たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart20
元のスレッド
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart20
- 1 名前:Classical名無しさん :04/05/30 20:06 ID:O95IQ9rM
- 〜銀河ギリギリ!!ぶっちぎりのお留守な奴〜
エーックス・・・
漫画界有数のヒット作品、ドラゴンボール。
その登場人物の内に他の追随を許さぬ最低のヘタレが居た。
そのヘタレに、わずかばかりでも活躍の場を・・・
しかし、そのあまりのヘタレさは人類の想像力の限界を遥かに超えていた。
あまりにもお留守な足元、雑魚キャラの自爆で道連れ、恋人を寝取られる甲斐性の無さ。
2ch中でヘタレの代名詞としてネタにされてゆく日々。
立ちはだかる「戦闘力のインフレ」という難敵。
誰もが「ヤムチャ」の2ch語化を覚悟した。
だが、そんなヤムチャにせめて妄想の中だけでも活躍させてやりたい…
ヤムチャを最もネタに使い、そして愛した彼らがこの困難に、立ちむかったのだ。
これは、少年漫画史上最も困難な創作に立ち上がった男たちの物語である。
※ヤムチャ以外の小説・ネタも大歓迎!おまえらも妄想爆発させようぜ?
【前スレ】
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart19
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1079837609/
【小説作品保管庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/index.html
【お勧め作品】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/recommend.html
【過去ログ倉庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/log.html
- 2 名前:連載作品 :04/05/30 20:15 ID:SHruTskA
- Saiyan killer
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/saiyankiller.html
魔族転生ヤムま!
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/yamuma.html
ヤムプロくんポケット
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/prokun2.html
僕と一緒に飲茶でも
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/issho.html
- 3 名前:Classical名無しさん :04/05/30 20:22 ID:iX9aIhVI
- >>1
お疲れさま。
ついに20スレ到達ですね!!
- 4 名前:1 :04/05/30 20:43 ID:O95IQ9rM
- ごめん、マロンに立てようと思ったけど無理だった。
でもいつになったら復旧するかわからないので。
もし、皆さんがご立腹なら復旧しだいマロンに立て直してくれ。
俺が削除依頼するから、ここ。
- 5 名前:1 :04/05/30 20:45 ID:O95IQ9rM
- >俺が削除依頼するから、ここ
立て直すことになったら、という意味ね。
たびたびスレ汚しすまん。
サイヤンキラーさん復活希望。
- 6 名前:Classical名無しさん :04/05/30 20:56 ID:J5bLj26E
- >>1
銀河ギリギリ!!ぶっちぎりのお留守な奴ではなく
危険な人生!超ヘタレは眠れない!では?
- 7 名前:Classical名無しさん :04/05/30 21:41 ID:84pcDgE2
- 別にここでいいんでしょ。
悪いことにならんと思うけど。
マロンに行っても、盛り上がるとは思えないし、リスクが高いだけ。
- 8 名前:Classical名無しさん :04/05/31 00:08 ID:glQ.4x6M
- >>1
乙彼様です
- 9 名前:Classical名無しさん :04/05/31 00:43 ID:eoGuhfm2
- さてあとはSaiyan killertとヤムまを待つだけか。
哀・戦士とハンターはもう来そうにないけど。
- 10 名前:Classical名無しさん :04/05/31 01:05 ID:T/Ww3MnI
- 哀戦士には正直落胆。
たしかに書く書かないは本人の自由だけどもさ。
ちょっとなあ。
>>1
お疲れ。ここで良いと思うよ。
荒れることないし、地味だけど堅実に盛り上がってるし。
- 11 名前:Classical名無しさん :04/05/31 19:28 ID:vWg.6yKo
- >>1さん乙カレー
- 12 名前:Classical名無しさん :04/05/31 21:07 ID:6Yws859Q
- >>1
乙でつ
新スレ今気づいた
- 13 名前:ヤムまとか書いてた人 :04/05/31 22:11 ID:GQw42jfs
- >>1さん乙。
俺の作品って何か地味だなあ、と思うわけですが
待ってて下さる人がいるならそれなりに頑張ります。
ちょっと自分の用事で書く時間が少ないです(言い訳)
つーかレポートの書き方なんかわかんねえよ!(愚痴)
未だにゾルダ覚醒落とせねえよ!(ただの特撮板住人)
>ヤムロット
乙でした。
つか同じオチにワロタ。うまいなあ。
- 14 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/31 22:11 ID:GQw42jfs
- 「仲間への最後のあいさつは済んだのか?」
キュイが嘲笑うかのごとき声でヤムチャたちに目をやる。
油断――。
勝機があるとしたら、今のうちしかない。
「行け悟飯っ!」
クリリンが叫ぶとほぼ同時に、悟飯は二人の子供の手を引いて飛び出す。
それを合図として長老たちも飛び去った。
ニヤ、とキュイが嫌らしく笑う。
ゆっくりと掌を一行へ。
「かあっ!」
ボンッ!
エネルギー波がキュイの腹部をとらえた。
間隙を入れずナメックの若者が蹴りを叩き込む。
クリリン、ヤムチャが両脇に回り気功波と魔光砲をぶつける。
「あんたたち、一緒に行ったんじゃなかったのか」
「いや、確かに長老たちは心配だったがな……」
「しゃべっている暇はないようだぞ」
煙が晴れる。
キュイはたじろぐことも無くその場に立っていた。
ダメージを受けた様子はない。
変化といえばスカウターが破損し、戦闘ジャケットが多少傷ついた程度。
「おいおい、今度はオレの番でいいのか?」
- 15 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/31 22:12 ID:GQw42jfs
- 「珍しいヤツらだ。戦闘力がアップしやがった」
キュイの蹴りに一人の若者、次いで突きにクリリンが吹っ飛ばされる。
もしその気ならば今の一撃で二人の命は絶たれていたはずだが、幸いにもダメージこそ
負ったものの二人は立ち上がった。
「そうこなくっちゃな。少しは楽しませてもらうぜ」
「あいつ、遊んでやがる……!」
「これほどまでとは……」
ヤムチャともう一人の若者はキュイとの実力差に攻めあぐねていた。
魔貫光殺砲ならばキュイの体を貫くことはできる。だが溜めに時間がかかる。
敵がその間待っていてくれるとは考えられない。
クリリンにも一撃必殺の気円斬があるが、同様の理由から繰り出すことができない。
操気弾を飛ばすもキュイはエネルギー弾であっさりと相殺する。
背後から襲うエネルギー波も避けるそぶりも無く受け切った。
「うおおおおおっ!」
ほぼヤケクソのようにクリリンが吼え、突撃。
笑みを浮かべたままキュイは構える。
突撃しつつも、両の手を額へ――――。
「太陽拳!」
眩いまでの光がキュイの網膜を貫く。
「うっ、きさまぁっ!」
目の眩んで視界が閉ざされたキュイは拳や脚を振り回す。
「今だ、ヤムチャさん!」
後ろへ飛びながらクリリンは叫ぶ。
阿吽の呼吸でヤムチャは既に魔貫光殺砲の構えを取っていた。
「受けてみろ!」
ヤムチャの指先のエネルギーがキュイを貫通する。
- 16 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/31 22:13 ID:GQw42jfs
- 「ぐ、こ、こいつ……」
キュイは腹部を貫かれながらもまだ意識を保っていた。異星人ならではの驚異的な生命
力にその場の四人は驚かされる。
「さ、さすがにアタマにきたぜ……」
ヤムチャが狼牙風風拳で襲い掛かるもそれをいなし、同時に飛び出した三人も返り討ち
に遭う。
ダメージで戦闘力が落ちているのは明白だった。
ヤムチャはエネルギー弾を自身の力のありったけ放つ。
「行け、魔空包囲操気弾!」
無数の操気弾が次々にキュイにぶつかっていく。
一撃一撃のダメージは浅い。
それでも操気弾は止まらない。
浅いが、確実にキュイの生命を削っていく。
一方で、クリリンは空に手をかざす。
円盤状のエネルギーが掌の上に生じた。
腹を貫通しても命を失わない。
ならば、敵の身体を断ち切ってしまうしかない。
幸いにもヤムチャのおかげでキュイの動きは止められている。
「気円斬!」
「――な、に?」
最後に見たのは、首と離れた自分の身体。
思わぬ奇襲。
キュイは、それを理解できなかった。
- 17 名前:Classical名無しさん :04/05/31 23:19 ID:ETeODxEc
- '''''─- .....,,,_ __人_人,_从人_.人_从._,人_人_
 ̄"゙'"''''''─‐- ゙"ニ ─__ )
r──--- ...___ ) saiyan killer〜、
三 /レi ニ | ニ ≡ ) 絶対連載再開しろYO−!
