元のスレッド
俺、書く。お前ら、読む。5
- 1 名前:Classical名無しさん :03/11/24 00:58 ID:vgQ8zTJ6
- 板違いのため一般書籍板から移行。
前スレ
俺、書く。お前ら、読む4
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1067848439/
荒らしは完全スルーで
- 2 名前:カンダタ親分 ◆KOw/mULY :03/11/24 01:01 ID:PDDcyMIw
- ぬ!!!!
- 3 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:04 ID:vgQ8zTJ6
- 親分キター!
迷ったんだけどむこうにはアドレスは出さないほうがいいかな・・?
- 4 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:05 ID:PNlxM05U
- 親分2げtおめでとうございます
- 5 名前:カンダタ親分 ◆KOw/mULY :03/11/24 01:06 ID:PDDcyMIw
- んーでも書かなかったらわかんねーヤツもいそうだしな!!
「俺」もクラウン知らねーって。。。。言ってた!!
だからわかんねーんじゃね?
立ててくれたからおまかせする。。。。。ぜ!!
- 6 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:12 ID:96IYvrCk
- 移民
- 7 名前:カンダタ親分 ◆KOw/mULY :03/11/24 01:13 ID:PDDcyMIw
- ロビーにも立ってしまった。。。
これは本当だから信じて
- 8 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:13 ID:vgQ8zTJ6
- 板名だけ書いた!1
- 9 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:16 ID:vgQ8zTJ6
- ほっほんとだ・・
- 10 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:20 ID:DxRuEfpw
- ここでいいのか?
- 11 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:28 ID:gZbWetDU
- 仕切り直しで。。ラスト800レス!!1すごい!。!!
俺氏。。迷子まじやばい!!!11少し心配ですし。。。ぬ!
最後まで一緒にくきっていくぜ!11
- 12 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 01:31 ID:64BjeYLY
- ( ´∀`)これた
- 13 名前:カンダタ親分 ◆KOw/mULY :03/11/24 01:36 ID:PDDcyMIw
- 俺キワ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ぬ!!ぬ!!!ぬ!!!!
- 14 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:41 ID:5kI17Giw
- >>12
いらっしゃい。
ところで元スレで展開していた小説は
こっちにコピペしたほうが良いんでしょうかい?
俺氏がやるならやらんですが、
俺氏がやらないなら変わりにやりますがどーします?
- 15 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 01:45 ID:64BjeYLY
- ちと仕事で手が離せないので、もしした方がいいと思うならお任せします。
明け方くらいからぶっ飛ばして出発侵攻( ´∀`)!
- 16 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:50 ID:5kI17Giw
- >>15
了解。それでは貼っときます。
38 名前:俺 ◆D13xEicL62 [残り850くらい] 投稿日:03/11/23 22:35
散散した自衛隊は東京防衛線各地点を次々と敵勢力に突破されていた。
戦車が、歩行隊員が、戦闘機が、町々と共に炎の中に沈みこんでゆく。
瓦礫と粉塵の中で息も絶え絶えに吉岡は這い回っていた。右足を大腿から戦車の破片に引きちぎられ、
彼の血が地面に太い線を刻んでいた。
「加奈子、加奈子ちゃん、お父さんはもう歩けないんですよ」
焦点の合わぬ目で、吉岡は名古屋に避難させた娘に話しかけていた。
「加奈子ちゃん、小鳥を逃がさん様に、また捕まえるのは事なのだよ、」
熱で地面によれ掛かったガードレールの支柱にしがみ付く。官給品のグローブが嫌な臭いを立てて煙を吹くが、吉岡はすでに動じない。
「加奈子ちゃん、名古屋に、泣かない様に、すぐに済む用事なのだよ、加奈子ちゃん」
吉岡はそのまま、兆候もなく突如死んだ。力の抜けた喉から、溶けた肺が少し流れ漏れた。
吉岡の亡骸の遥か上空、ヘリコプターの残骸をくわえたまま、翼竜が飛び過んだ。
濃灰色の空の中、いくつものそのどす紅い翼がバタバタと空気を叩き、群れの音を立てる。
その一陣の遥か後方、空を埋め尽くす程の紅い波が追従して来ているのが地上からもはっきりと見える。
そして千葉方面の大地は余す所もなく、紅く燃えていた。
- 17 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:51 ID:5kI17Giw
- 40 名前:俺 ◆D13xEicL62 [] 投稿日:03/11/23 22:46
地上の炎の中、甲冑を着込んだ兵士たちが進軍していた。針金の様な飾りが2本、その兜の上で踊る。
奇妙な兵士たちだった。甲冑の隙間から覗くのは肌でも衣服でもなく、黒い筋肉だ。
そして皆が六本の足で地面を素早く這いまわり、百万とも数えられる群れが一糸乱れずに進んでゆく。
時折瓦礫の間から飛び出す生き残りの人間に、容赦なく毒液を吐きかける。運の悪いその人間は悲鳴を上げる間もなく肉色に溶けた。
兵士たちは自分たちの所業にもあくまで無感情に、ドロドロという靴響を立てながら進んでゆく。
その音は遥か地下のトンネルにも届いていた。
一団の先頭を進む男は憤怒の感情を額に刻み、早くも抜き身出した刀を一際握り締めながら走る。
「蝶野さん、急いで上がりましょう。もういよいよ出番みたいですよ」
安齋が早口にまくし立てる。言葉とは裏腹に、不安と恐怖の表情は隠せていない。
「おう、テメー、その辺で上に出れる出口があるからよ、出口が。お前らもう心の準備はいいんだろうな、お前ら。オラエー」
蝶野の鼓舞に、義足とは思えぬ健脚の篠原が答えた。
「やる気満々ですう」
- 18 名前:代理 :03/11/24 01:52 ID:5kI17Giw
- 45 名前:俺 ◆D13xEicL62 [] 投稿日:03/11/23 22:55
大仁田とカブレラはまだ着慣れない甲冑を脱ぎ捨てた。
「たまらんのう、この鎧。汗でムレムレじゃ!!ムレムレじゃ!!」
「駄目ですよ、我慢しなきゃ。ただでさえこの世界じゃ浮き上がって見られるのに」
うやうやしく兜を脱いだカブレラは、窓の鎧戸を落とした。暗くなった部屋の中、二人のやっとの安堵のため息が落ちた。
「あのディアス!まだまだじゃ!!あんなザマじゃとてもじゃないが、小泉総理の役には立たんぞ!」
「しっ!声が大きいですよ!オズノ卿はどういう訳か、僕らの言葉を多少は理解している雰囲気だ。この館では滅多な言葉は吐かないで!」
「うるさいのう、わかっとるわかっとる。ファイアーファイアー」
大仁田は巨体をベッドに放り出す。金の支柱がかすかに軋んだ。
「しかしディアス・・・やってくれるかどうか、あの小僧・・・」
「今は待つんです。彼を殺すのは、もう少し先の話になりそうだ」
カブレラがランタンに灯を灯すと、彼の冷たい目つきが闇に浮かび上がった。
- 19 名前:代理 :03/11/24 01:53 ID:5kI17Giw
- 46 名前:俺 ◆D13xEicL62 [] 投稿日:03/11/23 23:02
街の瓦礫の中、女とディアスは距離を保ったままで睨み合いを続けていた。
「ディアス!あたしの話を聞きなさい!」
「黙れ!貴様は暗黒の騎士の手下だったんじゃないのか!そんな奴が俺に何を話したいって言うんだ!」
ディアスは油断なく、剣をいつでも抜ける位置に手を遊ばせている。
「あたしは騙されていただけよ!あたしはアンタが暗黒の騎士だと聞いていたの!暗黒の騎士ディアスを討て、と!そう騙されていたのよ!」
「何だって!?どういう事だ!?騙されていたって誰に?」
ディアスの手が下がり、女も安心して彼に近づいた。
「アンタの言う暗黒の騎士よ。暗黒の騎士、オズノによ」
「何っ!」
- 20 名前:代理 :03/11/24 01:54 ID:5kI17Giw
- 47 名前:俺 ◆D13xEicL62 [] 投稿日:03/11/23 23:07
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テレビ局に押尾と二人殴りこんだ俺!!
そこで見たのはもう一人の俺自身の姿だった!!
「うわーー!!!なん・・・どう・・どういう事だ!!俺が二人いる!」
叫んだから気が付いた、もう一人の俺!!「え!うわーーー!!!俺がもう一人いる!!」
テレビ局の中庭、俺が二人!!今書いてるのもどっちだか分からなくなってきた!!!
「お前誰だ!!」
「お前は誰だ!!!」
「俺は俺 ◆D13xEicL62 !!!」
「何を言ってるんだ!!!馬鹿!!俺こそが俺 ◆D13xEicL62 !!」
「うわーーーー!!!どうなってるんだーー!!!」
騒ぎに駆けつけてきた押尾も卒倒寸前!!
「うわー、Fuck'in サプライズ!すごい事態!!」押尾、知恵熱で死亡!!!
「「どうなってるんだ、うわーーーー!!!!!!!!!」
- 21 名前:Classical名無しさん :03/11/24 01:58 ID:96IYvrCk
- 代理乙
- 22 名前:代理 :03/11/24 01:59 ID:GMl5Eh12
- 48 :俺 ◆D13xEicL62 :03/11/23 23:16
街の破壊劇から逃れていたザンギスとユウヒは岩山の洞の中に身を潜めていた。
「畜生、あの化け物共!!」
ザンギスは怪物に食われた左手の傷口を縛りなおした。どす黒い血が砂地を濡らす。
「ザンギス、大丈夫なの?そんな傷じゃ・・・」
「心配するな。俺は右利きだぜ。・・・しかし、くそ・・・!あんな数の魔物、一体どこからあふれ出てきやがった・・・!」
ユウヒは上着の裾を裂いて、ザンギスの肩口を絞め直す。
「分からない・・・でもあんな怪物、今まで見たことも無いよ・・・」その顔色は血の足りないザンギスよりも青ざめて見えた。
「ああ。それにあれだけの怪物がどこに消えやがったんだ。空を埋める程いた奴らが、影も形も見えないが・・・」
ザンギスは遠目に街を見つめる。立ち上る無数の煙の柱の中、街は今は静かに見える。
「こんな時、ディアスがいてくれたら・・・」
ユウヒは呟いた。
「・・・・・・・ああ・・・、そうだな。ディアスが生きていてくれたら・・・・」
ザンギスの瞳が僅かに翳った。
ユウヒはハッと顔を上げ、ザンギスの膝に手を置いた。
- 23 名前:代理 :03/11/24 02:05 ID:5kI17Giw
- 以上、元スレよりコピペ。
俺 ◆3xEicL62氏、あまり無理せんように。
以後名無しに戻り、静かに待ちますぜ。
>>21氏、Thx。
- 24 名前:カンダタ親分 ◆KOw/mULY :03/11/24 02:08 ID:PDDcyMIw
- このスレを初めて見て・・・意味がわからないと思う。。。それは仕方ないと。。思った!
「からあげ」っていうハンパネーヤツが俺氏の小説をまとめてくれてるから、、、それを読むと早い。。。と思う!↓
http://pastorius.ddo.jp:8888/MT/archives/html/oreindex.html
- 25 名前:Classical名無しさん :03/11/24 03:16 ID:aDfQSA2.
- そしてこの物語に巨乳デカは絡んでくるのだろうか。
ルミコ、" (゚Д゚)ハンパネー!!!
- 26 名前:ダイアーさん :03/11/24 10:29 ID:ZOmo/I3A
- >>俺氏
遅レス、ウオーオお!!
やっと仕事が片付いた、客のアホがッ!
俺氏に出逢えたこと、。、、。、幸運に思います…!!
オレにギコナビと2chを教えてくれたバスター妻の魂も嬉々とするはず。。。
まずは、
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
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/ 新スレ / / /
/ オメメタァ / / /
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 27 名前:Classical名無しさん :03/11/24 10:32 ID:ZOmo/I3A
- http://www4.airnet.ne.jp/lennon/files/up0327.mp3
>>カンダタ親分
仕事終わって早々、泣きそうになったよッ!
(゚Д゚)ハンパネー!!! って仕事中に連呼してるのは、ホント親分の影響!これだけは本当だから信じて!
そして、俺語も混じって仕事仲間にご心配されてるが幸せだアホがッ!
, //丿ノヽ ヽ
( / ノノ_::ノ ノノ,, 彡
\|ノノ :: ___,"r´ヽミ
ミ/ . ,._//;; ヽ,ノ\ミ
ゝ|、 ,),ヾ;;;  ̄;;;;;; ) ヽ \
( ,/,)ヽ;;;ヽ;;; ,\ )
.`´, ;; |,,ゝ 丿 /
\、 /ノ .|;;;;
.`ー、ヽ;;/;;;;;;;;;
`-´ ̄`---- ダイアー
「フフ……さ…最後まで新作、た…楽しく拝見させていた…だき…ます……フッ」
.||||||
ミ(・∀・)彡
↓↓
.|| ||
|| ・
( ・ ) ガシャン
∀
- 28 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 14:37 ID:NrlmQLfg
- 関西より西は未だ電力、報道共に生きていた。
もっともマスコミですら状況を正確に掴めてはおらず、東からじわじわと侵攻してくる怪軍団の正体は
依然詳細の掴めぬままだった。
そんな状況下、日本国内でたった一つだけリアルに情報を循環させていた場所があった。
2ちゃんねる。
【北朝鮮?】国内状況確認スレッドパート452【アルカイダ?】
1 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 00:58 ID:vgQ8zTJ6
引き続き状況を報告しる。名古屋あたりの住人もそろそろ逃げ推奨。
104 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 01:12 ID:96IYvrCk
オレの家族、ディズニーランド行ってるんだが・・・・駄目だろうな・・・・
517 名前:名無しさん 投稿日: 03/10/21 01:41 ID:PDDcyMIw
うぷろだに特攻神からの写メール来ました
637 名前: 名無しさん [sage] 投稿日: 03/10/21 01:48 ID:5kI17Giw
は?何これ?蟻?なにこれ?わけわかんないんだけど、なにこれ蟻?
992 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 02:2 ID:PDDcyMIw
誰かマジで頼むから東京の方がどうなったのか教えてくれよ!
- 29 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 14:55 ID:NrlmQLfg
- 東京都。
ライオンとどこか通じる印象を持つ顔つきの翼竜が、高層ビル群を霞めながら飛び回る。
彼らが好き放題吐き出す唾液は空気と触れると炎を噴出し、ミサイルの様に町並みを爆撃している。
地上では一匹の大きさが軽トラックほどもある巨大な蟻が車や動けなくなった戦車の中から人間の死骸を引っ張り出して
噛み散らかしている。
時折ビルの陰の方々から逃げ遅れた自衛隊員が捨て鉢になって銃撃を浴びせるが、蟻たちの身体には傷一つ与えられずに
逆に蟻酸を浴びせ掛けられている。
道という道は完全に蟻たちの波に埋められて、アスファルトが見えない様な状態だった。
それでも都内になだれ込んでくる蟻の群れは止まる気配を見せない。
崩れた建物の影から、高校生くらいの女の子が背中を蟻の前足に貫かれ、引きずり出された。
まだ生きている。
「助けて・・・おかーさん・・・、まさくん、・・・ああーーーー」
擦れ声と水っぽい血を口から吐きながら、地面に叩きつけられる。蟻の口門が開き、銀色の下が震え、蟻酸を吐き出す兆候を見せる。
その時、突如傍のマンホールの蓋が垂直に吹き飛んだ。
蟻たちが驚いた様なきいきい声を上げる。マンホールの蓋が落下してくるよりも前に、下水道の穴の中からいくつもの影が飛び出して来た。
巨体の男が一人、女子高生を押さえつけている蟻に飛び掛った。
蟻が妙に人間臭い凶悪な表情を湛え、男に向かい直る。だがそれよりも男の動きは早かった。
蟻の足の一本にローキックを浴びせる。鋼鉄の戦車を紙の様に引き裂いていた蟻の足が、ぐあんと鳴ってひしゃげた。
「ウオオア!!」
男はバランスを崩した蟻の背中に飛び乗り、分厚い背中の甲殻を右拳でぶち抜いた。
蟻は気味の悪い悲鳴を上げる。口から蟻酸ではない黄色い液体が流れた。
よろよろとよろめき、倒れる蟻の前足から、ヴァンダレイ・シウバは女子高生を助け出した。
- 30 名前:Classical名無しさん :03/11/24 15:02 ID:qLUDFZ6U
- |∀・)ミテルヨ!
- 31 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 15:08 ID:NrlmQLfg
- そのすぐ傍では蝶野が次々と迫る蟻をほぼ一閃で真っ二つにしている。
蝶野だけではない、エンセン井上が人間業とは思えない関節技で蟻の胴体を引きちぎる。
安齋、爆笑問題の三人は手のひらから不思議なエネルギーを放出して蟻たちを空中に放り投げる。
それを始末するのは篠原の義足に仕込まれた数々の武器だ。篠原は地割れで半身を失ってなお、毅然と戦っている。
鶴瓶と加藤鷹は独特の攻撃で攻撃!
蟻たちは悲鳴を上げながら、異常な力で暴れまわる人間の群れから飛びのいた。
後方から一際大きい体の真っ赤な蟻が四匹、人間たちに襲い掛かる。
「何だコノヤロー!オラー」
しかし蝶野は腰を落としたかと思うと、ロケットの様に垂直に飛び上がって見えなくなった。
と、次の瞬間には赤い巨蟻の胴体に隕石の様に飛び降り、切り刻んだ。
見下ろすとまるでそこだけ穴が開いた様に、人間の攻撃の輪に蟻たちは恐慌を来たして取り巻くしかなかった。
その時、空気を切り裂く音がヒューッと響く。
安齋が叫んだ。「蝶野さん、空からだ!」
- 32 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 15:13 ID:NrlmQLfg
- 翼竜が五匹、騒ぎを嗅ぎ付けて急降下して来た。凶悪な鼻面を真っ直ぐに伸ばし、矢の様になって飛び掛ってくる。
だが一匹は蝶野に縦に割られ、体液を爆発させながら蟻の群れの中に突っ込んだ。
エンセンとシウバに二匹ずつが捕まり、羽をもぎ取られて地面に転がりながら断末魔を上げる。
怪物たちの群れの中、たったこれだけの人数で彼らは反撃を開始していた。
「蝶野さん、行けますよ!」安齋が興奮しながら超能力で向かってくる恐竜たちを跳ね飛ばす。
「おう、大仁田の奴の言った通りだな!こんな力が・・・嘘みてえだぜ・・・」
「大仁田さんの言った通りになりましたね」
「ああ、とにかくあいつらが帰ってくるまで、俺たちがこいつらを何とかするんだ!」
蝶野は日本刀を投げ捨て、蟻を一匹、ラリアットで爆発させた。
- 33 名前:Classical名無しさん :03/11/24 15:30 ID:TEjq621Y
- シリアス(・∀・)イイ!!
- 34 名前:Classical名無しさん :03/11/24 15:46 ID:aDfQSA2.
- つるべと鷹の「独特の攻撃」が気になる!
- 35 名前:Classical名無しさん :03/11/24 16:05 ID:OrObVMNE
- デビルマンみてぇだ!
- 36 名前:Classical名無しさん :03/11/24 16:06 ID:S84fVqpY
- 蝶野カコ(・∀・)イイ!!
- 37 名前:Classical名無しさん :03/11/24 16:14 ID:ZjkdiTb6
- 女子高生は新キャラ?
- 38 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 17:04 ID:NrlmQLfg
- あの日、東京タワーの地下から帰還した大仁田は、すぐに蝶野のジムを訪ねていた。
汗の海の中、数時間も一人、トレーニングに励んでいた蝶野はそこにいた。ジム生は皆、とっくに帰宅している。
「おい、蝶野。おい、蝶野・・・!!」
「うわっ、大仁田厚!何の用だ!カチコミかこのヤロー!」
髭も髪もボサボサの大仁田は、黙ってジムの中に踏み込んだ。
「いい度胸だバカヤロー、リングだ、リングに上がれよ!マスもコミも無し!一対一でやってやるよバカヤロー!」
蝶野はシャツを脱ぎ捨て、リングに飛び乗る。
「いいじゃろう、・・・・いいじゃろう!その方が話は早く済む!」
大仁田も蝶野を追ってリングに飛び乗る。
だが既に蝶野は突進していた。大仁田にタックルでつっかかり、足を取る。
「バカヤロー、ゴングはねえんだよ!死ね、大仁田!」
しかし大仁田の身体はビクともしない。足をがっちりと取られているのに、まるで根が生えたように動かない。
「えっ、なっ、馬鹿な!」
「バカヤロー!!」
大仁田は蝶野の横っ面を張った。軽い平手なのに、蝶野はリングの外まで吹き飛ばされる。
「うぐわーっ!」
大仁田もリングからヒラリと飛び降りた。
「そんな馬鹿な!お前、何だ!何なんだよ!」
蝶野は顔を押さえてうずくまった。
「悠長に話している時間も手四つを組んどる時間も残っていないんじゃ!蝶野!!
蝶野正洋と見込んでの頼みを言う!!蝶野と見込んでの!!大仁田厚が蝶野を見込んでの頼みを言うぞ!!!」
「なに?」
大仁田は蝶野を引き起こし、その胸にボロボロの本を押し付けた。
「いいか、貴様と見込んでの!蝶野と見込んでの頼みじゃ!」
- 39 名前:Classical名無しさん :03/11/24 17:07 ID:DdYRl5us
- 板が違うんだからサゲとけ。
- 40 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 17:09 ID:NrlmQLfg
- 翌日の朝、蝶野はすぐに人選に走った。
大仁田の話と託された一冊の本で、蝶野は全てを解した。
おおよそ信じられるはずもない話であったが、あの大仁田の強さを直に見せられた以上、信じるしかない。
「ミスター・シウバ、日本のレスラーからお電話です」
「ともえちゃん、蝶野正洋さんから連絡入ってるけど、なんか仕事組んでたっけ?」
「えっ?蝶野?チョコボールじゃなくて?オレに電話?」
その連絡はあまり突然、あまりにランダムに見えた。
そして半ば強引に集められた人間たちは、水面下で進行する理解し難い事態を
蝶野に見せ付けられ、全員が蝶野の呼びかけに首を縦に振った。
「皆、戦いに備えてくれ。時は近い・・・!」
- 41 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 17:27 ID:NrlmQLfg
- だが世界は動かなかった。
蝶野の各機関への呼びかけにも、実際に始まった侵攻を目にしても、なお世界は動かなかった。
アメリカでさえ日本から撤退を始めた。
蟻をなぎ倒しながら、蝶野は叫んだ。
「くそ!本当にどこも助けに来ないみてえだな!!最悪だぜバカヤロー!」
爆笑問題田中が蝶野の背中を守りながら答えた。
「このまま日本は見捨てられるんですか!リーダー!」
「バカヤロー!!だから俺たちが戦ってるんだろうが!!だから大仁田は俺たちに託したんだろう!大仁田は必ず戻ってくる!
それまで俺たちが食い止めるんだオラエ!!わかってんのか!」
「はい、頑張ります!!」
- 42 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 17:28 ID:NrlmQLfg
- 【まじで】国内状況確認スレッドパート983【滅亡】
1 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 15:12 ID:52xSmcWw
東京陥落。現在長野から書き込み中。こわい、たすけて
42 名前: 名無しさん [sage] 投稿日: 03/10/21 15:18 ID:???
死ぬのかな、俺らも
104 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 15:24 ID:Eiy84MH3
アメリカの友達に確認しますた。確かにアメリカ軍は下がってます。
正直、もう日本は駄目かと。国単位で見捨てられた模様・・・。ははは・・・
549 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 15:51 ID:0M4NCh2I
今から東京でオフきぼんぬ
560 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 15:53 ID:RzvL+wei
>>549 ワラタ・・・
827 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:39 ID:pZJP/bKx
埼玉山中です。東京方面は空が真っ赤です。俺もガソリン切れたし、
もう諦めてます。もうこのまま死のうと思うんで、東京の方に向かいましょうか?
行けるとこまで行って実況しようかと
864 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:45 ID:GGTh/9RC
>>827
トリップつけろ。
- 43 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 17:42 ID:NrlmQLfg
- 997 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:51 ID:OOzJZewa
だれか助けてよまじでーあー死にたくないって
998 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:51 ID:YXPsnFJE
1000取った奴が救世主。日本を救う。
999 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:51 ID:g4Ov5d06
この速さなら言える
ダイキ、マコっさん、来世でも友達になりましょう
1000 名前:山崎渉 投稿日:03/08/06 13:26 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
- 44 名前:Classical名無しさん :03/11/24 17:58 ID:S84fVqpY
- 末期というのにWJスレのノリだw 日本は山崎に託される・・・・のか?
- 45 名前:Classical名無しさん :03/11/24 18:24 ID:n9rxgmZw
- >蟻酸
ありさんワラタ
- 46 名前:45 :03/11/24 18:25 ID:n9rxgmZw
- あっぎさんか
スマン
- 47 名前:Classical名無しさん :03/11/24 18:31 ID:qLUDFZ6U
- 山崎ワラタw
- 48 名前:Classical名無しさん :03/11/24 18:45 ID:FvFhWr/U
- 俺さん絶好調だすね(^^;)
イイね!!!!
- 49 名前:Classical名無しさん :03/11/24 18:48 ID:aqK0ltc6
- 2ちゃんねるを出してるとなんかすごく臨場感が・・。
毒されてるかなオレ・・。
しかしシリアス版はイイ!
ずっと続きを待ってたからもう嬉しくて。
- 50 名前:Classical名無しさん :03/11/24 19:07 ID:yJH3KhX6
- 山崎がタイムスリップ!!1!!
- 51 名前:Classical名無しさん :03/11/24 19:12 ID:qLUDFZ6U
- >>50
これは僕と君だけの秘密だよ(^^)
- 52 名前:Classical名無しさん :03/11/24 19:18 ID:359BqDx2
- >>33-37
>>44-50
みんな1レスだけして去っていくところがさすがだね!
- 53 名前:Classical名無しさん :03/11/24 21:22 ID:Ibf40da.
- 山崎ワラタ。オマエヲコロシテヤルのレス思い出した
- 54 名前:Classical名無しさん :03/11/24 21:37 ID:99qUF6dM
- 俺さんはTHE地球防衛軍をやったに50サンダー
- 55 名前:Classical名無しさん :03/11/24 23:03 ID:F18u5jZI
- クラウンの>>28見て思った。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1066656091/l100
ここにも2ちゃんSSにしたようなのあるんですがパクリでつか!?
ロビーのレスにこんなんあったけどパクリなの??
- 56 名前:Classical名無しさん :03/11/24 23:41 ID:TEjq621Y
- >>55
ツマランレスをいちいちこちらに貼らなくてよろし
- 57 名前:Classical名無しさん :03/11/25 00:12 ID:QnxjDUJU
- 山崎ワラタ。時を越えすぎだよ。
- 58 名前:ダイアーさん :03/11/25 12:48 ID:suO1vMYo
- 親分の「俺書く。おれたち読み。泣き。笑う。」、超(゚Д゚)ハンパネー
何度聴いても最後のほうの
「忘 れ な い ん じ ゃ ! 忘 れ な い ん じ ゃ !!」
で笑ってしまう(^^;)
- 59 名前:Classical名無しさん :03/11/25 13:34 ID:96IYvrCk
- 最後の
威勢もいいですしねのところで鳥肌たった
- 60 名前:Classical名無しさん :03/11/25 16:40 ID:gZbWetDU
- 誰かこのハンパネースレflash化してくれないかな?
すげー好きだ、このスレ。。。ぬ!11
これは本当だから信じて。。!11!
- 61 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:06 ID:Xyypi5yg
- 「一介の地方領主に過ぎなかったオズノ卿が、突然に力を付けて来たわ。
噂ではある人物と結託して何らかの取引を交わし、その見返りに今の彼の軍勢を成す騎士や怪物を
与えられたんだと聞くわ」
廃墟の夜、かつての聖堂の瓦礫の蔭で、女とディアスは焚き火を囲んでいた。
火の粉が、未だに街の煙を舞わせる夜空に飛び踊る。
「ある人物とは?」
「わからないわ。ただ、オズノに相当強力な力を無尽蔵に与え続けているのは確かね。調べれば調べるほど、
かつてのオズノには今の軍団を築く程のパワーラインもコネも無かったというのが分かったわ。
どんな取引を交わしたのかは分からないけど、暗黒騎士と恐れられるオズノも、どうやら
氷山の一角に過ぎないという事らしいわね」
ディアスは焚き火の中から串焼きの肉を引き抜いた。脂が指を伝い、火の中に爆ぜる。
「俺を暗黒の騎士だと聞かされていたというのはどういう事なんだい」
「アタシはもともと領内で予備役の騎士としてオズノの下にいたの。
その時には彼の正体については何一つ知らなかったし、逆にあなた達こそが暴威を鼻にかける暗黒騎士の一団なんだと
聞かされていたわ。だからこそアタシは、いえ、アタシたち暗黒の騎士団は自ら志願して、あなたの命を狙っていたのよ」
- 62 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:12 ID:Xyypi5yg
- 「なるほどな。それで、どうしてオズノから離反をする気になったんだ」
ディアスの核心的な問いに、女は瞳を鋭く細め、一歩彼に近づいた。
「ここだけの話よ。
最近になってオズノに接近し、彼に忠誠を誓った異国の戦士たちがいるのよ。
得体の知れない力の持ち主で、すぐさま騎士団に登用されたんだけど、
彼らははなからオズノを裏切るつもりだったのね。すぐにオズノの素性、動向を調べ上げて、
オズノの腹のうちを暴き出したわ。
私は彼らに見込まれて全てを打ち明けられ、結局彼らに協力する事にしたの。
いえ、オズノについて行けなくなったと言った方がいいわね」
女はディアスの手の平に自分の掌を重ねた。
「改めて、あなたの仲間を傷つけた事を謝らせて。私の名前はリプリー。オズノを討つために貴方に力を貸すわ」
- 63 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:14 ID:Xyypi5yg
- リプリーとディアスの遥か頭上を舞う煙の中、それよりも更に暗い色の何かが、
静かに羽を泳がせて二人からゆっくりと離れて行った。
赤い目が闇に微かに瞬く。
「キイタ!ハナシハ キイタゾ!」
- 64 名前:Classical名無しさん :03/11/25 17:21 ID:HRTAkJas
- |Д`) ハァハァ
- 65 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:22 ID:Xyypi5yg
-
パーープーーパーープープーパーープーパー
「緊急事態!総員、東京に急行せよ!!」
全国の警察、刑事たちが命を顧みずに、決死の思いで東京に向かっていた。
もはや自分だけの身を案じている事態ではないのだ!!
ルミコも巨乳専用パトカーのサイレンを鳴らしながら東京へと走る!
「どんな悪が待ち受けていようとも・・・警察とルミコはくじけないワ!!待っていてね!市民の皆さん!!」
その時、ルミコの車の前に一人の男が飛び出してきた!
「キャ!危ない!キキキーー!!間一髪!コラーッ、危ないじゃない!飛び出し注意!逮捕しちゃうワヨ!」巨乳で注意!
「待ってください!」
男は決死の形相!
「俺は志度大学四回生、大山です!一緒に連れて行ってください!」
その必死の瞳にルミコも根負け!
「分かったワ!でも命の保障は無いのよ!」
「ええ、覚悟の上です!」
「じゃあ行くわヨ!」
- 66 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:31 ID:Xyypi5yg
- 一方で東京の戦況は激化していた。
「蝶野さん、大丈夫ですか!!」篠原ともえが足のキャタピラの隙間から包帯を取り出して蝶野の腕に巻く。
「くそう、いくら何でも敵が多すぎる!!」
蝶野軍は膨大な戦果を挙げていたが、続々と押し寄せる蟻の軍勢に流石に疲弊の色を見せ始めていた。
主戦力だったシウバとエンセンね集中的な攻撃を受け、相当な怪我を負っている。
「蝶野さん、ここは退きましょう!このままでは犬死になる!」安齋が叫ぶ。
「バカヤローッ!!」蝶野は額を押さえていたおしぼりを安齋に投げた。
「俺は狼!狼は逃げないから狼なんだよ!!」
その時、地面が激しく揺れた。
蝶野たちを狙っていた蟻の群れがその揺れに同様し、一斉に退いて行く。
「うわっ、何だっ!!」
アスファルトがバキバキと亀裂を生じ始め、ゆっくりと割れていく!
そして亀裂の淵が真っ赤に燃え上がり、爆発した。
その炎の中からとてつもない大きさの蟻がのし上がってきた。
全身を蟻酸と炎でぬめらせ、凶悪な4つの眼球が蝶野たちの姿を舐めた。
「うわーーーっ!!!」
安齋や爆笑問題は悲鳴を上げてたじろぐ。
「なんだこいつ、ちくしょー!」
蝶野が叫ぶ前に、シウバとエンセンは最後の力を振り絞って、この怪物に立ち向かった。
しかし二人は炎を吹き上げる前足に叩きつけられ、溶岩の様な舌に胸を貫かれた。
「エンセーーーーン!!!!!シウバーーーーー!!!!!」
蝶野の叫びも空しく、エンセン井上とシウバはこうして果てた。
怪物の目が笑うように細まり、蝶野たちに迫る。
- 67 名前:Classical名無しさん :03/11/25 17:39 ID:359BqDx2
- |Д`) ハァハァ
- 68 名前:Classical名無しさん :03/11/25 17:40 ID:TEjq621Y
- 凄く(・∀・)イイ!!
リアルタイム感動
- 69 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:42 ID:Xyypi5yg
- 大蟻の口が開き、マグマの様な蟻酸が蝶野たちに浴びせられかけるというその瞬間、
突然大蟻が苦悶の叫びを上げ、もんどりうった。ビルに腹を打ちつけながらもがき、ビルがあっけなく倒壊する。
「何だ、どうしたんだ」爆笑問題大田が後ずさりしながら呻く。
「おい、あれを見ろ!!」
突然蟻の腹が膨れ上がり、裂けた。
「ギアアア!!!」
金属音の様な悲鳴を上げ、蟻は身体を硬直させる。
そして骨を砕く様な音が響いたかと思うと、蟻の首が内側から何者かに破られた。巨大な頭が一瞬ぶらりと傾き、
そのまま自らの重みで地面に落ちる。蟻は不自然なまでにやさしく地面にヘナヘナと倒れ、そのまま動かなくなった。
「一体どうしたんだ!」蝶野が蟻の死骸に近づく。
すると蟻の首の裂け目から、男が一人飛び出してきた。
「うわっ、、お前誰だ!!」
男は恐竜を模した鉄仮面に革のツナギを身に纏っていた。
そして蝶野の肩を叩き、低い声で名乗りを上げた。
「助けに来たぜ、蝶野さん。話は全て聞いている!
俺の名は!!ザウルスライダー!!ここに見参!!!」
- 70 名前:Classical名無しさん :03/11/25 17:50 ID:HRTAkJas
- ザウルスライダーキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
- 71 名前:Classical名無しさん :03/11/25 18:41 ID:2yoNdyqY
- >巨乳専用パトカー
どんなんだwルミコの口調にもワラタ
- 72 名前:Classical名無しさん :03/11/25 18:47 ID:FvFhWr/U
- すげぇ、すげぇ!! 爆すごい!!!
- 73 名前:Classical名無しさん :03/11/25 19:27 ID:aDfQSA2.
- >>25で突っついておいて良かった!
巨乳キター!
このままオールスター登場か?
- 74 名前:Classical名無しさん :03/11/25 19:31 ID:JYTZfyfw
- 面白くなってきた
>「キャ!危ない!キキキーー!!間一髪!コラーッ、危ないじゃない!飛び出し注意!逮捕しちゃうワヨ!」巨乳で注意!
ワラタ キキキーー!!って口で言うのかよ
- 75 名前:Classical名無しさん :03/11/25 21:56 ID:qLUDFZ6U
- 俺も巨乳で注意されてーな・・・
- 76 名前:Classical名無しさん :03/11/25 22:22 ID:bs12AfzM
- ルミコにまで、また逢えるとは…!!
- 77 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 23:34 ID:xy34uVS2
- 沖縄。
米軍基地はかつてない喧騒を見せていた。
いや、米軍基地跡と呼ぶべきか。すでに米軍は日本国内から完全に撤退していた。
自衛隊からの呼びかけにも全くの沈黙を保った米軍は、遥か太平洋沖に艦隊を集結させて完全に日本との連携を遮断していた。
その空っぽになった米軍基地を埋め尽くしているのは日本国内から集まってきた自衛隊の残存勢力だ。
指令系統を完全に奪われ、自衛隊は無数の愚連隊の群れになっていた。ただし、活動可能な戦闘機は意外に多く、
隊員たちは休むまもなく兵器類のメンテナンスに勤しみ、来る襲撃への抵抗に向けて動き続けていた。
広い滑走路が200機以上の戦闘機に埋め尽くされ、静かな夜に、そのコックピットの光が地上の星々の様に静かに瞬いている。
- 78 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 23:45 ID:xy34uVS2
-
大仁田とカブレラはオズノ卿に与えられた漆黒の制服を身につけ、晩餐の場に現れた。
巨大な円卓には他に六人の暗黒騎士たちが既に着席している。
オズノはゆっくりと立ち上がり、
「異国から来た君たちだが、その服が実に似合うな。さあ、ここに掛けたまえ。晩餐を持とう。皆が君達を待っていたぞ」
オズノは彼の左右を大仁田とカブレラに挟ませた。カブレラが僅かに眉を傾ける。
「さて、諸君、久々に皆が顔を合わせる卓だが、見えない顔もあるな」
オズノは執事に配らせたワイングラスを片手にくゆらせ、顔を見回した。
暗黒騎士タブレンが骨太な顔をぐるりと回し、開いている席を数えた。
「オズノ卿、足りない者たちはどこへ行ったのです。卿の召集にも応じぬとは、余程の事情でしょうな」
オズノは一変、沈痛な表情を顕にし、タブレンの目を見つめた。
「余程の事情という言葉が皮肉にも当てはまるな、タブレン。皆も聞いてくれ。欠員はディアスに命を奪われた勇者たちである」
場がどおよめいた。
「何! 」
「まさか! 」「ディアス! 」
大仁田とカブレラも全く違う意味合いだが、動揺の表情は一応見せた。
「あの死の剣士が、またしても我らの友を手に掛けた」
オズノは血の色のワインを飲み干し、テーブルにグラスを叩きつけた。
「ついては、ここで話し合うべき話がもたらされている」
- 79 名前:Classical名無しさん :03/11/26 00:14 ID:iNkyAcAU
- >静かな夜に、そのコックピットの光が地上の星々の様に静かに瞬いている。
こんな表現もできたんだ…
ほんとスゲーな俺氏は…
まるでフツーの小説みたいだw
- 80 名前:Classical名無しさん :03/11/26 00:30 ID:u/GXkOYs
- >>54
禿同サンダー
- 81 名前:Classical名無しさん :03/11/26 00:50 ID:aDfQSA2.
- どおよめいた!!
- 82 名前:Classical名無しさん :03/11/26 01:44 ID:cWK007Rg
- うわー…なんかもう、すっげ面白いよ。普通に面白いよ。どうしよう。
- 83 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/26 02:10 ID:xy34uVS2
- オズノに視線が集中した。
大仁田はいまいち鈍い表情を浮かべてポカンとしているが、カブレラの目の表情は既にはっきりとした言葉を発している。( や ば い )
オズノは一呼吸置いて、冷たい顔色を取り戻した。
「斥候からの情報だ。
我が騎士リプリーが未だ戻らぬと思いきや、何とディアスと結託していると言う」
場が再び波立った。
「馬鹿な!あの忠誠深いリプリー卿が!」
「死の剣士と!」
流石に大仁田の顔色も青ざめた。
リプリーに全てを打ち明けたのは大仁田とカブレラだ。彼らはこの数ヶ月、この館で忠誠を装いつつも、
オズノを討ち取る準備を進めていた。それは目的であり、大仁田とカブレラがこの世界にいる理由でもある。
そして暗黒騎士団の中でも誠実な忠誠心を見せていたリプリーの心根を見抜いてこそ、彼女に全てを打ち明け、協力関係を結んでいた。
だが、オズノ卿はリプリーの裏切りを知った。
カブレラは椅子を一歩引いた。皆が彼に注目した。
「どうしたのかね、カブレラ卿。企みがこんな火中でバレてしまって、恐ろしいのか」
オズノが彼に振り向いた。恐ろしいほど蒼い瞳がカブレラの心臓を鷲掴みにしようと光を放っている。
騎士達は椅子を蹴って次々と立ち上がった。全員がオズノの目で全てを察していた。
「カブレラ卿!!貴様!!」「するとオオニタ卿、貴公もか!!」
皆が剣を抜いて彼らを囲む。
「うわー、ちょっと待って!おい、カブの字!何とか言ってくれ!わしは話が急ぎ過ぎてついていけんよー、うわー!」
- 84 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/26 02:21 ID:xy34uVS2
- オズノは笑った。
「異国の者よ、物を知らぬという事は命取りだな。
騎士が集まる卓に丸腰で着席しよう等という大胆、後悔するがいい」
完全に丸腰の大仁田とカブレラは白刃の群れに囲まれた。
タブレン卿が叫ぶ。
「覚悟しろ、裏切り者共!!オズノ卿に仇なす輩は生かしては円卓から離れさせぬ!!」
大仁田はカブレラにしがみ付く。
「うわー!完全にバレとるじゃん!!なんでー!カブレラ、なんとか言ってやってくれ!!ワシたちは正義の為に・・・」
カブレラは大仁田の手を払い、ゆっくりと立ち上がる。
「オズノ卿、丸腰と仰られるが・・・」
カブレラの目がオズノの目を見据える。
「物を知らぬという事を後悔されるがよろしいでしょう。
野球選手が丸腰で着席するなどと考えるなどと・・・」
カブレラはカッと目を見開き、背中に手を回した。裂きやすいように切れ目を入れてあった黒衣を引き裂き、
金属バットを抜いた。
「浅はかだぜ、このクソボケが!!貴様ら全員、円卓から生かしては離れさせないぜ、ゲスどもが!!!」
カブレラは豹変して飛び上がり、円卓の上からタブレンの顎に目掛けてバットを振りぬいた。金属音と共に、タブレンの四角い顎が吹き飛ばされ、
その巨体が椅子と共に後ろに転がった。
「掛かって来い!!全員蹴散らしてやるぜ、この乱破どもが!!俺はアレックス・カブレラ!!最多本塁打記録王よ!!」
- 85 名前:Classical名無しさん :03/11/26 02:23 ID:1LnilQQM
- カブレラかっこよすぎるよ・・・!!
鳥肌が立ってます!俺の心がどよめいおたです!
- 86 名前:Classical名無しさん :03/11/26 02:32 ID:60yfhphY
- >野球選手が丸腰で着席するなどと考えるなどと・・・
鳥肌立った!!ぬ
>>俺がんばれ。
- 87 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/26 02:33 ID:xy34uVS2
- 騎士たちが次々と円卓の上のカブレラに飛びかかる。
オズノは突然の状況に驚き、壁に後ずさる。
「貴様!!」「死ね!!」
暗黒騎士ライワンとアラダーの剛剣が同時にカブレラに襲い掛かった。
それを一振りで跳ね返し、返す刀でライワンの鎖骨から胸板までを砕き切るカブレラのスイング。
「ジャリの草野球みてェーなスイングで粋がってんじゃねェェぜッッッ!!オラア!!」
続く一撃でアラダー卿は首をへし折られ、天井に跳ね当たるほど吹き飛ばされた。
「うわー、カブレラさん、すごい迫力です!!」大仁田も敬語!!
「大仁田!いつまでも相手してる場合じゃねーぜッッ!!さっさとふけるんだよォッ!!」もう一人の騎士の頭を瓜の様に叩き割り、
カブレラは部屋のドアに向かって駆け出した。
「おお・・!分かった!!」
向かってきた騎士をラリアットで吹き飛ばし、大仁田も駆け出す。
オズノの泥炭の様な叫びが廊下を走る二人の背中に届いた。
「この様な侮辱を私が許すと思うな!!その挑戦、必ず後悔させてやるぞ!!!」
オズノが臣下を呼び集めるより速く、二人は馬に飛び乗ってそのまま姿を消した。
- 88 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/26 02:40 ID:xy34uVS2
-
東京が燃え、沖縄が静かな予感に息を潜めていた頃、
2ちゃんねるのとある板に一つのスレッドが立った。
それはこの状況下、あまりにも軽々しく場違いなものだった為、
あまりに急速に静かに深く沈んでいった。
【みんなの力を】 2ちゃんねる軍団スレッド 【あわせようぜ】
1 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 00:01 ID:qd52wwwZ
うーす、皆まだ生きてるかー。
ここ見てる奴で集まって戦わねー?
なんか状況聞いてるとこのまま家に居てもやられそうだし、
どうせ死ぬなら皆で特攻オフしよーよ、結構まじな話
- 89 名前:Classical名無しさん :03/11/26 02:41 ID:I516OC9w
- カブやんと仁田やん、中の人が入れ替わっちゃってる・・・
- 90 名前:Classical名無しさん :03/11/26 05:36 ID:dIOdKx5U
- ライワンの頭がホームランしんきろく!!1 爆笑!!!
- 91 名前:Classical名無しさん :03/11/26 08:52 ID:HRTAkJas
- オオニタ情けなくてワロタ!!!!!どおよめいた!!!
- 92 名前:Classical名無しさん :03/11/26 13:19 ID:7vGUNkN2
- やべー、俺氏が神モードになってる。
これは本当だから信じて。
- 93 名前:Classical名無しさん :03/11/26 18:13 ID:IAroLM0c
- カブレラの鬼のごとき殺陣に脱帽。
あまりにあっさりとやられているため見逃してしまいそうになるが、黒騎士はそれぞれが
ディアスを苦戦させるほどの強さであるはず。まさに鬼神。
- 94 名前:Classical名無しさん :03/11/26 18:42 ID:FvFhWr/U
- http://homepage1.nifty.com/beyan-home/03chiko09.jpg(^^;)
- 95 名前:Classical名無しさん :03/11/26 21:21 ID:rq0s2bhE
- >>88で立ったスレがかなり熱い展開になると予想。
親分の歌聞きながら期待してます。これは本当だから信じて。
- 96 名前:Classical名無しさん :03/11/26 21:34 ID:/IxWtAXM
- >「うわー、カブレラさん、すごい迫力です!!」大仁田も敬語!!
ワラタ
>>94
(^^;)
- 97 名前:Classical名無しさん :03/11/27 00:13 ID:UQlkTckY
- カブレラ記録更新したのか・・・。
- 98 名前:Classical名無しさん :03/11/27 02:30 ID:8llUFPPU
- >95
実際そーいった状況になったら、こーいったスレ立つんだろうな…
- 99 名前:Classical名無しさん :03/11/27 09:35 ID:HRTAkJas
- そーいった状況で2ちゃんが生きてたらなw
- 100 名前:カンダタ親分 ◆KOw/mULY :03/11/27 11:14 ID:qZjh/ldA
- 100” (゚Д゚)ハンパネー!!!
日本はどうなってしまううnでしょうか(^^;)
どおよめいた。どよめいおた!
みんな・・・曲を聞いてくきれて・・・本当に嬉しい。。
これは本当だから信じて。
- 101 名前:Classical名無しさん :03/11/27 15:13 ID:HRTAkJas
- 俺も俺氏やカンダタ親分と巡り合えてよかったよ。
- 102 名前:Classical名無しさん :03/11/27 15:46 ID:IAroLM0c
- >99 大半のカキコが携帯と予想
- 103 名前:Classical名無しさん :03/11/27 16:27 ID:LrKwT/CM
-
- 104 名前:Classical名無しさん :03/11/27 17:31 ID:VfWs7plc
- 話がつながってkちあ
たまらんあのう
- 105 名前:Classical名無しさん :03/11/27 23:08 ID:OkmMPJhU
- 俺さん期待age
- 106 名前:Classical名無しさん :03/11/27 23:20 ID:zneC4J6Y
- 俺氏すごすぎ!!!1
- 107 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 00:06 ID:zQZzqnbY
- リプリーはかつては綺麗に舗装されていたであろう煉瓦の歩道の跡に、大きな地図を広げた。
いや、地図というよりは街の見取り図というべきか。巨大な外壁の円に囲まれた町の図が羊皮紙に描かれている。
「これは?」
「この街の地図よ。今ではもう役には立たないものだけど・・・」
リプリーは廃墟になったユーミルの町並みを眺めた。ところどころに建物の一部の残骸が立ち残っている以外には、
家屋や商店は暗黒の騎士の手勢による所業か、完全に破壊され尽くしている。
「それで、この地図が何か?この街にまだ何かが残っている様には見えないが」
「ええ、そう。でも問題は何故この街が襲われたのかよ。
ユーミルは多くの街道の集まる中継地点として繁栄していた街。各国からの貿易品を循環させるパイプラインの心臓でもあったのよ。
それは暗黒の騎士にとっても、利益を生んでいたはず・・・。なのに何故?何の必要があってオズノはこの街を襲って、
何故ここまで徹底的に街を破壊し尽くす必要があったのかしら?」
「考えられる答えは二つだな。
この街がオズノの都合に合わない事情があったか、
この街を破壊しなければいけない事情があったか・・・」
ディアスは瓦礫の中から玩具の犬の人形を拾い上げた。街を焼いた炎にあぶられ、炭の様に黒く朽ちている。
「どんな事情があったにしても・・・・オズノ・・・!!俺は奴の企みをぶっ潰すぜ!!絶対にな!!」
- 108 名前:Classical名無しさん :03/11/28 00:18 ID:AWrVfZzM
- ここにきてやっと時間通り書くようになったな
- 109 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 00:29 ID:zQZzqnbY
- ザウルスライダーを加えた蝶野たちは下水道に一旦退いた。安齋がメンバーの負傷を気遣い、蝶野を無理矢理に説得したのだ。
「思ったとおり、狭い下水道では奴らも攻めあぐねいていますね。しばらくは休めるでしょう」
「これからどうするんです。蝶野さん。奴らの戦力は実質無限ですよ、あの様子では。いつまでも少数を片付け続けていても、
勝ちは取れない」
「分かってんだよ!安齋!・・・・よし、そろそろ頃合だな・・・・。
田中!大田!お前ら、よく戦った!
篠原!不自由な身体に無理を掛けた!
鷹!お前を敵に回さなくて良かったと思ってるぜ!
ザウルスライダー!来てくれて感謝するぜ!
シウバ、エンセン、お前らの命は無駄にしないぜ!
そして安齋!大仁田がお前を選んでくれて良かった!
いいか、俺達が今日こうして戦っている事の意味を、理由を、全てをこれからお前らに話すぜ!」
蝶野はバトルスーツの前を開き、懐から一冊の本を取り出した。
茶色の革で装丁されている本の表紙には「日記帳」という刻印がされている。ごく普通の日記帳の様だ。
その左下に、マジックで書いたと思わしき名前が書かれているが、ほとんどが消えている。
最後の二文字、「ロウ」というカタカナだけが何とか認識できた。
「お前達は全員が勇敢に戦った!そして何故お前達があの怪物たちと互角に戦えたのか、
何故あの怪物たちが日本に現れたのか、
これから何が起こるのか、
その全てがこの中に記されている!!」
- 110 名前:Classical名無しさん :03/11/28 00:39 ID:zSeIkFrI
- ドキドキ(・∀・;)
- 111 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 01:00 ID:zQZzqnbY
- 蝶野がその日記帳を開いて皆に見せようとしたその時、
下水道の壁が轟音と共に打ち破られた。
「何っ!!」
土煙の中から灰色の長い腕が飛び出し、田中の胸を貫いた。
「ぐおあっ!!」
「田中!!田中ーーー!!」大田が絶叫して駆け寄る。
田中の身体を突き放し、その怪物は蝶野たちの前に姿を現した。
それは人間に似た姿をしているが、蜘蛛の特徴をも併せ持った怪物だった。八本の灰色の腕をギクシャクと動かしながら、
通路を進んでくる。
「・・・チョウノ・・・ソノホンヲ・・・・ワタシテモラオウカ・・・・・」
それは口を開き、人間の言葉を話した。
「何だとこのヤロー!!貴様、この本が何かを知っているのか!!」
「ソノトオリダ・・・・ソノホンハ・・・・キサマラニハアズケテハオケヌ・・・・」
「うおおおお!!!」
横から大田が蜘蛛の怪物に向かって突進する。掌からエネルギーの炎を生み出し、蜘蛛の怪物の身体に叩き付けた。
しかし怪物の身体は僅かにこげる様な音を立てただけだった。
「何っ!?」
「大田、危ない!!逃げろ!!」
蝶野が援護に走るが、その前に蜘蛛の腕は大田を捕まえ、鉤爪を輝かせる手が身体を引き裂いた。
「ぐああ・・!!!」大量の血を吐き、田中に重なる様に倒れる大田。
「蜘蛛野郎!!貴様!!!」蝶野が絶叫して怪物に向かう。ザウルスライダーも走る。
しかし八本の手は二人の攻撃を巧みに捌き、逆に蝶野とザウルスライダーを壁に追い詰めた。「くっ!!」「こいつ、蟻とは別格だ!!強い!」
「シヌノダ、チョウノヨ・・・・ココデホロビルガイイ、エラバレシセンシタチヨ・・・・!」
その時、通路の奥、外の光を逆光に背負い、一人の男が現れた。
「待て!!貴様の相手は俺だという事を忘れるな!!」
「ナニッ・・・・キサマハ!!!!マサカ!!!」
さ わ だ 見 参 !!!
(忘れてしまった人は2スレ目の東京タワー編を参照してください)
- 112 名前:Classical名無しさん :03/11/28 01:04 ID:FWSzfSUU
- さわだキタ――――(゚∀゚)――――!!
2chに来て初めて使ったよ。これは本当だからs(ry
- 113 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 01:18 ID:zQZzqnbY
- 「貴様は俺が倒す!!」
現れたさわだは蜘蛛の怪物に突進し、壁に叩きつける。
「グッ・・・キサマ・・・!」
「おい、ザウルスライダー、今だ!!」
「おう!」
蝶野とザウルスライダーは機会を逃がさずに、ラリアット、真空飛び膝蹴りを見舞う。そしてさわだのパンチを食らった蜘蛛の怪物は
炎を吹き上げながら砕け散った。
「蝶野さん、俺の名はさわだ!及ばずながら力を貸します!」
「おう!・・・・!!爆笑問題!!おい!!」
三人が振り向いた時、治療係の篠原は静かに首を横に振った。すでに手遅れな程の深手だった。
「田中!大田!」
「蝶野さん・・・・」
「・・・すいません、足手まといで・・・・俺たち・・・」
「バカヤロー・・・・バカヤロー!!!」蝶野のサングラスの脇から、僅かに光るものが覗いた。
蜘蛛の怪物が空けた大穴の外から、蟻たちの声が聞こえだした。場所を嗅ぎ付けられたらしい。
「蝶野、逃げないとやべーぜ!」鷹が通路の先を確認しながら叫ぶ。「こっちから進めるぜ!」
「バカヤローッ!!こいつらを置いて行けるか!!」
大田と田中を抱きしめながら、動こうとしない蝶野の胸を、田中と大田が力なく押した。
「蝶野さん、行ってください・・・。あなた達はやり遂げないといけない事があるはずだ・・・・・!」
「俺達二人がここで蟻を食い止めます・・・・蝶野さん、行ってください!」
「バカヤロー!おまえら・・・ウグッ!?」蝶野の首筋に手刀を見舞い、気絶させるザウルスライダー。
「お前らの言う通り、非情だが行かねばならない!許せ!」ザウルスライダーの声も震えている!
- 114 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 01:27 ID:zQZzqnbY
- 気絶した蝶野を担ぎ、一行は通路を走り出した。
暗闇の中、迫る蟻たちの声を聞きながら、田中と太田は見つめ合う。
「お前と組んでるとこういう事になるからやなんだよ!」
「うるせーよ!」
二人の身体から流れあった血が混ざり、通路の地面を流れていく。
蟻が一匹、通路の中に顔を覗かせた。凶悪な目が二人の姿を捉え、甲高い鳴き声を上げる。
その声に呼応し、ざわざわと無数の足音が迫ってくる。
「あーあ、来ちゃったよ」
「人事かよ!」
「・・・いよいよだな、田中・・・」
「・・・ああ・・」
二人は掌に最後のエネルギーを集めていた。
「覚悟は出来てるな?太田」
「お前と組んだ時からな」
壁を押し広げ、砕きながら、蟻たちが通路になだれ込んできた。太田と田中の血の臭いを美味そうに嗅ぎ付け、突進してくる。
「俺達、いいコンビだったのかな?」
「いいコンビだったさ」
二人の手が、エネルギーが重なり合い、通路の中に爆炎と轟音が満ち、全ての物を吹き飛ばした。無数の蟻たちは炎に飲み込まれ、
瓦礫に押し潰された。
- 115 名前:Classical名無しさん :03/11/28 01:31 ID:1LnilQQM
- 爆笑問題がこんなにかっこよく思えたのは初めてだ・・・
- 116 名前:Classical名無しさん :03/11/28 01:51 ID:IPPyWouc
- ちょっと泣きそう
- 117 名前:Classical名無しさん :03/11/28 02:02 ID:rq0s2bhE
- なんだよ、これ・・・
涙がとまんねぇよ・・・
- 118 名前:Classical名無しさん :03/11/28 02:52 ID:OkmMPJhU
- やべえ・・
- 119 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 06:14 ID:zQZzqnbY
- ユーミルから北東に500キロ、奥深い原生林の中・・・。
「さて、どうしますか、大仁田さん。もう前も後ろも一杯一杯、時期だと思いますがね」
カブレラはバットにこびり付いた血糊を丁寧に拭き取りながら、大仁田の方に頭を向けた。
「オズノはどこまで知っているのか、とにかく最悪の事態を想定して動くべきです。とすると、いよいよ彼には舞台に上がってもらわねばならない」
「わかっとるわい」
大仁田は太い木の幹に逆さにぶら下がり、腹筋運動をしながら答えた。
「どのみち、もうこうなってはあいつに事情を隠している意味もないしのう。まあ、全てを打ち明けたからと言って、
果たしてこのコト、黙って片付けさせてくれるものかどうか・・・」
大仁田は幹から飛び降り、息を付いた。言葉にカブレラの手も止まる。
「確かに」
大仁田は荷物をまさぐり、ぼろ布に包んだ剣を抜き出した。
真っ黒な刃に森の緑が暗く映える。
「だがこの物語の結末は決まっています。ディアスは我々に殺されなければならない」
- 120 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 06:40 ID:zQZzqnbY
-
オズノは黒く磨きこまれた廊下を足早に進んだ。
昆虫を思わせる装飾の御影石の光沢に、オズノの狂気めいた顔が歪んで映る。
突当たりの観音開きの大戸を押し開け、その広間にオズノは入った。
赤い光が満ちた大広間の中央、その怪物は静かに眠っていた。
「落ちた胡桃、下弦の月、よろい戸の音、流れぬ川」
オズノは大袈裟な身振りで、呪文を唱え始めた。
「帝王、その家臣、真逆の太陽、四本の薪」
怪物の身体がわずかに震える。
「真昼の洞窟、三匹の兎、渡り鳥の最後、骨の鍵」
広間にため息の様な音が響き、怪物の身体の間接が次々と音を立てて動き出した。
「目覚めるのだ、我が愛しき怪物よ。お前の力を使う時が来たのだ」
怪物の表皮に張り付いていた鉄の札が次々と剥がれ落ち、赤熱した鋼の様な筋肉が隆起する。
怪物はゆっくりと立ち上がり、翼を広げ始めた。長身のオズノの倍よりもなお大きい。
「知恵のない赤子、夏のいかずち、煙の猫、上がらぬ碇、目覚めよ怪物よ・・・!」
完全に立ち上がった怪物の頭は天井に届かんばかりだった。広げた翼は大きな船の帆の様に巨大だった。
その瞼が開き、黒い眼球の上を赤い瞳が滑り下りてきた。
怪物が口を開き、吠えた。その喉から溢れ出たのは声ではなく、黒い焔と溶鉄だ。
「怪物よ、お前の力を一度だけ存分に揮わせてやろう。奴らの希望を全て刈り取るのがお前の命の意味だ。お前に絶望という名前をやろう」
人間の身体にタコの頭、蝙蝠の翼を持った怪物は、絶望という名前を授かり、誇らし気に身体を揺らした。
- 121 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 06:50 ID:zQZzqnbY
-
巨乳専用パトカーはルミコと大山を乗せて走った!
既に静岡を通過し、東の空が赤く燃えているのが確認できる。富士山がその光を受け、悲しげな紅色に染まっていた。
「なんという事なの・・・!こんな事が起こるなんて!許せないわ!」
「俺は志度大学四回生大山です!同感です!」
交差点をダイナミックにカーブ!!
街中は恐ろしい程静まり返っていた。警察車両の車列以外に動くものは何も無い。住人は皆、とっくに西の方へと避難していた。
その時、ルミコの車の前に人影が飛び込んできた。
「キャッ、ウヒア、キキキーー、危ない!!ちょっと!!危ないでショ!!飛び出し注意!!切符切っちゃうワヨ!!」巨乳で警告!
無気力な顔をした男が立っている!
「あなた何してるの!!皆とっくに避難してるワヨ!あなたも急ぎなさい!」
「いや、なんかー新幹線乗ろうと思ってたらーなんか止まっててー、切符買う機会とかも電源入ってなくてー、
なんかー、逃げ遅れてしまった!反省している!」
この男は窪塚!!生存していたのだ!
「わかったワ!乗りなさい!その代わり、東京まで一緒について来てもらうからネ!!」
「うっす、ピースなバイヴスとか出しながらでいいですか」
「いいワヨ!」
- 122 名前:Classical名無しさん :03/11/28 06:52 ID:./nF0.Qc
- >うっす、ピースなバイヴスとか出しながらでいいですか
ワラタ 「とか」ってw
- 123 名前:Classical名無しさん :03/11/28 17:56 ID:aDfQSA2.
- シリアスな展開が続いてるので、巨乳刑事でほっとできる。
- 124 名前:Classical名無しさん :03/11/28 17:58 ID:YJ6qcYs2
- 2chにも期待。
ホント最近怒濤の展開ですごい!
- 125 名前:Classical名無しさん :03/11/28 19:40 ID:ggU.PCpU
- 2ch住民の力を全て合わせ、俺氏の元気玉で絶望を吹き飛ばせッ!
- 126 名前:Classical名無しさん :03/11/28 20:15 ID:rAZZYP9M
- 元気分ける気まんまんで、ここで、2chで俺さんを待ってます…
- 127 名前:Classical名無しさん :03/11/28 22:43 ID:1VufeTv.
- ジーク俺氏!!!ぬ
- 128 名前:Classical名無しさん :03/11/28 22:48 ID:ggU.PCpU
- 早く「俺」作中に登場しないかナー。 ソワソワ
- 129 名前:Classical名無しさん :03/11/28 23:15 ID:qe5Sp0mw
- ディアス編がいつの間にかまともな文章になってるが、
そんな事気にならないくらい面白い!!
俺さん、頑張って!!
- 130 名前:Classical名無しさん :03/11/28 23:57 ID:5fGFVokE
- 「怪物」の造形はどこかで見たよーな感じで、正直もうちょいオリジナリティがあればと思いました。
パロディとして笑えばいいのかちょっと迷うところ。
それはそれとして話自体は面白いので頑張れ。異形もいいですしね。
- 131 名前:Classical名無しさん :03/11/29 01:03 ID:YJ6qcYs2
- そういえば富士山が噴火して
東西は完全に分断されたんじゃなかったっけか?
あと大地震も。
- 132 名前:俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 01:15 ID:FGb52R06
- 「うひあー!!あぶなーい!!」
ルミコのパトカーが走っていると、突如巨大な地割れに遭遇!
「そういえば、富士山が噴火して東西が分断されたんだったワ!あと大地震も記憶に新しいワ!!あぶない!!落ちる!」キキキーッ
「うひあー!」
箱乗りしてた窪塚が転落!!地割れの落ちた!
「キャーァ!!窪塚君、うわっ駄目だわ、絶望的だわ!!」窪塚死亡!!遺憾です!!
「とにかく東京に向かうわ!!大山さん、迂回路を探して!はい、地図!」「はい!」
- 133 名前:Classical名無しさん :03/11/29 01:17 ID:CmS.eyRo
- 対応すやばい!!!ぬ!!
威圧しすぎ!!!!!!!!!
- 134 名前: