などについても、話してくれた。

489 名前:信号手 :02/10/16 02:25 ID:poB7q3ts

話の途中で、何度かベルがなって、中断された。
電信機で入ってくる連絡事項を読み上げ、それに返信を打ったりした。
一度は、外に出て行って、通り過ぎる列車に向かって手旗をふり、
機関士に連絡事項を伝えたりもした。
そのときの彼の態度は、実にきびきびとした勤務ぶりで、
きちんと仕事をこなしていた。
そのあいだは私との話もやめ、仕事が済むまで口もきかなかった。
信号手としては信頼できると思えたが、ただひとつ気にかかることがあった。
それは、話をしている最中に二度も、急に顔色を変えて、言葉をきり、
鳴ってもいない小型ベルのほうへ目を向けたことだ。
そして、締め切ってあった信号所の扉を開け、トンネルの入り口の
赤信号灯のほうを見たのだった。
その二度とも、どういっていいかは分からないが、
何か妙な顔つきをして、火のそばへ戻ってきた。
帰りがけになって、私は立ち上がったとき言った。

「あなたは、ご自分の仕事に、じゅうぶん満足されているようですね」
正直にいうと、私は何らかの反応を期待して、わざとそう言ってみたのだ。
「仕事に慣れてしまっているからでしょう」
はじめに口をきいたときと同じ、低い声で、彼は答えた。
「でも、よく分からない。なんだか不安でね」
すかさず私は問い返した。
「何が不安なんですか?」
「どうも説明しにくいことでして。この次に来られることがあったら、
そのときにお話しますよ」
「もちろん、また来ますよ。いつがいいですかね?」
「勤務は明日の朝早くにあがります。そして、夜の十時に、また出勤してきます」
「それでは、夜の十一時に来ましょう」
彼は承知して、戸口まで送ってきた。そして、例の低い声で言った。
「上へあがる道がみつかるまで、この白色ランプを点けていてあげます。
道がみつかっても、どなったりしないで下さい。上へあがり着いても、
決して、どなったりしないで下さいよ」
その言い方にまたもや妙なものを感じたが、
私はただ「わかりました」と、答えただけだった。

490 名前:信号手 :02/10/16 02:27 ID:poB7q3ts

「それから、明日の晩に降りてこられるときも、どなったりしないで下さい。
最後に、ちょっと聞きたいことがあるんですが、最初『おーい!そこのひと!』と
大声でどなられたのは、どういうわけでしょうか?」
「さあ、どういうわけだか。確かに、そんなふうなことをどなったが・・・」
「そんなふうなこと、じゃありません。その通りのことを、どなりましたよ。
私は、あの言葉を、よく知ってるもので」
「ただ、あなたの姿が見えたから、そうどなっただけでしょう」
「それだけ?」
「他にどんな理由があります?」
「えたいのしれない何かが、あのことばを、あなたに伝えたというような感じは?」
「いや、ぜんぜん」
彼は、おやすみなさい、と挨拶して、白色ランプをさしあげた。
私は線路ぎわを歩いていった。
後ろから列車がやってきそうで、あまりいい気持ちがしない。
すぐに、ジグザグの小道を見つけた。
おりるときよりは、登るほうが楽だった。
別に変わったこともなく、私は宿に帰り着いた。

491 名前:信号手 :02/10/16 02:28 ID:poB7q3ts

次の日の夜は、約束どおりの時間に出かけた。ジグザグの小道をおりかけたときに、
遠くのほうで時計が十一時を打つのが聞こえた。小道をおりたところで、
信号手が白色ランプを持って、待っていてくれた。
「どならなかったでしょう。もう口をきいてもいいですか?」と、私は言った。
「ええ、どうぞ」
「では、こんばんわ」
「こんばんわ」
挨拶を済ますと、私たちは信号所まで歩いていき、中に入って、
ストーブのそばに腰を下ろした。座るとすぐに、彼は身を乗り出して、
「お話しする決心をしましたよ」
ほとんどささやくような声で、そう切り出した。
「何が不安なのかと、昨日聞かれましたね。
じつは、あなたを他の人と間違えていたんです。それで、不安だったんですよ」
「間違えたから?」
「いいえ、その他の人のことが」
「それは、だれですか?」
「知らないんです」
「私に似ている?」
「さあ、それも分かりません。顔を見たことがないんです。
左腕で顔を覆って、右腕をふっていました・・・・・・
さかんに振り回していました、こんなふうに」
その動作は、片手を振り回しながら、「そこをどいてくれ!」と、
激しい勢いで言っているような、身振りだった。

「それは、ある月夜の晩のことです。ここに腰掛けていたとき、
『おーい!そこの人!』と、怒鳴る声が聞こえました。
私はぎょっとして立ち上がり、戸口から外を見ると、
誰だか分からない男が、トンネルの入り口の赤信号灯のそばに立って、
今してみせたような動作をしていたんです。
しゃがれたような声でしたが、『気をつけろ!気をつけろ!』と、叫ぶかと思うと、
また『おーい!そこのひと!気をつけろ!』と、どなるんです。
私は手提げランプをとって駆け出していき『どうしたんだ、何かあったのか?』
と、大声で聞きました。
その男は、真っ暗なトンネルのすぐ外に立っていました。
しかもずっと、左腕で目をふさいでいるので、変だなと思いました。
私はそばまで行って、その男の左腕を引きのけようとしました。
と、とたんに男の姿はかき消えてしまったんです」

492 名前:信号手 :02/10/16 02:29 ID:poB7q3ts

「トンネルの中へ入ったんでしょう」そう、私は言った。
「違うんですよ。私はトンネルの中へ走り込み、五百メートルほども行きましたが、
男の姿はどこにも見当たりませんでした。
そこで立ち止まり、頭の上にランプをかざしてみると、
入り口からの距離を書いた数字が見え、水のシミが壁を伝って流れ落ち、
アーチ型になった天井からは水滴がしたたっているのが見えました。
私はどうも、トンネルの中というのが、死ぬほど嫌いなものですから、
また夢中で入り口へ駆け戻りましてね。
手提げランプで、赤信号灯の周りを見て回ったり、鉄の梯子をのぼって、
一番上の台まであがってみましたが、なにひとつ異常は見つかりません。
それで、またここへ駆け戻りまして、上りと下りと両方に、
『警報をうけた。異常はないか』と電信で問い合わせました。
返信は、上り・下りとも『異常なし』でした」

話を聞いていて、私は背筋を冷たい指でゆっくり撫でられているような感じがした。
だが、その気持ちを押さえて、
「その男というのは、あなたの目の神経が見た幻覚に違いない」
と医学的な説明を加えて、言ってやった。
「叫び声が聞こえたように思ったのも、説明がつきます。
ちょっと、耳をすましてごらんなさい。
私たちがこうして話しているあいだにも、外の切通しには、
あんなに風が吹き抜けていて、ほら、
電線がハープを奏でているように聞こえているでしょう」と、私は言った。
ふたりとも、しばらく耳をすましていた。
「ああいう風や電線の音なら、私はよく知ってますよ。もう何年も、
長い冬の夜を一人で過ごしてきたんですから。
ところで、失礼ですが、私の話はまだ終わっていないのですが」と、彼は言った。
私が話をさえぎったことを謝ると、彼はゆっくりした口調で、こう言ったのだ。
「その男の姿を見てから六時間後、ひどい列車事故がこの先の線路で起こりました。
十時間もたたないうちに、たくさんの死者や負傷者が、トンネルを通って運ばれ、
あの男が立っていた場所に置かれたんです」

493 名前:信号手 :02/10/16 02:49 ID:poB7q3ts

ぞーっとして、身震いが体を走ったが私はそれを必死に押さえた。
私はまた口をはさんだ。それはたいへん不思議な偶然の一致だが、
それでも、そういう偶然はよくあることだから、と言った。
彼はまた、「話はまだ終わっていないのですが」と言った。
私は、何度も話の腰をおってすみませんと謝った。
彼はうつろな目で肩越しに後ろを振り返りながら、話を続けた。
「その列車事故は、今からちょうど一年前のことでした。
それから、六、七カ月たって、私もその驚きと打撃から立ち直った頃、
ある朝、夜明けがたでしたが、
この信号所の戸口に立って、赤信号灯のほうを見ると、またあの幻が見えたんです」
「それで、何か叫びましたか?」
「いいえ。黙っていました」
「腕を振り回したのですか?」
「いいえ。赤信号灯の柱に寄りかかって立ち、両手で顔を覆っていました。
こんなふうに」
それは悲しみにくれた人のような身振りだった。
墓石などでよく、そういう格好をした石像を見たことがある。
「そばまで行ってみたのですか?」
「私はここに戻って、座り込んでしまいました。心を落ち着けたかったのと、
気が遠くなりそうだったからです。もういちど戸口へ出てみたときは、
空に太陽が輝いていました。幽霊の姿は消えていました」
「でも、何も起きなかったんでしょう?起きたんですか?」
彼は人差し指で私の腕をニ、三度つつき、気味の悪い頷き方をした。

494 名前:信号手 :02/10/16 02:51 ID:poB7q3ts

「その日のことでした。列車がトンネルを出てきたとき、
私の立っていた側の客車の窓に、何人もの人の手や頭がゴチャゴチャに固まって、
何かを振っているようでした。
それを見るとすぐ、私は機関士に『停まれ』の信号を送りました。
機関士は蒸気を切り、急ブレーキをかけましたが、
列車はそのまま百五十メートル以上走ってから、停まりました。
私は列車のあとを追いかけ、その横を走っていくと、
人の悲鳴と、わめく声が聞こえてきました。
客の個室で、若い女の人が死んでいたのでした。

その女の人の死体は、この信号所に運ばれ、すぐそこの床の上に横たえられました」
彼の指差した床から、彼の顔へ視線を戻し、私は思わず椅子を後ろへずらした。
何か言おうにも、口がからからに乾いて、何も言えない。
その物語の続きのように、風と電線が長い悲しそうな声をあげた。彼は話を続けた。
「私の不安な気持ちは、お分かりでしょう。
じつは一週間前に、あの幽霊がまた戻ってきたんです。
それ以来ずっと、ときどき思い出したように、あそこに立っているんですよ」
「あの信号灯のところに?」
「ええ、あの危険信号灯のところにです」
「こんどは、どんな様子で?」
彼は前のときよりももっと激しい勢いで、
「危ない、そこをどけ!」というような身振りをしてみせた。
「おかげで、私は心の安らぐときがありません。そいつは何分間もぶっつづけに、
『そこのひと!気をつけろ!気をつけろ!』と、呼びかけつづけるんです。
私に向かって手を振り、あの小型ベルを鳴らし・・・」

495 名前:信号手 :02/10/16 02:52 ID:poB7q3ts

私はそれで、昨日の彼の妙な振る舞いのことを思い出した。
「昨日、私がここにいたときも、そのベルが鳴ったので、
あなたは戸口へ出てみたのですか?」
「ええ、二度」
「それなら、あなたの気のせいですよ。
私はずっと、目も耳もそのベルに向けていたが、
二度ともベルは鳴りませんでしたよ。
駅からの連絡で、一度だけ実際に鳴ったのを別にすればね」
「そういうことで、間違えることはありませんよ。
幽霊の鳴らすベルと、人間の鳴らすベルとを、聞き間違えたことはありません。
幽霊が鳴らしたときは、他のときにはありえない妙な振動のしかたをします。
それに、その振動は目に見えるわけじゃありませんしね。
あなたには聞こえなかったでしょうが、私には聞こえたんです」
「あなたが外を見たとき、幽霊はあの場所にいるようでしたか?」
「いました」
「二度とも?」
彼はきっぱりと言った。
「二度ともです」

「今も見えるかどうか、一緒に戸口まで出てみませんか?」
彼は気乗りしない様子だったが、それでも椅子から立ち上がった。
私はドアを開けて、外に出たが、彼は戸口に突っ立ったままだった。
赤の危険信号灯が点いているのが見えた。真っ暗なトンネルの入り口も見えた。
切通しの水にぬれた岸壁も見えた。その上の空には、星が光っている。
「幽霊の姿が見えますか?」
私は、彼の顔つきに注目しながら、聞いてみた。
彼はそれ以上できないほど目をみはり、その場所を凝視していた。
私も同じような目つきをしていたのかもしれないが。
「いや、いません」と、彼は答えた。
「私にも見えません」と、私は言った。
私たちは中に入り、また椅子に座った。彼は淡々と切り出した。
「これでじゅうぶん、わかっていただけたでしょう。私が何より不安なのは、
あの幽霊が何を言おうとしているのか、という疑問が解けないからなんです。
幽霊は何を警告しているのでしょうか?」
自分の中にあることを、反芻しているかのように、
ストーブの火を見つめて話している。
私のほうへは、たまにしか目を向けなかった。

496 名前:信号手 :02/10/16 02:55 ID:poB7q3ts

「『きをつけろ!』とは、どういうことでしょう?
どこに危険があるというのでしょう?
この鉄道線のどこかに、危険が迫っている。
なにか恐ろしい惨事が起きるにきまっている。
今までの例から考えて、三度目もきっと、何か恐ろしいことが・・・。
それにしても、なんで私にだけ知らせるんです?私にどうしろというんですか?」
彼はハンカチを出して、額の汗を拭いた。
人の命に関わるかもしれない問題だけに、その苦悩は深いのだ。
両手で何度もこめかみをこすりながら、彼は話し続けた。
「はじめて赤信号の下に立ったとき、どこで事故が起きるか、
どうして教えてくれなかったのか。
どうしたら事故を防げるのか、なぜ、教えてくれなかったのでしょう?
二度目に現れたときは、顔を隠していましたが、そんなことをしないで
あの女の人は死ぬことになっているから列車に乗せてはいけない・・・とか、
なぜ教えてはくれなかったんでしょう?
その二度とも、警告がでたらめではないことを、私に悟らせて、
三度目の事故に備えるようにさせるためだったのなら、
なぜ今度は、はっきり警告してくれないのか。
私など、こんなさびしい信号所の、ただの信号手にすぎないのに。
もっと信用もあり、行動もできる人に教えてあげればいいじゃありませんか」

497 名前:信号手 :02/10/16 02:57 ID:poB7q3ts

私は、この気の毒な男のために、
今のところは気持ちを鎮めてやるのがなによりだろう、と思った。
そこで、それが現実のことか、超自然のことかということはこの際べつとして、
自分の職務をちゃんと果たした人は必ず報われるに違いないのですから、
と言い聞かせて、慰めてあげた。
それで彼は、少し落ち着いてきた。
それに、夜が更けるにつれて、彼も職場での仕事に
いっそう注意を向けるようになったので、私は午前二時にその信号所を出た。
一晩中ここにいましょうか、と言ったのだが、彼が断ったのだ。
崖の小道を登っていったとき、私は何度も、あの赤信号灯を振り返ってみた。
その赤信号灯がいやな感じだったことを、今でもおぼえている。
連続して起きた二つの事故のこと、死んだ若い女のことも考え、そのことも
私を鬱々とした気分にさせた。
ああいう話を聞かされた私としては、
自分がどうすればいいか、ということも考えざるをえない。
あの信号手が頭がよくて、注意深く、
勤勉で真面目な人物だということはよく分かっていたが、
あのような精神状態ではいつまで仕事を続けられるか、
疑問に思わないわけにはいかない。
考え抜いたあげく、
この辺りで名医といわれている医者のところへあの信号手を連れて行き
その診断を受けさせるのがいいだろう、と心に決めた。
彼の話では、夜が明けて一、二時間すれば非番になり、日が暮れてから
また勤務に戻るということだった。私はその時間にあわせて、もう一度
あの信号所を訪ねてみるつもりだった。

498 名前:信号手 :02/10/16 02:58 ID:poB7q3ts

あくる日の夕方は、気持ちのいい夕暮れになった。私は夕暮れの景色を楽しむため
早目に散歩に出た。
切通しの崖の上まで来たときも、太陽はまだ沈んではいなかった。それで、
もう少し散歩をして日の暮れるまで待つことにしよう、と思った。
あの信号手が勤務につくのは、もう少したってからだろうから。
切通しのふちに立ち止まり、はじめてあの男の姿を見た場所から、
ふと下を見下ろしてみた。
とたんに、なんとも言い表しようのない戦慄をおぼえた。
トンネルの入り口のそばに、
左腕で目を覆って、激しく右腕を振っている人の姿が見えたからだ。
だが、その戦慄はすぐに消えた。というのは、
それが幽霊などではなく、本物の人間だと分かったから。
他にも数人が少し離れた場所に立っていて、その人たちに向かって、
そのような身振りをしてみせているらしいのが分かったからだ。
赤信号灯はまだ点いていなかった。
何か事故が起きたのだ、ということだけは分かった。
神経がまいっているらしい、あの信号手を一人にしておいたことが、
取り返しのつかない不幸を招く結果になったのではないか、
という不安にかられた。
それで、できるだけはやく、段々のついたジグザグの小道を、駆け下りていった。
「どうしたんですか?」
私はその場にいる人たちに尋ねた。
「信号手が今朝がた、事故死したんです」

499 名前:信号手 :02/10/16 03:00 ID:poB7q3ts

なかの一人が、みんなを代表するように、そう答えた。
「まさか、あの信号所の人じゃないでしょうね?」
「いえ、そこの人だと思います」
「私の知っている人かもしれません」
「知っているのなら、見ればわかるでしょう。顔はどうもなってませんから」
そういうと、厳粛な様子で帽子を脱ぎ、
死体にかぶせてある防水布の端を持ち上げてみせた。
やはり私の知っている、あの信号手だった。
信じられなかった。
「どうして、どうしてこんなことになったんですか?」
私は、みんなの顔を次々に見回しながら、尋ねた。
「機関車に轢かれたんです。
イギリス一といっていいくらい、
自分の仕事をちゃんと心得ている男だったんですがね。
どうしたわけか、線路の外に出ていなかったんですよ。
夜が明けたばかりのときでしてね。手提げランプを持って立っていました。
機関車がトンネルを出てきたときは、
そちらに背を向けて立っていて、轢かれてしまったんです。
そのときの機関士が、事故のときの模様を説明していたところなんですよ。
トム、この方にも話してあげてくれ」

トムと呼ばれた男は、トンネルの入り口へと歩いていった。
彼はそこにたって、説明し始めた。
「トンネルの中のカーブを曲がったときなんです。そこ、そのはしのところに、
彼の姿が見えたんです。ちょうど望遠鏡で見るように、見えました。
もうスピードを落とすひまはなかったし、
彼が用心深い人だということは知ってました。
ところが、汽笛に気づいた様子がないので、
ぶつかりそうになったとき、汽笛を止めて、
できる限りの大声を張り上げ、どなったんですよ」
「何とどなったんです?」
「『そこのひと!気をつけろ!気をつけろ!あぶない、そこをどけ!』って」
背筋がぞーっと冷たくなった。
機関士は続けた。
「それはもう、恐ろしかったですよ。私はどなりつづけたんです。
見ているのが恐ろしいので、こっちの左腕で目を押さえて、
こっちの手を最後まで振り続けたんです。でも、もう間に合いませんでした」



500 名前:名無しさん :02/10/19 03:20 ID:9cpPo4Z6
私が家族で去年の夏に那須高原に旅行に行った時の話です。
ちょっと大きめの素敵なホテルに泊まりました。
ゴルフ場付きの立派な眺めのいいホテルで
父などはゴルフの練習三昧です。
私は弟と一緒にあちこちショッピングに回りました。
でも私があまりにぐすぐすと商品を見るので
弟はあきれて私を置いて先にホテルに帰ってしまいました。
私が買い物に未練を残しつつホテルに帰ったのはもう夜の11時過ぎ。
ホテルの正面ロビーは既に暗くてフロントにもなぜか人がいませんでした。
私はエレベーターに乗って泊まった部屋のある9階に行こうと思ったのですが
密室状態になるエレベーターの中は危ないかな,と思い直して
階段で上ることにしました。
1階,2階,3階・・・と登り始めたのですが・・・
いつまでたっても9階にたどり着かないのです。
本当ならもう20階くらいに達したんじゃないかと思ったあたりで
私はとうとう我慢できなくて階段口から止まり部屋のあるはずの廊下に出ました。
ところが
そこは部屋などなく古びた和室がいっぱいあるだけなのです。
そのホテルは西洋風の建物で
そんな和室だらけの部屋の階があるはずもありません。
わたしはすっかり怖くなり泣きたくなったのですが
その和室だらけの階にもエレベーターの乗り口があり
ちょうどエレベーターが止まっていたので
それに飛び乗りました。
エレベーターはすぐに目的の9階につき
私はあっさり両親と弟のいる部屋にたどり着いたのです。

翌日,ホテル1階の食堂で朝食を済ませた後
弟と一緒にホテル内を見て回ったのですが
そんな和室だけの階はありませんでした。

あれはなんだったんだろう・・・と今でも思います。



501 名前:名無しさん :02/10/19 03:21 ID:9cpPo4Z6
三重県・鳥羽市〇島町の民宿で去年の夏にバイトしてた時のこと。
夜、浜で花火をやってた数人のお客さんの話。真っ暗な海に浮き輪を
つかって泳いでる人が十数人いた。初め、なんとも思わなかったが
何度見ても同じ場所に浮いている。深夜3時頃の話。帰ってきて
シャワーを浴びていたら窓からさっきの集団が覗いていたそうで
民宿はパニックになった。民宿の主人に聞いたら、その島では話しては
いけないことなんだって。私は見ていない。



502 名前:名無しさん :02/10/19 03:22 ID:9cpPo4Z6
どっかの古いホテルに泊まった人が
深夜エレベーターの側をたまたま通ったら、
いきなり扉が開いて、
中から10人ぐらいの男女がにたにた笑いながら
「おいでおいで」と手招きしてたそうな。



503 名前:名無しさん :02/10/19 03:23 ID:9cpPo4Z6
ネタギレダッ(・∀・)ウホウホ♪

504 名前:  :02/10/22 06:44 ID:aycvC6PQ

今夜の実況は こちらで

≪怪談百物語≫02年10月22日
http://live.2ch.net/test/read.cgi/endless/1035230638/

505 名前:名無しさん :02/10/23 00:45 ID:St2BePmA
>>504
html化待ちになっている訳だが・・・

ひょっとして、「またお前は騙されたわけだが」の一種?


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