.ニ ( ゚´Д)| ニ |!カ_ ろ いつまでも待ってるからなー!!
| / つ つ Lニ-‐′´ )/⌒Y⌒Y⌒l/⌒Y⌒Y⌒Y⌒
'''''゙゙゙゙゙ ̄ _,, -‐'''∧_∧ っ ゚
--─="゙ ̄ ⊂(Д´;) ゜
ニ─ _,.. ゝ、 O
_,.. -‐'" しへ ヽ
__,, -‐''" , ゙ー'
, ' /
┌──────────
| お知り合いですか?
┌─────┐└─────‐v────
│ イヤ、全然 |__________ プァァン…
└───‐v─┘//. | // / .|
| | __Λ∩ / .|
| ∧_∧ |`Д´) ∧_∧」 ガタン
/ (,,´Д`) | / ( ) \ ゴトン
// ( )二二二二二⊂ | \\
|||| )~) (⌒ _ノ . ||||
|||| ./  ̄ U U_____ し \ ||||
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- 18 名前:Classical名無しさん :04/06/01 00:54 ID:E53HeDiU
- >>1&ヤムま乙。
- 19 名前:Classical名無しさん :04/06/01 08:03 ID:Q99q8QDE
- ヤムまさん乙
- 20 名前:Classical名無しさん :04/06/01 10:11 ID:WJjlxPY.
- このマッタリ具合が好きだな、俺は
- 21 名前:Classical名無しさん :04/06/01 12:34 ID:EgMS8pfo
- またバキスレにドラゴンボールねたがきてたな。
これもクラウンなんかに新スレ立てた>>1のせい。
ヤムスレ住民は全員、おまえを市ねと思ってるよ。
- 22 名前:Classical名無しさん :04/06/01 20:32 ID:51Vk8n2g
- >>ヤムま
ゆっくりでいいよ
楽しみに待ってる
>>17
ワラタ
- 23 名前:Classical名無しさん :04/06/01 20:34 ID:m8ihVyps
- クリリンと18号のやつならヤムチャネタじゃないから別にいいんじゃない?
拳王伝もヤムチャあんまり関係なかったし。(あるか?)
他になんかDBネタ来てたっけ。
- 24 名前:Classical名無しさん :04/06/01 20:37 ID:hq573Wd6
- 今回の1乙はいつもより暖かい気がするw
みんな実はクラウンが気に入ってるのか?
そう荒れる心配もないしな。
- 25 名前:Classical名無しさん :04/06/01 20:39 ID:m8ihVyps
- あ、バクテリアンのうんこネタがあったか。w
- 26 名前:Classical名無しさん :04/06/01 21:20 ID:ETeODxEc
- >>21
あの作者はバキスレで書きたいだけで、マロンに立ててもむこうで書いてたよ。
- 27 名前:Classical名無しさん :04/06/01 22:54 ID:hq573Wd6
- 18号の奴読んできた。
始まったばかりだけど、
面白くなりそうな感じはした。
でもあれパオ氏じゃないか?
文体がそっくり。
- 28 名前:Classical名無しさん :04/06/01 23:13 ID:Zccn/Nik
- >>27
俺もそう思った。復讐の狼と雰囲気がそっくり
今の所は面白いので、別に作者が誰でもいいけどね
ヤムスレも新作来ないかな?
クラウンの雰囲気が大好きだけど、先細りが心配だな
- 29 名前:Classical名無しさん :04/06/02 00:51 ID:/98OJaeQ
- いい感じになってきたな。
やっぱヤムチャはヤムチャでGo!
- 30 名前:Classical名無しさん :04/06/02 01:44 ID:jw2pt.fU
- あれがパオ氏だとしたら>>21,27,28はパオ氏の自演くさく思えてくるな。
いつものことだが。でも魔界編の更新も停滞してるのに新連載やるかな。
サイヤンキラーは充電中?
- 31 名前:Classical名無しさん :04/06/02 01:53 ID:Zccn/Nik
- >>30
他の人は知らないけど俺はパオ氏じゃないよ。
寝る前に見てみたらこんなレスか。
- 32 名前:Classical名無しさん :04/06/02 02:30 ID:qpgtzeTo
- >>31
突然名前が出れば自演を疑うやつが出てくるのが職人の定めなのさ。
悲しい事だがパオ氏に限らずどのSSスレの職人もそうだ。
- 33 名前:Classical名無しさん :04/06/02 02:43 ID:yPinUYjU
- >>30
他はともかく>>21を自演扱いするのは失礼。
>ヤムスレ住民は全員、おまえを市ねと思ってるよ。
こんな事は書かないだろうふつう。
バキスレとの関係がまた悪くなるから止めとけ。
もうパオ氏というかバキスレの話題はもう止めよう。
他所は他所、ここはここ。せっかくまたりしてたのに。
- 34 名前:Classical名無しさん :04/06/02 11:14 ID:ETeODxEc
- Part10スレの674です。
「ヤムチャ伝説」の公開まであと3年となりました。
順調に執筆中です。楽しみにしていてください。
- 35 名前:Classical名無しさん :04/06/02 19:42 ID:7L6pBUIA
- あと3年か…楽しみにしてるYO。
- 36 名前:Classical名無しさん :04/06/02 20:15 ID:4yBtmO8.
- 多分忘れてるYO。
- 37 名前:Classical名無しさん :04/06/02 22:40 ID:Qjdcc/hg
- 3年後はハリウッドヤムチャネタで盛りあがってるころだな。
- 38 名前:Classical名無しさん :04/06/02 23:01 ID:6Yws859Q
- そもそも3年後にこのスレが続いてるかどうか…と思ってみた
- 39 名前:Classical名無しさん :04/06/02 23:39 ID:yPinUYjU
- 3年後はこの調子だと雑談スレになるな。
もともとそうだったけど。
それに、2ちゃんの継続も分からない品
- 40 名前:Classical名無しさん :04/06/03 00:38 ID:ETeODxEc
- いや・・・まぁ・・・マジに受け取られてもw
そういえばそんなレス書いたなぁと思って過去ログ見たら、約一年前のPart10に書いてあった。
あの頃もサロンに移るか移らないくらいで作品が激減した頃だったなぁ。
Part10が大規模荒らし以前で一番やばい時期だった。
- 41 名前:Classical名無しさん :04/06/03 15:21 ID:fLs1PIwY
- パオ氏ね
バキスレも氏ね
マジでムカツク
- 42 名前:Classical名無しさん :04/06/03 19:12 ID:W1qsjjuQ
- むかつくのは構わんが、
俺たちの首を切るのは勘弁してくれよ!?
- 43 名前:サナダムシ ◆/qc7L7Yk :04/06/03 19:36 ID:L7SZ37A.
- うんこSS書こうと思います。
よろしいでしょうか?
- 44 名前:Classical名無しさん :04/06/03 19:56 ID:ETeODxEc
- >>42
エサを与えちゃいかんよ。
- 45 名前:Classical名無しさん :04/06/03 22:53 ID:Tat0YRo6
- >>43
よろしこ
- 46 名前:Classical名無しさん :04/06/03 23:27 ID:6Yws859Q
- >>43
お待ちしております
- 47 名前:Classical名無しさん :04/06/04 02:18 ID:gcmC5.8.
- 三年後、地球はどうなっているだろうか・・・?
- 48 名前:Classical名無しさん :04/06/04 07:40 ID:K2wc6jIQ
- 漬け物会長が大活躍のスレはここですか?
- 49 名前:Classical名無しさん :04/06/04 18:48 ID:reGVMf6Q
- だれだよそれは
- 50 名前:after DB :04/06/04 22:47 ID:5xUbE2PE
- 序章
「ブルマー タイムマシン借りるぜ!」
そういいながら 男はドアを開けた。
「いいけど、また 未来にでも行くの?」
「へへへ、まぁな。んじゃ行って来るぜ!!」 ボテ!
「いてて。。。んじゃ行ってくる」
「・・・」
勢い良く歩いてしまったために、足元にある石につまづく男。
彼の名は ヤムチャ。
Z戦士として幾多もの激戦を生き抜いてきた男・・だった。
しかし、今では修行もそこそこに、ブルマが作ったタイムマシンで
様々な未来を見ることを趣味とする、 もはや老後のような生活を送っていた。
「さーて、今日は何年後に行こうかなぁー。前行った20年後は俺が永遠べジータのパシリだったし、、
15年後なんて、クリリンの家政婦やってたし・・・
よし! いっそ誰も居ない400年後くらいにするか!」
ヤムチャは なぜか説明口調で独り言を言いながらタイムマシンを起動した。。。 そしてーー
- 51 名前:after DB :04/06/04 22:48 ID:5xUbE2PE
- ぷしゅぅーーー!!!
タイムマシンが到着した。 どうやら、無事なようだ。
ヤムチャは外を見る。
自分が居た時代と あまり変わっていない・・・
キレイな森、、川に海、、、そして砂漠。
ヤムチャは一通り空から世界を見て廻って、そして、ちょっとした異変に気付いた。
・・・車がない? 街も??ビルすらない。
この世界のほとんどが、小さな村と小さな城があるだけだった。
未来にしては余りにも不自然。
文明は進歩こそすれ、退化することなどあるのか?
そう考えながら、ひとまずタイムマシンへ戻るヤムチャ。
大事な大事な仙豆を忘れていたようだ。
- 52 名前:after DB :04/06/04 22:50 ID:5xUbE2PE
- ヤムチャはZ戦士の中でこそ弱いというイメージだが、一般的なレベルから見れば、とてつもない達人だ。
しかし、それでもこの用心深さ(?)こそが、ヤムチャをここまで生かしてきたのだ。
「これこれ、忘れないようにしねーとなー」
ガタン!!!
と、突然タイムマシンが激しく揺れた!
「ひぃいーー!」
思わず逃げ出すヤムチャ。敵の姿形、強さを確認するまでは、絶対に隠れることに決めているヤムチャの自然な反応だった。
そこに居たのは、自分の数倍もあろうかという恐竜だった。
思わず 岩陰に隠れるヤムチャ。 暴れる恐竜。
大きさにビビッて動けないヤムチャ。暴れる恐竜。
そして やっと大事な事に気付いたヤムチャ!!
「あーー! タイムマシンが壊されるー!!!」
- 53 名前:after DB :04/06/04 22:56 ID:5xUbE2PE
- 一気に気を解放し、恐竜を仕留める。
元々こんな相手など、余裕のはずなのだが、見た目で判断する悪い癖は治ってないようだ。
「あーーー、、、動かない。。けど、そんなに激しい損傷でもないのが救いだな。とりあえずカプセルに戻して・・・と」
なんとか、ちょっとの故障ですんだことにほっとするヤムチャ。
その影で、彼を見つめる視線がー??
壊れてしまったタイムマシン。
よくよく見ると恐竜ともちょっと違ったこの生物。そんなことに全く気付かないヤムチャ・・・・
- 54 名前:Classical名無しさん :04/06/04 22:58 ID:EuEYxOEo
- >>after DB
タイムトラベルネタですか。
期待してます。
- 55 名前:after DB :04/06/05 08:58 ID:5xUbE2PE
- とりあえずタイムマシンをカプセルに戻し、
近くの村まで行くことにした。
「さすがに、飛んでいくのはマズイだろうなぁ。仕方ない。歩いていくか」
ヤムチャはさっきのような生き物に出会わないよう祈りながら歩いていった。 するとーー
「お前 何者だ!?」
突然ひとりの男が現れた
「俺か? 俺は 砂漠の狼、ヤムチャってんだ! もっともココは砂漠じゃないけどな!!」
とっさの出来事にも関わらず、自己紹介だけは完璧にできるヤムチャ。
長年の合コンの修行の成果であった・・・
「あんな巨大なモンスターを仕留めるなんて。。。お前は凄い奴だ。 RYZE軍の精鋭か?
は!! もしや、ガーディアン・ナイト??」
とつぜん 意味不明の言葉を並べられて、 すっかり 「???」状態のヤムチャ。
とりあえず、自分はよそ者で、この世界のことは良く知らない。
ただ、それなりの戦いをしてきたため、アノ程度の相手なら余裕だ。。と若干の脚色を加えながら 自分の境遇を説明した。
- 56 名前:after DB :04/06/05 09:14 ID:5xUbE2PE
- 男は サード という名前だった。
サードが言うには、この世界は 400年前に「魔大戦」と呼ばれる大戦争がおき、それ以来 先ほどのような「モンスター」がはびこる世界となってしまったという。
ただ、「魔大戦」も伝承としてしか伝わっておらず、今では御伽噺のようだ、、と。
ー400年前といったら、俺の時代じゃないか? 一体 どういう事だ?
ヤムチャは不思議に思った。
サードは、この世界に伝わる伝承を語ってくれた。
途中 眠くて聞き逃したりもしたが、何とか重要な部分だけは聞いていたヤムチャだった。
「今から、400年前、、、 不死身の魔人が世を荒らしていた。」
「その魔人ブウは、文明を壊し、その巨大な魔力によって、地球の自然を壊していった」
「そして、ブウは 仲魔 −魔族−を生み出し、魔法と呼ばれる力によって、人類を絶滅寸前まで追い込んだのだった。。。しかし!!!」
「そこに現れたのが、伝説の大魔法使い ディークバスターであった。彼はブウを圧倒的な力で倒し、
彼を暗黒の地に封印することに成功したのだった!!!」
と どこかで聞いたような設定だが、次の言葉にヤムチャはとてつもなく驚くことになるーー
「封印は、7つの玉に分けられ、世界各地の聖なる場所で今も守られ続けているという・・・」
ヤム : ド。。ドラゴンボール??? まぁさすがにこれだけ時がたてば、間違って伝わるっていう、悪い例かぁーー
- 57 名前:Classical名無しさん :04/06/05 09:57 ID:BgUipa1Y
- 乙かれ。
- 58 名前:Classical名無しさん :04/06/05 10:48 ID:reGVMf6Q
- いいかも
- 59 名前:Classical名無しさん :04/06/05 14:12 ID:1SE/St2Y
- ,.. -──- ..,_
/ \_
/`'ー─-、-─'''二二__ヽ
|´ _ニ-‐´ ̄ __ |
|´ __ニ二..,,,,__ ̄ ̄}
ヽ`'ニ-、_レ' ̄ ____,,,,,ノ ,!、,___ ̄ヽ{_,.-‐'´/
`l `ヽ'‐ ´.,ニ。=, ,=。ニ、 / /! /
`l, <.| ´ ̄´ノ i` ̄`` // /
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`l_| ノ. ^,;^.ヽ /_,.‐'´ ̄`\
_,.-''´ヘ l'、 ,-三-、 /´-‐__,..-‐ 丶.
/´  ̄ ̄\L\ ' "" .-‐´ ̄ ̄ ヽ
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>、 // ,..-‐'
- 60 名前:Classical名無しさん :04/06/05 14:41 ID:ywXBQHaM
- ウホッ! いいスレ
- 61 名前:after DB :04/06/05 21:42 ID:5xUbE2PE
- 「っていうのが伝承なんだ。そしてその伝承によると、400年後の今、悪しきものが封印を打ち破る、、とも書いてある」
「へ、へぇ、 そうか、そりゃ大変だな」
ヤムチャは、 ブウが封印された?? ってか悟空は?? という当たり前疑問より、
"自分たちの あの激戦が
この400年後の時代の歴史にのこっていることが ちょっと嬉しかった。"
もっとも彼は ブウ戦には参加していないのだが、いつの間にか自分も戦っていたつもりになっていた。
「だから、今 世界の強者を集めて 精鋭による騎士団、RYZE軍を結成して、モンスターと対抗してるんだ。
RYZEには、あんたのような強者が必要だ! ぜひ 俺と来てくれないか??」
サードは熱く語った。 彼の目は 輝いていた! ヤムチャの目は 濁っていた。
ヤムチャは、(これは活躍のチャンス!!)とばかりに、付いて行くことを決めた。
もちろん頭の中は、(この世界で活躍すれば、報酬はたんまり、、可愛い子も・・ ウハウハだぜ!) でいっぱいだった・・・
せめて この世界の中だけでも、ヘタレのイメージを払拭し、かっこいい俺として有名になってやる!!
ちなみに彼が、これほどのやる気を魅せたのは、 サイヤ人と戦った時以来だった。
- 62 名前:Classical名無しさん :04/06/05 23:26 ID:SNO6nVvc
-
http://cheser25.hp.infoseek.co.jp/
- 63 名前:after DB :04/06/06 00:25 ID:5xUbE2PE
- サードによると、ここから、もっとも近い国は、 キリング というらしい。
今 世界には 4つの王国があり、それぞれの王国は、RYZE軍の兵士が守っている。
選りすぐりのRYZE軍の中でも、国を守ることを許された彼ら精鋭たちは、尊敬の念をこめて 「ガーディアン・ナイト」と呼ばれているそうだ。
ヤムチャは、心の中で、即座に それを目指すことにした。
ちなみにヤムチャの思考は、、、
国を守る → お姫様と ウハウハ → 王様に気に入られる → 次期国王に、、、と 様々な計算が働いていたのは言うまでもない。
4つの王国とは、一つはここキリングー北西の島国で、冬には雪に覆われてしまう。
また、南の大陸にはリーライン、海と川に囲まれた美しい情景の水の街である。
海を隔てた東の大陸に ドゥトールと、アグライド の2つの国がある。
南側のアグライド王国は山間の国で、炭鉱が数多く存在する、 そして 北側のドゥトールは・・・
5年前に滅亡してしまったらしい、、、
広大な平野が広がる草原地帯の 温和な地域だった。
その国がなぜ滅びたか、、、未だに謎のままらしい。
- 64 名前:after DB :04/06/06 00:25 ID:5xUbE2PE
- この世界、、、いわゆる伝承による所の「魔大戦」以来 モンスターと呼ばれる異形の動物が世にあふれていた。
彼らは、多様な種類があり、その生態系などは解明されていない。
一般的に存在する『モンスター』と呼ばれるものは、せいぜい昆虫の巨大化したものや、いわゆる動物に近いものが多い。
だが、一様に凶暴で、もし出会ってしまった場合、 死を意識しなければならない。。。
例えば、ただの犬であっても、本気で襲われたら重傷を負うだろう。
それが熊のような巨大な生物であれば? 考えるまでもない。 モンスターの一撃とは、人間など一瞬で噛み砕けるのだ。
そんなわけで、多くの人々は農作業をして生計を立てている。
一番安全で、生きていく上で絶対に必要なものだからである。
街の外は死と隣りあわせの世界。。。そんな世界で、滅亡してしまった国の謎など 誰が調べるのか?
RYZE軍も この件に関しては手が出せずにいた。
サードは、幼い頃、村をモンスターに襲われ、両親を亡くしたそうだ。
そんな彼は、懸命に修行し、何としてもRYZE軍に入隊して、モンスターを倒して、
いつか、両親の仇を取りたいのだと言った。
「俺は、ともかく、あんたほどの腕前なら、絶対RYZEに入れるな!!」
「いやぁー それほどでも・・ナハハ。 いや サードこそ、、、」
すぐ調子に乗るのは ヤムチャの悪い癖だが、それも 愛嬌と考えれば 打ち解けやすい性格でもあった。
2人はすぐに仲良くなり、互いのことを話しながら、王国へと 歩みを進めていった・・・
- 65 名前:Classical名無しさん :04/06/06 00:32 ID:6Yws859Q
- >>after DB
乙です。なんか新鮮な感じがしてイイですね(・∀・)
- 66 名前:Classical名無しさん :04/06/06 11:20 ID:OZj3kLlw
- SAIYAN KIILERはもう来ないに100000ヤムチャ
- 67 名前:Classical名無しさん :04/06/06 12:13 ID:gjhtBSno
- >>66
別にいいよ。
もうスレを見限ろうと思ってたし丁度いい。
- 68 名前:Classical名無しさん :04/06/06 12:32 ID:zE9E4cWA
- 正直サイヤンキラーが万一あっちに連載されてたら
このスレ終わってたかも。逆にあっちは黄金期復活くさい。
このスレに投下してくれたサイヤンキラーは大切にせねば。
- 69 名前:Classical名無しさん :04/06/06 14:03 ID:1HAslo3Y
- アフターいい感じ。
突然いきなりファンタジーぽくなったが、それもまた良し。
- 70 名前:Classical名無しさん :04/06/06 15:48 ID:Zccn/Nik
- あっちがこっちがとか関係なく楽しもうよ。
両方ファンの俺としては、正直もういがみ合いは嫌だ。
アフター作者さん、これからもがんがれ。
- 71 名前:Classical名無しさん :04/06/06 17:37 ID:i8x/Nl9Q
- 今度はバキスレに攻め込もうよ。
あっちが盛り上がってると非常に腹立つ。
あのスレを崩壊させたい。ヤムチャネタはこっちでやるべきなのに。クズ職人どもが。
- 72 名前:after DB :04/06/06 17:43 ID:5xUbE2PE
- 第2章 王国にて
「ここがキリング王国だ・・」
その国は、渓谷にあった。
後ろに山を配してるのは、モンスターから襲撃された場合を考慮してのことだろう。
多方向から攻められるという事態は、絶対に避けなければならない。
戦法の定石である。
「何だ? お前たちは??!」
巨大なゲートの前に、 これまた巨大な戦士が立っていた。
ヤムチャたちは、王国内へ入るための、いわゆる「関所」に居る。 サードは彼と何か話し始めた。サードはこの国の人間のようで、通行証を持っているようだ。
(サードがいれば、この世界では何かと不自由しなさそうだ。彼と行動をともにしながら、タイムマシンを修理する手段を考えなきゃな・・・ ) とヤムチャは考えていた。
話しの内容からすると、門兵は RYZE軍の兵士だろう。
こうやって各地の門を守ることで、国民をモンスターの脅威から守っているようだ。
- 73 名前:Classical名無しさん :04/06/06 17:51 ID:xQ29iDEI
- みんなの力でヤムチャを1位に!
http://multianq.uic.to/mesganq.cgi?room=dbmania
- 74 名前:Classical名無しさん :04/06/06 18:48 ID:eyKQ0nIE
- 西の都の隅の隅の更に隅っこにある古ぼけた老人ホームの一室。
一人の老人が輝く7つの玉を前に座り込んでいた。
「ついに・・・ついに7つ集まったんだ・・・長かった・・・」
老人の名はヤムチャ(84歳)。
光り輝くその玉とは対照的に、彼の目にはもはや輝きは無かった。
ここで今までのヤムチャの人生について少し振り返ってみよう。
地球存亡を賭けた長きに亘る戦いの後、ヤムチャも他の仲間達と同様に
新しい生活を始めていた。
ヒモ生活だ。
悟空、悟飯、ピッコロ、ベジータ・・・世界を救ったヒーロー・・・彼等
の名前を出せば落とせない女はいなかった。
いい加減ヒモ生活に限界を感じ始めた33の春、ヤムチャは西の都の小さな
酒場の用心棒になっていた。(と言うと聞こえは良いが、実際は酔っ払いの世話だ)
プーアルが愛想つかして出て行ったしまった36の夏、ヤムチャは西の都の
更に西にある砂漠で盗賊をして暮らしていた。
観光客や商人から小銭を巻き上げる日々・・・。どん底だった。
40を迎えた秋、ヤムチャは遂に気付いたのだった。
「そうだ!ドラゴンボールがあるじゃないか!神龍に大金持ちにして貰えば
いいんだ!」と。
- 75 名前:未来から来た男 :04/06/06 18:49 ID:eyKQ0nIE
- 悟空のバカが雑誌の取材で「ん?オラ、ドラゴンボールで神龍に仲間達を生き返らせて
貰ったんだ。ドラゴンボールは願いを何でも叶えてくれる玉なんだ。」
と軽々しく口にして以来、世界中にドラゴンボールハンター達が溢れた。
彼等との騙し騙されの醜い争いの後・・・ようやく全てのドラゴンボールを集めた時
彼は84歳の老人になっていた。
話は戻って老人ホームの一室。
「・・・長すぎた・・・長すぎたんだ・・・。
大金持ちにしてもらう?こんな老人が大金持ちになってどうするんだ?
関節炎で体の節々が痛み、1日24時間小刻みな震えが止まらないこんな老人が・・・。
電動車椅子でも買えって言うのか?豪邸に住んでメイドにシモの世話までして
貰えって言うのか?冗談じゃないよ・・・。」
ヤムチャは気付いていた。自分の『気』が日に日に弱くなっている事に。
そして それが何を意味するか という事に。
「昔に・・・昔に戻りたい・・・。あの頃に戻りたい・・・。」
長い沈黙の後、ヤムチャは歓喜の声をあげた。
「そうだ!!!!!神龍にあの頃に戻して貰えばいいんだ!!!!」
- 76 名前:Classical名無しさん :04/06/06 19:29 ID:reGVMf6Q
- 新作キター
ワクワク
- 77 名前:after DB :04/06/06 20:37 ID:5xUbE2PE
- ーーーその時、何か邪悪な気配を背後に感じ、ヤムチャは さっと身構えた。
(気のせいか??) 構えを解くヤムチャ。
「どうした? ヤムチャ??」
サードがこっちを心配そうに見つめてる
「!?」
その時、ヤムチャは 見てしまった。 羽を広げるとゆうに5mはあろうかという 巨大な「鷲」のような生物が サードを後ろから襲いかかろうとしてるのをー
先ほどからの話し、そして自分が戦った敵、、、
ヤムチャは モンスターとは 地上の生物だと思い込んでしまっていた。
それゆえに、気配を感じても、空には注意が向いてなかったのだ。
(間に合わない!! )
ヤムチャは 体術ではもう襲いと判断し、気を溜めていた。
その、刹那
「波!!!」
すさまじいエネルギーの塊が、波動となって、敵を襲う。
サードの頭上を通りぬけた エネルギーは、 巨大な 鷲を直撃した。
「はぁ、はぁ、 やったか?? サード 離れろ!」
ようやく事態が理解できた サードと門兵は 急いでヤムチャの後方へと回った。
バサ!!
「−−!!」
- 78 名前:after DB :04/06/06 22:25 ID:5xUbE2PE
- ヤムチャは 敵を甘くみていた。
モンスターと呼ばれる生物は 確かに普通の人間には脅威であろう。
しかし Z戦士である自分には、、、
あれほどの激戦を潜り抜けてきた自分には 取るに足らない存在だと思っていたのだ。
だが、彼らの生命力は尋常ではなかった、、、
先ほどの「かめはめ波」で、顔の半分と羽を失いながら
なおも襲い掛かってきたのである。
まさに 鬼気迫る攻撃ー
(スピードは凄い! だが 単調で直線的だ。)
ヤムチャは相手の攻撃を見切ると、、、 「狼牙風々拳!!」
瞬時に背後に回り 超高速で連打を叩き込む。 そしてー
「はっ!!」
空中から 巨大な エネルギー波を放ち敵は倒れた。
- 79 名前:Classical名無しさん :04/06/06 23:20 ID:RQLkqhW2
- >>66=68
わざわざ嫌な思いをさせるようなこと書かないで
- 80 名前:Classical名無しさん :04/06/07 01:00 ID:reGVMf6Q
- 嵐にかまう人も嵐
- 81 名前:未来から来た男 :04/06/07 03:32 ID:eyKQ0nIE
- 問題は、戻してもらうべき『あの頃』をいつに設定するか?という事だった。
「わしが一番輝いていた時代・・・いつ頃だったか・・・」
ヤムチャは数十年に亘る己の記憶の糸を辿っていた。
「・・・無い気がする・・・。輝いていた瞬間・・・。」
「まてまてまて!そんなわけない!思い出すんだ!」
その時、彼の脳裏にあの光景が浮かんだ。
『第23回天下一武道会』だ。
『足元がお留守になってますよ。』忘れもしないあの一言・・・あの敗戦・・・。
「あれが全ての原因だ・・・。サイバイマンの自爆で命を失った事も、人造人間・
セル・ブウに半殺しにされた事も・・・あれが全ての発端じゃないか!
思い出してみれば、わし最強の技・・・そう・・・操・・・名前は忘れてしまった
が、あの最強の技を初めて使ったのもあの一戦だった・・・。
やはりあの一戦が、わしの人生のターニングポイントだったのかもしれん。」
ヤムチャは膝をガタピシいわせながら立ち上がり、叫んだ。
「よし・・・あの瞬間に戻してもらおう!
いや、第23回天下一武道会の一年前に戻してもらおう!
そして修行をする!相手がどんな攻撃をしてくるかはもうわかってるんだ!」
- 82 名前:未来から来た男 :04/06/07 03:34 ID:eyKQ0nIE
- 数日後、ヤムチャは西の砂漠の果てにいた。
この老体に砂漠の気候は辛かったが、万全を期す為だ。
人の目につく場所だと、どんな邪魔が入るかわからない。
名前は忘れたが、あの小さいブタ少年の様に他の人間が勝手に願いを
言ってしまうかもしれない。
ヤムチャは震えていた。
年齢からくるそれでは無く、興奮と期待・・・様々な甘酸っぱい想いが心の中を
渦巻き、震えていた。
「い・・・いでよ!神龍!そ、そして、そしてわしの願いを叶えてくれ!」
急にあたりの空気が澱み、雷雲が立ち込める・・・。
「さあ、願いを言え・・・どんな願いでも一つだけ叶えてやろう。」
「あ、あの頃に戻してくれ!」
「あの頃だと?」
「第23回天下一武道会のちょうど一年前に戻してくれ!わしだけを!」
「お前をその時代に飛ばせばいいのだな?」
「バ、バッカモーン!こんなジーサンで戻ってもしょうがないだろうが!
俺の今の記憶だけを戻してくれ!あの頃の俺に、今のわしの記憶を植え付けるんだ!
そんな事もわからんのか!」
「・・・容易い願いだ・・・叶えてやろう・・・」
「おお・・・」
ヤムチャを虹色の空間が包み込む・・・。
次の瞬間、目の前には懐かしい風景が広がっていた。
- 83 名前:Classical名無しさん :04/06/07 08:12 ID:knPua0jk
- 嫌がらせのようにバキスレにドラゴンボールものが集まってきたな。
人魚姫といい、ヤム飯といい。
ま、特にどこにも思い入れなくバキスレヤムスレ肉スレ長官スレを
全部読んでる俺としては、どこが盛り上がろうと別にいいけど。
- 84 名前:Classical名無しさん :04/06/07 15:53 ID:aIinuz1c
- >未来から来た男
いい感じにヤムチャが活躍しそうだな
これからに期待age
- 85 名前:未来から来た男 :04/06/07 17:14 ID:eyKQ0nIE
- いつからだったろう・・・皆との戦闘力に差がつき始めたのは・・・。
昔の俺は強かった。あの悟空と引き分けた事もある。
過去の栄光と人は笑うかもしれない。それでも構わない。
俺はあの時、確かに強かったんだ。
それなのに、いつの間にか皆から一人引き離されていた。
『何故?どうして俺はこんなに弱い?』
繰り返し繰り返し自問自答する日々・・・。
『俺だって修行をした。そりゃ、悟空と同じ位とまではいかなくても
クリリンや他の仲間達と違わないほどの修行はしてきたじゃないか。』
いつからだったろう・・・生温い諦めに似た感情・・・。
『俺はあいつ等とは違うから・・・。』
『俺は普通の人間、あいつ等は宇宙人だし・・・。』
『修行なんてしても無駄かもしれない。持って生まれた才能・血が
違うんだから・・・。』
そう、俺は単に逃げていただけなんだ。
才能?戦闘民族の血筋?持って生まれた能力?そんなもの関係ない!
それならば、何も持たない俺は奴等以上に努力すればいいじゃないか!
「どうして俺はいつもこうなんだ・・・。どうして全て終わってから
じゃないと大切なモノに気付けないんだ・・・。」
「もし・・・もし人生をやり直せたら・・・。そしたら俺はきっと・・・。」
目の前に広がる懐かしい風景を前に、ヤムチャはようやく長きに渡る暗い
トンネルから抜け出そうとしていた。
- 86 名前:Classical名無しさん :04/06/07 18:33 ID:HHFySjv2
- バキスレ=プレステ2
ヤムスレ=ドリキャスって感じになってるな。現在のところ。
ま、俺はドリームキャストの方が好きだけどね。
- 87 名前:Classical名無しさん :04/06/07 19:13 ID:PuJA8maM
- 俺も無双・GTA<<アスカだな
- 88 名前:Classical名無しさん :04/06/07 19:51 ID:yPinUYjU
- アフターと未来から来た男乙。
頑張って最後まで終わらせてね。
あと、いくらなんでもヤムスレ掲示板寂しすぎ。
誰か何か書き込めよ。病的さんに失礼だよ。
>>86-87
俺もドリキャス好き。サクラ大戦3最高。
あとサクラ大戦はギャルゲーじゃなくて、
ドラマチックアドベンチャーゲームだ。
間違えてるやつが多くて困るな。
- 89 名前:Classical名無しさん :04/06/07 20:22 ID:8Yxz/92E
- >>86-88
ついに荒らしが来たか・・。マターリしてていい雰囲気だったのに
- 90 名前:88 :04/06/07 20:27 ID:yPinUYjU
- ごめん、俺は荒らし違う。
調子に乗って(ドリキャスの事)悪かった。
- 91 名前:Classical名無しさん :04/06/07 22:57 ID:/Uz2nRn6
- なんか一瞬
>>75と>>77がつながっているような気がした…
- 92 名前:Classical名無しさん :04/06/08 07:17 ID:cmSrffTU
- 今はこのままでいいと思うけどバキスレが人大杉でもそこそこ好調
なの考えるとやっぱマロンか少年漫画板への移転できないかなぁ。
スレタイ自体はバキスレより集客能力のあるスレタイだと思うし
人の多い板にいけば盛りあがると思う。DBスレで宣伝って手もあるが。
- 93 名前:Classical名無しさん :04/06/08 07:19 ID:cmSrffTU
- 実際クラウンでこれだけ人集めてるってのは凄いことだよな。
とは心の底から思う。それだけにもったいない。
- 94 名前:Classical名無しさん :04/06/08 07:20 ID:Umjj8Sz6
- >>91
両方ともどうでもいい作品だからな。あってもなくても。
ま、ある方がわずかにマシっていう程度か。数合わせって意味でな。
今までなんとか並の下の下くらいだったスレが、
卑怯者のサイヤンキラー作者が逃げたとたんに
完全なるクズスレになったなw ご愁傷様。
- 95 名前:Classical名無しさん :04/06/08 07:29 ID:Umjj8Sz6
- >>93
集めてねーだろ。馬鹿だなおまえ。
昔から未練たらしく残ってる奴が数名いるだけ。
過去のID見ろよ。たこ助。
あと、俺みたいなヤムスレの現状を気の毒に思ってる奴が
心を鬼にしてきつめの応援レスをあげたりするのとかw
まとめ保管倉庫なんか完全に死んでるし。
- 96 名前:Classical名無しさん :04/06/08 10:24 ID:L.GCEL16
- もうサイヤンキラーも期待してないんで、書かなくていいですよ。
私はもう見限りますんで。
- 97 名前:Classical名無しさん :04/06/08 18:33 ID:8Xgedoj2
- なら黙って出て行きな
んーなこと宣言されてもウザイだけだ
- 98 名前:Classical名無しさん :04/06/08 19:10 ID:D2fm0wuM
- 集めてなかったら新作来ないだろ。
- 99 名前:Classical名無しさん :04/06/08 19:18 ID:Zccn/Nik
- 嫌な雰囲気だな…。
やっぱりクラウンのままで良かったのかも。
マロンへ行ったらID非表示だから余計ウザいレスが増える。
- 100 名前:Classical名無しさん :04/06/08 19:37 ID:D2fm0wuM
- 人が少ないからウザいレスが目立っているという側面もあるぞ。
- 101 名前:Classical名無しさん :04/06/08 19:41 ID:Zccn/Nik
- >>100
かも知れんな…。
せっかく書いた2人に誰もレス上げてないし。
マジでもうだめかもわからんね。
でも、俺は最後まで見届けるけどね。
せっかくパート1から見てたんだもの。頑張れヤムスレ。
- 102 名前:Classical名無しさん :04/06/08 21:11 ID:TLaTNIC6
- 一度マロンに移ってダメだったら戻ってくればいいし、区切りのいい
21スレ目から新たな気持ちで移籍に踏み切ってみてはどうだろう。
結果的に今回はここで正解だったが(移ったとたんに人大杉じゃ
みんなさすがに打ちのめされるよなぁ。w)このままじゃきつい。
とりあえずageとく。
- 103 名前:Classical名無しさん :04/06/08 21:20 ID:47XlDRz.
- >>88
まとめサイトの掲示板は議論などで本スレを埋めたくないとき、
移転が決まらないまま埋まってしまったとき、荒らしがひどいときの避難板として使っていただければいいので、
あそこに無理に書き込まなくていいですよ。
感想ならこっちに書いたほうが盛り上がりますし。昔もドラゴンボール関係どころかまったく関係ない雑談も本スレでやった時期があったし。
つーわけでまとめサイトについてはお気になさらず。自分がまとめ読みしやすいと思ってやってることも大きいですし。
一時期、ヤムスレを宣伝したときもあったんですが、たぶんROMが一時的にちょっと増えるだけで
宣伝したからといってスレが盛り上がるわけじゃないんですよね。
やはり人が減ったのは多くの人がヤムチャネタに飽きたことが一番の原因かと。
- 104 名前:Classical名無しさん :04/06/08 21:34 ID:TLaTNIC6
- 気軽に作品を投下できる雰囲気はヤムスレのいいところだけど
完投能力のなさはやっぱ気になるな。長編を書くなら最後まで
書ききるという強い意思を持って投下して欲しい。強い意思が
ないのなら短編を複数完結してもらった方がいいんだけどな。
せっかく新しい作品が来ても全部未完じゃ読んでる方はつらい。
- 105 名前:after DB :04/06/08 21:41 ID:8jGov97o
- After作者です。
初めての投稿で、さらに文章も稚拙で、
お見苦しい点も多々あるかと思いますが、、
必ず完結まで書き続けるつもりですので、宜しくです。
ダメだしとかは、今後のためにもなるんで、しっかり聞き入れたいです。
- 106 名前:Classical名無しさん :04/06/08 21:41 ID:TLaTNIC6
- おっと、グチになってたかもしれんな。スマソ。
次スレはダメ元でマロン移転を今のうちから提案しとく。
なんとかこのままで盛りあがってくれれば別だけど。
- 107 名前:Classical名無しさん :04/06/08 22:16 ID:47XlDRz.
- >>104
そうなんですよね。長編はかなりしんどい。
できれば短編を幾つか書いてから長編を書くのが望ましいかと思います(まぁやりたいようにやればいいというのはもっともなんですが)
俺自身、短編から入ったので、できるだけ小さくまとめるのが大変だった覚えがあります。
で、長編書いたら、好きなだけかけるので最初は書きやすかったけれど、途中からすごいしんどくなりました。
いったん書くのを休んじゃうと、次書きだすのが大変になるんですよね。
最初のやる気というかテンションがさがっちゃったり、冷静になると恥ずかしくなったり(俺の場合)するんですよね。
リアルの生活が大変でしょうから無理に続けてほしいとはいえませんが…。できれば最初は短編で一気に仕上げてほしいところです。
自分語りスマソ。
>>105
頑張って下さい!
- 108 名前:Classical名無しさん :04/06/08 22:26 ID:yPinUYjU
- ヤムスレとバキスレを一日の最後にのぞくのが、ここ一年位の習慣。
どっちも本当に頑張って欲しいけど、
今はどうひいき目に見てもバキスレの方が楽しいなあ。
両方盛り上がるのが理想的なんだけどね。職人の人数的に無理か。
それにしても人大杉直らないね。
ずっとこのまま直らないんじゃないかと思うくらい、今回は長い。
結果としてここに残って良かったな。
この状況で人大杉に突入したらと思うと、ぞっとする。
- 109 名前:after DB :04/06/09 00:17 ID:8jGov97o
-
「ふぅー 何とか無事だったようだな」
「・・・」
「・・・」
驚きで声が出ない二人。
その二人の反応に、(何か悪いことしたっけ?) と必死に記憶をたどりながら
妙にビクビクしている ヤムチャ。
しばらくして、サードが聞いた
「い、、今のは 魔・・・法???」
言われて はっと我に帰るヤムチャ。
この時代では、(元いた時代でもそうだったが)気功波などは一般には認知されていない。
空を飛ぶなど、通所うではありえない事なのだ。
ヤムチャからすれば、普通の事でも、彼らからすれば魔法のように見えるだろう。
とかく、これらの技を使うときは、時と場所を考えながら 使っていた。
しかし、今 目前の危険に対し、とっさに身体が反応してしまったのだ・・・
必死で取り繕うヤムチャ。
「あ、、あぁ、今のはなんていうか、、、えぇっと、、、技っていうか、術っていうか、、、」
何のフォローにもなっていない・・・
サードは 怯えながら もう一度質問をした。
「ヤムチャ・・・ 今のは魔法なのか? お前は魔族か?!」
ヤムチャは、サードたちのの恐怖の真意を理解した
サードが話した伝承からすれば、「魔法」とは この世界の人々は忌むべ 伝説上の魔人が使っていたもの。
一瞬にして、ヤムチャは 彼らの心に、恐怖心・・・不信感とも言える感情を植えつけてしまったのだ。
- 110 名前:after DB :04/06/09 00:17 ID:8jGov97o
-
ヤムチャは、 ふっと 優しい笑顔を浮かべ サードの顔を見つめた。
サードは、RYZEを目指すだけあって芯の強そうな顔立ちをしている。
モンスターとの死闘も経験しているだろう。それでも、魔法・・・魔族、、、そして伝説の魔人ブウ。
このような未知のもの対する恐怖は拭えないだろう。
ヤムチャは、優しく、優しく話し始めた。
自分は、こういったモンスターに対抗するために、修行を重ね、先ほどのような技を身に着けた
そして、この世界を救いたいと 本気で考えている、、、と。
サードは、沢山の疑問がありながらも、この男を信じてみよう、、と思った。
現に、幾度かのモンスターとの戦闘で、このヤムチャという者のレベルが常人では計り得ないほどの高みに在ることは判っていた。
まぁそれでも エネルギー波と舞空術には、かなりの衝撃を受けたのだが、この男なら出来て当たり前、、という気もしてきた。
「わかった。お前を信じよう! だけど、その技は人前では見せないほうがいいぞ。色々と面倒がおきそうだしな」
サードは意を決した表情でヤムチャに語った。
門兵のRYZE兵は、まだ目の前の男が 先ほどのような凄まじい力の持ち主だとは
未だに信じられないといった、表情だった。
もちろん、この二人が門を通ることに 異論を唱えることなど無く、大歓迎で通してくれたのだった。
- 111 名前:Saiyan killer :04/06/09 00:50 ID:7u9KksTA
- なんか荒れてますね・・・。とりあえず久々の投稿です。
- 112 名前:Saiyan killer :04/06/09 00:51 ID:7u9KksTA
- 第49話
不慣れながらも、戦闘力の全てを集約させて放ったマーリンのパンチ
だった。ダッシュの速度によって倍化されたその拳の威力は、今の
ヤムチャ程度なら粉々になってもおかしくないレベルだ。しかし、
その一撃はヤムチャには届いていなかった。
またしても信じられないものを見ていると言う風に、マーリンが目を
大きく見開いている。自らが放った拳の先にあったのは、鼻の折れた
ヤムチャの顔面でも、誰もいない空間でもなく、その拳を受け止めて
いるヤムチャの片手だった。
「…さすがにいてぇな…思ったよりはやるじゃないか」
苦笑いしながらヤムチャがそう少女に声をかける。その言葉ではっと
我に返るマーリン。
「くっ…………!!」
あわてて手を引っ込める。そしてまた少し距離を置き、じり、じり、と
機会をうかがう。
この手の戦いはヤムチャの方が自分よりも格段に慣れている。そんな事は
判っていた事だ。今更いちいち驚く事ではない…例えそれが倍以上の戦闘
力を誇る、自分の渾身の一撃であっても…。
さすがに同じような状況が何度も続いたせいで、マーリンの混乱や焦りは
以前より少なかった。当然と言えば当然なのだが。そして冷静に戦術を
考える少女に、ヤムチャがアドバイスを送る。
- 113 名前:Saiyan killer :04/06/09 00:52 ID:7u9KksTA
- 「今の一撃も悪くは無いけど、格下相手には通じても俺たちには無駄だ。
そんなに最初から拳に気を集中してたら、突撃しますって言ってるよう
なもんだからな」
右手をさすりながらヤムチャが続ける。
「それと、お前の動きは直線過ぎる。何度も言うが、パワーだけで俺たち
に勝つのは無理だぜ。まぁ、10倍ぐらい違えば話は別だけど、お前の
今の力程度じゃあな…」
ヤムチャのアドバイスに軽くムカつきながらも、それでもそれを心に留める。
確かにパワーは今の自分の方が上であっても、技術はヤムチャの方がずっと
ずっと上なのだ。慢心は捨ててかからねば、再び無様な姿をさらす事になる。
そしてマーリンは方針を変える事にした。ヤムチャを倒すのではなく、まず
一撃を加える事に。
たったその程度でも、始めからマーリンに攻撃を当てられるなどとは思って
もいないだろうし、また、それだけの実力もあるヤムチャからすれば、それは
相当にくやしいはず。ぎりぎりと歯噛みするヤムチャの顔を一瞬想像すると
思わず顔がにやける。だが、次の瞬間、そんな少女の願望を打ち砕くように
マーリンの身体に衝撃が走ったのだった。
- 114 名前:Saiyan killer :04/06/09 00:53 ID:7u9KksTA
- 第50話
バッシーンッッ………!!!
一瞬何が起きたのか判らないマーリンだった。気づくと自分が地面に転がっ
ている。
「っっ!!!???」
あわてて飛び起きる。そして起き上がったところに……ヤムチャがいた。
「…修行の最中に、何にやにやしてる。足元がお留守だぜ」
顔は怒っているが、何故か少し嬉しそうなヤムチャ。まさか自分がこの
セリフを言う日が来るとは…複雑な心境のまま、じろりとマーリンを見やり、
さらに言葉を続ける。
「これは組み手だ。俺の方からもいつでも攻撃できるって事を忘れてるん
じゃないだろうな?」
そう言われ、起き上がったマーリンは、足がびりびりと痺れている事に気づく。
どうやら蹴りで足を払われたようだ。そしてその痛みが、彼女に更に重要な
ことを気づかせる。確かに今日からは実戦形式だとヤムチャは言っていた。
それはつまり、自らも傷つき、場合によっては命すら落としかねない、危険で
過酷な訓練である事を今更ながら思い知らされた。
少女のふくらはぎがじんじんとする。たったの一撃で立つ事もままならない
ほどのダメージ。それでもなおファイティングポーズを取り、ヤムチャに
対峙する。
- 115 名前:Saiyan killer :04/06/09 00:54 ID:7u9KksTA
- 「いいぞ。そうこなくっちゃな……」
マーリンの闘志を称えるヤムチャ。そう言って自分も構える。お互いに
手を伸ばせば触れられる距離だ。二人の間の空気が、陽炎のように揺らめく。
シュバッッ!!
一瞬の間をおいて少女が動く。例えヤムチャと言えど、肉眼では追い切れ
ない速さだったが、すかさず気を捉え、位置を認識する。
「そこっ!!」
わずかに足を使い、何も無い空間に、ぶん、と腕を振る。しかし、何も
無いはずの空間は実はそうではなかった。次の瞬間、かろうじてそれを
ガードした少女が姿を現す。
「くっ…」
痛む足に喝を入れ、すさまじい速度でヤムチャの視界から消えたマーリン
だったが、横に回りこんで一撃を加えようとした事を読まれたのだ。移動
から攻撃に移ろうとした瞬間に、彼女の攻撃しようとしたポジションに腕を
振り下ろされ、あわてて防御に切り替えたのだった。
…今のは確実にヤムチャには見えていなかったはず。それをこうまで
正確に読むとは、改めて彼の実力と武術はすさまじいものだとマーリンは
感じていた。そして、何としてもこの力を手に入れたいとも。
- 116 名前:Saiyan killer :04/06/09 00:55 ID:7u9KksTA
- 第51話
それにしても、とマーリンは思う。先ほどの足への攻撃にしても、今の振り
下ろした腕にしても、ちょっと常識では考えられない威力だ。自分の方が
戦闘力は圧倒的に上にも関わらず、その差を無視しているかのように理不尽な
ダメージを受けている手足の痛みを抱えながら考えていた。
「ふふん…何か気になってるみたいだな。言ってみな」
そうヤムチャに言われ、率直に先ほどからの異常をぶつけてみるマーリン。
「…いいところに気がついたな。それで、お前自身はそれをどう考えてる?」
質問を質問で返され、少しかちんと来るマーリンだったが、ともかく頭を
フル活動させ、何とか答えをひねり出す。
「おそらくだが……お前が戦闘力を変化させていないとするなら、攻撃の
際の一瞬にエネルギーを一点に…集中しているのではないのか…?」
ヒュウ、とヤムチャが口笛を鳴らす。
「なかなかいい答えだ。でも100点はやれないな。いいとこ50点って所か」
ヤムチャの評価にまたまたむっとするマーリン。当たらずとも遠からず、
という結論に納得がいかないようだ。
「…どうしてだ…それ以外にどういう理由があるというんだ」
「お前の言うとおり、確かに俺は気を集中させてはいるけど、それだけじゃ
ない。俺はお前の気の弱いところを狙ってるのさ」
- 117 名前:Saiyan killer :04/06/09 00:56 ID:7u9KksTA
- そうしてヤムチャが詳しく説明を始める。どんな戦士も全身に気を張り
巡らせ、敵からの攻撃の力を軽減しているが、全身をくまなく、隅々に
まで完全に覆う事は難しい。気のバリヤーの薄いところや、あるいは
無い場所も存在する。少女の気は確かにすごいが、それでもヤムチャから
見れば穴だらけのバリヤーであって、その薄い部分を狙えば、例え倍以上
の戦闘力の差があっても有効打足りえるのだという。
「…ま、そう言う訳だ。要するに『集中と拡散』だな。俺の集中は正解
だったけど、お前自身の拡散にまで考えが及ばなかったッて事で50点」
ふぅぅぅ、と、マーリンが感心とも放心ともつかない大きなため息をつく。
さらにヤムチャが説明を続ける。
「お前は持ち前のパワーはすごいけど、てんで使い方がなってないんだ。
…まぁ、我流じゃ仕方ないとは思うけど、もっと効率のいい、有効な
気の使い方をマスターする必要がある。昨日までの修行で覚えた身体の
感覚を思い出して、しっかりと精神と肉体をバランスさせるんだ」
仕方なくヤムチャの指示通り、マーリンは目を閉じて身体を意識する。
爪の先まで意識を集中させ、全身を統一する事に集中する。少女の身体を
覆う気が一瞬消えうせ、再び激しく全身を覆う。
「ぉ……こ…こりゃすごいな……!」
さすがにヤムチャもあっけにとられていた。今、マーリンの身体を覆う
気は、ほとんど隙なく全身を包んでいたのだ。あまりに優秀すぎる弟子の
上達ぶりに、ほんの少し嫉妬心を感じずにはいられないヤムチャだった。
- 118 名前:Saiyan killer :04/06/09 00:57 ID:7u9KksTA
- 第52話
荒野に再び夜が訪れようとしていた。すでにヤムチャとマーリンの二人は
修行を終え、洞窟に戻って食事を取っていた。
「……ヤムチャ…いくらなんでももう少し手加減してもらわなければ
訓練を続けられないぞ……」
そう言ってマーリンが手をぶるぶるさせながらスプーンを口に運ぶ。腕も
足も、戦闘服に隠れて見えないが、おそらくはアザだらけなのだろう。
あれでも一応してたんだけど…と思いつつ、それは口にせずに悪い悪いと
謝るヤムチャだった。
結局、マーリンはほぼ完璧なバリヤーを体得したものの、さすがにそれを
戦いの最中においてまで完全に維持する事は出来ず、その隙を幾度と無く
ヤムチャに突かれては手痛いダメージを受け、おまけにとうとう今日は
一度もヤムチャに触れる事も出来なかったのだった。
「まぁ、それにしたって大した進歩だぜ。たったの2週間でここまで来た
んだからな。俺がここまでになるのに何年かかったかを思えばさ…」
そう言ってヤムチャは改めて昼間の修行に感じた、この少女の潜在能力に
感嘆していた。戦闘中の気の移動や、スムーズな集中と拡散こそまだまだ
だが、それもすぐに慣れるだろう。もともと気を扱うセンスには長けて
いるとは判っていたが、自分がかめはめ波ひとつ撃つのに費やした歳月と
苦労を思うと、何だか空しさすら感じるヤムチャだった。
- 119 名前:Saiyan killer :04/06/09 01:00 ID:7u9KksTA
- 食事が終わり、しばらくした後にヤムチャが自分の修行をするために
洞窟を後にする。マーリンの驚異的なレベルアップに触発されたのか、
いつに無くやる気満々である。
人に物を教えると言う事は、教える方にも勉強になる事が多い。何となく
判っている事も、それを教えるためには理論的に頭の中で組み立て直す、
つまり完全に理解している事が必要だからだ。マーリンに教えながら、
そこで初めてちゃんと意識した事も多い。それを改めて心に留め、初心に
戻ったつもりで修行に励む。
一時間ほどのわずかな修行ではあったが、何かをつかんだように意気揚々と
洞窟にヤムチャが戻ってきた。マーリンはといえば、その間は実にヒマ
だったらしく、ぼーっと壁を見ているだけだったようだ。
「なんだ…ヒマなんだったらまた心身統一の修行でもしてればいいだろ…」
帰るなり、そうマーリンにお説教するヤムチャ。しかし、少女がそれに
ぽつりと反論する。
「…ここに帰ってきてまで訓練するのは…何か嫌だ………」
マーリンの心に芽生え始めた戦士らしからぬ想いを、ふぅん、とヤムチャ
はただ受け流すだけであった。
- 120 名前:Classical名無しさん :04/06/09 01:04 ID:tt7q.I0o
- おお。久々乙ー。
荒れるのはSSスレの常だから気にすんなー。
- 121 名前:Saiyan killer :04/06/09 01:14 ID:7u9KksTA
- そんな訳で、お久しぶりです。いろいろあって、なかなかこちらに
来られなくて申し訳ありませんですた・・・。
結局、あれから3週間ぐらい経ってしまったんですね・・・とんでもない
嘘をついてしまった事になってしまって、恥ずかしいやら申し訳ない
やらで、正直、このままフェードアウトしようかとも一瞬考えなくも
無かったんですが、それはもっとずるい事のような気がして、顔から
火が出る思いで帰ってまいりました(汗)。
もしお許し頂けるなら、またちょこちょことうぷを続けたいと思います
ので、よろしくお願いいたします。
- 122 名前:Classical名無しさん :04/06/09 01:58 ID:PB2zrQoc
- after DB乙。
魔族って本当に懐かしい設定だな。でも、こういう初期っぽい雰囲気好きよ。
荒らしは無視して頑張ってくれ。
そしてSaiyan killer帰ってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
- 123 名前:Classical名無しさん :04/06/09 02:06 ID:8Xgedoj2
- Saiyan killer帰ってキタ━━━━(・∀・)━━!!
待ってて良かった
- 124 名前:Classical名無しさん :04/06/09 02:28 ID:d5kpiIIw
- AGEちゃうか・・・!
- 125 名前:Classical名無しさん :04/06/09 02:34 ID:on4ocZ6.
- Saiyan killer復帰キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!
このときを待ってましたよ( ・∀・)
- 126 名前:Classical名無しさん :04/06/09 08:05 ID:6D3ypC32
- saiyankillerさんお帰りー!
- 127 名前: